
こんにちは。みんなのさいわい代表の三宅です。
支援先紹介は、一般社団法人Canopyon Initiative(キャノピオン・イニシアチブ)さんです。
Canopyon Initiativeさんは、アフリカ・ケニアで、地域の方々と協力しながら活動している団体です。人々の暮らしのセーフティネットとなる相互扶助の仕組みや、地域全体の社会・教育基盤といった「非営利の土台」をつくり、中長期的な視点で農村の根幹を支えることを目指して創設されました。
■ 自宅で鳴った電話
2024年11月。私は自宅でパソコンに向かって作業をしていました。スマートフォンが鳴り、出てみると、銀座ミツバチプロジェクト(銀ぱち)の田中さんからでした。
「いま、アフリカのケニアで活動している方と話をしているんです。お話を聞くと支援が必要で、その支援者は銀座ミツバチではなく、三宅さんが適切ではないかと思って」
田中さんがそうおっしゃるのだから、きっとそうなのだろう。それが第一印象でした。田中さんからは、すでに「マルハチプロジェクト」「あきた元気ムラGBビジネス」をご紹介いただき、支援先になっていただいています。今回も、ありがたいご紹介だと思いました。
まずはお話を伺おうと、その場で電話を代わっていただきました。その方が、薬師川 智子(やくしがわ ともこ)さんでした。
■ まだ、法人もありませんでした
薬師川さんは、すでにケニアでご自分の会社を持ち、大豆を加工した味噌などをつくっておられました。けれど、この取り組みをさらに広げていくには、営利企業だけではなかなか広がらない。非営利の団体を立ち上げるべきではないか。そう考えておられました。当時はまだ団体を立ち上げる前で、個人で活動されていたのです。
お話はまだまとまっていませんでしたが、事業に対する熱量がハンパなくすごい。このくらいのエネルギーがないと、ケニアでの事業は進められないのだろうなあ、と思いました。
後日あらためてZoomでお話しすると、「これから日本で一般社団法人を立ち上げたいのですが、どう進めたらいいでしょうか」というご相談でした。私の知っている範囲で、設立に必要なことや、司法書士さん・行政書士さんに相談して手続きを進めるとよいことをお伝えしました。
その後、私がご紹介した方に手続きを依頼され、数か月後に法人化が完了しました。薬師川さんは、第一ステップが終わってホッとしたご様子でした。私も、「やっとこれで支援が始められる」と思いました。みんなのさいわいは、団体を支援する組織で、個人の支援は行っていないからです。
■ 「できること」と「できないこと」
法人ができたあと、薬師川さんから「ファンドレイジングを始めたいので、みんなのさいわいの支援を受けられないでしょうか」とご依頼をいただきました。
ご要望はたくさんありました。その一つひとつを、できること、できないことに整理して、「こういうことでしたら、お手伝いできます」とお話ししました。
できることは、団体の基盤強化につながるプロボノ支援(経営改善のための提案など)と、資金調達の支援(助成金候補を探す、申請書の下書き、クラウドファンディングの伴走、会員制度づくりなど)です。
できないことは、団体が日々行っている業務(情報発信、経理処理など)です。みんなのさいわいはあくまで外部の団体なので、コンサルティングと資金調達のアウトソーシングに特化しているのです。
薬師川さんの答えは、「それでいいので、支援をお願いします」でした。

(写真:2025年1月のキックオフ会議。上段右が薬師川さん)
■ 岩佐賞の採択
支援を通じて、Canopyon Initiativeさんは第7回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞に採択されました。
薬師川さんからは、「皆様のおかげで、SDGs岩佐賞をいただくこととなりました。ご支援いただき誠にありがとうございました」とご連絡をいただきました。
私からは、「SDGs岩佐賞の受賞、おめでとうございます。よかったです」とお返事しました。
■ 薬師川さんからいただいたメッセージ

「困っている人の横に座り話を聞き、できることを差し出す──その心のありかたに、前だけ見て突き進みがちな私はいつも助けられています」
薬師川さんは、こう書いてくださいました。みんなのさいわいの活動を、よく理解してくださっているなあと思います。
Canopyonを担当するチームメンバーは、薬師川さんの活動に共感している、いわば「薬師川さんが大好きなメンバー」です。そのメンバーの献身的な活動を薬師川さんがよく理解してくださっていることを、うれしく思っています。
■ この伴走を、次の10年も続けるために
Canopyon Initiativeさんとの歩みは、私たちだけの力で生まれたものではありません。誰かが誰かを紹介してくださり、プロボノワーカーの仲間が手を挙げてくれて、はじめて続いてきた伴走です。
こうした支援を、この先もしっかりと続けていきたい。けれど、10年分の支援のノウハウは、いまはまだ代表の私と、限られたメンバーの中にしかありません。そして私は、70歳になりました。
だからこそ、次の担い手が育つ学びの場「みんなのさいわい大学(仮称)」を、2028年までに設立します。その第一歩として、いまクラウドファンディングに挑戦しています。
Canopyon Initiativeさんのように社会のために走っている団体の隣に、これからも伴走者がいられるように。ご支援と、このページのシェアで応援していただけたら嬉しいです。
みんなのさいわい 代表 三宅達夫
【12月6日まで挑戦中】セカンドゴール 30万円!目標まであと40,000円
みんなのさいわい10周年!次世代へ紡ぐプロボノ・ファンドレイジングの学びの場



