比叡山麓の水車が回り田植え唄が響く築120年の屋根に、穴が空いてしまいました。

日本の原風景を守りたい。「くらし」が「しごと」になる古民家コミュニティの屋根修理を最優先に、つながりの拠点を次世代へ。

現在の支援総額

330,277円

33%

目標金額は1,000,000円

支援者数

46人

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2026/08/07に募集を開始し、 46人の支援により 330,277円の資金を集め、 2026/09/30に募集を終了しました

比叡山麓の水車が回り田植え唄が響く築120年の屋根に、穴が空いてしまいました。

現在の支援総額

330,277円

33%達成

終了

目標金額1,000,000円

支援者数46人

このプロジェクトは、2026/08/07に募集を開始し、 46人の支援により 330,277円の資金を集め、 2026/09/30に募集を終了しました

日本の原風景を守りたい。「くらし」が「しごと」になる古民家コミュニティの屋根修理を最優先に、つながりの拠点を次世代へ。

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インタビューアー(以下、Q):五右衛門メンバーインタビュー第4弾、今日のゲストはいずみさんです! 拍手~パチパチ(❛◡❛ノノ"✧)

今日はとても楽しみにしてました。僕にとって実はいずみさんが五右衛門を象徴するキャラで、京大出身でバンドのドラマーで、かつお仕事しながら田畑をめっちゃやってらっしゃったり、すごい多彩な才能が詰まってて、かつ土に近いくらしを実践してらっしゃる。でも五右衛門ってなんとなく人が集まってきて出たり入ったりするから、こうやってサシでじっくりお話を聞いたことがないんですよね。

いずみさん(以下、I):そうですね、五右衛門って気づくと新しい人が居て、途中で引っ越したりしてもまた戻ってきたりが多いですね。

Q:僕の中ではいずみさんが五右衛門の農業のリーダーってイメージですし、五右衛門だけじゃなくてかなり手広くやってらっしゃいますよね。

I:農業って言ってもいろんなやり方があるじゃないですか。自然農、肥料を入れる、入れないとか。そこはなんか音楽にハマる面白さとそんなに変わらなくて。何箇所かでそうやって田んぼとか畑とかやっていて、五右衛門はその一つの場所です。

五右衛門の田んぼは住宅街の中にあるんで、地元の人たちとの交流がすごくあって、他の場所は孤独ですけど、その街と自然の境目みたいなところでやらせてもらう良さを、やっていてすごい感じます。今も僕らの周りで田んぼがどんどん住宅地に変わっていくのをよく目にするんですけど、五右衛門の田んぼは、まさにそんな住宅街の中にある残された田んぼでもある。こっちの農作業も見てもらえるし、声をかけていただける。子供たちもふぁーっと気軽に遊びに来るし、田んぼをしながら地域交流できるのが僕の中ではものすごく楽しいところです。

Q:田んぼが地域の方との交流にもつながっているんですね。田んぼと出会う前は、大原で畑をされてたと聞きましたが。

I:ドラムを叩くために借りてた場所で大家さんが畑を持ってたんで、ちょっと興味を持ってやってみたっていう感じですね。

Q:ドラム?! 音楽が農業を始めるきっかけになったんですね、面白い!

I:そうですね。そっからは結構絶え間なく、その場所も今もまだ借りてやらせてもらってます。もう、そこに親しんでかれこれ15年くらいたちますね。その過程で亀岡ので田んぼを始めることが出来たりとか。絶え間なくちゃんとやってたわけじゃないんですけどね。くらしごとの田んぼは初期メンバーのだいちゃんとやよいちゃんが始めてはったのを、僕が受け継いだ形ですね。

Q:いずみさんは初期メンバーですよね?ずっと聞きたかったんですが、五右衛門の誕生秘話を知ってたら教えてください。

I :僕たちは五右衛門でくらしごとが誕生した時にたまたま近所に引っ越してきて、しばらくしてから合流したんです。五右衛門の近所にいた人たちとちょっと知り合いだったから「この場所いいな」と思ってました。でも立ち上げには関わってないんですよ。本当に偶然というかラッキーなところもあって。近所で「なんか面白い人たちがいるな」と眺めながら、どこに境目があったのか分かんないような感じで仲良くさせてもらっていきましたね。

あと、僕ら夫婦の中では、子供が小さい時に五右衛門のような場所があって助かったっていうのがすごく大きかったんです。

Q:五右衛門は子育て中の仲間もたくさんいますよね。

I:はい。近くで同じように小っちゃい子供がいる仲間達になんか困った事があった時に相談に乗ってもらえたとか、核家族で子育てをするっていうところから、助けてもらったっていう感じがすごくありますね。自主保育とか子供達の集まりなんかもやってはったと思います。すごいありがたいコミュニティです。

最初は自分のなんかやれる事をやりたくてそこに入った感じではなくて、近所に面白い人たちがいて何気なく集まってご飯食べたりだとか、誰かの何かがあるからみんなでお祝いしようとかね、何か作ったよとか、まあ、ほんまにそういう些細な事が全部くらしごとなんだなと感じます。だから「こういう活動をしてました」みたいに言えるような感じでもないのかもしれないです(笑)。

Q:僕の中でいずみさんって、大原と上高野だけじゃなくて岩倉のわくせいの奥でも田んぼやって、亀岡まで行ってって、農業にめちゃめちゃどっぷりハマってる、というイメージなんですけど、元々じゃなかったなんて意外です。しかもドラム叩く場所からつながっていったっていう(笑)。

I:そうですね、それまでは全然農業に関係する何かがあったわけでは全くなかったんです。

Q:僕は自分のインタビューにも書いたんですけど、小さい時堺でめちゃめちゃ身の回りに公害があって、小っちゃい時から環境問題への意識がすごい自分の中にあったんですけど、環境問題やオーガニックに興味あるのは女性がほとんどで、環境問題に興味のある男性は本当に身近にいないので、いずみさんがこの環境とかオーガニックを始めるようになったきっかけにとても興味があります。

I:僕は、一番まずシンプルに最初に野菜作ってた時にあっという間にもうめちゃくちゃ虫に食われたんですよね。なんか、もう骨だけみたいになって。そこから好奇心というか疑問が、「あれ?じゃあなんでスーパーで売ってる野菜はあんなに虫喰いがないんだ?」とか、いろんな育て方によって変わってくるんだ、みたいな事が純粋に面白かったですね。

あとやっぱり東日本大震災がすごく大きかったですね、自分の中では。野菜の作り方一つ取ってももっと色んなやり方があるのに、世の中の自然に対するかかわり方も、そういうふうに見ていくと「なんで?」って疑問がうまれて。

畑とか自然が相手だと、人間には関係ないところで自然の答えがパーンと出てくるっていうのがまた良くて。純粋に好奇心からってのも大きいです。

Q:3.11の前は、関東の方に住んでたんですか?

I: 地元は関東なんですけど、 学生の時からずっと京都に住んでます。3.11があって食の話と環境の話だけじゃなくて、いろんな世の中に対しての見方とかアプローチとかすごくターニングポイントだったんですよね。原発も絡んだ色んなことが。五右衛門周りにも同じような考えの人たちが多いですし、3.11で、移住した人とかも。

Q:ウチもまさに同じで、移住組です。3.11の時にちょうど東京に居て子供がまだ1歳だったんで、放射能汚染がちょっと心配で。関東に居るとどうしても関東の野菜が多くて、食べ物に気を遣わざる得なかった。

I:移住組はいっぱいいますよね。

Q:いずみさんは五右衛門で田んぼとか色々一生懸命やってくれてはりますけど、もっとこんな事これからやってみたいとかありますか。

I:僕は今のこの田畑をやらせてもらう喜びがあって、この田畑をちゃんと生き生きとさせて、そこで作物も取る。僕もいつまでも耕せるわけじゃないので次の人に渡せたらという思いがすごくあります。

自分が今こうやって田畑に関わっていて、最近やっぱり「この先の日本の田畑がどうなっていくんだろう」ってことを良く考えます。確実なこととして、もう耕す人がいなくなるだろうと。その中で別にそのプロとしてでもなく、農業にハマって楽しんでやっていく人が一人でも多く増えればいいなと、すごく思ってます。

そういう人がもしいたら全力でサポートしたいなと思っていて、今年も2人ほど田んぼ始めた友人がいるんですけど、そういう活動の拠点として五右衛門があったらいいなと思っています。

あと、田んぼっていざやり始めてみると、籾すりって収穫した後の困る段階の処理があるんですよ。その機械が今五右衛門に置いてあるんで、米作りしてる人が籾すりしに来れるライスセンター作業場みたいな拠点づくりを強化していきたいって考えもあります。

Q:いいですね。

I:みんなが気軽に、お米とかをちょっとやってみたい人が始められて、で、始めたからにはしっかり収穫して、お米に変えるための作業、機械作業とかを、五右衛門の場所で提供できたらいいな、と思ってます。

Q:なるほど、そういった考えの転換のきっかけみたいなのがあったんでしょうか?

I:そうですね、例えば原子力で言うと、人間がより豊かな生活を手に入れようと夢見たけど、夢破れた、みたいになってるんじゃないか、エネルギーを大量に生み出すけどその分もっとお金を使うハメになってる、そういう方向に向かっていってるように思うんですよね。

本当に持続可能ってことを考えたら石油とかの地下資源だって無限には無いから、結局僕たちが使っていいエネルギーって太陽からのエネルギーだけだと僕は思うんですけど、太陽から得れる一番のものが農業なので、農業をやる人がもっと増えると良いな、というのが3.11後の自分の中での大きな転換ですね。このやり方が今までやってきたことだし、この先も一番確実なやり方なのに、エネルギーとかお金とかを言いながら農業は疎かにしてきてるっていうのが、今の世の中の何かを象徴してる。農業をやる人が増えることが、世の中が良くなる一番の基礎になると思ってます。

Q:そうですよね、いずみさんもお仕事されながらこんなに手広く農業できてるんですもんね。いずみさんご自身が、仕事しながらも農業しっかりできるよっていう、何よりの証左ですよね。

I:やってみるとすごい楽しいから僕はやっていて、きっと他にもやってみると僕みたいに楽しいって感じる人がたくさんいるはずなんですよね。逆にこのまま耕す人が減って行ってしまうと、マネーの力ではどうしようもできなくなるので、こっちの道もあるし楽しんだよっていう一つの証明になればという思いもあります。

Q:ほんとそうですよね、今日はお時間も長くなりすぎたんで、これくらいにしようと思いますが、お仕事しながらでもここまで手広く農業ができてるいずみさんの姿を見て、ちょっと自分もやってみようかなって刺激になりました。今度田畑に遊びに行きますんで、またゆっくりお話しお聞かせください。今日は長いお時間ありがとうございました。

I:ありがとうございました。

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