今回は、自然乾燥させた木曽檜(きそひのき)を、RYOBI(リョービ)の自動カンナ盤「AP10N」を使ってプレナー加工していきます。
木曽檜は、きめ細かく美しい木目と、独特の香りが魅力の木材です。特に今回使用する材料は、木目が非常に細かく、自然乾燥ならではの風合いを持っています。
長い時間をかけて自然乾燥させた木材は、一本一本に微妙な反りやねじれ、厚みの違いが生じることがあります。そのため、加工を始める前には木材の状態をよく観察し、それぞれの癖を見極めることが大切です。
■ 自動カンナ盤によるプレナー加工
今回の作業では、まず木材の表面を薄く削り、一皮むくところから始めます。
自然乾燥した木材の表面には、乾燥中に付着した汚れや、時間の経過による変色、製材時の鋸目などが残っています。
プレナー加工によって表面を薄く削り取ることで、木曽檜本来の美しい木肌と、きめ細かな木目が少しずつ現れてきます。
使用するRYOBI AP10Nは、材料を自動で送りながら一定の厚みに削ることができる自動カンナ盤です。
加工の際には、一度に深く削るのではなく、木材の状態を確認しながら少しずつ切削していきます。
また、木目の流れや逆目にも注意が必要です。木材にはそれぞれ繊維の方向があり、削る向きによっては表面がむしれたり、逆目が起きたりすることがあります。
できるだけ木肌を傷めず、美しく仕上げるため、削り具合を確認しながら慎重に作業を進めます。
なお、自動カンナ盤は基準となる面に対して厚みをそろえる機械なので、反りやねじれのある材料は、必要に応じて基準面を整えてから加工することが重要です。
■ 一皮むくことで現れる木曽檜の美しさ
プレナー加工の楽しみのひとつは、木材の表面を削った瞬間に現れる新しい木肌です。
くすんでいた表面から、木曽檜特有の淡く美しい色合いと、繊細な木目が現れてきます。
加工中には檜ならではの香りが広がり、木材を扱う楽しさを改めて感じさせてくれます。
特に木目の詰まった材料は、削り上がった表面の表情も美しく、木材が持つ自然の魅力を実感できます。
■ 次の工程は必要な厚みへの調整
今回の作業は、あくまでも本格的な寸法出しに向けた最初の工程です。
まずは表面を一皮むき、木材の状態や木目を確認します。
その後、製作する部材の用途に合わせて、必要な厚みへと少しずつ削り込んでいきます。
木材は一見まっすぐに見えても、内部応力や乾燥状態によって、加工後にわずかな動きが生じることがあります。
そのため、材料の状態を見ながら無理に削りすぎず、寸法や仕上がりを確認しながら進めることが大切です。
木材は工業製品とは違い、一本として同じものがありません。
木目の方向、硬さ、反り、香り、色合いなど、それぞれの個性を理解しながら加工することが、良いものづくりにつながると考えています。
今回は、そんな木曽檜の自然乾燥材を使った、プレナー加工の様子をご紹介します。
木曽檜の美しい木目や、表面が削られていく様子を、ぜひご覧ください。
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