はじめに・ご挨拶

この度は、私たちのプロジェクトページをご覧いただき、ありがとうございます。
熊本県八代市日奈久温泉街でヒナグみそを製造している味噌屋「丸屋商店」の5代目、丸木浩嵩・果歩里です。
私たちが造る「ヒナグみそ」は、大正3年の創業から110年以上、日奈久の地で受け継がれてきたものです。
地域の皆さまに支えていただきながら、長い年月をかけてこの味を守り、今へとつないできました。
しかし、令和8年の熊本地震により、工場や店舗、製造設備などに大きな被害を受け、味噌を造ることができなくなってしまいました。
崩れた工場を目の当たりにし、本当に再建できるのかと悩む中、全国からたくさんの声が届きました。
「子どもの頃からずっとヒナグみそ」
「ふるさとの味」
「給食で食べていた懐かしい味」
「また食べたい」
その言葉を一つひとつ受け取り、改めて感じました。
「ヒナグみそ」は、日々の食卓にある味であると同時に、たくさんの人たちの思い出の味なのだと。
だからこそ、ここで途絶えさせたくありません。
もう一度、ヒナグみそを皆さまのもとへ届けたい。
「私は、再建したい」
110年以上続いてきたこの味を、これまでの歴史とともに守り、これから先の世代へつないでいきたい。
そのために、建物の修復や製造設備の補修、衛生環境の整備を進め、味噌造りの再開を目指します。
そして、ヒナグみその復活が、私たちが大切にしてきた日奈久の復興のひとつにつながればと思っています。
どうか皆さまのお力をお貸しいただけますと幸いです。
応援のほど、よろしくお願いいたします。

【プロジェクトオーナー】
丸木 浩嵩(まるき ひろたか)
丸屋商店5代目。日奈久で丸屋商店の長男として生まれ育ち、進学を機に地元を離れましたが、2016年の熊本地震をきっかけに帰郷。2018年、先代の父・浩二が急逝し、32歳で5代目として丸屋商店を継ぎました。それからは丸屋商店の代表として、先代から受け継いだ味噌造りを守りながら、店を営んできました。
丸木 果歩里(まるき かほり)
丸屋商店5代目・丸木浩嵩の妻。八代で生まれ育ち、子どもの頃からヒナグみそは身近な存在でした。2019年の結婚を機に、日奈久へ移住。看護師の仕事を退職し、2020年4月から丸屋商店で味噌づくりを学び、現在に至ります。2024年~2025年には、やつしろ未来創造塾第5期に参加し、ヒナグみその米麹と日奈久温泉水を使ったフェイスマスクの商品開発にも取り組みました。

丸屋商店について
丸屋商店は、八代市日奈久の薩摩街道沿いにある老舗の味噌屋です。
大正3年の創業から112年目を迎え、現在は5代目の丸木浩嵩が、先代から受け継いだ味噌造りを守っています。
丸屋商店の看板商品「ヒナグみそ」は、日奈久で生まれ、長年にわたり八代の地域の食卓で親しまれてきました。
日奈久温泉街が今よりも賑わっていた50~60年ほど前には、20kgの味噌が入った樽を抱えて、地域のお客様のもとへ配達する日々を送っていたと祖母から聞いています。
その後、3代目の祖父の代から袋入りのみそへと形を変え、スーパーにも並ぶようになり、少しずつ販路を八代市全体へ広げていきました。


現在では、八代市の学校給食にもヒナグみそを提供しています。
幼稚園、小学校、中学校の給食で味噌汁として親しまれ、子どもの頃からヒナグみそを食べてきたという方も少なくありません。
ヒナグみそは、八代の食卓の中に長くあり続けてきたふるさとの味です。
家族で囲む食卓や地域の行事など、日々の暮らしの中に寄り添い、多くの方の思い出とともに歩んできました。
日奈久で生まれ、地域の中で育まれてきたヒナグみそ。
私たちは、この味噌をこれからも地域の皆さまに届け、次の世代へつないでいきたいと考えています。


地震によって、一瞬で失われた日常
今回の地震で、日奈久温泉街は被災し、街並みは大きく変わってしまいました。
そして、私たちの大切な丸屋商店の建物や、味噌造りに必要な設備も、大きな被害を受けました。
工場内部の壁が崩れ、外が見えるほどの状態になり、断裂した水道管からは水が噴き出していました。
味噌造りに必要不可欠なNK缶という大きな窯も、土台部分がひび割れ、損傷してしまいました。
また、工場内の壁が崩壊したことで、麹を寝かせる麹室にも土壁のほこりが舞い込み、当時寝かせていた麦麹も、すべて廃棄することになりました。
工場の壁が崩壊している様子を目の当たりにし、「これから先、どうしたらいいのか」「本当に再建できるのだろうか」そんな思いが頭をよぎりました。





そんな中、崩れた土壁から出てきたのは、140~150年ほど前のものだという古い釘でした。
この建物は、第二次世界大戦や歴代の大型台風、水害、2016年の熊本地震など、長い年月の中でさまざまな出来事を乗り越えながら、今まで残ってきた建物なのだと感じました。
丸屋商店がこれまで乗り越えてきた歴史を改めて思うと、ここでその伝統を途絶えさせたくない、と思いました。
昨年は、傷みが進んでいた工場中央部分に柱と梁を入れ、建物の補強を行っていました。
今回の地震で建物は大きな被害を受けましたが、この補強があったことで、幸いにも従業員は誰一人けがをすることなく無事でした。
味噌造りに必要な知識、経験、技術を持った職人たちも、無事でいてくれました。
もう一度、ヒナグみそを届けたい
人が無事だったことは、私たちにとって何よりも大きなことでした。
だからこそ、私たちは「もう一度、ここから立ち上がろう」と思うことができました。
しかし、地震によって、これまで当たり前のように皆さんの食卓へお届けしていたヒナグみそを、作ることができなくなりました。
そのことが、悲しくて、悔しくてたまりませんでした。
一方で、全国から届いたたくさんの応援の言葉が、私たちの背中を押してくれました。
「またヒナグみそを食べたい」
「ずっとヒナグみそが好きです」
そんな皆さんの声に、応えたい。
そして、ここでヒナグみそを途絶えさせてしまったら、きっと私たちは、この先ずっと後悔し続けるのではないかと思いました。
子どもの頃から親しんできたヒナグみそを、いつか自分の子どもや孫たちにも食べてもらいたい。
これからも八代の皆さんに、給食や食卓を通して親しんでもらいたい。
そう思い、私は夫の浩嵩に、「私は再建したい!!」と伝えました。
夫も、地震によって気持ちが折れかけていました。
それでも、取引先のスーパーの皆さまと被害状況について話す中で、再建を望む声やたくさんの激励の言葉をいただき、少しずつ再建へ向けて進む勇気をもらいました。
何年かかる道のりになるのか、今はまだ想像もつきません。
それでも、もう一度、皆さんの食卓へ、皆さんの手元へ、ヒナグみそをお届けしたい。
その気持ちを胸に、私たちは再建へ向けて歩んでいきたいと思っています。
先代たちが築いてきたものを大切にしながら、5代目としてヒナグみその味を未来へつないでいきたいと思っています。

新しい日奈久へ向けて
今回のプロジェクトは、ただ以前の姿に戻すためだけのものではありません。
この経験を乗り越え、これまで以上に長く続いていくお店へ。
110年以上続いてきたヒナグみその「第二章」へ向けた、新たな一歩だと考えています。
味噌づくりを再開することで、日奈久地域全体の復興に少しでも貢献し、これまでと変わらない味を守りながら、新しい日奈久を目指します。
私たちは以前から地域おこしにも関心があり、日奈久温泉街を盛り上げたいという思いから、新たな日奈久土産として、ヒナグみその麹と日奈久温泉水を使ったフェイスマスクの商品開発にも取り組みました。

今回の再建を機に、さらに新しいことにも挑戦していきたいと思っています。
商品を並べた直売所や、みそ汁としてヒナグみそを味わっていただける試飲スペース、カフェスペースの設置、工場見学など、ヒナグみそを通して日奈久の魅力を感じてもらえる場所をつくりたい。
ヒナグみそを買うだけではなく、味わい、知り、楽しんでもらえる場所へ。
日奈久を訪れる皆さんにも足を運んでいただき、ヒナグみそを通して日奈久の魅力を発信できる、これからの日奈久に必要とされる丸屋商店を目指します。
この夢を実現するためにも、まずは丸屋商店を再建し、味噌づくりを再開しなければなりません。
110年以上受け継いできた味を守りながら、新たな挑戦を重ね、ヒナグみその第二章を築いていきたいと思っています。

具体的な復興計画
このプロジェクトでは、まず被災した建物の修復・改修工事を行い、味噌づくりを再開できる環境を整えていきます。
そして、建物の工事とあわせて、味噌づくりに必要な製造設備の見直しも行います。
これまでの作業導線も見直し、より効率よく、従業員の身体への負担を減らしながら、無理なく味噌づくりを続けていける工場づくりを目指します。
また、食品を扱う環境として、気密性を高めた工場環境を整え、衛生面もこれまで以上に強化していきます。
さらに、産業技術センターに検査を依頼し、専門的なアドバイスをいただきながら、これまで培ってきた味噌づくりを見直し、より良いものへとつなげていきます。
これらの工事や設備の整備、環境づくりを進め、味噌づくりを再開できる状態を目指します。
このように再建に向けた計画を進めていますが、現在、地震による被害を受けた地域では工事の依頼が集中しており、施工業者の確保や工事の時期については、まだ確定していません。
そのため、再建までには、まだ時間がかかることが見込まれます。
そこで、工場を再建するまでの間も、皆さんに少しでもヒナグみそをお届けしたいと考えています。
そのために、これまで取り組んだことのないフリーズドライの味噌汁の商品化にも挑戦し、販売できる体制を整えていきたいと思っています。

工場の再建を待つだけではなく、今できること、そしてこれからできることにも挑戦しながら、ヒナグみそを皆さんの手元へ届け続けること。
それも、私たちが目指す復興のひとつです。
● スケジュール
2026年9月~10月 クラウドファンディング実施
2026年10月末 クラウドファンディング終了
2026年11月~2027年3月 リターン品の発送
※新店舗へのお名前掲載など、一部のリターンはこの期間に実施できません。
2028年12月以降 新店舗完成・営業再開予定
※新店舗へのお名前掲載などは、営業再開後に実施予定です。
※店舗の工事は、準備が整い次第実施いたします。
そのため、スケジュールが変更になる場合がございます。
● 資金の使い道
皆さまからいただいたご支援は、主に被災した建物・設備の再建費用、営業再開までの運営に必要な費用、クラウドファンディングの返礼品費用等として、大切に使用させていただく予定です。
復旧の進捗や具体的な資金の活用について変更が生じた場合は、随時、活動報告等を通じてお伝えしてまいります。
今回のクラウドファンディングでいただくご支援だけですべての復旧費用を賄えるものではありませんが、皆さまからいただくご支援を力に、再建に向けて一歩ずつ進んでまいります。
皆さまへのお願い
八代のふるさとの味である「ヒナグみそ」を、これからも皆さまに届け続けるために、私たちは再建に向けて歩み始めます。
皆さまからの応援が、ヒナグみその復興、そして日奈久の復興を支える大きな力になります。
ヒナグみそを守ることは、110年以上続いてきた味を守ること。
そして、ヒナグみそを通して、日奈久を応援していただくことにもつながっていくと考えています。
地域の復興、そしてこれからの日奈久の未来のために。
ヒナグみそを通して、日奈久を応援していただけたら嬉しいです。
日奈久は、ここから立ち上がります。
リターンについて
応援いただいた皆さまには、
●日奈久のご当地キャラクター「ちくワン」や「ちくわガール」とコラボしたヒナグみそデザインのTシャツやステッカー
●50年以上の時を経て倉庫から出てきたヒナグみそバッグ
●日奈久温泉水と丸屋商店製造の米麹を使ったフェイスマスク
●地震を乗り越えたヒナグみそ・米・麦あわせみそ
など、さまざまなリターンをご用意しています。
このクラウドファンディングをきっかけに、ヒナグみそだけでなく、日奈久のことも知っていただけたら嬉しいです。
それぞれのリターンを楽しんでいただきながら、ヒナグみその復興、そして日奈久の復興を応援していただけたら嬉しく思います。

終わりに
ここまでこのプロジェクトページを読んでくださり、本当にありがとうございます。
私たちは、110年以上続いてきたヒナグみそを、ここで途絶えさせたくありません。
地震によって、これまで当たり前だった日常も、味噌を造れる環境も、一瞬で失われました。
それでも、たくさんの方からいただいた「またヒナグみそを食べたい」という声に、私たちは何度も背中を押してもらいました。
この応援を無駄にせず、必ずもう一度、ヒナグみそを造り、皆さんの食卓へ届けたい。
ヒナグみそを通して、日奈久のことを知ってもらい、日奈久を訪れてもらい、地域のこれからにつなげていきたいと思っています。
そして、この大好きな日奈久温泉街を、全国の皆さんに知ってほしいと思っています。
私たちだけの力では、再建への道のりは簡単なものではありません。
だからこそ、皆さんと一緒に、この町の味と、これからの未来をつくっていきたい。
皆さんからいただく応援が、ヒナグみその第二章を開く力になります。
どうぞ最後まで、私たちの挑戦を応援していただけたら嬉しいです。
皆さまの温かい応援を、どうぞよろしくお願いいたします。


合資会社 丸屋商店
〒869-5136 熊本県八代市日奈久東町209
▶ 丸屋商店WEBサイト https://hinagumiso.jp/
ヒナグみそ丸屋商店のInstagram(@hinagumiso.maruya1914)でも、
丸屋商店の復興に向かう様子や、日奈久の町の様子を発信していきます。
https://www.instagram.com/hinagumiso.maruya1914/
ぜひフォローして、日奈久のこれからを見届けていただけたら嬉しいです。

ページ内で紹介している動画は、TKU熊本テレビに取材いただいた際のものです。
NHK熊本「クマロク!」に取材していただきました。
※プロジェクト期間中であっても、公開期間終了後は閲覧・視聴できなくなる場合があります。
あらかじめご了承ください。







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