今回のプロジェクトでは、青森の冬を含め、年間を通して軽キャンピングカーを活用することを想定しています。
そこで、車両を選ぶにあたって以前から気になっていたのが、「軽キャンピングカーの断熱性」でした。
特に床面については、カタログやWeb上の情報だけでは分からない部分も多く、「実際にはどのような考え方で作られているのだろう?」という疑問がありました。
そこで今回、軽キャンピングカー「テントむし」を製作している有限会社バンショップミカミ様へ、床断熱について直接問い合わせてみました。
すると、想像していた以上に詳しく、そして実際の冬季使用を考えるうえで非常に参考になる回答をいただきました。
①「断熱材を増やせばいい」だけではない
今回特に印象に残ったのは、断熱性能だけを追求すればいいわけではない、ということです。
軽自動車をベースとしたキャンピングカーでは、断熱材などを追加すれば当然重量が増えます。
しかし重量が増えることで、軽自動車ならではの許容荷重や前後の軸重、室内の高さ、安全性などにも影響が出てきます。
つまり、断熱性能だけを見るのではなく、重量・安全性・居住性とのバランスまで考える必要があるということです。
これは、実際に車両を製作しているメーカーだからこそ聞けた話だと感じました。
②冬季使用では「床」だけを見てはいけない
さらに、冬の車中泊については床だけではなく、FFヒーターや窓、結露、防錆、電装系など、様々な部分を考える必要があるとのアドバイスもいただきました。
特に青森のような積雪・寒冷地で使用する場合、単純な「寒さ対策」だけではなく、融雪剤などによる車両の錆や、冬季の水分・結露への対策も重要になります。
また、窓についても断熱・結露対策や、フロントガラスからの冷気への対策など、複数の方法が考えられることを教えていただきました。
「冬に暖房を入れれば大丈夫」ではなく、そもそも冷気をどこから入れないようにするかという視点も必要なのだと気付かされました。
③メーカーに直接聞いてみて分かったこと
今回の問い合わせで一番大きかったのは、カタログのスペックだけでは分からない、実際の使用を想定した考え方を知ることができたことです。
そして、メーカーから教えていただいた内容を踏まえると、今回の車両選定では、
断熱性能
重量
軸重
室内高
安全性
暖房設備
結露対策
防錆
電装系の水対策
などを、一つひとつ別々に考えるのではなく、車両全体としてバランスを考える必要があると感じました。
今回いただいた内容は、今後の車両選定に活かしていきたいと思います。
なお、今回の回答には製品の具体的な仕様や設計に関わる情報も含まれていたため、活動報告ではそうした詳細な寸法・部材・構造・施工方法等については掲載せず、私自身の車両選定に役立った一般的な知見として要約しています。
このような貴重な情報を丁寧に教えていただいた有限会社バンショップミカミ様に、この場を借りて改めて御礼申し上げます。
今回のプロジェクトでは、単に「車を手に入れる」ことだけを目的とするのではなく、実際に使う環境を想定しながら、ひとつひとつ調べ、考え、記録していきたいと思っています。
今後も、他のキャンピングカービルダーにも同様の質問を行い、メーカーごとの考え方や違いについても調べていく予定です。
まだ車両は決まっていません。
だからこそ、今の段階でできることから少しずつ調査していきます。



