はじめに・ご挨拶

皆さん、こんにちは！私たちは「エンパワーするNGO」YWCAのメンバーとして、世界120ヵ国とつながり、女性や少女たちの人権や健康や環境が守られる平和な世界を実現するために活動しています。11月に南アフリカ・ヨハネスブルグで開催される女性たちの国際会議に、私たち8名のUnder 30ユースが参加します。世界中から集まる若い女性リーダーたちと出会い、彼女たちがどんな課題を持ち、どう取り組んでいるのかを肌で感じてきたいと思っています。

このプロジェクトで実現したいこと

若い女性が世界を変える！
4年に１度開催されるこの国際会議、今回のテーマは「ジェンダー平等に向けて、若い女性たちが権力構造を変革する」です。ちょっと難しいですが、世界において女性（特に若い女性）は、女性であるということだけで、暴力を受ける、教育を受けられない、財産を相続できない、行動の自由がないなど、さまざまな社会的、経済的、文化的、政治的な壁に阻まれてその能力を発揮できないでいます。世界各国のあらゆる年代の女性と共に、また男性にも働きかけて、若い女性が自らのイニシアティブでこの見えない壁を打ち破り、一人ひとりが大切にされる社会を築くことだと私たちは理解しています。

若い女性が世界を変えることができるように、会議では世界で活躍するYWCAの女性たちによる講演やグローバルな課題に関するディスカッション、交流会、リーダーシップトレーニングを受ける機会が設けられています。私たちは各国のユースが直面している社会課題とその解決のための主体的な取り組みの実践に学び、そのノウハウを日本に持ち帰って周りのユースと共有することによって、真のガール・パワーで（いわゆる「女子力」ではなく！）日本社会を変えることを目指しています。

受け身なだけではなく、「ユースがYWCA運動の主体となるには？」と題するディスカッション／プレゼンテーションのセッションもユースメンバーが開催します。また、日本のYWCAの代表として、日本の活動紹介や、「ヒバクシャ国際署名」の署名活動も行う予定です。トレーニングやプレゼンテーションの様子は現地からこのプロジェクトを通じて、また、日本YWCAのFacebook、Twitterでもどんどん発信していきます！

＜国際会議スケジュール＞
日時：2019年11月17日～11月22日
場所：南アフリカ・ヨハネスブルグ
内容：本会議（予算・決算、活動報告、選挙等）のほか、基調講演、ディスカッション、各国のブース展示やワークショップ、礼拝、アパルトヘイトの歴史やネルソン・マンデラ元大統領による自由への闘争の足跡をたどるツアーなど。

私たちが参加します！　

―トップバッターは「ももちゃん」です。自己紹介をお願いします。（人生のテーマは「軽やかな愛」！）

人生のテーマは軽やかな愛、神戸YWCA所属のももです！大学院修士1年で、ボランティア活動やESD(持続可能な開発のための教育)に関する研究をしています。幸せってなに、愛ってなに、誰も排除しない社会ってどうやったら実現できる？　…そんなことを日々考えています。

―会議に参加する目的、持ち帰りたいことは何ですか？

YWCAの強みのひとつは、地域で具体的な課題や人とつながりながら、世界的なネットワークの中で動くことができること。国際的な運動体の一員であることの体感を熱をもって持ち帰り、目の前の活動に埋没しがちな私たちの活動と社会変革との関係を問い直す場をもちたい。世界で直面している問題について生の声をまとめ、持ち帰り、共有したい。経済、性別、障がい、年齢、国籍…分断社会のなかで、どのようにネットワークを構築していけるのか、協働の在り方のヒントを会議でつかみたい。

―あなたにとって「ジェンダー平等に向け、若い女性が権力構造を変革する」とは？

若い女性という、あらゆる側面において抑圧されてきた歴史をもつ私たちが構造変革の主体となっていくプロセスは、他の周辺化された人たちのまなざしを変える役割を担うこともできるのではないかと考えます。

―次に「まっきー」の自己紹介です。（熊本YWCAでコミュニティカフェ、オープン♪）

まっきーです。社会人1年目で、訪問介護の仕事をしています。私は大学1年生の時にYWCAに出会いました。普段は熊本YWCAで活動しています。10代～70代の仲間と共に留学生や子どもたちの支援を主に行っています。

―会議に参加する目的、持ち帰りたいことは何ですか？

「できるだけ多くの方とコミュニケーションを取る」ということです。会議は様々な場所からそれぞれ異なる背景を持った人が集まる場です。何に関心があるのか、何を想い、何を考えているのか、何を望んでいるのか、何を目指しているのか…などを聞き、発信したいと思っています。日本で、他国で起こっていることは身近な問題につながっているかもしれない。もっと関心を持ち、考え、声を上げてほしいです。

私がYWCAで活動する中で目指していることは、どんな人でも、誰かとつながることのできる機会や場所を作ることです。その一歩として、まずは私自身が様々な方とつながり、その輪を広げていきたいと思います。

―まっきーにとって「ジェンダー平等に向け、若い女性が権力構造を変革する」とは？

人は自分より権力を持った者には、意識的にも無意識的にも従い、抵抗できません。今までは、権力を持っているのは男性でした。そのため女性は男性に従い、抵抗できずに抑え込まれてきまた。しかし、女性が権力構造を変革していくことで、1人でも多くの女性が、この関係性は当たり前ではない、声を挙げていいのだと思えるようになると考えます。

※ユースメンバーの紹介は、最新情報で追加していきます！

ユースメンバーの活動

私たちは普段、国内に24ある地域YWCAで別々に活動しています。任意団体から法人格を持つ団体まで規模はさまざまでも、それぞれが地域に密着した特徴ある活動を展開しています。私たちユースも、地域で運営する自立援助ホームやカフェでボランティアをしたり、日本と韓国のユースの交流や、被爆地広島における平和教育など、全国的なプログラムを企画する実行委員を務めたり、海外のYWCAのユース会議や国連の会議に参加するなど、頑張っているのですが、日本のYWCAの中では圧倒的に少数派…。温かく見守ってくださるシニアメンバーさんはいつもおいしいご飯を作ってくれたり、アドバイスをくれたりと頼もしい存在ですが、時にはユースだけで集まって、悩みや将来の夢を語り合いたいと思うことも。

そこから、全国に散らばるユースメンバーが一箇所に集まって、お互いの活動内容を知り、自主的な企画について話し合う「ユースギャザリング」を企画し、全国的なユースのネットワークが誕生しました。ミュージカルワークショップなど新たな企画が実現しています。今回の会議に参加して、日本だけでなく世界のユースともネットワークを築きたいと思っています。

資金の使い道

会議参加にかかる費用は渡航費、宿泊費、旅行保険、現地プログラム費用などです。地球の裏側、南アフリカへの渡航と滞在費用は学生・新社会人の私たちには正直、負担が大きいです。チャリティーバザーなどのイベントで寄付を集めたり、帰国後もミニバザーや報告会を開いたりして補うつもりですが、まだまだ不足しています。今回の会議でのメインである現地プログラム費（講演、ディスカッション、研修、スタディツアー等）の約10万円×8人分＝80万円を目標にクラウドファンディングにチャレンジすることにしました。世界を変えるチカラを身に付けるために、ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします！

リターンについて

3,000円のご支援をいただいた方には

・お礼の手紙
・日本YWCA機関誌『YWCA』1年間購読
・参加報告書へのお名前の掲載（ご希望の方のみ）
・「Peaceful Winds」…今回の国際会議のために作られた、「平和の風を起こす」ためのうちわです。
　　南アフリカと日本で同時に、「世界に、あなたに、そしてわたしに」平和の風を届けましょう！
10,000円のご支援をいただいた方には

上記に加えて以下の2コースからリターンをお選びいただけます。  
＜①世界の「YWCA」コース＞
　世界YWCA総会で見つけた、海外のYWCAグッズ＆小さなお土産2点セット。何が届くかはお楽しみ！

＜②アフリカ衣装コース＞
・エジプト製長袖シャツ（フリーサイズ、色はお任せください）

30,000円のご支援をいただいた方には
3,000円のリターンに加えて、
・海外のYWCAグッズ or 小さなお土産
・一点物エジプト製ロングドレス（フリーサイズ、色はお任せください）
一枚一枚に名前がついています。中央は『スフィンクスの夢』。

※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

実施スケジュール

11月15日　日本発
11月17日～11月22日　国際会議出席＠ヨハネスブルク
　　　　※現地からも近況を報告します！
2020年1月～　順次リターンのお届け

最後に

2018年の日本のジェンダー・ギャップ指数（各国の男女格差を測る指数）の順位は149か国中110位と先進国の中でも最低レベル。私たち若い女性はさまざまな「生きづらさ」を抱えつつ学び、働き、さらに家事・育児・介護の担い手となることも求められています。若い女性にとって暮らしやすい社会は、誰にとっても暮らしやすい社会であるはず。社会にブレークスルーをもたらす「未来のチカラ」となれるよう、世界で活動する同世代の若い女性リーダーたちからノウハウを学んできたいと思います。どうかご支援をお願いします！