今日は私たちのクラウドファンディングの目的である、インドで開催される、アジア・太平洋地域で子ども中心の新しい教育に関わる人々が集う国際大会「APDEC(アジア・太平洋フリースクール大会)」への参加についての思いを載せます。
まずは一人目、このクラウドファンディングのメンバーで、オルタナティブ大学のシューレ大学に通う山本朝子さんの思いです!
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この大会に参加したい私の思いはひじょーーーにたくさんあります。
このクラウドファンディングのメンバーは、私と、長畑洋氏(ながはたひろし)、奥野隼氏(おくのじゅん)の3人です。
第1回の台湾大会に参加し、大いに刺激を受けた私たち3人は、翌年(去年)の第2回APDEC in 東京で、実行委員として多いに頑張ったのでした(もちろん実行委員はほかにもたくさんいます。悪しからず)。
東京大会の最終日、実行委員としてクロージングの会で発言をしたとき、私は「次のインド大会も、絶対に行くから!」と言い切っていました。
十代の前半から、「政治の世界では困難があっても、私はわたしとして、直に世界と繋がっていきたい」と思い続けてきました。では実際にどのように関係するのか、と考えると、自分に合った形がわからず、なにやらのボランティアだったら、いろんな関わり方があるのかも?と考えるも、なんのボランティアかは重要だし、どれも自分にとっての必然性がないように思われ、参加するということが現実的に思えないのでした。
世界を放浪する旅に出たらいいのではないかなーなどと考えたこともありました。けれど、その時の私にとってはそれもなんだか突飛で、おそらく刹那的な出会いになってしまうのだろう、という想像は、国内を放浪し人と出会う中で容易についてしまうのでした。
そんな中、紆余曲折ありシューレ大学に入りました。自分の関心を大いに深め、いろんな事に手を出し、経験を重ねてきました。その中で、自分がやりたいことをやって生きることと、自分が求める社会像が、デモクラティックな学び・生き方に深くつながっているんだなあと発見してきました。
そして、自分が、どう人・世界とつながっていきたいのか、ということの輪郭も、浮かび上がってきたのです。
そんなことを考えるようになったタイミングで、一昨年、台湾でAPDECの第一回が開かれるぞ!と知り、普段は「学費だけでいっぱいいっぱいで、お金ないから無理」と一蹴していたところが、お金の工面の根拠もなく「行く」と決めていました。
私の人生にとって核になりうる、デモクラティックな学び・生き方、という地点から人や世界とつながっていきたいのだと自然と考えるようになって、「アジア・太平洋のデモクラティックな学びを求める人々と台湾で出会えるなんてなんて楽しいのか」と直感していました。それは十代の時に模索していた「必然性」だったのだと思います。
山本朝子