
11月1日、快晴。
今日は、1年前から予定されていた特別な日。
全日本吹奏楽コンクール、高校の部の開催日です。
全国3,000を超える高校吹奏楽部。その中で、この舞台に立てるのは、わずか30校。
今日という日を目指して、高校生活のすべてを懸けてきた生徒たちが、全国各地から集まります。
私たち浜松聖星高校吹奏楽部も、もちろんこの日を目指していました。
東海大会での聖星の演奏は、聴く人の心を揺さぶる、本当に素晴らしいものでした。
しかし…今年は惜しくも、全国大会への切符を手にすることはできませんでした。
今年は地元・浜松で全国大会が開催される年。
その舞台に地元のバンドとして立てなかった悔しさは、計り知れません。
土屋先生も、しばらく落ち込んでいるように見えました。
それでも。
「せっかく全国からたくさんの人が浜松に来てくれるのだから、全力で大会を盛り上げよう!」
聖星は、大会を支える運営スタッフとして手を挙げました。

高校の部だけでなく、前日に開催された中学生の部でもお手伝いをさせていただきました。

自分たちが立ちたかった舞台。
その舞台を目指して全国から集まった仲間たちを、今度は裏方として支える。
生徒たちは、どんな気持ちで会場に立っていたのでしょうか。
悔しさがなかったはずはありません。
それでも、大会が無事に開催されるように、自分たちにできることを精いっぱい務める。
そこには、演奏することだけでは得られない、大切な学びがあったはずです。
土屋先生がよくおっしゃる言葉があります。
「持ちつ持たれつだよね」
音楽は、演奏する人だけで成り立つものではありません。

舞台をつくる人、運営を支える人、会場に足を運ぶ人。

たくさんの人の力があって、初めて素晴らしい音楽の時間が生まれます。

今回は、聖星がその一端を担いました。
街を歩けば、ランチタイムのお店には行列ができ、浜松の街は全国から訪れた人たちでにぎわっていました。
音楽が人を集め、人が街を元気にする。
そんな光景を目の当たりにできたことも、部員にとって貴重な経験になったのではないでしょうか。
全国大会のステージに立つことはできなかった。
でも、全国大会を支えることはできた。
この経験は、きっとこれからの聖星生の糧になるはずです。
悔しさを知っているからこそ、誰かの努力を応援できる。
支えてもらう喜びを知っているからこそ、誰かを支えることができる。
そして、また来年へ。
今日の経験も、いつか聖星の音楽をつくる大切な一歩になると信じています。
がんばれ、聖星生!
そして、全国から浜松にお越しくださった皆さま、素晴らしい大会を支えてくださった関係者の皆さま、本当にありがとうございました。
これからも、音楽の街・浜松から生まれる感動を、皆さまと一緒に支えていきたいと思います。
引き続き、浜松聖星高校吹奏楽部へのご支援・ご声援をよろしくお願いいたします。



