「あなたは寝たきりの先のキャリアを考えた事がありますか?」
頚髄損傷などの怪我、ALSやSMA、筋ジストロフィーなどの難病、あるいは高齢など、身体を自由に動かす事ができなくなり、たとえ寝たきりになってしまっても人生は終わらない。
さまざまな事情で家から出られない人が、分身となるロボットを操作し、ママ・マスターとしてお客様とお酒を交わし、楽しいひとときを過ごしていただく。そんな未来の実現を目指す、分身ロボットBar&Snack「OrySNACK京都」の常設実験店をオープンするプロジェクトです。
病院では患者でも、ここでは「ママ/ マスター」
分身ロボット「OriHime」を遠隔操作して働く人を、私たちは「パイロット」と呼んでいます。
ALSや脊髄損傷、難病、入院、介護。理由はさまざまですが、身体を現場に運ぶことが困難な人たちです。
分身ロボット「OriHime」は、移動が難しい人のために私達オリィ研究所が開発した、心を運ぶもうひとつの身体。AIロボットではなく、人が遠隔操作で動かすことで、自宅や病院からでもいきたい場所へ行くことを可能にします。元々は主に病気の子ども達が学校に通うために開発し、利用されてきました。
2021年、私たちは東京・日本橋に「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」を開きました。証明したかったのは「寝たきりでも仲間と共に働ける」ということ。
5年間、コロナ禍でのオープンでしたが多くの方にご来店いただき、休業する事なく営業を続ける事ができ、それを証明してきました。
ぜひ、こちらの動画もご覧ください。
分身ロボットカフェの実験から更に先へ、
私達は次へ挑戦します。
ベッドの上から、誰かの居場所をつくる”店長”になれるか
今回挑戦するスナック&バーは、ただお酒を提供するお店ではありません。
出会った人達と関係をつくり、隣り合ったお客様同士をつなぎ、その人にとっての行きつけとなれる空間。
OriHimeを操作するパイロットは、そのお店を演出する”店長”となります。

OriHimeパイロットのスタッフの中には、重度肢体不自由な状態で、動かせるのはわずかな指先や眼だけの人もいます。それでも、誰かにとっての「ここに来れば会える人」「居心地よい場所」になれる。
そして、いつか”自分の店”をもつパイロットが生まれてほしい。これが今回の新たな実験です。
今回は数名のOriHimeパイロットが「1日店長/ママ/マスター」として働きます。
働く人は皆何かの事情で家から出られなくとも、誰かを喜ばせたい、働きたいと願う人達です。
担当するパイロットママ・マスターによって、個性の違う店になる。メニューやイベントが企画されたり、もしかしたらチーママOriHimeや、スタッフの採用なども行うかもしれません。
カウンターに立つパイロットごとに異なる、それぞれの持ち味が出る時間を作ることを目指します。
5年前にご支援いただいた皆様へ、まずご報告を
2021年のクラウドファンディング、あのご支援がどうなったか、まずご報告させてください。
・分身ロボットカフェDAWNver.βはオープン依頼、5年間、営業を継続しています。
・はじめは赤字だったお店も、2023年からは黒字に転じ、持続性がある事を実証しました。
・2025年は年間6万人のゲストをお迎えする店へと成長しました
・働いているOriHimeパイロットは延べ百数十名になりました
・全国の小中高校の教科書にも、掲載されています。
・分身ロボットも改良を重ね、開発を続ける事ができています。
なにより、この常設実験店を通じて私達が手ごたえを感じたのは、人の変化です。
・週2時間しか働けなかったOriHimeパイロットが、声を出し接客することがリハビリになり、週20時間働けるようになった人もいます。
・このカフェで働いた事で自信を得て、外へ出る事ができるようになった人
・寝たきりでも一人暮らしを始め、納税者になる事ができた人もいます。
・特別支援学校から夢ができたことで大学を受験し、OriHimeで通う大学生になったパイロット
・企業への就活に挑戦し、採用されたパイロットも多数
・人と出会い、活動を広げ、起業した人もいます。
・肢体不自由児の特別支援学校の全国71名の中高生にも、これまで人生初の職業体験インターンとして就労体験の場を提供してきました。そのうちの2人は高校を卒業したのち、分身ロボットカフェで働いています。
家やベッドの上から動けなくても、世界を広げる事ができると証明する事ができました。
皆様のご支援のおかげです。心より、感謝申し上げます。
|今回のプロジェクトをはじめた理由
みなさんこんにちは。
オリィ研究所、代表の吉藤です。
私たちのプロジェクトをご覧いただき、ありがとうございます。
分身ロボット「OriHime」は、かつて、ひきこもりで孤独だった私自身の経験を元に開発した分身ロボットです。
私は幼い頃から体が弱く、小5から中学2年まで3年半ほど、ほとんど学校に通えず、ベッドの上で孤独な日々を過ごすひきこもり/不登校となっていました。やがて無気力になり、家族の世話になるばかりで、ただ天井を見つめ続けた毎日の中、「なぜ自分の身体はひとつしかないのだろう。もうひとつ健康な身体があれば学校に行けるし、孤独にならなくてすんだのに」と子どもながらにぼんやりと思っていました。
分身ロボットOriHimeのアイデアは、その頃の孤独な体験から生まれています。
病気や障害で身体を動かせないことは、通学や通勤を諦めるだけでなく、友達と思い出を作る大切な時間も諦めることになります。ベッドの上で天井を見つめ続けるのではなく、会いたい人と会い、行きたいところへ心を運べる「もうひとつの身体」、それがOriHimeです。

そしてもう一人。オリィ研究所の創業期を共にした人物がいます。
それが、寝たきりの秘書・番田雄太。
4歳で頸髄損傷になり、20年以上寝たきりで、盛岡の病院から顎でOriHimeを遠隔操作して東京にある数名のオリィ研究所に出社し、働いていた私の秘書でした。
吉藤(左)と初代OriHimeパイロット番田(右)ある日、私が「番田、秘書なんだからコーヒー淹れてくれよ」と冗談を言うと、彼はこう返しました。
「いいね。じゃあ、そういう身体を作ってくれよ」
私は、接客や運搬ができる120cmの分身ロボット「OriHime-D」を開発しました。
それを開発している私の隣で、OriHime姿の番田と「これができたら後輩を雇って、寝たきりの人が働く店を作ろう」と話していたのが、分身ロボットで働くカフェのプロジェクトのスタートです。
しかし、番田はその完成を見ることなく、28歳で旅立ちました。
「明日少しでも長く生きるために今日何もするなと言われた、"生かされた"20年だった。私は明日死んでもいいから、今日、自分の好きな事をして"生きたい"」
番田が望んだのは、誰かに支え続けられる人生ではなく、働き、稼ぎ、誰かのために何かができる人生でした。
その番田の想いを継ぎ、分身ロボットの改良と、寝たきりになっても働き続けられる方法を研究してきました。2017年に番田1人しかいなかったOriHimeパイロットも、今やのべ約150名に協力してもらい、研究を続ける事ができています。
オリィ研究所も、2021年から分身ロボットカフェがある同じビルに入居、全国各地にいる仲間達と毎日カフェですれ違い日々の挨拶や雑談を交わし、月に1度は皆でオンライン座談会を行いながら、意見交換を続けてきました。
今回の「スナック」も、その中から生まれたアイデアです。
分身ロボットカフェで働いたパイロットが、その接客力や個性をもってお客様をより楽しませられるお店。
AIや自動ロボットが当たり前になってきた2026年、障害関係なく、私達人類は何をすべきか、全人類が问われるこの時代に、あえて人が接客する事の価値。
”スナック” という人と人がママの元に集まる場を、今こそ考える時代が来たのではないかと、東京のカフェのカウンターで実験を重ねながら、いつか小さなスナックの店を作ろうと考え続けました。
今回の挑戦「OrySNACK京都」
その機会は京都を拠点とする大手本屋の大垣書店様との出会いにより現実となりました。
大垣書店様が新たに京都に作る、街の新しい居場所「BOOKHOME」とコラボレーションする形で、京都市中京区のウィングス京都1階に、2026年12月4日、グランドオープンします。夕方から深夜まで営業を予定。夜時間の営業も、分身ロボットカフェでは初の試みです。
そして、以前から交流のあった創業360年を超える京都の酒蔵・北川本家様も、お酒の提供等でご協力くださる事が決定しています。
京都は国内外からさまざまな年代の人が集まり、文化が交わる街です。遠隔操作でカウンターに立つパイロットと、地元の人々、京都で学ぶ学生、旅先でふらりと立ち寄った旅行者がグラスを交わして語り合うことができる場を、距離や身体を超えた出会う事のなかった人と人がつながり、語り合える未来を、この場所から全国へと発信していきます。
今回のプロジェクト専用に、新しい新型OriHime-Dの開発も進めています。

日本橋では、パイロットたちと川田テクノロジーズ社と一緒に開発した「珈琲を淹れる分身ロボット『テレバリスタ』がすでに稼働しています。
京都では、お客様の好みを聞いてお酒を提供する日本酒のバーから始め、やがてお客様に合わせてお酒を提供できるバーテンダーOriHimeなどの開発を進めていきます。
重度障害のある息子を持つ、長年の友人であるエンジニア・「OGIMOテック開発室」廣瀬元紀氏も、「息子にお酒を注いでもらいたい」という思いで開発に加わってもらっています。
また、2025年から実験している、OriHimeを肩に乗せた新しい働き方、OriHime観光ガイドも京都でもぜひ実験したいと思っています。ベッドの上から動けないが英語を話せるパイロットが、海外観光客の方に観光ガイドをするツアー企画も、ぜひ挑戦したいと検討しています。

「障害がある」というのはテクノロジーの敗北だと私達は考えています。
障害は、個人の中にあるのではなく、社会の中にあるのでもなく、選択肢がないだけなのです。
いつか私達も寝たきりになる。障害者ではなく、寝たきりの先輩たちと共に、これからも「寝たきりの先」の研究を続けていきます。
多くの方に、お客様として、支援者として実験に参画いただくことで研究開発の精度を上げていくことができます。ぜひ、ご支援よろしくお願いいたします!
オリィ研究所代表 吉藤オリィ
OrySNACK京都の開店日・会場
【店舗名】分身ロボットBar&SNACK「OrySNACK京都」
【開業日】 グランドオープン2026年12月4日 (プレオープン2026年11月19日)
【定休日】 不定休(休業は公式サイトなどで告知)
【住所】 〒604-8147 京都市中京区東洞院通六角下る御射山町262番地 ウィングス京都1階
【座席数】 9席
【最寄駅】
地下鉄 烏丸御池駅(5番出口) 徒歩5分
阪急 烏丸駅(20番出口)徒歩約5分
バス 烏丸三条徒歩約3分/ 四条烏丸徒歩約5分
建物内はバリアフリー。バリアフリートイレもございます。
京都駅や大阪方面からスムーズに足を運べるだけでなく、錦市場や四条河原町、鴨川なども徒歩圏内。街歩きの合間や旅の夜に立ち寄りやすい場所です。
建物イメージ(ご提供:大垣書店様)
★大垣書店様の新しい滞在型書店「BOOKHOME」とのコラボレーション
新たにオープンする滞在型書店「BOOKHOME」内の施設の一部にてOrySNACKは営業します。
OrySNACKオープン前の時間は、ぜひ「BOOKHOME」にて、本とともにゆったりとした時間をお過ごしください。
★2026年11月19日から12月3日までは、先行予約チケット限定のプレオープン期間です。
BOOKHOMEならびにOrySNACKは12月4日にグランドオープンを迎えますが、クラウドファンディングでご支援いただいた方々限定、11月19日~12月3日までの「プレオープン実験期間」にご予約・参加いただけます。(※この期間は当日予約なしでの来店はできません。)
ママ/マスターOriHimeパイロットもトレーニングを重ねながら、OriHime自体も安定して皆様に接客サービスができるよう調整していく。まさにそんな場が作られていく段階に立ち会っていただける方は、12月3日以前の期間にお越しください。
新しい環境ではじめてマスター&ママデビューをしていくパイロットたちを見守っていただけますし、吉藤はじめ研究チームもお店でデータをとったり、作業のために店舗に頻繁に出入りする予定です。
クラウドファンディング応援者コメント


注目のリターンのご紹介
さまざまご用意したリターンの中でも特に特徴的なものをご紹介します!
1.クラウドファンディング支援者特典つきの先行チケット
いち早く開業後のOrySNACKをお楽しみいただける、先行チケットをご準備しました。
先行チケットは2種類ございます。
1)【一般先行チケット】:60分制。小さな卓上OriHime(見習いマスター/チーママ)が皆さんの前の机の上に座り、一緒に乾杯し、おつまみと共にお酒を楽しんでいただけます。ドリンクは日本酒などから2杯までチケットに含まれ、追加料金で他のお酒もお楽しみいただけます。アルコールが苦手な方には、ノンアルコールドリンクもご用意がございます。
2)【プレミアム先行チケット】:75分制。大きなOriHime-D(マスター/ママ)が皆さんの前に立ち、京都にちなんで厳選した特別な日本酒4種類の飲み比べとおつまみをご提供、日本酒の豆知識と共に個性豊かな珠玉の味を飲み比べていただける特別なチケットです。マスター/ママとゆっくり心を通わせる時間をお楽しみください。アルコールが苦手な方には、ノンアルコールドリンクもご用意がございます。
※チケットは日時指定制となります。後日CAMPFIREメッセージでお送りする予約フォームからご予約ください。
※11月19日~12月3日はプレオープン期間となります。まだ正式開業前のお店で、だれよりも早く、まだ最終調整中のOriHimeとパイロットの接客をご体験いただけます。
【先行チケットスペシャル特典】
さらに、先行チケットリターンをご選択くださった方に支援者限定の「OrySNACK応援団の証、メンバーシップカード」をお届けします!このカードは、今回のクラウドファンディングでご支援いただいた方にしか発行しないものとなります。
1年間有効の特典付き。OrySNACKご利用時にこのカードをお持ちいただけると、ご支援の感謝のお礼としてその都度、同伴者グループ(最大4名)に、日本酒、あるいはソフトドリンクを1杯サービスいたします。
さらに、東京日本橋、分身ロボットカフェ内の「OrySNACK」サービスでも同様にご利用いただけます。
※画像は過去の2021年時のクラウドファンディング時のデザインです。今回のカードも装いを新たにお届けいたします。
2. 吉藤オリィ誕生日記念、吉藤解説付きチケット(11/18限定)
2026年11月19日のプレオープンに先駆けて、11月18日・吉藤の39歳の誕生日に、吉藤が京都OrySNACKのバーカウンターの中に入り、皆さまへ挨拶を行い、一緒に乾杯&記念撮影するサンキューチケットです。
プレオープンのタイミングで偶然誕生日を迎える、特別な思い出を体験できるリターンです。
3.京都には行けないけれど東京には行ける方向けのチケット
サポートしたいけど、京都にはなかなか行けない……という方に、東京日本橋の分身ロボットカフェDAWN ver.β店内にある「OrySNACK」で使えるチケットのリターンをご準備しました。
内容は、京都店でのプレミアム先行予約チケットと同じサービスとさせていただきます。(一部お酒の内容が異なります)
京都・日本橋両方で「同伴者様全員にお酒1杯サービス特典」が受けられるメンバーシップカードと、このクラファンでしか手に入らない京都店オープン記念ステッカーもお届けします!
4.OrySNACK京都オープン記念グッズ
応援いただける方へのお礼に、グッズをご用意させていただいております!
今回のグッズはアクリルスタンドフィギア3点セット(吉藤オリィ・OriHime-D・OriHime)と、ステッカーです。
吉藤オリィアクリルスタンドは、今回のクラウドファンディングのみの限定品とさせていただきます。
ぜひ、今回OrySNACKには来れない方も、ご自宅でOriHimeたちと乾杯を楽しんでいただければと思います。
アクリルスタンド3点セットイメージ画像(※画像はイメージです)
アクリルスタンドフィギュア3点
※アクリルスタンドのサイズ:高さ約10cmのものが2点、約5cmのものが1点 ※ステッカーのサイズ:縦約8cm横約5cm ※グッズの発送は11月頃を予定しています。
その他、OriHimeをレンタルする事ができるプラン、吉藤の一点ものの新開発アイディアの設計図を額装してお届けするプランなど、さまざまなリターンをご準備しています。
ぜひリターン一覧をご覧ください!
OrySNACK京都オープン後、しばらくはクラウドファンディングのお客様優先の接客となります。
この機会を是非お見逃しなく!
すべてのリターンに感謝の気持ちを込めています。OrySNACK京都で、お待ちしています。
※クラウドファンディングの性質上、キャンセルされた場合の返金などは行っておりませんので、ご了承ください。日程変更で対応させていただきます。
資金の使い道
今回、クラウドファンディングで集める資金は、主にママ/マスターが操る新型OriHime-Dなどの分身ロボットの開発費用、その他パイロットやスタッフの人件費、音響などの設備、交通費に利用させていただきます。
注意事項
【一般先行チケット/プレミアム先行チケット注意事項】
・チケットは紙のチケットを、ステッカーなどのグッズと共に郵送させていただきます。当日は必ずこのチケットをお持ちください。チケットをお持ちでない場合、ご案内ができない、あるいは現地支払いでのご案内となってしまいます事をご了承ください。
・チケットは日時指定制となります。後日CAMPFIREメッセージでお送りする予約フォームからご予約ください
・お席のお時間は、一般先行チケットは60分、プレミアム先行チケットは75分です。必ずご予約の5分前にはお連れ様全員お揃いの状態でご来店いただくようお願いいたします。
・遅刻された場合は、すべてのサービスの内容をご提供できないことがあります。
・席の都合上、他のお客様とのご相席をお願いする可能性がございます。
・チケット有効期限は2027年10月31日までです。
【OrySNACKメンバーシップカードについて】
一般先行チケット・プレミアム先行チケットをご支援くださった方全員に支援者限定の「OrySNACK応援団の証、メンバーシップカード」をお送りいたします。1年間の間、OrySNACKご利用時にこのカードをお持ちいただくと、その方の同伴者全員(最大4名)に1ドリンクサービスさせていただく、クラウドファンディング支援者限定の特別カードです。
・サービスはこのカードを持ってこられた方と同時に来られた方に限ります。複数人がお持ちの場合も、サービスは1組につき1回になります。
・日本酒飲み比べのプレミアム先行チケットの場合は、同伴者だけでなく同じ時間の相席した方全員に1ドリンク提供となります。
・2027年末まで有効。また、こちらのメンバーシップカードは京都だけでなく東京日本橋の分身ロボットカフェの中にあるOrySNACKでも同様のサービスをご利用いただけます。




