せっかくこのような機会を貰い、多くの方にご支援頂くこと叶っておりますので、オープンに際しては、特別な商品を用意してみようと考えています。 今後、この場を借りて逐次ご報告していきますが、まず最初にご用意したのは遊廓や赤線調査に欠かせない「アノ本」たちの豆本です笑 高さ10センチ程度。中はとても小さい文字ですが、本物同様、しっかり読めます!首都圏や中京、京阪神の内容を抜粋して編んでみました。 こちらはネット販売せず、当店の店頭だけの商品とする予定です。是非、ご来店の上お手にとって頂ければと思います。
店内は約7畳ほどの狭さです。当店が扱う書籍は、戦前もしくは戦後も間もない本。その特徴として、現在よりも比較的文字が小さく、読むのも少し疲れます。 手にとって選書することを考えると、お客様がゆっくり吟味できるよう、椅子など設置したかったのですが、狭い店内に椅子などを置くと、あっという間にスペースが占有されてしまいます。 そこで小さな4畳半の小上がりを設置しました。ディスプレイと腰を下ろすスペース(そして在庫の収納も)を兼ねています。こちらに腰を下ろして、選書して頂ければと思います。 少し経営に余裕が出てきたら、女郎さんやパンパンガールに扮した売り子さんを坐らせてみたいなと考えています。
滝のように汗を流しながら、改装作業を続けてきましたが、やっとクーラーが設置されました。 先代が遊廓赤線を経営されていた大家さんのご厚意で設置してくださいました。ありがたいです。
壁や床の汚れを取った後で、下地塗りした上で塗装しています。 ようやくゴールが見えてきました…。今日は台風なので、改装もお休み。
カストリ書房が開店する通りは、赤線があった当時は「伏見通り」との呼称のあった場所です。『全国女性街ガイド』の著者、渡辺寛は伏見通りは以下のように紹介しています。 「この2、3年急激に増店したのが大門寄りの伏見町通りで、金よし、むさし、盛岡、思い出、みね、品川、分美奈登、中川など平均女二人の店が軒を並べている。」 ここ吉原も全国各地に遍在した赤線区域の例に漏れず、年追うごとに赤線建築が消失していますが、吉原の中では比較的、建物が残されている区域で、以下がその残されている赤線当時の建物です。屋号は吉原の鳶頭 荒井一鬼氏(平成27年没)が作成した売春防止法施行時の地図を参照。 プリンセス 黒潮 親切