
いつも「The Borderless 2026」を応援してくださり、ありがとうございます。今日は、この舞台をつくりたいと思った、私自身の経験をお話しします。
私は、うつ病になり、人生に希望を持てなくなった時期がありました。
治療中、むくみや体重の変化に悩み、変わっていく自分の体が嫌でたまりませんでした。
運動しなくちゃと思っても、体が動かない。食べていないのに太っていくように感じることが怖い。悔しいのか、悲しいのか、自分でも分からないまま、毎日泣いていました。起き上がる気力すらありませんでした。
当時は、病気になった自分を「弱い」「根性がない」と責めてもいました。
そんな私の心に残っていたのが、子供との「日本一になる」という約束です。
前年の日本大会では特別賞をいただきましたが、目指していた日本一には届きませんでした。その約束を果たせないまま病気になった自分を、許せずにいたのです。
子どもたちに誇れる母親になりたい。歯を食いしばって頑張ったら、見える景色が変わるかもしれない。
そんな思いで、もう一度、和装の大会に挑戦しました。外の世界との接点を断ったら、自分は本当に立ち上がれなくなるのではないか。そんな気持ちもありました。
今振り返ると、もっとゆっくり休んでもよかったと思います。病気になったことは、弱さでも根性のなさでもなかったのだと、今は思います。
それでも、日本一のタイトルをいただいた時、初めて自分に「頑張ったね」と言ってあげられた気がしました。
何を認められたのか、はっきりと言葉にするのは難しいのですが、「やると決めて、最後までやり切った自分」を、あの時は認めてあげられたのだと思います。
この経験が、「The Borderless 2026」をつくりたいと思った原点のひとつです。
私自身は日本一を目指しましたが、この舞台は順位を競う場所ではありません。
一人ひとりが、それぞれのペースで「やってみたい」に一歩踏み出す。そして、「楽しかった」「やり切った」「自分、頑張ったな」と思える。
そんな時間をつくりたいと思っています。
一度の舞台ですべてが変わるとは思っていません。それでも、自分を少し認められた経験が、その人のこれからを支える力になったら嬉しいです。
皆さまの応援を力に、一人ひとりが主役になれる舞台を準備してまいります。引き続き、温かく見守っていただけましたら幸いです。
The Borderless 2026運営代表
立沢みづき



