ヨハネスブルグでも国際会議から帰国して1週間以上になります。学校、職場と皆それぞれの日常に戻りました。私たち1人ひとりがこのようにとても充実した、密度の濃い時間を過ごすことができましたのも、クラウドファンディングに協力してくださった方々、また温かい励ましの言葉と共に送り出してくれた地域YWCAの方々のおかげと心から感謝しております。ご支援をありがとうございました!!ソーシャルワーカーになる、という将来の夢を叶えるために他国の福祉の実践を学べた人、世界中のYWCAに関わるユースが同じような悩みを抱えていることを知り、これからの運動実践への活力とヒントを得た人、ナショナル、グローバルレベルで活躍するユースの姿を見て、自分が生きてきた世界の狭さを知り、焦りを感じた人、言語の壁に阻まれ、十分に議論に加われなかったことを残念に感じた人、「平和は友情から生まれる」がモットーで、親しくなった友との別れに涙した人…「若い女性がジェンダー平等のために権力構造を変革する」とのテーマどおり、より社会へのインパクトがあり、よりインクルーシブなYWCA運動のあり方を模索した会議自体もそうでしたが、それに参加した一人ひとりがさまざまな思いを得て、次へのステップに導かれていることが、まさにtransformativeなこと(変革を導くこと)だと感じました。社会と若い女性と少女の人生に変革をもたらすためには、YWCA自体がまず変革しなければならない。そのためには私たち1人ひとりが変化の担い手となる覚悟が必要だと学びました。「私たちの2035年への共通目標」の達成に向けて、これからそれぞれの地域で今回の経験を生かし、また仲間に伝えて行きたいと思います。今後とも見守っていただけましたら幸いです。未来に向かって、世界に向かって羽ばたきます!羽根のメッセージ最後に、私たちのワークショップとプレゼンテーションで世界各国の参加者から書いていただいた「ユースがYWCA運動の主体になるために必要なこと」のメッセージを皆さまと分かち合いたいと思います。「堂々と声を挙げよう」「自分に優しくなろう」「参加しよう」「勇気」「恐れない!」「自信を持って。変化をもたらす自分の能力を信じて」「結束。ユースへのトレーニングを増やすことで、ユースがYWCA運動をリードできるようになる」「行動や言葉を通じて伝えよう」…本当にありがとうございました!!心から感謝を込めて日本YWCA派遣チーム・ユースメンバー
こんにちは。クラウドファンディングの募集終了までカウントダウンが始まりました。最後の最後まで目標達成を諦めず、頑張ります。口コミ、SNSでのシェアをどうぞよろしくお願いいたします!引き続き国際会議の報告です。11月20日(水)国際会議4日目・礼拝・パネルディスカッション『気候正義アクション』・世界YWCA主催ワークショップ・市内フィールドワーク・ガラ・ディナー「さき」が報告します。今日のパネルディスカッションは気候正義に関する取り組みについてです。女性たちが社会的排除を経験していると同時に、先頭で気候変動に立ち向かっているのは女性たちである。声を聞くこと、聞いてもらうことで私たちの未来が変わる、という言葉がものすごく響きました。また、世界YWCAの運営委員の選挙結果が発表され、なんと委員のうち60%が若い女性という結果になりました!午後からはフィールドワークでコンスティチューション・ヒルとネルソン・マンデラ記念館を訪れました。私たちが今こうして人種に関係なくダンスできるのはマンデラさんがいたからなんだと、色々な人種の人と関わることでより実感しました。ガラ・ディナーの合間、色々な方にお話しして頂き、ソーシャルワーカーを目指す私としてはとても有意義な時間でした!明日は大きな舞台でのパワーセッションがあります!南アには11の公用語があるので、憲法裁判所の裁判官も11名なのだそうネルソン・マンデラ記念館で11月21日(木)国際会議5日目・礼拝・コンサルテーションセッション・ビジネスセッション・パワーセッション(ミニワークショップ)・アクションフォーラム(課題別アクションプランのディスカッション)報告者は「りつ」です。特に印象深かったのは、私が参加した多世代協働のためのセッションでした。ユースからnot young womenへ移行する際にYWCAを離脱してしまうことの問題や、not young womenに対するサポートがないこと、not young womenを対象に若い女性のエンパワメントに関するトレーニングを企画することなどが提案されていました。シニアやユースに対するサポートはあるものの、ユースからシニアへの移行をサポートするような活動はさほどないことは日本だけの問題ではなく、世界中のYWCAでの課題になっていることを初めて知りました。多世代協働の中で語れることの多い、not young womenとユースの関係性に留まらないディスカッションの場を持つことができました。明日は遂に会議最終日!あっという間の1週間の締めくくりもユースのリーダーシップ育成、選挙と盛り沢山です。女性に対する暴力に抗議し、被害女性に連帯の意を示すため木曜日に黒服を着るキャンペーン日本YWCA主催のパワーセッション11月18日(日)国際会議最終日・礼拝・ビジネスセッション・閉会報告者は「さとこ」です。いよいよ会議最終日です。この日は「計画と方策の枠組み」といって世界YWCAの今後4年間の運動の方向性を採択することが会議の主なアジェンダでした。計画と方策の枠組みとしては「私たちの2035年への共通目標」を達成するための成果指標として、「会員制度や組織構造に関する課題、会則の近代化、運営について取り組むこと」や「YWCAのアイデンティティや女性運動におけるニッチな役割を検討•考慮•定めること」、「多世代間のリーダーシップについてのガイド•ツールを開発すること」などが必要であることを確認しました。YWCA運動の参加型のプロセスが、とてもエンパワリングなんだと気づかさせられ、一人ひとりの声が大切なんだという実感を得ることができました。明日は、日本に帰国します。参加者それぞれが持ち帰る学びを分かち合って、これからの道のりをご一緒に考えていきたいと思います。ビジネスセッションの様子日本YWCAのメンバーで振り返りの時を持ちました11月23日(土)ヨハネスブルグ出発「まっきー」が報告します。朝、ホテルで最後の朝ごはんを食べ、帰路につきました。香港空港で、新千歳組・成田組・関空組・熊本組で別れました。皆と1週間以上毎日一緒だったので、別れる時は寂しさを感じました。今回の国際会議にあたって、各自目標を立てていました。達成できた人、達成できなかった人、それぞれですが、みんな真剣に取り組み、考え、語り合いました。新たに目標もできました!今後のYWCAの活動にも前向きになりました。私たちの今後の活躍を楽しみにしていてください!今後は各地域で報告会があります。ぜひご参加いただき、生で報告を聞いていただけたらと思います。今回の会議では、多くの方々の支え・助けがあり、無事に終えることができました。ありがとうございました!香港空港で解散しました次回は国際会議の総括です!
こんにちは。24日にメンバー8名、無事に南アフリカから帰国しました!世界各国から集まったYWCAのリーダーが集まった国際会議の雰囲気に最初は圧倒されましたが、言語、国籍、世代を超えて女性たちと交流を深めることができました。たくさんの学びと気づき、メンバーが力を合わせて実施したワークショップ、プレゼンテーションの達成感、育んだ友情、とびきりの笑顔と悔し涙…1週間分の濃密な時間を過ごした興奮からまだ冷めやらぬ状態でいますが、このような貴重な経験ができたのもご支援くださった皆さまのおかげと心から感謝しております。現地から報告をお届けする予定でしたが、情報を更新できず申し訳ありませんでした。会議のスケジュールに沿って、ダイジェストでご報告します。11月16日(土)・ヨハネスブルグ到着・会議登録報告者は「もも」です。ユース8名を含む派遣メンバー13人が南アフリカ・ヨハネスブルグに到着しました!今日は、日本YWCA主催のワークショップを行う会場を確認し、当日のイメージをふくらませた後に、ワークショップの準備を行いました。私たちの想いをのせる「羽根」の作成や、話す内容の読み合わせなど、これまで準備してきたことが十分に発揮され、みなさんに伝わるようなものになるよう、調整をしていきました。多様な参加者のみなさんと一緒に、ユースエンパワメントやリーダーシップに重要なことってなんだろう? と考えることができる時間が持てることが楽しみです!ジェンダー平等に向けて権力構造を変革するのは私たち!ワークショップで使用する羽根をカット&原稿の読み合わせ中11月17日(日) 国際会議1日目・開会礼拝・オリエンテーション・ビジネスセッション・オープニングセレモニー&ディナー報告者は「いぐいぐ」です。南アフリカ式の音楽とダンスで楽しい雰囲気の礼拝から会議が始まりました。午前のビジネスセッションでは、開催国南アフリカYWCAの会長や、世界YWCAの総幹事の挨拶があり、前回会議の記録の確認を行いました。また、世界YWCA会長と会計役員立候補者からのスピーチも行われました。午後はオープニングセレモニーがあり、リラックスした雰囲気で色々なYWCAの仲間たちと交流しました。南アフリカらしいおもてなしで、とても楽しい充実した時間を過ごしました。投票は電子投票機で。公用語は英・仏・西の3国語なので通訳レシーバーも必須ですYWCA USAのメンバーと11月18日(日) 国際会議2日目・礼拝・基調講演『ジェンダー平等に向けて、若い女性が権力構造を変革する』・ビジネスセッション・ブース展示・Q&Aセッション「なないろ」が報告します。午前中のビジネスセッション、前回の会計報告、次回の予算案の提案では鋭いツッコミが次から次へとなされ、白熱していました。お昼休みにはブース展示がスタート。日本YWCAのブースではたくさんの人が来てくださり、とても賑わっていました。日本から持参したうちわは大好評!また「ヒバクシャ国際署名」にも多くの人が署名して下さいました。午後のビジネスセッションでは世界YWCAの総幹事の報告、次期会長、会計役員の選挙がありました。夕食の時にスウェーデンのユースと交流し、自分たちのYWCAの今の問題についてなどの深い話もすることができました。明日はいよいよワークショップの本番!皆で頑張って練習してきたので、全力で楽しみつつ良いワークショップにしたいです。たくさんの方がヒバクシャ国際署名に署名してくれましたエンパワメントポーズ!11月19日(火) 国際会議3日目・礼拝・パネルディスカッション『持続可能なフェミニスト運動のための世代間対話』・ビジネスセッション・世界YWCA主催ワークショップ・日本YWCA主催ワークショップ・アジア地域会議「ひかる」が報告します。朝7時から今日が本番の日本YWCA主催のワークショップの練習。細かいところまで打ち合わせしました。午前のテーマ別セッションでは異なる世代の4人の女性が多世代協働にはどんなことが大切か話してくれました。午後、ついにワークショップの時が。嬉しいことに席はほとんど埋まって、それぞれが言いたいことをしっかり自分の口で発表し、完璧じゃない英語でも温かく見守ってもらい、成功させることができました。日本でもこの発表をシェアできたらいいなと思います。夕食後はアジア地域会議がありました。これからアジア地域の各国YWCAとの交流ができるといいなと思います。明日は初めてホテルから出てフィールドワークです!40名以上の参加があった日本YWCA主催のワークショップ後半の報告もお楽しみに!
こんにちは。クラウドファンディングも残りちょうどあと半月、目標達成までは長い道のりです。SNSなどでお知り合いの方に広めていただけたら嬉しいです。さて、いよいよ南アフリカに向けて出発です!現地から交代で会議の様子をレポートしたいと思います。引き続きご支援をよろしくお願いします!YWCAの「セーフ・スペース」とは?今日はYWCAの「セーフ・スペース」について紹介します。「セーフ・スペース(安全な場所)」とは、誰もが安心して「ありのままでいられる」場所のこと。YWCAは創立当初から女性たちに「セーフ・スペース」を提供してきました。1855年、産業革命時のイギリスで、二人の女性がそれぞれに「YWCA」を名乗って、活動を始めました。一人はエマ・ロバーツ(左)。若い女性たちが自分の生き方を見つめ、神の前に祈ることが必要だと考え、若い女性の小さな祈祷会「Prayer Union」を始めました。もう一人のメアリー・ジェーン・キナード(右)は、若い女性のための宿泊施設をロンドンにつくりました。若い女性たちの精神的・物理的セーフ・スペースをつくったこの二人の女性リーダーたちがめぐり会い、2つのグループを1つにまとめることにしたのが1876年ごろでした。それ以来、世界で、日本でYWCAは一人ひとりが安心して自分らしくいられる場を提供しています。私たちの「セーフ・スペース」私たち8人が所属する地域YWCAが展開する、または私たちが参加した「セーフ・スペース」をご紹介します。さき、なないろ、ひかる:京都YWCAの若い女性の自立援助ホーム「カルーナ」http://kyoto.ywca.or.jp/calluna/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%8A/もも:日本YWCAの「日韓ユースカンファレンス」http://www.ywca.or.jp/whatwedo/nikkan.htmlりつ:日本YWCAの「ひろしまを考える旅」*2019年は開催なしhttp://www.ywca.or.jp/whatwedo/hiroshima.htmlさとこ:横浜YWCAの“生きづらさ”を抱える女性のための個別就労支援の場「Yカフェ パーショ」http://yokohama-ywca.jp/programs/cafe/index.htmlいぐいぐ、まっきー:熊本YWCAの「ぷれはぶCafé」http://ywcakumamoto.blog.fc2.com/blog-entry-130.htmlYWCA運動にユースが関わる上で「セーフ・スペース」は重要な要素の一つ。世界各国のYWCAがどのような「セーフ・スペース」プログラムを実施しているのか、学んできたいと思います。私たちが参加します!その③―まずは京都Yのお二人に自己紹介をお願いします。まず、「さき」ちゃん、どうぞ。福祉の勉強をしている、専門学校1年のさきです。人と話したり相談に乗るのが得意で、コミュニケーションを活かした仕事に就けないかと考えた時に福祉という分野を見つけ、これなら私がやりたいことが出来るし、多くの視野で物事を見れるようになるなと思い福祉を学ぶことにしました。京都YWCAの自立援助ホーム「カルーナ」でボランティアをしています―会議で伝えたいこと、持ち帰りたいことは何ですか?福祉を学んでる身として、福祉が遅れてる日本、それよりも進んでいない国やより発達している国と様々あり、それらの国々の人々と様々な情報を共有するいい場でもあるのかなと感じています。また、今回今まで経験してきた京都YWCAの「カルーナ」や「ガジュマルの樹」、「日韓ユースプログラム」など、地域Yでの活動をメインに持っていこうと思っています。なので、その国ごとの地域の活動や地域から国へと壁を越えた活動をメインに持ち帰り、日本でも新しい取り組みとして持って帰りたいと思っています。―さきちゃんにとって「ジェンダー平等に向け、若い女性が権力構造を変革する」とは?「認め合う」。「個人を否定しない」。若い女性が引っ張っていくことで、次世代に繋ぐことが出来る。今現在、若い女性が活躍する場というものがなく、せっかくの活躍できる人材が無駄に浪費されてると思うので、世界がもう少し女性に優しくなると、上に立つ女性がもっと増えて考え方も多くなると思います。―次に「りつ」ちゃん、自己紹介をお願いします。はじめまして!社会人1年目で人材系の会社で働いているりつです。私は中学生のときに学校に部活として存在していたYに出会いました。大学では国際関係学を専攻していて、世界で活動する仲間たちとの交流や多世代協働の場を提供することでの『居場所』作りをしている団体そのものに興味があります。ニューヨークの国連女性の地位委員会(CSW)に参加して。SDGsの看板と―会議で伝えたいこと、持ち帰りたいことは何ですか?これからもYWCAに関わっていく一ユースとして、世界中120以上の国と地域から集まるYWCAの活動に熱心に取り組んでいる会員たちと4年間の活動を振り返り、今後のビジョンについて話合う機会を持つことで、どのように日本Yがそのビジョン達成に貢献していくかを明確にできればと思います。インド・ユースフォーラムやCSWなど多数の国が参加する中で日本代表として参加した国際プログラムでは世界YWCAの若いメンバーがビジョンに沿って活動している姿を何度も目にしました。私は日本で活動するユースのメンバーが自分ごととして世界YWCAのビジョンを捉えることができれば、もっと自分たちの日々の活動をビジョンと紐づけることができ、目的を明確にすることができるのではないかと考えています。―りつちゃんにとって「ジェンダー平等に向け、若い女性が権力構造を変革する」とは?今ある環境を当たり前で変わりようがないと思うのではなく、感じた違和感をなぜ感じるのか、言葉にし、そのままにしない癖をつけることです。国や年代によっても持つ課題は異なると思います。正直、権力構造とかジェンダー平等と言われて想像するイメージも人それぞれだと思うので、難しく考えすぎず社会に対してふと感じた違和感を言葉にしてみる、それを言葉にしやすい場を作ることが変革の一歩だと思います。最後となりましたが、日本YWCAスタッフの「さとこ」さんには、今回の会議参加への意気込みを語っていただきました。若い女性は受益者ではなく、変革を率いていく主体です!2020年は、1995年に「北京行動綱領(女性の人権に関する最高水準の国際的な行動計画)」が採択されてから25年の節目の年!男女共同参画社会基本法が制定され(99年)、ジェンダー論を扱う大学が増え、昨今では性犯罪に関する刑法が110年ぶりに改正されたり(2017年)、フェミニズムをテーマにした本が「売れる」社会に生きています。一方で、私が生まれた90年代以降は、日本軍「慰安婦」問題や包括的な性教育の実施などに対する執拗な攻撃が行われるようになった「バックラッシュ」の時代だとも言われています。確かに、世界を見渡しても、あるいは、周囲の環境ですら…。そんな政治社会的状況下にあって、ジェンダー平等に向けた歩みにおいて、私たちが今どこまで来ていて、さらに前進していくことを妨げている原因は何なのか、成果と課題、今後の道筋についての話し合いが、世界中でなされています。11月にヨハネスブルグで開催される国際会議のテーマは、「ジェンダー平等に向けて、若い女性が権力構造を変革する」。ジェンダー平等に向けて社会変革をおこす主体は、若い女性です。若者はもはや受益者ではなく、変革を率いていく主体なのだと。若くとも、私たちは十分すぎるくらい、人権が守られていない、不公正な状態が引き起こす痛みを経験的に知っています。会議で出会う世界中の若い女性たちが、いま、どんなことを課題に感じ、それに対してどのようなアクティビズムを作り出しているのかを知り、彼女たちの声や活動を、世界的な女性の人権運動の中に位置づけ、そして、身近な人たちも巻き込みつつ、共にフェミニズム運動を前に、一歩でも前に進めていきたいと考えています。それでは、次回はヨハネスブルグからご報告したいと思います。引き続きご支援をどうぞよろしくお願いいたします!
こんにちは。私たちのクラウドファンディングに早速ご支援くださった皆さん、ありがとうございます!いよいよ世界会議への出発が今週末に迫ってきました。みんな初めての参加なので、正直、不安のほうが大きいのですが、8人で知恵と力を合わせて乗り切りたいと思います。引き続き応援をよろしくお願いします。2035年への共通目標に向けて羽ばたこう!今日はユース仲間のBeeがデザインしてくれた私たちのロゴについて書きたいと思います。「Fly towards 2035」、鳥が翼を広げて2035年に向かって羽ばたいている図で、カラフルな鳥は国際会議の開催国、南アフリカがその多様な民族・文化から『レインボーネーション』と呼ばれていることに由来します。では、この「2035年」というのは何でしょう?「私たちの2035年への共通目標」は、4年前のタイ・バンコクで開催された会議で採択された、全世界のYWCAが実現に向けて取り組むべき目標です。「2035年には、1億人の若い女性と少女が、正義とジェンダー平等を実現し、暴力・戦争のない世界をつくるため権力構造を変革し、すべての女性にインクルーシブで持続可能なYWCA運動を先導します。」という内容ですが、これも私たちなりに解釈してみますね。「2035年」というのは目標5「ジェンダー平等を実現しよう」を含む国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」のレビューが完了する年です。この2035年までに世界の若者人口の10パーセントにあたる「1億人の若い女性と少女」をエンパワーし、彼女たちが能力を発揮するのを妨げるあらゆる壁を打ち破り、YWCA運動におけるリーダーとなって、平和で一人ひとりが大切にされる社会を築けるように支援する。それがこの目標の意味だと思います。2035年には、私たちはYWCAで「ミドル」として後に続く若い女性リーダーをサポートしている立場になっているでしょう。目標達成に向けた第一歩として、まずはヨハネスブルグでこの目標をどう具体的に実現するかについてのディスカッションやワークショップに参加してきます。私たちが参加します!その2―今日は京都Yの二人にインタビューです。二人とも親子でYWCAの会員です。まず「なないろ」ちゃん、自己紹介をお願いします。京都府出身の21歳です。現在は大学で救急救命士になるために勉強をしています。将来は救急救命士の資格を活かした人の役に立てる仕事に就きたいなと思っています。YWCAとは私が1歳の時に母ととあるプログラムに参加したのがきっかけでそれから今までずっと関わってきました。主に小学生の居場所づくりプログラムや日韓ユース交流プログラムなどに参加しています。YWCAとの関わりは1歳から!YWCA歴20年です♪―会議で伝えたいこと、持ち帰りたいことは何ですか?今回、国際会議に参加するにあたって、世界中のユースが今、何を思っているのか、これからの未来を創っていく者同士として何を問題視しているのかを知れれば良いなと思っています。また、話し合いの中で他国と比較して日本の良いところ、行っている活動を積極的に発信し、他国の行っている活動で良いなと思うものや日本でも行える取り組みについて、他の国の人たちと一緒になって考え、これから先の未来を世界全体として良くしていけるような話し合いをしたいです。―なないろちゃんにとって「ジェンダー平等に向け、若い女性が権力構造を変革する」とは?私が今までいた環境では、男だから、女だからではなく、その人個人として接してきたので、自分の中では男女の概念をあまり意識することはありませんでした。しかし、広い視野で世の中を見れば、まだまだジェンダー平等社会には遠く及んでいないということを知りました。世界の私と同じ若い女性がジェンダー平等についてどう思っているのか、今回の会議で聞き、自分も考えられると良いなと思っています。―次に「ひかる」ちゃん、自己紹介をお願いします。大学一回生です。私は今までフィリピンやスリランカに女性問題やその地域の問題などの話を聞きに行ったことがあります。日本にいては全く触れず、考えない問題を実際にその場で考えることは、世界の見方・知識が広がるだけでなく、自分の考え方までも変わります。自分の身の回りのことだけでなく、世界でどんなことが起きているか、どのような人たちがいるのか、自分の行為でどのようなことをその人たちにもたらしているのかまで考えて行動し、周りの人に広められる人に成長していきたいです。―会議で伝えたいこと、持ち帰りたいことは何ですか?日本だけでなく様々な国で、女性の地位が低いこと、会社や団体の重要な役割に女性が少ないことなどの問題が起きています。そのことについて世界ではどのように考え、どのような取り組みがなされているのか、いろいろな国の女性の目線から話を聞いてみたいなと思います。その考えや取り組みを聞いた上で、自分たちでもしっかり考え、その状況を全く知らない人たちや、考えたことのない人たちにも少しでも考えてもらえるように情報を発信していきたいと思います。―ひかるちゃんにとって「ジェンダー平等に向け、若い女性が権力構造を変革する」とは?いろいろな国でまだ女性は男性より劣っているという見方がされていたり、国の重役などは男性が多かったりしますが、そこに若い女性が加わることで、その国の女性の扱い方が変わったり、今までの古い考え方を変えれたりすることにつながると思います。―最後に「いぐいぐ」、自己紹介をお願いします。はじめまして。YWCA歴4年目のいぐいぐです。熊本YWCAでは、ユースが自分たちの活動を企画し運営していくCosmopolitan委員会を作り、活動しています。委員会は毎月1回、アジェンダ作りから司会・記録までユースで役割分担し、進めています。サンフランシスコ・バークレーに語学留学&地元YWCAでのボランティア研修―会議で伝えたいこと、持ち帰りたいことは何ですか?世界のYWCAの方々がどんな思いで活動しているのか知り、日本の活動についても伝えたいです。会議で学んだこと、感じたことを地元の仲間や全国のユースと共有し、今後の活動につなげていきたいです。―いぐいぐにとって「ジェンダー平等に向け、若い女性が権力構造を変革する」とは?YWCAで活動していると、女性がリーダーシップをとって活動している姿は当たり前のことですが、しかし、仕事の場で管理職になると男性の割合が増えるとか、結婚・出産・育児とライフステージが変化するたびに将来について悩むことが多いのは女性だったりとか、まだまだジェンダー平等が実現できているとは言い切れないのが今の日本の現状だと思います。社会のいろいろな場面で、きちんと女性の意見や視点が反映される世の中になることは今の社会に生きづらさを感じている全ての人にとって、生きやすく明るい社会になるのではないかと思います。 また、今、ジェンダー平等実現のために頑張っている人や、戦ってくじけそうになっている人たちのためにも、会議で学んできたことを実行していきたいです。