【藤沢】駅前「フジサワ名店ビル」を舞台に描く群像映画『名店にて』制作プロジェクト

1965年から藤沢駅前にあるフジサワ名店ビルを舞台に、そこで生まれた人々の何気ない時間や記憶を、映画として未来へ残す

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芳雄役(1980~1990年代):岡本弦さん

─『名店にて』に出演するきっかけは?

僕は藤沢の辻堂っていうところが、出身なんですけど。4、5歳ぐらいの時から、父親にくっついて、有隣堂に行ったりとかしていて、すごく思い出深い場所だったので。オーディションは芳雄の役で受けたんですけど、全然違う役でもいいから関われたらいいなと思って、応募させていただきました。 


─芳雄の役に決まった時はどうでしたか?

嬉しかったですね。芳雄は観覧車を復活させようと頑張っている人物ですけど、観覧車っていうものが芳雄にとってすごく大事で。若い時から観覧車を復活させようと頑張って、そのまま歳をとって、でもやっぱりまだ観覧車のことが心残りで、みたいな。観覧車が彼にとって夢であり、さらには呪いのような存在になっていて、それが自分にとっての役者とか芝居というものに重なりました。

僕も今35歳で、去年ぐらいにもう芝居をやめようと思ってたんですけど、やっぱり結局今辞められていないので(笑)自分にとって芝居というものが、夢でもあり、呪いのような、ちょっと厄介なものだったりもして。僕も、芳雄みたいに、おじいちゃんになっても役者っていうものが、ずっと残っているのかなとか思います。

それぞれの叶わなかった夢とかそういうものって誰しもあるだろうし、その夢をずっと持ったまま生きている人っていうのは、世の中にはたくさんいると思うんです。だから、見て下さる方にも共感できるところがあるのではないかと思います。


─どういう映画にしたいですか?

今回の作品は、タイトルが『名店にて』ということからも、この名店ビルが主役だと思うので、まずそこを楽しんでもらいたいです。60年分のいろんな人の思い出がこのビルにはあると思います。それぞれの思い出や当時のことを思い出して、ぜひ楽しんでいただきたいです。


取材・写真撮影:強田美央

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