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演劇で金沢から韓国へ!パレスチナの今をとらえる「ガザ日記」を公演する!

石川県金沢市で活動する劇団アンゲルスは、韓国江原道春川市の劇団DOMOと共同で今年9月にパレスチナ・ガザ地区の“いま”を記録した「ガザ日記」を題材とした演劇を共同制作し上演する。 地域から演劇を発信する!

現在の支援総額

245,000

49%

目標金額は500,000円

支援者数

30

募集終了まで残り

29

演劇で金沢から韓国へ!パレスチナの今をとらえる「ガザ日記」を公演する!

現在の支援総額

245,000

49%達成

あと 29

目標金額500,000

支援者数30

石川県金沢市で活動する劇団アンゲルスは、韓国江原道春川市の劇団DOMOと共同で今年9月にパレスチナ・ガザ地区の“いま”を記録した「ガザ日記」を題材とした演劇を共同制作し上演する。 地域から演劇を発信する!

ご挨拶と自己紹介

初めまして。劇団アンゲルスと申します。1996年に創立し、石川県金沢市を拠点に、地域に在住しながら世界レベルの舞台を目指して活動しています。これまで韓国をはじめ、ウクライナ、ルーマニア、モルドバ、ロシア、フィリピンなど、海外でも作品を上演してきました。

▲これまでの海外公演の様子。金沢で生まれた作品を、さまざまな国で上演してきました。

そして今回、私たちは13人で韓国へ行きます。


私たちが今回上演する『Not a Number』について

『Not a Number』は、「数字ではない、人間の物語」を描く舞台です。

2023年10月7日以降、ガザ地区では多くの命が失われてきました。報道で伝えられるのは「死者○万人」という大きな数字。その一人ひとりに、人生があり、家族があり、物語があるはずなのに。

私たちは、ガザ出身の作家アーティフ・アブー・サイフさんが空爆下の85日間を記録した『ガザ日記 ジェノサイドの記録』(地平社)を原作に、演劇『Not a Number』をつくっています。

2025年、2026年の金沢公演を経て、今度は韓国・春川へ。韓国の俳優たちとともに、この作品をもう一度つくります。


『Not a Number』ができるまで
①「数字」ではなく、一人の人間として

2023年10月9日、当時のイスラエル国防相ヨアヴ・ガラントは、ガザ地区の「完全封鎖」を表明する中で「我々は人間動物と戦っている」と発言しました。

その言葉が、演出・木林の中に強く残りました。


ニュースを通して見るパレスチナの人々は、「人道支援を必要としている、困窮した人々」として映ることが多く、遠く離れた日本からは、一人ひとりがどんな人なのかなかなか見えてきません。

「Not a Number]の原作 ガザ日記
アーティフ・アブー・サイフ著



そんな中、2024年に木林が出会ったのが『ガザ日記』でした。


本の中には、家族を心配し、友人と言葉を交わし、ときには冗談を言い、食べ物や眠る場所を探しながら、絶望的な状況でも今日を生きようとする人々の姿がありました。









2025年の初演時、木林は当日リーフレットにこう書いています。

「彼らの苦しみやその日々は理解できない。でも、だからこそ理解しようとしてみたい。」

私たちは、ガザで暮らす人々の苦しみを「分かる」とは言えません。それでも、想像することはできるのではないか。

報道される死者数の「一人」の向こう側には、その人にしかない人生がある。

統計の数字ではない。「人間動物」でもない。私たちと同じ、一人の人間である。

『Not a Number』――「私は、数字ではない」。

この作品は、そこから始まりました。

ここはわかりにくい!ここは意味がわからない!など、遠慮のない意見が飛び交う稽古場。


②「私たちがパレスチナ人を演じる」とは

2024年、『ガザ日記』との出会いと同じ頃、出演者の一人がSNSで日記の読み上げを投稿していました。それを見た木林も読み上げを始め、「この声を芝居として届けることはできないだろうか」と考えるようになります。

翌2025年、仲間が一人、また一人と集まりました。パレスチナ問題への関心や知識はメンバーによってさまざまでした。


そして、一つの大きな問題にぶつかります。

「日本に暮らす私たちが、パレスチナ人になりきって演じることが、本当にできるのだろうか?」

私たちはガザで空爆を経験していません。「彼らの苦しみが分かる」という顔をして演じれば、どうしても嘘っぽいものになってしまう。


そこでたどり着いたのが「リーディング演劇」という形でした。

一人の俳優が舞台の片隅で『ガザ日記』を読み、その言葉を受け取りながら、ほかの俳優たちが出来事を舞台上に立ち上げる。「パレスチナ人になりきる」のではなく、残された言葉を借りながら、私たちの身体で想像してみる。

そして2025年9月、『Not a Number』は初演を迎えました。

自分の出番ではないシーンでは、役者は座って主人公の行く末を見守っている。右が「ガザ日記」を読む語り手。



【読売新聞 2026年9月15日の記事】

【北陸中日新聞 2026年9月15日の記事】


その後、約10年前から交流を続けている韓国・春川の劇団DOMOから「また韓国に芝居をしに来ないか」と声をかけてもらいました。

どの作品を持っていくか話し合ったとき、名前が挙がったのが『Not a Number』でした。

この作品には、まだ広がっていく余地があるのではないか。違う文化や歴史を持つ人たちと出会えば、まだ見えていない作品の姿に出会えるのではないか。

そして2026年の韓国公演が決まりました。

次は踊るシーンを入れよう!


③「伝える」作品から、「人間」を描く作品へ

韓国公演を前に、私たちは作品を大きく作り直しました。

2025年版で何より大切にしたのは、ガザで何が起きているのかを「伝える」ことでした。

2026年版では、出来事だけでなく、そこにいる「人間」をもっと描きたい。空爆の被害者としてだけでなく、家族を愛し、腹を立て、ご飯を食べ、冗談を言い、希望を持つ一人の人間として舞台に浮かび上がらせたい。

そして8月、まずは金沢で新しい『Not a Number』を上演しました。


パン生地をこねるシーン


ポップコーンで誕生日を祝うシーン。生きることは、食べること。

そして、次はいよいよ韓国です。


なぜ韓国なのか――「他者」の目にさらされること

劇団アンゲルスが昔から大切にしてきたことの一つに、作品を、自分たちとは違う場所にいる人たちの目にさらすことがあります。

生活習慣も歴史も文化も違う土地では、自分たちの「当たり前」が当たり前ではなくなる。作品だけでなく、それをつくる私たち自身も問い直されます。


そして、日本と韓国の間には、植民地支配によって生まれた傷をはじめ、今も向き合い続けるべき歴史があります。

そんな歴史を持つ日本から来た私たちが、パレスチナで起きていることを題材にした作品を韓国で上演する。

私たちは「遠い国で起きている悲劇を語る日本人」という安全な場所には立てないと思っています。


正しい答えを持って韓国へ行くのではありません。作品を差し出し、韓国の俳優や観客から返ってくるものを受け取る。その中で、作品も私たち自身も変わっていく。

国を、文化を、世代を超えて共同で創り出す舞台。そこには「変化に期待する」者たちが集まるはずです。

そのような場に生まれるクリエイティブを共有することが、より良い次の時代への足がかりになる。私たちはそう信じています。

2019年12月にスタジオ犀で行われた第二回Glocal theater Festivalの集合写真。
参加劇団は劇団アンゲルスと劇団DOMO、韓国の劇団文化創作集団Gongter-DA。


韓国での『Not a Number』

韓国公演の宣伝ビジュアル


韓国公演では、劇団DOMOの俳優2人が加わり、日本語と韓国語が交わる舞台になります。


全員が揃って初めて稽古することで、新しく生まれるやりとりもきっとあるでしょう。

限られた日数を集中して一緒に過ごし、作品を通してコミュニケーションをとる。そこに生まれるのは、単なる異文化交流ではないはずです。

金沢で稽古を重ねてきた俳優たちが、言葉も文化も違う韓国の舞台で、どう足を踏ん張り、どう立つのか。


私たちはまだ、この作品をつくっている途中です。



実は、簡単な海外公演ではありません

小道具や衣装をできるだけ自分たちで持ち寄り、金沢公演の収益も充てながら準備を進めています。メンバーそれぞれの自己負担もありますが、それでも13人で海を渡るには、私たちだけでは賄いきれない費用があります。

そこで、クラウドファンディングへの挑戦を決めました。

皆さまからいただいた50万円は、13人が韓国の舞台に立つために大切に使わせていただきます。

・10万円 韓国現地交通費

・14万円 滞在費

・26万円 渡航費補助



リターンについて

3,000円の「韓国公演オンライン視聴チケット」から、金額が上がるごとにリターンがひとつずつ増えていきます。

イチオシは、10,000円コースの「キャスト&スタッフの韓国奮闘記Vlog」

撮影担当の映像だけでなく、メンバーそれぞれにもカメラを回してもらいます。韓国への道中、稽古、舞台裏、本番前後、ちょっとした空き時間……。それぞれの目線で撮影した映像を集め、キャストのナレーションも交えて一本のVlogにします。

舞台だけでは見えない、13人の韓国公演の裏側も一緒に楽しんでください!

ほかにも5,000円・20,000円・30,000円のコースをご用意しています。



スケジュール

8/29 演出家と劇団代表が韓国へ

〜9/1 劇団DOMOの俳優と初めての稽古!

9/2 俳優5名・スタッフ3名が韓国へ

9/3 残る俳優・スタッフが到着。全員で最後の仕上げ!

9/4 リハーサル・本番①

9/5 本番②・③・撤収

9/6 午前3時に宿を出発→帰国

限られた滞在時間をめいっぱい使って、本番に臨みます!

9/7〜 リターン制作

10月 リターンお届け予定



最後に

劇団アンゲルスは、長年「他者」の目にさらされながら作品をつくることを大切にしてきました。

韓国へ行くのは13人です。

けれど、この作品がここまで来るまでに関わってくれた人、舞台を観てくれた人、パレスチナについて一緒に考えてくれた人を数えれば、とても13人だけの作品ではありません。

2024年、一冊の『ガザ日記』との出会いから始まった作品が、金沢で人と出会い、形を変え、今度は海を渡ろうとしています。

私たちは、この作品を韓国へ届けたい。

そして、そこで出会う人たちによって、またこの作品が変わっていくところを見てみたい。

その旅を、皆さんにも一緒につくっていただけたら嬉しいです。


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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  • 劇団アンゲルス日韓共同公演『Not a Number』 韓国公演 終演しました!ご来場いただいた皆さん、応援してくださった皆さまありがとうございました!今回の公演は劇団DOMOとの共同制作。共同演出のキム・ミンスさんをはじめとしてビラール役のキム・ギョンミンさん、少女役のウ・ヒョンジさん、DOMOの皆さんと制作し、上演することができました。誠にありがとうございました!今回の韓国公演のクラファンは10月9日まで実施中です!ご支援のリターンとして今回の韓国公演の動画視聴券を提供いたします!是非ご支援ください! もっと見る
  • Not a Numberの原作「ガザ日記」の翻訳者・中野真紀子さんから、今回の韓国公演に向けてメッセージをいただきました。・・・・・・・・・・・・・・・韓国の人たちの参加で、どんな劇に変わっていくのか楽しみです。観客の反応も知りたいし、ガザの状況が韓国の中でどう受け止められているのか、日本とどう違うのかも知りたいので、ビデオだけでなく報告会もぜひ開いてください・・・・・・・・・・・・・・・中野さん、ありがとうございます!中野さんには、これまで『Not a Number』をつくる過程でも、たくさん力を貸していただきました。稽古場にも何度も足を運んでくださり、『ガザ日記』の中に登場する言葉や場所、そして、その背景にあるガザの人々の暮らしについて、私たちに詳しく話してくださいました。とっても気さくな中野さん(右から2番目)本を読んでいるだけでは、私たちにはなかなか想像しきれないことがあります。たとえば、作品の中にも登場する「アルシファー病院」。そこが単に病気や怪我をした人が治療を受ける「病院」だったわけではなく、攻撃から逃れてきた多くの市民が身を寄せる、避難所としての役割も担っていたそうです。そして、「プレスハウス」。単なる記者の集まる場所ではなく、ガザの若い記者を養成・支援する政治的に独立した機関であり、ガザの現状を世界に発信したいという想いから、作品にも登場する主人公の親友が創設したそうです。だからこそ、それらの場所が攻撃されるということが、ガザで暮らす人々にとって何を意味するのか。その背景を知ったことで、俳優たちが思い描く光景も、演出の中で立ち上がってくるものも、大きく広がっていきました。みんなのメモの手が止まりません2025年にドキュメンタリー的な形でこの作品を立ち上げたときも、そして今回、よりドラマとして人間を描く作品へとつくり直していく過程でも、中野さんからいただいた言葉は作品の中に息づいています。翻訳とは、ある言語を別の言語に置き換えることだけではないのだなあと気付かされました。中野さんには、遠く離れた場所で起きていることを、その背景や、そこで生きている人々の姿まで含めて、私たちが想像できるところまで手渡していただきました。中野さんからいただいたメッセージを読んで、今回の韓国公演は、ただ日本でつくった作品を海外で上演するだけではないのだと、改めて感じました。ここで生まれた反応や対話も持ち帰り、皆さんにお伝えしたいと思います。中野さん、本当にありがとうございます!昨日は初回公演がありました。まだお客様からの感想は聞けてないですが、劇団DOMOの方が、「韓国は歴史的にイスラエル側だけど、この芝居をここでやってくれたことには大きな意味がある」と言ってくださいました。今日は昼夜2回公演。午前中は少しフリーな時間ができたので、街まで遊びに行く人、マッコリを買いに行く人、歴史博物館に行く人、寝る人など、それぞれで過ごしています。春川の風を浴びてリフレッシュして、午後からまた頑張ろう!オペレーション席からのNot a Number左右のモニターに字幕を映します もっと見る
  • 昨日、俳優・スタッフ8人が韓国・春川に到着しました。長時間の移動で疲れはありましたが、本番までは時間がありません。劇場に着いて早速、劇団DOMOの皆さんとの稽古が始まりました。そして今日、残る3人も韓国に到着。先に韓国入りしていた演出と劇団代表を含め、ついに日本からの13人全員が春川に揃いました!3人が劇場に入ったとき、いよいよ始まるぞという空気が劇場の中に流れました。今回、特に楽しみにしていたことの一つが、日本と韓国の俳優が実際に同じ舞台に立つことです。主人公・アーティフ役の俳優(通称やまちゃん)と、その親友・ビラールを演じる韓国の俳優(通称ぎょんぎょん)は、これまでオンラインで稽古を重ねてきました。画面越しには何度も芝居をしてきた二人ですが、直接会って芝居をするのは今回が初めて。相手の声を聞き、身体を見ながら、一つひとつ息を合わせようとしています。(初対面の写真撮ればよかったなあ)本日到着した俳優たち(左がやまちゃん)昨日から稽古をしているメンバーは、少しずつ劇場や韓国での稽古にも慣れてきました。一方、今日到着したメンバーは、着いたばかりでまだ少しあたふた。それでも全員が揃ったことで、「ここから一気に集中力を上げていこう」という気持ちを、みんなで共有できたように思います。そして、稽古以外でもDOMOの皆さんにたくさん助けてもらっています。俳優が2名増えたことにより、演出助手伊藤は朝から小道具を2つ追加で作りました。DOMOの事務所の方々に文房具をいろいろと貸していただきました。メンバーの中には辛いものがまったく食べられない人もいるのですが、食事のときには辛味を別皿にしてくれたりと、細かいところまで気を遣ってくださっています。おいしいご飯をありがとうございます!そんな交流も含めて、少しずつ一緒に作品をつくる仲間になっているところです。明日は朝から稽古。午後にはリハーサル。そして、夜はいよいよ韓国公演初日です。私たちのことをまったく知らない土地で、どれくらいのお客様が来てくださるのか。どんなふうにこの作品を受け取ってくださるのか。楽しみな気持ちと同時に、「一体どうなるんだろう・・・」という緊張もあります。まずは明日の一公演目。13人+DOMOの皆さんで、最後まで作品をつくっていきます。クラウドファンディングも引き続き挑戦中です。韓国での私たちの挑戦を、一緒に応援していただけたら嬉しいです!(この文章は昨日書いたのですが、深夜だったのでただいま投稿いたしました。今日本番です〜!)朝のDOMOの屋上から もっと見る

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