はじめに

 全国各地にはその土地ならではの魅力がたくさんあります。それは既に多くの人が知っている地域産品から、その土地の人しか知らないもの、さらにはその土地の人が当たり前すぎて気付いていない魅力までありとあらゆるものがあります。それは食材だけにとらわれず、その土地に根付いてきた文化や人の営みまで様々です。

 現状をみてみると、そんな各地の魅力の多くは少子高齢化や過疎化、首都圏集中経済の中、陽の目を見ることもなく、ものによっては衰退していってしまっているものもあります。

 そこで私は各地の素材が主役で、より多くの方にお届けするためにテイクアウトはもちろん、デリバリー可能なスイーツブランドを作るプロジェクトを開始しました。そうすることで各地の魅力をより多くの方に知っていただきたいと考えております。

宮崎県高千穂 栃又の棚田
日本棚田百選にも選ばれる
風光明媚な天空の楽園
高千穂の棚田のお米から作られる
米粉や玄米粉を使用した焼菓子(フィナンシェ)


ご挨拶

 はじめまして。スイーツスタンダードの小澤と申します。私は20年近くに及ぶパティシエ生活のなかで得た経験をもとに「SWEETS MEETS LOCAL ~地のチカラ × スイーツのチカラ~」をテーマとして、スイーツのチカラで各地の魅力を発信しています。

 自身が作るスイーツを販売するのはもちろんですが、それぞれの地域に対して商品開発(生菓子・焼菓子・広域流通菓子)やブランディング、製造に伴うマネジメント、食品表示、パッケージから流通までといったスイーツ事業全般に関わるノウハウをアドバイスさせていただいています。そうすることで各地が潤う仕組みをそれぞれの地域に作ると同時に、その土地の魅力を発信することにつなげたいと考えています。



素材が主役で心と身体への栄養補給感覚スイーツ!

 素材には生産者さんの想いや、代々伝わる製法などさまざまな想いが詰まっています。そんな素材を使ってスイーツを作る際も、生産者さんの想いやその素材の良さを最大限に引き出すべきと考えています。

 一般的なケーキのように足し算で味を複雑にしてそのマリアージュを楽しむのも一つですが、今回はそんな生産者さんや地域の想いや伝統をしっかりお伝えするために引き算のスイーツを作ります。引き算の中にもパティシエの技と感性をエッセンスとして加えます。

 組み合わせる原料も可能な限り添加物を使用せず、素材が主役のスイーツを心と身体への栄養補給感覚で安心して召し上がっていただきたいと考えています。

山梨県韮崎市 新府の桃 辻さんの農園では雄大な富士山を眺めることができる、まさに桃源郷!
山梨県ではまだ硬い新鮮な桃をガリガリ食べます。
とっても甘くて美味しいです。


自宅やオフィスに全国の旬の安心スイーツをお届けします!

 一般的なケーキはデリバリーで配達すると形が崩れてしまうため、ほとんどデリバリーされていない現状があります。

 栄養補給感覚で安心して召し上がっていただきたいスイーツなので、ホームパーティーをする際に小さなお子様がいてなかなかスイーツを買いに行けないお母さんや、仕事の合間に食べたいサラリーマンやOLさん、イベントなどのケータリングで気の利いたスイーツを準備したい方など、より多くの方にお届けできるように、デリバリーに特化した形状のスイーツにします。

スイーツはデリバリーサービスや宅配便サービスと連動し、ご自宅や会社などへお届けできる仕組みを作ります。


スイーツを通して、各地の魅力的な素材と消費者をつなぎたい !

 私がこのプロジェクトを通じて実現したいことはスイーツを食べてもらうことで、各地の魅力的な素材と消費者をつなぐことです。

 日本にはたくさんのスイーツショップがありますが、スイーツを食べることを通じて、スイーツの裏側にある素材の持っている魅力や生産者の顔や想いを知ることはほとんどありません。

 しかしながら日本各地には伝統的なものや、食べる人の安全安心を願ったり、地域資源を守るために有機・無農薬で野菜や果物を作っている生産者さんがたくさんいらっしゃいます。

 今回のプロジェクトを実現することで伝統的なものや、作る人(生産者)の想いを、より多くの食べる人(消費者)に伝えることができると思います。

高知県の四万十ドラマさんは
地域のあしもとにあるものを生かしながら
「四万十川に負担をかけないものづくり」
をコンセプトに地域の魅力を発信しています。
私は四万十ドラマさんから多くのことを学びました。
同時に商品開発などでお手伝いもさせていただいています。


四万十ドラマHP:http://shimanto-drama.jp/

地域の情報発信メディア「四万十ドラマのどらま」:https://shimanto-drama-drama.jp/

オンラインサイト「四万十とおわ村」:https://ec-shop.shimanto-towa.jp/fs/kuri/c/



このプロジェクトをやろうと思った理由

 私が日本各地の素材の素晴らしさや生産者さんの想いを強く感じるようになったのは、修業時代にあります。

 私は山陰地方にあるリビドー洋菓子店で8年間修業した後、東京で世界的なパティシエのもと10年間修業しました。そのなかで「和楽紅屋」や「フェーヴ自由が丘」といった和素材に特化したスイーツブランドの商品開発なども経験しました。そこでは日本各地にある伝統的な素材を中心に商品開発を行っていたのですが、素材の事を知れば知るほど、その奥にある生産者さんの想いや伝統的な技、各地が抱える少子高齢化などの課題などを知るようになっていきました。

 しかしながら実際に商品を通して消費者に素材の奥にある魅力や生産者さんの想いが伝わっているかというとほとんど伝わっておらず、なんとかしてより多くの方に知っていただきたいと考えるようになりました。同時に各地の抱える課題も解決できる仕組みづくりはできないものかと考えるようになりました。

 そんな想いから昨年の2018年に独立し、各地の素材を使用したパティスリーを開店しました(パティスリーmoa.)。同時に各地の生産者さんや地域の方々と繋がってきました。しかしながら個人規模のパティスリーでは地域の魅力を発信しようと思っても限定的であったり、大きなインパクトを作ることはできないため、さらに多くの方に知っていただく機会を作るために今回このプロジェクトを企画するに至りました。


資金の使い道・スケジュール

 現在はパティスリーの運営と同時に、地域に対しての商品開発やノウハウ提供を行っています。今回新たなプロジェクトにチャレンジするために、皆様にご意見をお伺いするテストマーケティングの機会とすることと、実際にブランドとしてリリースするための資金調達にご支援いただきたいと考えています。

 今回のクラウドファンディングを通してご支援頂いた資金は、リターン品(テストマーケティング)の原材料調達、ブランディングのためのデザイン代、実際にリリースしその後しばらくの運転資金として使わせていただきたいと思います。

 新ブランドのリリースを無事に行い、立ち上げ後しばらくの経営を安定させることで、上記のビジョン実現に近づけると考えています。


今後のスケジュール

2019年12月~名古屋市内の商業施設にてポップアップ出店(テストマーケティング)予定

2020年4月~全国の商業施設にてポップアップ出店(本格始動)予定

2020年~2021年 東京都内にてプロパー店舗オープン計画中

リリース後しばらくはポップアップで商品を販売予定ですが、プロパーショップの開店も視野に入れて計画しています。ショップオープンに際しましてオープニングレセプションも開催予定です。詳細に関しましては参加フォームを作成し、進捗のご報告の中でご案内させていただきます。


リターン品について

・進捗のご報告(ご支援いただいた皆様)

実際にリリースするまでに商品開発エピソード、ブランド名決定、販売場所の決定など様々なことが決まっていきます。そんな情報を皆様にお伝えさせていただきます。

・テスト商品のお届け(テストマーケティング)

これから各地の素材を使用した商品開発を行っていきます。開発した商品は1月より順次皆様へお送りしご意見をお伺いさせていただきます。そうすることでご支援いただいた皆様と一緒に作り上げるブランドへと育てていきたいと考えております。


地域のこんな素材を使ってもらいたい!なども募集してます!

 自分たちの地域にはこんな素材があるからもっと多くの人に知ってもらいたい!食べてもらいたい!などございましたらお気軽にご連絡ください。(最後に連絡先情報がございます)


応援メッセージ

順不同・敬称略

株式会社四万十ドラマ
代表取締役
畦地 履正

 小澤さんとの出会いは、2018年の初夏 私がメンターをしている、ローカルベンチャーラボというセミナー「地域商社」に参加した1人が小澤さん。 パティシエと聞いて、スイーツを作る方がなぜ地域商社なのか?と最初思いました。 その?はすぐに解決 。パティシエと言う名の経営感覚を持つプロデューサーだと言うことがわかりました。 作ることだけでなく、お店の経営や運営等を把握できるプロデューサーなんだなと。 そこから新たな仕組みづくりにチャレンジしていることに共感し、四万十ドラマの展開ともコラボしてもらうことになりました。 当社が展開している「しまんと地栗」の商品開発や、加工場の運営の仕組みについてのアドバイス。 こちらが知らないことを、いとも簡単にクリアしてくれる小澤さんの豊富な知識にいつも助けられています。 そして、今回また新たなチャレンジがスタートするとのこと。 これもきっと素晴らしい展開になると思います この企画を応援するとともに、これからも大事なパートナーとして一緒に四万十は共に歩んで行きたいと思います。 



NPO法人
ETIC.(エティック)

ローカルイノベーション事業部
ローカルベンチャーラボ
伊藤いずみ

 小澤さんは1人のパテシエでありながら、今の在り方に疑問をもち、自ら仕組みを変えていく、まさに起業家だと感じます。今回の取り組みも、小澤さん1人のチャレンジではなく、ともに仕掛ける生産者であり、地域の可能性を広げるためのチャレンジと思います。 工場で機械が大量に作る格安スイーツが増え、手に取りやすくはなった一方で、やっぱり素材から最後の加工まで丁寧に作り上げられた小澤さんのスイーツが食べたくなるのは、その美味しさは当たり前のこと、背景にあるストーリーに共感し、支持することができる喜びがあるからであり、それによって少しだけその思いを担がせてもらえる、そんな豊かな気持ちになるからです。 小澤さんのスイーツを通して、おいしく、楽しく、みんなが気づいたら社会を変える一員になっていくこと。その未来がとても楽しみです。 ローカルベンチャーラボで事業構想を深め、磨く過程でも常に一貫した信念をぶらすことなく、地域と互いにリスペクトを持って、関係性を築きながら歩んでいる小澤さんを応援しています! 



地域とデザイン
デザイナー
坂東 真奈

 おいしい素材と、おいしい素材をつくる人、おいしいものが生まれる風景があるのがローカルの素晴らしさ! 小澤さんはその魅力を、幅広い知識と経験でパッケージし、軽やかにビジネスにしていく プロデューサーです。パティシエという「つくり手目線」と、数字で打ち出す「経営目線」を持つ、かなりレアな方だと思います。 全国のローカルでのネットワークと、豊富な食の知識をフル活用する小澤さんのプロジェクトは、この先全国の生産地と都市を結び、味覚で交流していくプロジェクトになると思っています。ローカルのおいしさがつまったスイーツが多くの人に届くよう、応援しています!



株式会社エガイテ
代表取締役
近藤 航

 長野県小布施町で、フルーツを活用したスイーツブランド「PETIT FRU」の商品開発を小澤さんに手伝ってもらっています。いつも驚かされるのは、幅広く深い知見に裏打ちされた高度な技術と、美味しいスイーツを作りたいという情熱をもって取り組む姿勢です。

 柔軟な発想で、地域の素材の魅力を引き出したスイーツをご提案してくださり、小澤さんの新作は毎回楽しみです。このプロジェクトで生まれるスイーツも、どんなものになるのか、今から楽しみにしています。


(一財)小布施町振興公社
商品開発部兼総務部長
吉澤 隆行
 現在、まさに小澤さんにプロジェクトの協力をお願いしています。小澤さんをはじめ、多くの方のお力添えで何年もの間、新しい商品を作れなかった弊社が一年で5品目を販売できる状態になってきました。「本当に感謝」です!長野県で一番小さな町”小布施町“は町の約半分が耕作地で占める果樹の産地であり、農業立町の町です。しかしながら、農業従事者の8割が60歳以上であったり、ここ20年で耕作放棄地が20ha以上増加しています。小澤さんがおっしゃる通り、少子高齢化、製配販の選択肢の少なさや内外的要因が農業離れに拍車をかけていると感じます。より効率的に消費者へ商品と思いを届けるシステムが必要です。

 小澤さんのように地域に寄り添い、生産者と消費者をつなぐという着眼点、自らの課題として受け止めていただける姿勢と考えは、地域の今後の道標となると思います。

 小澤さんのアイデアから地域の課題が解決され、日本の農業やスイーツの在り方が変わり、一つ一つの地域の魅力が発信されることを切に願っております。



株式会社StoryCrew
代表取締役共同経営者
浅野 聡子

 小澤さんがつくるスイーツには、いつもとにかく素材そのものを食べているような感覚に驚かされます。 日本中を旅するような感覚を、自宅やオフィスで気軽に味わえる。 産地の長年の技術やこだわりと、現代のライフスタイルが融合した新しいブランド展開に期待しております。 私も地方に住みながら、多くの生産者の方々と共に美味しい食材を作り続けられる産地の継続・発展、現代の変わりゆくライフスタイルに向けた提案に携わっております。その視点からも、今回のプロジェクトでより多くの産地や食材、農家の皆さんと、カスタマーの皆様が出逢うことを確信しています。


起案者情報

氏 名:小澤 幹(おざわ もとき) 

連絡先:株式会社スイーツスタンダード

〒145-0067 東京都大田区雪谷大塚町19-6

TEL:03-6425-8220(パティスリーmoa.)

FAX:03-6425-8221

メール:ozawa@sweets-standard.com

ホームページ:https://www.sweets-standard.com/


本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください