【バングラデシュ東部豪雨】緊急支援を開始します
2026年07月12日 12:00頃 首都ダッカ
2026年7月5日、バングラデシュ気象局(BMD)は、チッタゴン丘陵地帯を含む東部地域に対し、豪雨警報を発令。記録的な降雨により河川の水位は急激に上昇し、各地で洪水のほか、土砂災害などの被害が発生しました。さらにその後も数日にわたって続く降雨で7日以降、被害は急速に拡大。一部、道路の冠水や土砂崩れにより交通網が寸断され、多くの地域で集落が孤立していることが報告されています。
政府発表によると、土砂崩れや洪水、さらに倒壊した建物の下敷きになるなどの被害から44人が死亡。約26万8,000世帯が避難している状況で、被災者は100万人にものぼるとされています。
この事態を受け、ピースウィンズは緊急支援の開始を決定。海外事業部の現地調整員が日本から出動し、緊急支援にあたる予定です。
2026年07月12日 11:00頃 南東部バンダルバン
現在の状況
一時的に雨が弱まり、一部地域では道路の冠水が改善し始めていますが、長時間にわたる降雨で地盤はゆるみ、再びまとまった雨が降れば洪水や土砂崩れなどが起きやすい状況で、引き続き厳重な警戒が求められています。
バングラデシュは東南アジアの中では自然災害の多い地域であり、ピースウィンズは2024年には2度、災害支援を実施。また、2017年10月から現地で医療機関を運営する現地提携団体と共に、コックスバザールの避難民キャンプで支援を行っています。
2026年07月11日 10:00頃 コックスバザール ロヒンギャ難民キャンプ
ピースウィンズは、現地でニーズを調査し、これまでの災害支援、人道支援の知見を活かして、被災者の方々に必要とされる支援を届けます。皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします
寄付金の使いみち
皆様からいただいたご寄付は、被災地・被災者支援活動に大切に活用させていただきます。・支援ニーズ調査・緊急物資支援・その他被災地のニーズに応じた支援 ・支援に伴う事務局運営費・今後の災害支援に対する準備※ピースウィンズ・ジャパン寄付金など取扱規程は下記をご参照ください。
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン寄付金等取扱規程
https://peace-winds.org/wp-content/themes/pwj2023/assets/pdf/A13kihukin_20210319.pdf
このプロジェクトへの支援は寄付金控除の対象になります「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンが発行した領収証をもって確定申告をしていただく必要がございます。 ※領収証はCAMPFIREではなく当団体が発行・郵送いたします。
▷詳細はこちらへ(内閣府NPOサイト)

|個人の方が寄付された場合の控除額計算方法
▼税額控除(寄付金特別控除)の場合(寄付金合計額 – 2,000円)× 40%この金額を「税額」から控除できます。ただし、所得税額の25%が限度となります。
▼所得控除(寄付金控除)の場合(寄付金合計額 – 2,000円)× 所得税率「寄付金合計額– 2,000円」を所得から控除できます。ただし、年間の総所得金額の40%に相当する額が上限となります。また、所得税率は年間の所得金額に応じて異なります。
【例】年間30,000円を寄付 (広島県の方が、税額控除を選択した場合。広島市以外の場合)所得税(30,000円 – 2,000円)× 40% = 11,200円県民税(30,000円 – 2,000円)× 4%(※) = 1,120円合計 12,320円の控除※広島市内にお住いの方の場合は4%ではなく2%になります(▸ 広島県の県民税のページ参照)。また、控除には限度額がありますので、実際の税額はケースにより異なります。詳しくは内閣府のNPOホームページ、広島県のNPO法人情報サイトなどをご覧ください。
|特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンについて
ピースウィンズ ・ジャパンは、国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人びとを支援する日本発の国際協力NGOで、大西健丞により1996年に設立されました。これまでに世界41の国と地域で活動してきました。また、災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団」の運営や地域活性化、犬の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動「ピースワンコ・ジャパン」など、社会課題の最前線で解決に全力を尽くす、ソーシャルイノベーション・プラットフォームとして挑戦を続けています。
代表理事兼統括責任者:大西 健丞
設立年月:1996年2月
所在地:広島県神石高原町近田1161-2 2F
東京事務所:東京都渋谷区富ヶ谷2-41-12 富ヶ谷小川ビル2F
主な活動:海外人道支援、災害緊急支援、地域復興・開発支援、犬の保護・譲渡活動
団体URL :https://peace-winds.org/
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畑、家畜が流され……復興への困難な道のり
2026/08/05 14:35バングラデシュ東部で豪雨を引き金とした大規模な洪水や土砂崩れで、120万人あまりが被災する甚大な被害が発生してから1ヵ月近く。現地には、今も平穏な暮らしを取り戻す道筋が見えないまま暮らす人びとが大勢います。家屋や道路などのインフラが大きな被害を受けたことに加え、畑への浸水などで生計手段を絶たれた人も多く、復興の道のりを一層難しくしています。ピースウィンズでは、特に被災状況の深刻な地域での物資支援を進めています。「家を離れてどこに行くの?」子どもたちの不安バングラデシュ東部の山間部には、土砂崩れのリスクが高い、柔らかい土壌の地域が多くあります。調査に訪れたチッタゴン県の少数民族の村も、同じ状況でした。2つの村に暮らす150世帯のうち20世帯が土砂崩れの直接的な被害に遭い、他の家族も一時避難を余儀なくされるなど、影響を受けたといいます。「人は避難できたが、家畜を連れて行くことができなかった」と話す人もいました。同地域のモナイトリプラ村は、もともと貧困世帯の多い地域。マイクロクレジットを利用した借入れを複数抱えている人が少なくないため、災害が発生しても、住宅の修繕や生活再建に充てる資金を確保することが難しい状況にあるとの話が聞かれました。また、多数派民族との軋轢が、自発的な生活再建や収入向上への道を難しくしている面もあるといいます。「自分たち大人も大変だが、子どもたちも大変だった」と話してくれたのは、木こりの仕事で生計を立て、妻と3人の娘と暮らしているショモライ・トリプラさんです。土砂崩れの危険を避けるため一家で一時的に避難しましたが、上の娘さんたち2人は「家を離れてどこに行くのか」と避難を嫌がり、なだめるのに苦労したそうです。これまでは問題なくできていた祖母宅での留守番も不安に感じるようになったようだと、被災してからの子どもたちの様子を心配していました。今も変わらぬ食料ニーズ、薄れる関心の裏でチッタゴン丘陵地帯に位置するランガマティ県、バンドルバン県も大きな被害を受けた地域です。洪水被害が特に深刻なランガマティ県のビライチャリ郡では、多数の住宅が倒壊したほか、複数の商店が流失し、畑、水田、農作物にも甚大な被害が発生したとの情報が伝わっています。これらの被災地域に共通するのは、今もなお「食料など生きるための必需品」への支援ニーズが非常に高いことです。これを受け、ピースウィンズは食料などの物資支援を進めています。本日8月5日は、バングラデシュにとって節目となった日です。2024年8月5日、15年続いたハシナ前政権が民衆の抗議により崩壊。当時の暫定政権がこの日を「大衆蜂起の日」と定め、国民の祝日となりました。こうした節目の時期ということもあり、現在はバングラデシュでも、洪水被害や復興に関する報道は少なくなっていると言います。「バングラデシュ国内ですら洪水のことが忘れられてしまっているように感じますが、被災地はまだまだ大変な状況なんです」——すべてが流されてしまい見る影もない家屋の姿、崩れたままの堤防など、今も被害の爪痕が色濃い現地の様子を目の当たりにしてきたスタッフの田中は、こう話します。今回、被災地の地理的なアクセスの難しさも、調査・支援の障害となっています。しかしどんな状況にあっても、ピースウィンズは変わらず、一番支援を必要としている人のもとに、必要な支援を届けるべく活動を続けて参ります。皆さまの温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る
支援から取り残された被災地にも希望を届ける
2026/07/23 16:31バングラデシュ東部で2026年7月、長引く大雨によって各地で大規模な洪水や土砂崩れが発生しました。14日までに約111万人が被災し、53人が死亡。被害を受けた家屋は3万棟近くに上り、4万人以上が避難を余儀なくされています。ピースウィンズは、初動調査のため日本から被災地に調整員を派遣。現地にて被害状況や支援ニーズの調査を進めています。「食料が足りない」被災地の切実な声7月上旬から続いた豪雨により、広い地域で鉄砲水や浸水が発生しました。国際協力団体の14日時点のレポートによると、もっとも被害の大きかった南東部のチッタゴンでは、24時間当たりの降水量が400ミリを超え、約76万人が被災したとされています。自宅が被災するだけでなく、生計手段を失い今後の生活の基盤に悩みを抱える人も多くいます。漁師のチャウディンさんの自宅には、背丈を超える洪水が押し寄せたといいます。ゴム製の浮き輪に家族でつかまって難を逃れましたが、自宅が倒壊して居住できなくなり、現在は倉庫として使用していた空き家で生活しています。仕事道具である漁具も失い、今一番必要なものは「食料、家屋の修繕資材、漁具」だと話していました。現在ピースウィンズでは、特に甚大な被害の出ているチッタゴン丘陵地帯などでの支援を視野に、現在、協力団体とともに近隣の被災地域の被害状況、支援ニーズを調査しています。多くの家庭で食料不足が深刻化している実態が明らかになっており、食料や衛生用品などの支援の調整を急いでいます。そんななか、バングラデシュで長年人道支援活動に従事してきたスタッフの田中のもとには、この地域に住む友人たちから、「私たちを支援してくれるの?」「本当にありがとう」と、驚きと喜びの連絡が舞い込んでいるとのこと。というのも中心部から離れた丘陵地帯であるこの地域には、多くの少数民族が暮らしており、多数派民族と対立して抑圧された歴史もあります。もともと貧しい地域にもかかわらず、地理的にも支援が届きにくい、取り残された地域となっているのです。私たちは「もっとも支援を必要としている人に、今必要な支援を届ける」ことを第一に、困難な状況にある被災者の方々に寄り添って活動を続けます。現地からのこうした期待の声に応えられるよう、全力を尽くします。皆さまの温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る






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