【災害緊急支援】ベネズエラ地震|ピースウィンズ・ジャパン

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

日本時間の6月25日午前7時ごろ、南米ベネズエラ北西部を震源とする地震が発生しました。現地の甚大な被害の発生を受けて、ピースウィンズおよび空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”は、日本からの出動を決定、緊急支援を開始します。

現在の支援総額

616,104

20%

目標金額は3,000,000円

支援者数

113

募集終了まで残り

10

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【災害緊急支援】ベネズエラ地震|ピースウィンズ・ジャパン

現在の支援総額

616,104

20%達成

あと 10

目標金額3,000,000

支援者数113

日本時間の6月25日午前7時ごろ、南米ベネズエラ北西部を震源とする地震が発生しました。現地の甚大な被害の発生を受けて、ピースウィンズおよび空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”は、日本からの出動を決定、緊急支援を開始します。

【ベネズエラ M7.5 地震】日本から出動を決定、緊急支援を開始します

日本時間の6月25日午前7時ごろ、南米ベネズエラ北西部を震源とする地震が発生しました。米地質調査所(USGS)によると、ベネズエラの首都カラカスから西におよそ200キロ離れたサンフェリペでマグニチュード7.2の地震が発生。その後わずか40秒後にマグニチュード7.5の地震が発生したとのことです。

米CNNによると、首都カラカスでも建物の倒壊などの被害が確認されています。現地からは、激しい揺れに怯え、家族やペットを抱きかかえて路上へと身を寄せる住民たちの緊迫した様子が伝えられています。

この甚大な被害の発生を受けて、ピースウィンズおよび空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”は、看護師を含む緊急支援チームの日本からの出動を決定し、緊急支援を開始します。



みなさまへ

皆さまのご寄付が、困難な状況にある被災地の支えになります。温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。


皆様からいただいたご寄付は、以下に大切に活用させていただきます。

寄付金の使いみち 皆様からいただいたご寄付は、被災地・被災者支援活動に大切に活用させていただきます。
・支援ニーズ調査
・緊急物資支援
・その他被災地のニーズに応じた支援 
・支援に伴う事務局運営費
・今後の災害支援に対する準備


※ピースウィンズ・ジャパン寄付金など取扱規程は下記をご参照ください。
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン寄付金等取扱規程
https://peace-winds.org/wp-content/themes/pwj2023/assets/pdf/A13kihukin_20210319.pdf


このプロジェクトへの支援は寄付金控除の対象になります

「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンが発行した領収証をもって確定申告をしていただく必要がございます。 ※領収証はCAMPFIREではなく当団体が発行・郵送いたします。▷詳細はこちらへ(内閣府NPOサイト)

|個人の方が寄付された場合の控除額計算方法

▼税額控除(寄付金特別控除)の場合(寄付金合計額 – 2,000円)× 40%この金額を「税額」から控除できます。ただし、所得税額の25%が限度となります。▼所得控除(寄付金控除)の場合(寄付金合計額 – 2,000円)× 所得税率「寄付金合計額– 2,000円」を所得から控除できます。ただし、年間の総所得金額の40%に相当する額が上限となります。また、所得税率は年間の所得金額に応じて異なります。【例】年間30,000円を寄付 (広島県の方が、税額控除を選択した場合。広島市以外の場合)所得税(30,000円 – 2,000円)× 40% = 11,200円県民税(30,000円 – 2,000円)× 4%(※) = 1,120円合計 12,320円の控除※広島市内にお住いの方の場合は4%ではなく2%になります(▸ 広島県の県民税のページ参照)。また、控除には限度額がありますので、実際の税額はケースにより異なります。詳しくは内閣府のNPOホームページ、広島県のNPO法人情報サイトなどをご覧ください。

 

|特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンについて

ピースウィンズ ・ジャパンは、国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人びとを支援する日本発の国際協力NGOで、大西健丞により1996年に設立されました。これまでに世界41の国と地域で活動してきました。また、災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団」の運営や地域活性化、犬の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動「ピースワンコ・ジャパン」など、社会課題の最前線で解決に全力を尽くす、ソーシャルイノベーション・プラットフォームとして挑戦を続けています。
代表理事兼統括責任者:大西 健丞
設立年月:1996年2月
所在地:広島県神石高原町近田1161-2 2F
東京事務所:東京都渋谷区富ヶ谷2-41-12 富ヶ谷小川ビル2F
主な活動:海外人道支援、災害緊急支援、地域復興・開発支援、犬の保護・譲渡活動団体
URL :https://peace-winds.org/


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 寄付金の使いみち 皆様からいただいたご寄付は、被災地・被災者支援活動に大切に活用させていただきます。 ・支援ニーズ調査 ・緊急物資支援 ・その他被災地のニーズに応じた支援 ・支援に伴う事務局運営費 ・今後の災害支援に対する準備 ※ピースウィンズ・ジャパン寄付金など取扱規程は下記をご参照ください。 特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン寄付金等取扱規程 https://peace-winds.org/wp-content/themes/pwj2023/assets/pdf/A13kihukin_20210319.pdf

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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  • 甚大な被害をもたらしたベネズエラの連続地震の発生から2ヵ月が経ちました。被災エリアにはまだ瓦礫の山が残り、復興はまだまだこれからという状況。仕事を失って生計手段を絶たれ、テントで先の見えない避難生活を送っている被災者が今も大勢います。今現地で必要とされているのは、一朝一夕には見通しの立たない彼らの生活再建を支えていくための、中長期を見据えた支援です。ピースウィンズでは、様々なアプローチで被災者に長く寄り添うための取り組みを進めています。避難者の流入で人口が倍に、支援の「空白地帯」被災地域で衛生用品の配付を実施しました特に地震の被害が大きかった、首都近郊のラグアイラ州。もともと貧困世帯が多いある地域には、多くの被災者が避難していましたが、十分な支援が届いていませんでした。私たちはこのエリアの数百世帯に対して、複数回にわたって石鹸や洗剤、歯ブラシ、タオル、生理用品などの衛生キットの配付を実施しています。なぜ十分な支援が入っていないのか。ベネズエラで支援活動に携わるピースウィンズスタッフの北川は、倒壊を免れた家屋が多かったことにより、被害が見えにくいことが原因だと話します。「建物が無事なので支援の対象にならなかった一方、より被害の大きい地域に家族がいる住民も多く、親戚や友人・同僚など、多くの人の避難を受け入れました。地域の人口は、地震の前の倍になるくらいに増えています」ベネズエラで支援にあたるスタッフの北川しかし、倒壊に至らなくとも地域や各家庭には地震の被害が残っているうえ、地震で仕事を失い生活が困難になった住民は少なくありません。急激に増加した人口を支える余力はないのが現状です。「多くの人が仕事を失い、経済的に苦しい状況におかれています。がれき撤去などの日雇いの仕事が入ることもありますが、数千人規模の大きなコミュニティでも10~20人程度しか募集はありません」(北川)衛生キット配布後のアンケートでは、キットが提供されなかった場合、自力での購入について「困難だった」「購入できなかった」「非常に難しかった」と回答した割合が97.5%でした。これらの地域における人道支援としての緊急性・必要性が非常に高いことが、この数値からも読み取れます。こうした事情を抱える地域以外でも、支援の充実度には差がみられるといいます。比較的整備されている避難所もある一方、自発的に運営されている非正規のシェルターでは、シャワーやトイレなどの生活に必要不可欠な設備すら整っていないところが目立ちます。私たちはこうした、困難が見えにくい地域や場所を中心に支援を届けています。自然に生まれた「動物支援拠点」この地震で傷ついたのは、人間だけではありません。ピースウィンズでは、地震の被害を受けた動物たち、そして彼らを救おうと奮闘する現地の人びとをペット物資の支援でサポートしています。ベネズエラの人びとはとても動物好き。地域住民みんなでかわいがってお世話をしている犬や猫などがいることも多く、動物たちは人びとの生活に入り込んだ当たり前の存在として愛されています。壊滅的な被害を受けたエリアに位置するマクドナルドの店舗。周辺の建物で唯一大きな被害を免れたため、自然と支援拠点となったこの場所で、動物たちの支援活動も行われていました。ペット物資の配布、ケガをした動物たちの手当てなどが行われているほか、犬や猫、うさぎなど飼い主を失った動物たちのシェルターとしての役割も果たしています。ケガをした犬を手当てする獣医ボランティア活動に当たっているのは、現地の獣医ボランティアや一般のボランティアの方々です。活動を主導する団体や組織がいるわけではなく、動物たちを心配した人たちが集まり、動物支援の拠点が出来上がっていったのだといいます。「動物たちも地震に衝撃を受けています。レスキュー後怯えているワンちゃんもいました」と話すのは、ここで活動するボランティアの方です。「レスキューした犬や猫を手当てして、日々飼い主や里親を探しています。今日は30日ぶりに飼い主に再会できた猫がいました」ペット物資の受け取りに訪れた人の列は外まで続く自身の生活再建もままならない人も多いだろう状況にもかかわらず、動物たちのためにペット物資の配布に並ぶ人の列は建物の外まで続いていました。私たちが提供したペットフードやペットの衛生用品、シリンジなどもすぐに活用されたといい、ニーズの大きさが伺えます。私たちは引き続き、動物たち、そして動物を愛する人たちのための動物支援にも取り組んでいきます。被災地を長く支えるための支援を物資配布の様子発災から2ヵ月が経った今も、現地は厳しい状況が続き、多くの人が非常時の生活を強いられているのが現状です。ピースウィンズは今回ご紹介した活動のほか、炊き出し支援や心理社会的支援など多様な支援の検討を並行して進め、被災地を支えるために私たちに最大限できることを模索しています。2016年から始まった極度の政情不安や経済危機に見舞われた危機的な国の状況で生き抜いてきたベネズエラの人びとは、現地で支援にあたるスタッフの北川から見てもとても「タフ」。国全体が食料も満足に得られない苦しい日々を乗り越えた経験から、「こうして手を差し伸べてくれる人がいるだけで、少し救われる」と、辛い状況でも前向きな言葉が聞かれるといいます。壊滅的な被害のなかで先の見えない復興に立ち上がるベネズエラの人びとに、「今の私たちには、支えてくれる人がいる」と少しでも感じてもらえるように。私たちは現地の人たちと一緒に、現地に寄り添った支援を続けていきます。みなさまの温かい応援を、どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る
  • 2026年6月24日、ベネズエラで連続で発生した大規模地震は、多くの人の命、そして平穏な暮らしを奪いました。ピースウィンズおよび空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”では、発災直後から支援チームを派遣。臨時の診療所における医療支援、そして避難者への物資や炊き出しなどの支援を届けてきました。地震から1ヵ月以上が経った今も、被災地では今も厳しい生活が続いています。ピースウィンズは、発災直後の緊急支援対応については規模を縮小しながら、活動の方向性を中長期的な被災地支援にシフトしています。今回のレポートでは、ベネズエラでの活動を終えて日本に帰国した海外事業部の小林が、現地での活動を振り返ります。心に突き刺さった現地の悲惨な状況、ベネズエラの人びととの印象的なやり取り、そしてこれからの支援について語りました。被害も、支援も「圧倒的」 現場でこみ上げた想い私は先遣隊に続く第1陣として、7月1日に被災地入りし、避難所支援や物資支援を主導してきました。緊急災害支援への派遣要員として、これまで数々の被災地を経験してきましたが、被害の大きさも、支援規模も、今までにない規模で圧倒された現場でした。最大被災地のラグアイラ州では、通りの建物がすべて崩壊しているようなひどい状況があちこちで見られました。建物がどれもぺしゃんこで、ありとあらゆる壊れ方をしていて、まるでおもちゃの町が踏みつぶされたかのような、あまりに悲惨な光景。そのなかには、たくさんのご遺体が眠っています。現地の方とお話すると、家族や友人など身近な人を亡くしている人ばかりという状況です。疲弊しきった様子の警察官の男性が「あそこに妻と娘がいるんだ」と近くの潰れた建物を指さしたり、そういった場面に立ち会うたびに、胸を痛めはしても顔の見えない存在だった犠牲者の方々が、どんどん身近な存在になっていきました。ピースウィンズは地元の商工会の協力を得て支援を実施していたこともあり、私は特にベネズエラの方々とお話する機会が多くありました。これまでは、つらい現場でも支援に感情を持ち込まない、気持ちの切り替えに自信があった私ですが、今回は時にそれが難しく感じられるほど、大変な被害でした。「ありがとう」の裏に浮かんだ、あの日の情景そんななかで印象的だったのは、ベネズエラの人びとの前向きさです。もともと経済が破綻同然の状況となった国で、水が出ないなどの不便にも慣れ、苦しい生活を送っていたことと無関係ではないのでしょう。あるいは、まだこれからの困難を想像できる余裕がなかった面もあるかもしれません。それでも、苦境を苦境と思わないような前向きさで、瓦礫の山を前に「自分たちが何とかしないと」と未来を見る彼らの姿は、強烈に印象に残りました。たくさんの出会いにも恵まれました。商工会と、地元で日本食レストランを経営する皆さんとの出会いから実現したカレーライスの炊き出し支援は、その最たるものです。ベネズエラには各国からたくさんの支援チームが送られ、大国の軍用機による圧倒的な物量の支援も目にしました。そのような状況で、私たちのようなキャパシティの小さい民間のNPOが、彼らと同じことをやっても意味がありません。大規模な支援の文脈に含まれない分野、見過ごされている被災者に向けてできることをやっていこうとするなかで、同じ志を持つ仲間たちと多く出会うことができました。並行して活動していた医療支援チームも、信頼できるパートナーと出会い、協定を締結して診療を一緒に行う体制を整えることができました。空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”のプロジェクトリーダーである稲葉医師が「ことがうまく進みすぎて怖いくらいだ」と言ったとき、商工会の方が「みんなが同じ方向を向いていれば、物事が進んでいくのは当然のことだ」と口にしていたのが心に残っています。そんな風に、同じ方向を向く仲間たちと一緒だからやれたというシーンが、振り返るとたくさんありました。ベネズエラには親日の方が多く、滞在中たくさん「日本から来てくれてありがとう」と声をかけられました。お礼を言われ慣れてしまうほどでしたが、この言葉の重みをとらえ直すきっかけになった出来事があります。一緒に炊き出し支援をやっている方の一人が、被災直後のことを話してくれたとき、「最初の2日間は、本当に誰もいなかった」とおっしゃったんです。あれだけの大変な被害が出ているのに、助けに駆けつける人は誰もおらず、自分たちでやるしかないと素手で瓦礫を片付けていたと話してくれました。それまで彼も、私たちをベネズエラの他の方に紹介する際に「(発災から)72時間以内に到着した団体だ」と話してくれていましたが、その前にはそんな空白の時間があったということ。数えきれないほどの国際支援チームが現地入りしている現状とのコントラストもあいまって、とても衝撃を受けました。同時に、何度も聞いた「来てくれてありがとう」の裏には、被災直後の「誰もいない」絶望感を味わった経験があったのではと考えさせられました。「今だけの支援」で終わらせない日本に戻って3日間を過ごし、改めて認識したのは、物理的にも、精神的にも、ベネズエラはあまりにも遠いということ。日本にとってなじみ深いかと言われるとそこまでではないのが現実です。そんな中で強く思い起こされるのは、「一時は支援は盛り上がるけれど、みんなそのうち帰っていくから」ということを、最初のころからすでに理解できているベネズエラの皆さんの、少し寂しいような言葉です。外部の支援が無くなってからのこと、自分たちだけで何ができるかを、早い段階で見据えている現地の人々の姿がそこにはありました。確かに、外部からやってくる支援者にはそれぞれの持ち場があるし、他の仕事もあります。でもNGOだからできる中長期的な寄り添い方もきっとある。ピースウィンズだからできる支援がきっとある。既に十分、その可能性を現地で実感しています。私たちは、炊き出し支援の継続に加え、必ず必要となる心理社会的支援(MHPSS)を筆頭に、さまざまな支援ニーズに幅広く対応できるよう体制を整えています。引き続き、最新の状況を見極めて「やれることはなんでもやる」柔軟な支援を現地に届けていきます。細くても長く寄り添い続けたい。どうか、そんな私たちを引き続き応援していただけたら嬉しいです。 もっと見る
  • 6月24日に発生した大規模地震がもたらした甚大な被害で、ベネズエラでは7月14日までに4,700人以上が亡くなり、1万6,000人以上が負傷。1万8,000人近くが自宅を失い、避難しているとされています。中長期的な復興への道筋がなかなか見えて来ないなか、日々の生活を支援に頼らざるをえない被災者たちの生活は、依然厳しい状況が続いています。ピースウィンズおよび空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”は、発災数日後に先遣隊が現地入りして以降、現在も緊急支援活動を続けています。医療支援チーム、物資支援チームがそれぞれ、現地のニーズを見極めながら支援を届けてきました。支援が届かない……内陸の集落でみた光景家を失った人びとの多くは、避難キャンプなどに身を寄せて屋外のテントで暮らしています。首都カラカス市内でも50カ所近くのキャンプが登録されていますが、最大被災地であるラグアイラで地元住民が自主運営するキャンプなどには登録されていないものも多く、その全貌は不透明なままだといいます。被災地で埋もれている支援ニーズはまだたくさんあると考えられます。ピースウィンズの物資支援チームが被災地域を巡るなか、たどり着いたある集落もそんな場所の一つでした。その日、私たちはある集落で被災世帯数に対してテントが不足しているという情報を得て、調達したテントを届けに向かっていました。しかし、現地にたどり着いたところ、すでにその集落には政府や海外からの支援を受けて立派なテントが立ち並んでいました。現地からは「まだテントが必要だ」という声もあったものの、調整員の小林の「本当にここが最も支援を必要としている場所なのかを考えるべき」という判断でいったんテントの支援は保留に。そこにちょうど入ってきたのが、近隣の集落の方からの情報でした。「私たちの避難所も見に来てほしい」——そう訴える住民の案内で訪れた集落は、海岸から少し離れた内陸部で、物資支援がまだほとんど届いていない状況でした。大規模な支援はどうしても幹線道路沿いの地域に集中しやすく、立地に恵まれないこの場所には、支援が行き届いていなかったのです。この様子を見た私たちは、このコミュニティに対して急きょ聞き取り調査を実施したうえで、持ってきたテント40張を支援することを決めました。これまでにいくつもの被災地で支援活動を行ってきた小林は、こう話します。「支援の現場では、どこでも物資の不足が叫ばれますが、情報が十分に整理されていないと同じ世帯に何度も支援が届いたり、逆にまったく届かない人が出たりと偏りが生まれてしまいます。だからこそ重複を避けて、本当に必要な人へ届けることがとても大切なんです」この偏りを避けるため、支援にあたってはきめ細やかなニーズ調査を実施し、集落の規模や何がどれだけ不足しているのかなどを一つひとつ丁寧に確認しています。物資を受け渡す際に、受領者の名前や連絡先、受領サインを記録するのも、同じ方に重複して支援を渡すことを避けるためです。「被災地の状況は日々変わります。その変化を把握しながら支援の内容を見直していくことも、支援のプロとして現地に入る私たちの大切な役割だと思っています」民間のNGOだからできる寄り添い方今回のテント支援でもう一つ気づいたことが、住民の年齢層の違いです。これまで、私たちが主に活動してきた診療所や避難所では子どもを含む若い人たちが多く、お年寄りを見かけることは多くありませんでした。しかし、この地域ではお年寄りの姿が目立ち、1人で暮らしている方も多数います。ベネズエラは国民の年齢中央値が29歳程度と日本より20歳ほど若く(2024年時点予測)、高齢者の割合が低いため、避難所などに若者が多いのは当然のことかもしれません。それ以上に、物資が集積する避難所などにアクセスすること自体が難しいという事実が、支援に取り残された高齢の被災者たちの姿を覆い隠しています。健康な若い人を前提とした支援の設計が進めば、この問題は一層悪化することも懸念されます。後日、私たちは同じ集落に、追加のテント支援に再訪しました。住民のなかには、支援に少しでもアクセスしやすくなるよう、街道沿いに移ってテントを張っている人もみられました。「物資を受け取りに来られた方の中には、移動の難しい高齢の方や妊婦さんの姿も見られました。さらに山間部には、ここまで来ることもできない高齢者の方がいるとの情報もあります。彼らが忘れられることのないよう、必要とされる地域にこそ支援を届けることが、臨機応変に活動できる民間NGOならではの強みなんだと思います」(小林)私たちピースウィンズは支援の届きにくい地域、届きにくい人びとの声にも耳を傾け、適切な支援を届けられるようこれからも力を尽くしてまいります。皆さまの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る

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