
2年前のことです。
収穫が本当に終わらなくて、りんご園に雪が積もってしまったことがありました。周りの農家さんたちはすでに冬支度を終え、ストーブで暖まりながら倉庫などで選果の作業に励んでいる12月(仕事の早い人はそれすらも終わらせ、りんご以外の何かに取り組んでいるはず…)、私たちは雪のなか半ベソをかきながら収穫の作業をしていました。
降った雪はりんご畑の土の上だけではなく、りんごにも10cmほどこんもり積もっていました。りんごは樹上で完全に熟しており、蜜もたっぷり入っていました。りんごの上の方は赤く、お尻の方はオレンジ色に染まり、蜜が入ることによって光をぼぅっと通す様子は、まるでランタンのようでした。実際に見たことはありませんが、きっと台湾のランタンのお祭りもこんな風に綺麗なんじゃないかなぁと感じました。ちゃんとしたカメラを持っていかなかったことを悔やみました(収穫をしに畑に来ているので、生産者としては正解かも)。
綺麗だなぁと、ぼんやりとりんごを眺め続けているわけにもいかず、できるだけ雪の中での収穫を長引かせないためにも、疲れた体に鞭を打って収穫作業に当たりました。慢性疲労に加え、肩甲骨周辺の筋肉も悲鳴をあげていましたが、大きな怪我をせずに収穫を終えられた時のほっとした気持ちは今でも覚えています。
無事に収穫を終えることができたのは、ひょこっと現れた茶トラの子猫のおかげかもしれません。この茶トラのことは、また別の機会にご紹介します。
クラファンも残り【16日】、ご支援くださった方は【13名】になりました。本当にありがとうございます!
雪の中で光るりんごを見た自分がいたことを、忘れないようにしないといけないなと思います。



