【災害緊急支援】ベネズエラ地震|ピースウィンズ・ジャパン

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

日本時間の6月25日午前7時ごろ、南米ベネズエラ北西部を震源とする地震が発生しました。現地の甚大な被害の発生を受けて、ピースウィンズおよび空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”は、日本からの出動を決定、緊急支援を開始します。

現在の支援総額

471,000

15%

目標金額は3,000,000円

支援者数

91

24時間以内に3人からの支援がありました

募集終了まで残り

65

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

【災害緊急支援】ベネズエラ地震|ピースウィンズ・ジャパン

現在の支援総額

471,000

15%達成

あと 65

目標金額3,000,000

支援者数91

日本時間の6月25日午前7時ごろ、南米ベネズエラ北西部を震源とする地震が発生しました。現地の甚大な被害の発生を受けて、ピースウィンズおよび空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”は、日本からの出動を決定、緊急支援を開始します。

ベネズエラで6月24日に発生した大規模地震から10日あまりが経過しました。いまだ被災地には地震の爪痕が色濃く、多くの人びとが支援を必要としています。

ピースウィンズは、被災地に緊急支援チームを派遣し、医療支援および物資提供などを通じた避難所支援を展開しています。6月27日に現地に入った先遣隊に続き、空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”の医療支援チームも7月1日に到着し、活動を始めました。現場で支援チームが見た被災地の実情をお伝えします。

張り詰めた緊張の糸が切れるとき

およそ5,000人の避難者を抱えるベネズエラ首都カラカスの公園。その中で診療を開始し3日目となるこの日も、代わる代わるに患者が受付へと足を運んでいました。

「今日は下痢や嘔吐といった症状がよく聞かれます。地震やその後の避難生活によるものか、足腰の痛みを訴える人もいるので、そのような患者さんはエコーやレントゲンで患部を確認しながら診察しています」

そう話すのは、今回通訳として医療チームに参加してくれている現地の歯科医師ヘススさんです。彼を含め多くのベネズエラ人が、発災直後から被災者救援のために立ち上がり、食料や生活物資にはじまり被災者の医療ケアに至るまで、必要な支援がボランティアという形で繋ぎ止められてきました。

「“自分は一人じゃない”と感じられることが今は大切だ」と繰り返しヘススさんが強調するように、この地に根付いた助け合いの精神が、今の被災者の生活の大部分を支えています。

しかし、その想いを束ね、支援を調整する仕組みは今なお避難所内にもほとんど出来ておらず、1週間経っても混沌としている状況にスタッフは不安を覚えています。

ARROWSの一員であり、スペイン語話者として通訳も行う大仲看護師はこう話します。「さっきも避難所に食事が700食近く届けられていましたが、これを誰がどうやって配るのかは誰も考えていません。日中暑くなるこの国でお弁当なんて日持ちもしませんし……今はまさに 被災された方と支援者側に強い連帯感が生まれる”災害ハネムーン期” と呼ばれる段階ですが、その半面、みんなの想いばかりが先行し調整が追いついていない状態なのでしょう」

発災から1週間以上が過ぎ、避難生活も災害支援も次のフェーズへと移行しようとしています。被災者にとっては、張り詰めていた緊張の糸が切れ始め、自分を取り巻く現実が迫ってくることで、精神的にも身体的にも大きな負担がかかり始める、そんなフェーズが遠からずやってくると、ARROWSプロジェクトリーダーの稲葉基高医師は懸念します。

「避難者の皆さんは、家を失い、場合によっては家族を亡くして避難している人たち。明るく振る舞っていて元気に見えても、これから緊張の糸が切れてきて、もともと持病のある人や、けがをしていた人の状態も悪くなっていくケースが出てくると考えられます」

これから被災地で医療者に求められるのは、こうした人びとを支えていくこと。一方で、発災以降ずっと現地で奮闘してきた医療者の多くも、遠からず同じ問題に直面します。「不眠不休でずっと同じ服で頑張っているベネズエラのドクターたちが、僕たちが入ることで少しでも休めたら」と稲葉医師。「今も各国の国際医療チームがどんどん集まって医療活動を展開し、世界が一つになって何かに取り組む姿を体現しています。世界が一つになるのはワールドカップだけじゃない。僕たちもその中で日本代表の気持ちで頑張りたいと思います」

薬の処方や処置ではない、もう一つの医療

この日、診療所を訪れた一人の女性も、まさに心身への負担が表れるさなかで苦しんでいました。

診療時間ギリギリに受付にやってきた彼女は、全身の痛みを訴えていました。しかし問診や診察を重ねても、身体には大きな異常はみられません。

対応した森田医師は彼女の目をみて、ゆっくりと静かに何があったのか彼女の話を聞き始めました。

堰を切ったように彼女の目から溢れる大粒の涙。

最愛の家族を地震で失ったこと、地震による被害で見る影もない故郷の姿、避難所をたらい回しにされ不安で押しつぶされそうになる彼女の声に、思わず森田医師は彼女の手を引き寄せ抱きしめました。

「時に医療というのは薬や処置だけではないんです」と森田医師は話します。

「災害医療の現場では、様々な不安や強いストレスを抱えている方がたくさんいます。彼らの話をきちんと聞くこと、抱えているものを吐き出してもらうことも、私たちにできる医療なんだと思います」

診察室を離れる前、森田医師はもう一度彼女に駆け寄り声をかけました。「心が少し軽くなったと言ってもらえて本当に良かった」、そう話す森田医師の目にも涙が光っていました。

7月6日には、ロスターメンバーを含むARROWSの医療チーム二次隊がベネズエラに向けて日本を発ちました。日常を取り戻すための長い長い道のりを歩み始める被災者の方々を、私たちはチーム一丸となって支えていきます。

みなさまの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。


シェアしてプロジェクトをもっと応援!

新しいアイデアや挑戦を、アプリで見つけるcampfireにアプリが登場しました!
App Storeからダウンロード Google Playで手に入れよう
スマートフォンでQRコードを読み取って、アプリをダウンロード!

24時間以内に3人が支援しました