
誰かに話をしたとき、「そういうことじゃないんだけどなあ」と思ったことはありませんか。
別に、相手が悪いわけではないんです。
心配してくれたのもわかるし、アドバイスが間違っているとも思わない。
でも、そういうことじゃない。
……こういうときの「そういうことじゃない」って、なかなか説明が難しいですよね。
さて、チャイルドライン千葉の受け手の皆さんに、活動の難しさを聞いてみました。
すると、こんな回答がありました。
相手が心配になると、ついアドバイスをしたくなる。
なるほど。
困っている人がいたら、何かできることはないかと考える。自分の経験が役に立ちそうなら、伝えてみたくなる。
それ自体は、別に悪いことではないと思います。
ただ、話している本人が、今それを求めているかどうかは、また別の話なのかもしれません。
例えば、友達とけんかした話。
仲直りの方法を一緒に考えてほしい日もあれば、もう仲直りはしたくない日もあるでしょう。
そもそも、仲直りするかどうかなんて、まだ考えたくない日もあるかもしれません。
※これは例で、実際の相談内容ではありません。
では、アドバイスをせずに、ただ話を聞いていればいいのでしょうか。
実は、受け手へのインタビューには、こんな回答もありました。
単なる相づちにならないようにすることが難しい。
ほかにも、子どもから質問されたときの返し方や、
言葉にならない気持ちにどう声をかけるかを挙げた人がいました。
話を聴く。
たったそれだけのことなのに、受け手の皆さんが難しいと感じていることは、思った以上にたくさんありました。
チャイルドラインは、子どもに正解を教える場所ではありません。
でも、電話の向こうで何も考えていないわけでもありません。
何か言ってあげた方がいいのかな。
今は、もう少し話を聴いてみようかな。
そもそも、この子はどうしたいんだろう。
そんなことを考えながら、受け手たちは電話に向き合っています。



