はじめに
皆さん、こんにちは。このプロジェクトを観てくれてありがとうございます。僕は、シンガーソングライターの山田証(やまだあかし)と申します。このプロジェクトは、アラスカの原生林から、気候変動の現実を映像と音楽で伝え、世の中に変えたいという、僕の想いから生まれました。
今回のアラスカの旅は、二つのテーマがあります。
一つは、気候変動の未来を動かす歌を作ること。
もう一つは、熊などの野生動物との共存を学ぶことです。
なぜミュージシャンが環境問題に興味を持ったのか?
駆け出しのミュージシャンの頃、ある方から一冊の本を紹介されました。それはアラスカの動物写真家、星野道夫さんの「イニュニック」です。
その時期はたくさんの作家さんの本を読んでいました。その中には直木賞を取るような作家もいたのに、なぜか僕は星野道夫さんの「イニュニック」に一番惹かれ、その本を何度も読み直していました。
なぜこの本に、こんなに心惹かれるのか?作家でもないこの人の本が、なぜこんなに面白いのか?そう思う内に、僕は星野道夫さんの本に書かれている魅力の正体を探りに「アラスカに行きたい」と思うようになりました。
そのこともあってか、自然に惹かれていた僕は、楽曲自体も徐々に自然を表現するようになっていきました。20代後半の時、それまで試行錯誤していた自然を表現した歌が「自分でも素晴らしい」と思えるように作品になり、それを発表しました。
だけど、その歌がほどんど誰にも関心を持たれずに終わった時「僕の歌は世間に馴染むことはない」と思い込んで絶望したのです。後から考えたらそれは、単なる僕の楽曲の拙さからであったのですが…。
ある日、河原に座り込んで、中洲に生えている一本の木を見ました。それは、とても不格好で、まるで出来損ないのような形をしてました。なのに不思議なことに、周りの風景にとても馴染んで見えたのです。
「僕の不格好な歌が世間に馴染まないのに、なぜあの不格好な木は周りの風景に馴染んでいるだろう?」そう思った僕は、まずは樹木(自然)のことを深く学んでみることにしたのです。
「あの不格好な木が馴染んでいる理由が分かれば、音楽のことが分かる」そう思って僕は、林業、造園業、環境教育、自然体験、インタープリテーション、あらゆる分野を学び、自分の音楽に活かしていきました。
自然のことを深く学ぶと見えてくる
だけど学びが進めば進むほど、僕はショックを受けていくことになります。それは学べば学ぶほど浮き彫りになっていく「環境問題の深刻さ」です。
先人たちの自然保護活動の思いもむなしく、何十年も前から危惧されていた気候変動は、ついに本格化。皆さんも感じている現在の事態へと発展しました。
僕は「音楽に何ができるだろう?」と考えるようになりました。音楽は何かを変えることができると信じています。僕の人生は音楽に助けられてきたし、その音楽は「自然界」を学ぶことで森から生まれたものばかりです。
こんな風に音楽を作ってきた僕だからこそ「音楽が森への恩返しになるようにしたい」と思って活動するようになりました。

子どもが生まれた今だから
コロナ禍の間に僕にも子どもが生まれました。父として、この子がどんな環境で生きることになるのか真剣に考えるようになりました。2030年代から2100年代にかけて起こると予測される気候変動。
それは、今僕たちが体感している気候の過酷さよりもはるかに深刻な過酷さへと進展していきます。いったいどうしたらいいんだろう?今の大人が、子ども達の未来のためにできることは何か?
地球人口約80億人が本気で地球を元に戻したいと行動すれば、この未来は少しでも変わるかもしれない。
僕たちは今、行動する時なんです。

本当の自然を知ることの大切さ
2019年、僕が初めてアラスカの原生林を見た時、その圧倒的なスケールと力強さに唖然としました。何千年もかけてつくられたこの世界は、日本ではもう消えてしまった自然の姿です。
この風景の持つ力は、言葉や数字では伝わりません。実際に目にして、肌で感じることで、初めて気候変動が自分の問題だと気付いたのです。

ミュージシャンの挑戦
僕は音楽で生計を立てていますが、けっしてメジャーではないシンガーソングライターです。しかしだからこそ、流行りやビジネスに囚われない自由な音楽を作り、自由な活動にチャレンジできる、この挑戦ができると思っています。
今回は環境問題に関心のあるミュージシャン達が集まって、様々な自然を学び、話し合いながら気候変動の未来を変える一曲を作り上げたいと思っています。現地での気づきをリアルタイムでライブ配信し、制作の過程そのものを支援者の皆さんと共有することで、単なる『作品の消費』ではなく、『一緒に挑戦する体験』を届けたいのです。
音楽の力で、気候変動を自分ごとに
多くの方が実感している通り、気候変動は年々、僕たちの生活に過酷な環境を与えています。それでもまだ多くの人は、気候変動を自分の生活とは関係ない話だと思っているかもしれません。自分が行動したところで大きく変えることはできないと、思い込んでいるかもしれません。
僕は音楽活動の中でたくさんの人と対話して来ました。僕は音楽が何かを変えることができると信じています。歌や映像を通じて、心を揺さぶり、行動したくなるような作品を届けたい。
子どもから大人まで、誰もが本気で地球の未来と向き合うきっかけをつくりたいのです。
なぜ今アラスカなのか
北極圏に近い、アラスカの自然環境は急速に変わりつつあります。地球温暖化による木の立枯れ、史上かつてない規模の山火事、そして資源開発による破壊が同時に進行しています。1930年代に地球全体に66%残っていた原生植生は、わずか90年で35%を切ろうとしています。
気候変動の影響は、もう待ったなしと言われるくらい深刻に迫っています。
2019年に初めてアラスカを旅した時、その圧倒的な原生林の奥深さを見て「こんな風景が、日本の子ども達のすぐそばにあったなら、環境教育なんていらない」と思いました。
「自然を大切にしよう」なんて言葉がいらないくらい、圧倒される自然がそこにあったのです。
これこそ、日本の子ども達に、そして大人達と一緒に感じたい風景だと思いました。アラスカ現地まで行けない人たちに、どうやったらこの原生林の奥深さを体験してもらえるだろう?そう思ってずっと作品を作り続けてきました。
アラスカ現地まで行けない人たちにも、音楽と映像なら、ひょっとしたら伝えられる術があるかもしれない。そう思って、ずっと模索しながら準備して来ました。

昨今問題になっている、日本の熊との共存のこと。
以前僕がアラスカに滞在した時、お世話になっていたお宅は、20haもの森を買って暮らしているご夫婦の家で、なんと歩いて10mで熊のフンがあるような場所でした。
冒頭でも紹介した星野道夫さんの本には「熊と人がどう共存していくか?」というテーマが何度も何度も出てきました。星野道夫さんの本を読んで育った僕にとっても「熊との共存」は人生のテーマとなりました。
例えば熊の写真を撮る写真家は、野生動物に警戒されずに、かなりの距離まで近寄る必要があるそうです。それこそ、ハンターが鉄砲で狙えるくらいの位置まで近づく必要があるそうで、ハンターでもないのに、その距離まで警戒されずに近づくことができる星野さんは、アラスカの地元ハンターにも一目置かれていたそうです。彼は最終的に、ハイイログマの神話のルーツを持つ先住民族の家系から名前を授かるまでになります。そんな風に熊と自然と馴染み、熊と人間の関係を心から心配してきた星野さんが、どのように生き、どんな風に最後を迎えたのか、僕の言葉ではなくぜひ本で読んでみて欲しいと思います。
僕が前回アラスカを旅してもっとも感銘を受けたのは、アラスカの人達の野生動物との暮らし方です。
どのような距離を取り、何を知っているべきなのか、熊騒動に揺れる日本においても、アラスカの人達から学べることは多いと思います。もちろんアラスカと日本では、そもそも環境も文化も違うのですが、どちらも国土のかなりの面積を森林が占める森林大国です。
今回はそんなアラスカの人達から、実際の対策においても、精神性においても、日本での熊との共生共存のヒントを学びたいと思っています。

このプロジェクトで実現したいこと
アラスカの原生林をオンラインで世界中に配信し、その映像と音楽、そして自然音で作品を制作します。現地での気づきをリアルタイムでライブ配信することで、支援者の皆さんは僕たちの旅に同行し、一緒に挑戦しているような体験ができます。
自然風景の中で撮影したミュージックビデオ、ドキュメンタリー映像、そして現地での生演奏を収録。完成した作品はYouTubeで無料配信し、誰もが気候変動と向き合うきっかけを手に入れられるようにします。
あなたのメッセージを未来へ刻み込む
支援者の皆さんから、これからの世代に向けた気候変動についてのメッセージを募ります。『地球の未来のために、今こそアクションを起こそう』『自然の力を感じて、心を動かしてほしい』など、あなたの熱いメッセージは映像作品の中にタイムカプセルのように永遠に残ります。あなただけの言葉で、未来を変える一歩を踏み出しましょう!

これまでの僕たちの歩み。行動したい皆さんへ
2014年から2019年、僕は日本全国の森を巡る旅をしてきました。クラウドファンディングで支援いただき、キャンピングカー『ココニクル号』で定住しない生活を実践し、自然の中で音楽を届けてきました。2019年にはアラスカの旅を実現させ、その圧倒的な自然の力を肌で感じることで、このプロジェクト準備を本気で進めてきたのです。
アラスカから日本に帰国後、たくさんのことをして来ました。
アラスカの原生林の在り方に感銘を受けて、岩手県宮古市と、大分県臼杵市の土地を購入し自然保護しました。屋久島、樹海、熊野古道、岩手のブナ林、あらゆる原生林に近い自然の中を旅して、歌を作り、歌を録り、日本に残る「原生林」というものから、たくさんのことを感じてきました。
アラスカの原生林の中で、気候変動にアクションできる音楽を作りたい、一人のミュージシャンとしてそんな思いでアフターコロナの数年を過ごして来ました。
待ったなしの気候変動に対して、アフターコロナの世界で本当のアクションを起こしたいのです。音楽の力で気候変動への無関心を変える。そんな挑戦を、皆さんの力で実現させてください。
アラスカ同行カメラマン:河野達也から

【河野達也(かわのたつや)プロフィールとメッセージ】
1997年、三重県四日市生れ。生後まもなく大分県に移り住む。学生時代に独学で映像制作を始め、以降、自営業で映像と写真をしている。「人間も自然の一部である」ということに想いを馳せながら、日本各地、そして世界を旅し、人々や自然を撮影。
今回向かうのは、アラスカ。
今もなお残る原生林。
そこに暮らす熊や野生動物、そして自然と共存する人々。
現地で、いったいどんな景色と出会えるのか。
今からとてもワクワクしています。
自分の目で見て、音に耳を澄ませ、心と体で感じたものを、映像や写真という作品にして、
皆さんに届けられることを楽しみにしています。
【今回のアラスカ撮影機材(予定)】
メインカメラ + メインレンズ
Panasonic LUMIX GH5 II LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0
人物 自然 ドキュメンタリー 基本の手持ち撮影 「撮り逃さない」ための常用レンズ
交換レンズ (2本)
LUMIX G 9mm F1.7
Panasonic G X VARIO PZ 45-175mm F4.0-5.6
超広角 広大な風景 森・山・空 星空など
空撮
DJI Air 3S
野生動物 遠距離 山・人物のディテール
モバイルカメラ
iPhone 17 Pro
道中の記録的映像撮影やサブカメラとして使用
必要経費、スケジュール



リターンについて
2,000円からご支援いただけます。6,000円なら、アラスカ現地の食べられる野草を探すライブ配信など、とても面白い配信を一緒に楽しむことができます。あなたの気候危機に向けたメッセージを映像に入れることもできます。さらにプロジェクト限定のオリジナルグッズをお届けするリターンもあります。どのレベルでご参加いただいても、皆さんはこの地球の未来を変える大切なサポーターです。
最後に
この地球のどんな生き物も、いなくなれば巡り巡って僕たちの生活を脅かします。
当たり前にある自然の風景は、近い将来無くなってしまうかもしれません。
だけど、まだ僕たちができることはたくさんあります。
音楽で、この旅で、行動で、一緒にこの未来を変える一歩を踏み出しませんか?
どうかご支援、よろしくお願いします。






