9月26日、西成田コミュニティセンターにて、「月夜のディナー in 富谷」を開催しました。
クラウドファンディングを通じて応援してくださった皆さまをはじめ、食材をご提供いただいた生産者の皆さま、協賛・協力いただいた企業の皆さま、そして一緒に準備を重ねてきた実行委員の皆さんのおかげで、この日を迎えることができました。
本当にありがとうございました。
今回の「月夜のディナー」で大切にしたのは、私たちが普段何気なく見ている富谷の風景や食、人の中にある魅力を、改めて発見してもらうことでした。
ディナーの前には、西成田の地域を歩く散策からスタート。
地域の歴史や風景に触れ、畑では赤いオクラ「島の恋」の見学。普段なら何気なく通り過ぎてしまう景色や農産物にも、つくる人の思いや、この土地ならではの物語があります。
そして会場に戻り、いよいよ「富谷を味わう」ディナーへ。
富谷や宮城の恵みを、一皿の料理に
この日の料理には、富谷や宮城で育った食材をふんだんに取り入れました。
地域の野菜、宮城県産の豚肉や鶏肉、蜂蜜を使ったソーセージ、とみせり、富谷のブルーベリーや果物など。
料理は、本番前のリハーサルでも実際に火を入れ、盛り付けや提供方法まで何度も確認してきました。
「地元のものを食べる」だけではなく、その食材がどこで育ち、誰がつくり、どんな思いでこの一皿になったのか。
そんな背景まで一緒に味わっていただくことを目指しました。
本番では、料理チームが会場で一皿一皿を仕上げ、温かい料理を皆さんのもとへ。
食卓を囲むうちに、初めて会った方同士にも自然と会話が生まれていきました。
料理をつくる人。農産物を育てる人。地域で暮らす人。そして、この日のために富谷を訪れてくださった人。
食を真ん中に置くことで、それぞれの距離が少しずつ近づいていく。そんな時間になったように思います。
書と竹あかりがつくる、この夜だけの風景
この日のもう一つの大きな演出が、墨象家・亀井勤先生による書のパフォーマンスです。
先生が提唱する看板製作パフォーマンス「ビルボードライブ」を、この西成田の風景の中で披露していただきました。
さらに、参加者の皆さんにも一文字ずつ書を入れていただきました。
日が落ちるにつれ、会場には竹あかりや灯りが浮かび上がり、昼間とはまったく違う表情に。
最後には、書と竹あかりが一つの風景となりました。
「参加する人」も、この夜をつくる一員に
今回、私たちがとても印象に残っているのは、参加者の皆さんがただ料理や演出を「見る・食べる」だけではなく、自然とこの場の一員になってくださっていたことです。
同じテーブルを囲み、初めて会った人同士で話し、笑い、一緒に書を楽しむ。
参加してくださった皆さん自身も、この「月夜のディナー」をつくった一員でした。
私たちが伝えたかったのは、富谷には何か特別なものを新しくつくらなくても、すでに身近なところにたくさんの魅力があるということです。
いつもの風景。いつもの食材。いつもの人たち。
少し見方を変え、それらをつないでいくことで、今まで気づかなかった地域の豊かさが見えてくる。
今回の「月夜のディナー」が、参加してくださった皆さんにとって、「富谷って、いいところだな」と改めて感じてもらえる時間になっていたら、とてもうれしく思います。
この挑戦を応援し、一緒につくってくださったすべての皆さまに、改めて心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。



