
少しずつですが、「生ハム蔵」が出来るまでをご紹介していこうと思います。
ここは「四分分度(しぶんぶんど)」という建物。かつてはお蕎麦屋さんとして営業していた場所です。長い時間を刻んできた建物の趣はそのままに、これからは「肉に向き合う場所」へと生まれ変わります。
私たちが目指しているのは、ここでしかつくることのできない生ハムです。
生ハムの味わいは、豚や塩だけで決まるものではありません。ここを流れる空気、積み重ねられてきた時間、建物に息づく微生物を含めた生態系。その土地に脈々と紡がれてきたものすべてが、生ハムの熟成に関わっていきます。だからこそ、私たちは「どこでもつくれる生ハム」ではなく、「ここでしか生まれない生ハム」を目指します。
かつて蕎麦が打たれていたこの場所で、今度は生ハムが時間をかけて育っていく。そんな場所を、これからつくっていきます。



