
風雷社中のガイドヘルパー養成研修では、かねてより一般社団法人精神障害当事者会ポルケ代表理事の山田悠平さんにご協力いただき、精神障害のある当事者の立場からレクチャーをしていただいています。
精神障害当事者会ポルケは、大田区を拠点に、精神障害のある人自身の声をもとに、交流の場づくり、権利擁護、調査・提言などに取り組んでいる当事者団体です。山田さん自身も、精神障害のある当事者として活動を続けています。
今回、山田さんに、ご自身の移動支援の利用経験についてコメントをお願いしました。
山田悠平さん
一般社団法人精神障害当事者会ポルケ 代表理事
私自身、精神障害のある当事者として、障害者団体の会議に参加する際の移動に、移動支援を利用していました。
体調や不安によって一人での外出が難しいときも、支援者さんがそばにいることで安心して移動し、会議に参加することができました。
移動支援は、単に目的地まで付き添うサービスではなく、人とつながり、社会に参加する機会を支えるものです。
精神障害のある人も、必要なときに当たり前に利用できる仕組みが広がることを願っています。
以上
山田さんの言葉にある、
「人とつながり、社会に参加する機会を支える」
ということは、私たちがガイドヘルプを考えるうえでも、とても大切な視点だと思います。
外出する理由も、外出するときに必要な手伝いも、一人ひとり違います。
そして、「一人では難しいことがある」という理由だけで、社会とのつながりや、自分が行きたい場所へ行く機会が失われてよいわけではありません。
東京都の現在のガイドヘルパー養成研修も、「知的・精神障害者移動支援従業者養成研修課程」として、知的障害のある人だけでなく、精神障害のある人への移動支援についても学ぶ制度になっています。
精神障害当事者会ポルケは、これまで東京都に対し、ガイドヘルパー養成研修に精神障害を明確に位置づけるよう、継続して働きかけをされてきました。こうしたなか、東京都では2026年4月からカリキュラムが改訂され、研修課程の名称も「知的・精神障害者移動支援従業者養成研修課程」に変更されました。知的障害のある人だけでなく、精神障害のある人への移動支援についても、研修の中で明確に学ぶ制度となりました。
私たち自身も、今回のクラウドファンディングをきっかけに、改めて学び、考えていきたいと思います。
障害の種類にかかわらず、行きたい場所へ行き、人と出会い、社会に参加できること。
そんな「外出の自由」が、特別なことではなく、地域のあたりまえになることを目指します。
【参考リンク】
一般社団法人精神障害当事者会ポルケ ホームページ
https://porque.tokyo/
東京都の移動支援従業者養成研修カリキュラム改定について(声明)
https://porque.tokyo/2026/01/14/tokyo-mobility-support-helper-training-update-2026/



