父の死が、教えてくれたこと。
昨年、父が病で亡くなりました。
覚悟はしていたので、ある程度準備はしていたつもりでしたが、私たち家族が直面したのは、「銀行口座は全て調べたか」「何のサービスに登録していたのか」—それらを漏れなく探す膨大な作業でした。
しかし、私が一番感じたのは「相続手続きの大変さ」だけではありませんでした。
「親父は本当に自分の人生に満足していたのだろうか?」
そのことが、頭から離れなかったのです。
自分に置き換えて考えた時、「自分の人生、本当にやりたいことをやっているか?伝えたいことを伝えているか?」そんなことまで考えるようになりました。
世の中には、80歳・90歳になっても生き生きと活躍している人がいます。年齢を重ねるほど深みが増し、周囲に影響を与え続ける人たちです。私はそういう生き方を目指したい—父の死は、そのことを強く気づかせてくれました。
DENを開発したのは、その気づきがきっかけです。
「やりたいことをやり切り、伝えたいことを伝え切る人生」をサポートするために。
そして万が一の時、大切な情報と想いを家族へ確実に届けるために。
ただ、現実は厳しい。
自分に置き換えた時、もし今日突然いなくなったら—家族はデジタル資産をどうやって知るのでしょうか。
ネット銀行の口座、オンライン証券、暗号資産、各種サブスクリプション、SNSのアカウント。私たちの生活はすでに、スマホ(デジタル)の中に集約されています。

日本の暗号資産保有者は約1,000万人。ネット銀行の口座数は1億を超えました。しかし「自分が死んだ後、家族がどう対応するか」を準備している人は、ほとんどいません。
50代の急逝により消失するデジタル資産は、年間約249億円に達すると推計されています。
出典:株式会社GOODREI「新・相続実態調査2025」および同社デジタル資産消失額試算(2025年)
これが「相続難民」の実態です。決して、他人事ではありません。
既存のサービスで解決できないか、調べました。

「エンディングノートアプリ」「デジタル資産管理」で検索すると、確かにいくつかのサービスが見つかります。しかし、完全に満足できるサービスはありませんでした。
問題点 内容
| メモ帳レベル | 単なるテキスト入力のみ。デジタルの強みを全く活かせていない |
| 続かない | 「書く=死を意識する」という心理的ハードルで誰も続けられない |
| 死後の引き渡しが不十分 | 「誰に・いつ・どうやって届けるか」の仕組みがない |
| セキュリティが甘い | パスワードや資産情報を平文で保存するサービスも |

「ないなら、作るしかない」自分で作ることにしました。

私はITエンジニアではありませんが、過去に共同購買システムの設計・立ち上げに携わり、ゼロからサービスを作る経験をしています。「ユーザーの視点でシステムを考える」経験を活かし、AIツールを活用しながら、まずシンプルなプロトタイプを作りました。それを、経営者仲間・投資家仲間に見せたところ、反応は予想以上でした。
「これは使いたい」「絶対に必要なサービスだ」
大阪商工会議所の弁護士による法務相談を済ませた後、専門のシステム開発会社と契約を締結。2026年7月からモニタ版の本格的な実装を開始しました。
DENは「死後のためのサービス」ではありません。
エンディングノートや終活サービスが続かない理由は一つです。「書く=死を意識する」という心理的ハードルがあるからです。
DEN(Digital Everlife Note)は、その常識をひっくり返します。
DENは「やりたいことリスト」から始まります。
第0章:バケットリスト「死ぬまでにやりたいこと」を、まず書く。
行きたい場所、食べたいもの、会いたい人、挑戦したいこと——。「死の準備」ではなく「これからの人生設計」から入ることで、記録することが前向きな体験になります。
さらに毎日届く「今日の一問」に答えるだけで、気づけば人生の大切な記録が積み上がっています。
「初任給で何を買いましたか?」
「これまでで一番誇りに思う仕事は何ですか?」
「子供に一番伝えたいことは何ですか?」
それが人生の勲章になる。そして万が一の時、家族への最高の贈り物になる。
DENの特徴:3つのコア技術

① 記録のしやすさ(デジタルだからこそできること)
紙のエンディングノートには限界があります。DENはデジタルの強みを最大限に活かします。
- ・AIとの音声対話で、話しかけるだけで記録できる
- ・カメラ撮影で通帳・証書・契約書をその場で取り込む
- ・CSV取込で既存の資産管理データをそのまま活用
「書く」というハードルを、限りなく少なくしました。
② 情報漏洩リスクの最小化(漏れても安全な設計)
セキュリティで最も重要なのは「漏れないこと」ではなく、「漏れても安全なこと」です。
- ・金融機関等でも導入実績のあるAES-256-GCM暗号化
- ・鍵を3分割し2つが揃わないと復号できない秘密分散(Shamir 2-of-3)
- ・生体認証(WebAuthn)によるなりすまし防止
万が一データが流出しても、暗号化された断片だけでは何の情報も取り出せない設計です。
③ 遺族への確実な引き渡し 
「情報を残す」だけでは不十分です。「確実に届ける」仕組みが必要です。
- ・デッドマンスイッチ:定期的な生存確認を行い、応答がない場合に自動送信
- ・物理カード(本格版にて実装予定):デジタルが苦手な家族にも確実に届ける手段
DENでできること・できないこと(DENの設計思想)
DENは「情報を届ける」ことに特化したサービスです。できることとできないことを明確にします。
✅ できること
- ・やりたいことリスト(バケットリスト)の記録・管理
- ・デジタル資産情報の記録・保管・整理
- ・日々届く「今日の一問」で人生の記録を積み上げる
- ・エンディングノートの草稿作成
- ・指定した家族への確実な伝達
❌ できないこと
- ・銀行口座・暗号資産への代理アクセス
- ・口座操作・資金移動・暗号資産の売買
- ・相続手続きの代行
- ・法的効力を持つ遺言書の作成
DENは「金庫」ではなくいわば「人生の伴走者」です。
生きている今日から使い始め、万が一の時に家族へ届ける——それがDENの設計思想です。
※本サービスは「遺言書」ではありません。法的効力の持たない「エンディング・ノート」を楽しみながら作成するためのシステムです。
今ここ→モニター版、最終調整中。
2026年4月に開発をスタートし、現在モニター版の最終調整フェーズに入っています。2026年10月より稼働開始の準備中です。
ここで正直に話します。
これまで「使いたい」と言ってくれたのは、経営者仲間・投資家仲間・新しいものが好きな人たちです。ありがたい評価ですが、どうしても同じ価値観を持つ人たちの声に偏りがちです。
「もっと厳しい目で見てほしい。利害関係のない人の、率直なコメントが欲しい。」
それが、今回クラウドファンディングに参加した最大の理由です。あなたの支援は、資金だけでなく「外部の視点」として、「プロジェクトの伴走者」として、DENをより良くするために必要なのです。
なぜ今、クラウドファンディングなのか
開発費の大半はすでに自己資金で進めています。このCFで集める80万円は、本格版の完成に充てます。
用途 内容
| 本格版の追加開発費 | モニターの声を反映した機能改善・UI改良 |
| セキュリティ強化費 | 本格版に向けた脆弱性診断・インフラ整備 |
| 法務リーガルチェック費 | 本格版リリース前の最終法務確認 |
| サーバー・インフラ費 | 本格版の安定稼働基盤の構築 |
でも正直に言えば、お金より「仲間」が欲しい。
「自分の人生の後始末を自分でできる人がかっこいい」——そういう文化を、一緒に作っていきたいのです。
今後の見通し

時期 |
内容 |
2026年10月 |
モニター版完成・第1期モニター開始(先行・少数) |
2026年12月 |
CF支援者向け・第2期モニター開始(20名予定) |
2026年12月〜 |
モニターの声をもとに本格版の設計・実装 |
2027年春 |
本格版リリース予定 |
クラファン期間中もモニターは実際に稼働しています。開発日記でリアルタイムの様子をお届けします。
あなたへのリターン「第1期サポーター」だけの特権
このプロジェクトに参加してくださった方は、DENの「第1期サポーター」として以下の優待を受けられます。
詳細は各リターン枠をご確認ください。
- ・開発日記レポート(月1回・3ヶ月)
- ・デジタル終活チェックリストPDF(今すぐ使える)
- ・モニター第2期への優先参加権
- ・本格版リリース時の登録料免除
- ・初年度年会費免除
- ・本格版立ち上げの企画会議への参加
これらの優待(リターン)は、第1期サポーターだけの優待となります。
最後に

「自分が死んだ後のことなんて、考えたくない」——その気持ちは、本当によくわかります。
でも問いを変えてみてください。
「自分は今、本当にやりたいことをやっているか?」
「大切な人に、伝えたいことを伝えているか?」
準備した人だけが、悔いなく生きられる。そして準備した人だけが、家族を守れる。
80歳の人でも始められる”DEN”というシステムを開発しています。
日本中の「相続難民」をなくす文化づくりに、あなたも第1期サポーターとして、ぜひ一緒に名前を刻んでください。
SUNNY A株式会社 代表取締役 藤正樹
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※本ページに掲載されている内容はサービスの一部の紹介であり、内容やリスクのすべてを網羅するものではありません。詳細な利用条件や免責事項等につきましては、別途定める利用規約(または約款)をご確認ください。
最新の活動報告
もっと見る「エンディングノートをやめて、未来日記にした理由」活動報告:DEN開発日記 vol.2
2026/10/06 10:02こんにちは。DEN開発者の藤です。今日は「なぜDENが『エンディングノート』ではなく『未来日記』なのか」について話します。エンディングノート、書けましたか?「いつか書こうと思っている」「でも、なんか気が重くて…」「書き始めたけど、続かなかった」これ、ほとんどの人の正直な感想だと思います。エンディングノートには構造的な問題があります。「いつかやろう」になる → 緊急性がないので後回し死を連想して気が重い → 書くたびに「自分の死」を意識する更新が面倒 → 一度書いても情報が古くなり、放置される要するに、**エンディングノートは「前向きになれない仕組み」**なのです。人生100年時代の「第二の人生」問題子育てが終わり、現役の仕事も一段落した世代。これから60代・70代・80代を迎える人たちが直面しているのが「これからどう生きるか」という問いです。定年後・子育て後の人生は、場合によっては30年以上あります。でも「第二の人生の指針」を持っている人は、ほとんどいません。これは社会的な課題だと思っています。だから「未来日記」から始めることにしましたDENが「エンディングノート」ではなく「未来日記」から始まる理由がここにあります。まず問うのは「死の準備」ではなく、「あなたはこれから何をしたいですか?」行きたい場所、食べたいもの、会いたい人、挑戦したいこと。「第二の人生でやりたいこと」を書くことが、DENの第0章です。前向きなことから始めるから、続く。続けるうちに、気づけば人生の大切な情報が整理されている。未来日記を書くことが、自然とエンディングノートの役割を果たす仕組みを考えました。「前向きに生きながら、自然と引き継ぎができる」これがDENのコンセプトです。今、モニター版でテストを繰り返しています現在はモニター版で実際にユーザーに使ってもらいながら、改善を繰り返しています。本格版では「未来日記のリマインド機能」を充実させる予定です。毎日・毎週、あなたに「今日の一問」が届く仕組みで、無理なく記録が続けられるようにしたいと考えています。「80歳になった時、どんな人生を振り返りたいか」——その答えを、DENと一緒に作っていきましょう。引き続きよろしくお願いします。SUNNY A株式会社 代表取締役 藤正樹 もっと見る
活動報告:DEN開発日記 vol.1 「仮想通貨を相続したら、200万円の追徴課税…これ、他人事じゃないです」
2026/10/04 22:44こんにちは。DEN開発者の藤です。今日は開発の話ではなく、つい先日話題になったニュースを共有します。暗号資産の相続申告漏れで、200万円の追徴課税が発生したケースが増えています。相続した側(遺族)が「故人が暗号資産を持っていたこと自体を知らなかった」ため、相続税の申告から漏れてしまうのです。これ、他人事ではありません。なぜ起きるのか?暗号資産は銀行と違って「通知」が来ません。故人が取引所に口座を持っていても、遺族には何の連絡も届かない。「お父さん、ビットコイン持ってたの?」「全然知らなかった…」このケースが今、急増しています。申告漏れになると何が起きるか?・相続税の申告漏れ → 追徴課税(本来の税額+加算税)・悪質と判断されると → 重加算税(最大40%)・時効は通常5年、悪質な場合は7年200万円の追徴課税は、決して珍しい金額ではありません。DENが解決しようとしていること私がDENを開発している理由の一つがまさにここです。「故人がどこに何の資産を持っているか」を生前に記録し、万が一の時に家族へ確実に届ける。暗号資産だけでなく、ネット銀行・証券口座・サブスクリプション——スマホの中に眠るすべての情報を、家族が困らない形で残す。それがDENの使命です。DENのモニター版は2026年10月より稼働開始予定。第1期サポーターを募集しています。https://camp-fire.jp/projects/968278「自分も暗号資産持っている」「家族に何も伝えていない」という方、ぜひページを見てみてください。また、次回の活動報告で!引き続きよろしくお願いします。SUNNY A株式会社 代表取締役 藤正樹 もっと見る




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