2020年6月14日 更新

●ペペロッソの新たな挑戦といたしましてORYZAE BREWINGさんと共にイタリア米を使ったオリジナルクラフトビールの追加リターンをご用意させていただきました!!詳細はリターンにてぜひご覧ください。出荷はORYZAE BREWINGさんからとなります。

https://oryzaebrewing.com/

発泡酒製造免許番号 : 和歌山酒法第72号第23号

販売場の名称及び所在地 :ORYZAE BREWING 和歌山県和歌山市舟大工町3 1F

販売管理者の氏名: 木下 伸之

研修受講年月日:2019/2/18

次回研修の期限:2022/2/17

研修実施団体名:日本フランチャイズチェーン協会

●【死ぬ前に一度は飲んでおきたいイタリア至高のワイン5本セット】をリターンに追加させていただきました!!

・真珠のような泡立ちの『フランチャコルタ』

カブリエッラ バリゼッリ フランチャコルタ サテン ミッレジマート 

・イタリアワインの王と称される『バローロ』

バローロ サラマッサ リゼルヴァ 

・陰干しブドウが生み出す奇跡『アマローネ』

ヴィッラ スピノーザ グリエルミ ディ ヤーゴ アマローネ 

・ミクロクリマが生み出す孤高のサンジョベーゼ『ブルネッロ』

コッロソルボ ブルネッロ ディ モンタルチーノ リゼルヴァ 

・南の火山が育む土着品種のフィネス『タウラージ』

フォンゾーネ タウラージ リゼルヴァ スコルツァガッリーネ

イタリアワインの魅力がたっぷり詰まったペペロッソが厳選した銘醸地セットとなります。

✳︎コロナ問題により入荷の状況によっては同等クラスのワインに変更となる場合がございますのでご了承ください。今回のワインはイルトラミテさんにご協力していただきました。

イルトラミテ

『神奈法 290』

https://iltramite2012.wixsite.com/home

出荷はイルトラミテさんからとなります。

2020年6月5日 更新

新しいリターンを追加させていただきました!!

文字数制限オーバーによりこちらにこだわりをフルバージョンで追加させていただきました。

【ペペロッソオリジナル焙煎のコーヒー豆とイタリア感を前面に出した2種類のコーヒー豆の飲み比べセット】


イタリアではカプチーノは朝に飲むものと言われています。だいたい11時くらいまではカプチーノのテンションですね。

クリームたっぷりの甘いパンと一緒にバールにて立ちながら店主とおしゃべりしながら飲んでいる姿が一般的。朝のエネルギーを補充します。

中にはエスプレッソを一杯クッと飲んで足早に仕事に向かう人。

新聞と、タバコを楽しみながらカプチーノを飲む人。

イタリアの朝は、コーヒーと共に始まると言っても過言ではございません。

イタリアに行った時の朝の楽しみとして、イタリア各地のバール巡りはかかせません。

地方によってその土地の合わせる食べ物が違ったり、立ち飲みなのか、着席なのかが違ったりします。イタリアのコーヒー文化と言っても南北に長いイタリアは様々なコーヒー文化を持っています。

その中から私がイタリア全土のバールを巡った中で『北』、『中央』『南』の3つのエリアに私の感じた分け方で絞った飲み比べセットをご用意させていただきました。

【①Avanti Negro】

ブラジル、グァテマラ、コロンビア (ロブスタ)

南イタリアナポリの真っ黒な深煎りをイメージしたブレンド。

しっかりとした苦味とコク、ロブスタ種独特のクセも感じます。

ペペロッソオリジナル焙煎の商品です。

ナポリはエスプレッソ発祥の地であり、エスプレッソの聖地と言われています。 

ナポリの町中では、いたるところでバールにてエスプレッソ楽しみ光景が見られます。

1日に何度もエスプレッソを飲むナポレターノ。何か事あるごとに区切りとして飲んでいるようにも感じられます。食後はもちろんのこと、会議中や、仕事の前や、仕事の後、友人とのお喋り。エスプレッソと供に常に共存しているように思います。

ナポリのエスプレッソのこだわりは大きく分けて3つです。

①伝統的に最も深いダークローストにて焙煎。

②一般的なエスプレッソより少ない濃厚な量の抽出。

③アボンダンテな砂糖。

砂糖をたくさん入れでジャリジャリ言わせながらしっかりと混ぜる事により、チョコレートや、キャラメルのような味わいを作り出します。ナポレターノはこの味が大好きです。


ナポリのバールではエスプレッソをお願いするとお水が一緒に出てくる事が多いです。

それはエスプレッソを楽しんでいただきたい工夫の一つで、口内をリフレッシュさせた状態でエスプレッソを飲んで欲しいからだという配慮だそうです。


似たような流れで、トリノではガス入りのお水を出してくれる事が多かったです。

コーヒーの風味と味わいを楽しんでほしいという心意気ですね。


そして、ナポリのコーヒー文化で私が1番感銘を受けたのが『il caffè sospeso』という伝統的な習慣。日本語にすると『イル カッフェ ソスペーゾ』

ナポリではカフェを注文する際に『il caffè sospeso』とコーヒーをお願いしたら、まず自分用の1杯を飲みます。

しかし、お会計は2杯分の料金を支払います。1杯で2杯分の料金を支払う事によって、お金に余裕のある方がコーヒー代金すら支払えない貧しい方にプレゼントするといったシステムです。

第二次世界大戦により生まれてしまった貧困差。その貧困差から生まれたナポリの愛溢れる習慣です。

ペペロッソでも『il caffè sospeso』とバリスタにオーダーいただければナポリのエスプレッソ文化に沿って、エスプレッソ1杯を他の誰かにプレゼントするといった事をしています。『コーヒーは皆で楽しむ物』と言った

想いで取り組んでいます。

この文化の発祥の地ナポリでは徐々にこの伝統を守るバールが減ってきています。

 

イタリアきっての濃厚なナポリのエスプレッソには、優しさや愛情といった想いも色濃く反映されているのでした。

ペペロッソのオリジナル焙煎にナポリの焙煎方法を選んだのもその理由です。

味以外にも、歴史や文化をお届けいたします。

ぜひ、たくさんのお砂糖と供にエスプレッソとしてお楽しみください。

【②Avanti Antonio】

ブラジル、グァテマラ、エチオピア

『ミラノ』を始めとする北イタリアのエスプレッソをイメージしたブレンド。

IIACが定義する焙煎方法に沿って焙煎しています。

浅煎りで、酸味と甘味のバランスが取れていて、ナッツ感とフルーツ感が程よく感じます。

ミラノのコーヒー文化には、必ずと言っていいほどお菓子を一緒に楽しむ事が多いです。

美味しいお菓子と共にミラネーゼになりきって飲んでいただきたいコーヒーです。

ちなみにミラノでは、コーヒーの値段は立ち飲みだと安くなり、着席に座ると少し高くなります。

ミラノはコーヒーにアレンジをしたオリジナルのアレンジコーヒーを出すお店を多く見かけます。

かつてミラノで人気であった『カフェ・マロッキーノ』のようにグラスにエスプレッソ、チョコレートソース、フォームドミルク、生クリーム、カカオパウダーを乗せたりして自分だけのオリジナルの一杯を作るためのコーヒーのベースとしてもオススメです。

この『カフェ・マロッキーノ』はお店によって使われる食材が違うのも楽しみの一つ。

自身の想像力と向き合ってみてはいかがでしょうか?

ミラノには、かつてはコーヒー豆の焙煎所が100カ所以上あったそうです。

オリジナルの個性豊かに焙煎を楽しめる街として有名でした。

しかし、今やミラノでの焙煎所は減少の傾向に。ミラノの自家焙煎バールの文化の味を日本にて繋ぎます。

【③Soleil】

ブラジル、グァテマラ、コロンビア

レストランのコース料理の〆をイメージしたブレンド。

マイルドビターでチョコレート感があり、飲みやすいコーヒー豆。

2019年度IIAC主催のテイスティング競技会金賞受賞作品です。

エスプレッソとしても最高ですが、あえてハンドドリップで淹れてみるというのはいかがでしょうか?

『フィレンツェ』の新たなコーヒー文化の予感としてのエスプレッソだけではないサードウェーブコーヒーの流れ。

コーヒーといえばエスプレッソがメインのイタリアコーヒー文化ですが、まだまだ少ないですが、新たな流れでハンドドリップのコーヒーというものを感じます。

フィレンツェでは少しずつではありますが、シングルオリジンと呼ばれる単一品種を出す流れもできています。

『一杯のコーヒーをじっくりと楽しむ』

というコーヒーのスタイルを感じさせるフィレンツェの新たなコーヒー文化の芽を育みたい。

『第1の波』

コーヒーの文化の流れは19世紀後半から、1960年代までのファーストウェーブから始まり、大量生産・大量消費のコーヒーの時代がありました。

物流の発展によりコーヒーの値段が安くなり皆の手が届きやすい飲み物になりました。

粗悪品が多く出回る事となってしまった。

『第2の波』

そして、次に訪れたのがセカンドウェーブ。

1960~90年代の深煎りブーム。

1971年にスターバックスがアメリカ・シアトルで開業し、シアトル系のコーヒーが注目されました。高品質の豆を深煎りし、カフェオレやアレンジコーヒーが人気に。コーヒーチェーンが勢いをましていく。1996年8月にはスターバックス日本第一号が銀座にオープン。エスプレッソをベースとしたラテ等がここでは注目されて、コーヒーの新たな世界観が普及されていった。ロゴ入の紙コップもこの時期に定着した文化と言えるでしょう。

深煎り高品質の豆を使ったコーヒーの時代の到来です。

『第3の波』

1990年代後半サードウェーブが到来。

ここまでは、コーヒーの銘柄は国で表示されて、豆のブレンドが一般的であったが、サードウェーブでは単一種の苗木から収穫されたコーヒー豆だけを使用するシングルオリジンに重点が置かれました。豆の味を最大限に活かす淹れ方を追求する時代であり品種本来の味を求める個性の時代になりました。そして、世界中でハンドドリップを用いて一杯ずつ心を込めて淹れ、文化が注目されています。

今注目の第3の波『サードウェーブ』

その土地に根付く文化や価値観、コーヒーの生産地への配慮や、一杯のコーヒーを淹れる工程にこだわるスペシャルティコーヒーが注目されてるなかで、今、フィレンツェでも少しずつ広まるサードウェーブの流れ。今回のSoleilはブレンドですが、ハンドドリップで一杯一杯丁寧に淹れて頂くということに重きを置いた想いでご用意させていただきました。

今回のコーヒー豆はペペロッソで日頃愛用愛飲させて頂いているROSTROさんにご協力をいただき『イタリアのコーヒー文化』の飲み比べセットとしてご用意させていただきました。本国イタリアのコンテストも金賞を受賞する焙煎士清水慶一さんの磨き上げられた焙煎の世界観と供にイタリアの香りと味わいをお楽しみください。

現在ペペロッソでは、『フォースウェーブ』の提案として、イタリア各地のコーヒー文化と、イタリア各地の郷土料理とのノンアルコールペアリングを要ご予約にてご提案させて頂いております。

『ひとくちメモ』

・ブレンドは個性を補い高めあうのが基本

・ブラジル、コロンビアは南米のコーヒーで甘味と酸味のバランスがとれた味わい。その中でも酸味のほしい場合はコロンビアを

・グアテマラは中米。中米は総じて、世界のコーヒーの産地の中では標高が高く、酸味や風味のよい地域が多い。キレや、スッキリ感。エレガントな味わいや、柑橘系のような酸味が特徴の一つ。酸味を伴うフルーティーさを味わえるエリア。

・エチオピアはアフリカを代表する二大産地のうちの一つ

【ブラジル】

日本で最もなじみの深い生産国

生産量世界一

まさにコーヒーの国

ブレンドの基本として最もポピュラーな豆の一つ

甘味、酸味、苦味のバランスがよい

全体的に個性は弱め

【コロンビア】

エレガントな酸味と甘味のバランスがよい

スペシャリティコーヒーの取り組みが盛ん

豊かな気候による多様な味わいが魅力

【グアテマラ】

国土が日本の三分の一

香り豊で、ブレンドのベース豆にも最適

【エチオピア】

アラビカ種発祥の地

ベリー系のフルーティーな甘味と香りが特徴的

苦味は優しい

世界初のブレンドモカジャバにも使用されている

『コーヒーが生まれた地』

花のような美しい香りと、フルーティーさがある

ボディは軽やか

酸味も定評あり

芳醇で濃厚な香り

2020年5月31日 更新

皆さんたくさんのご支援本当にありがとうございます。

ペペロッソは、新型コロナウィルスを経て新たな挑戦をしています。

私たちペペロッソは、レストランを支えてくださる生産者さん達と共に次のステージへ進みます!!

ペペロッソを支えてくださっている生産者さん達と、共に考えに考え抜いたペペロッソのオリジナルの逸品と自負している作品をリターンとして皆様にご提案させていただきます。

随時ペペロッソが挑戦するリターンは追加していきますので、お楽しみに。

・¥10000の錆染めエプロンは、【麻】との表記がございますが、【綿】へと素材が変更になりますのでお気をつけ下さい。

・¥50000、¥100000のリターンのお料理のコースはおひとり様なご利用料金となります。

2020年5月26日 開始

【ご挨拶】

1986年より続くイタリア料理店ペペロッソの総料理長の今井和正と申します。この度の新型コロナウィルスの感染拡大により罹患された皆様には謹んでお見舞いを申し上げます。

私達ペペロッソは、三軒茶屋の地に1986年から続くイタリア料理店です。先代の故遠藤料理長が日本にイタリアの食文化を普及すべく開いたレストランです。写真は移転前のペペロッソです。


現在は、レストランのビルの老朽化により移転を余儀なくされ2020年1月に三軒茶屋から池ノ上へと移転しました。こちらの写真は移転後の池ノ上のペペロッソです。

【今回のプロジェクトをやろうと思った理由】

『35年間皆様と供に歩んできたイタリア料理店ペペロッソを守りたい。日本に根付く良き【老舗文化】を残したい。本物のイタリアの食文化を普及したい。』

1)日本の老舗文化を守りたい

日本の強みとしての伝統『老舗』があると思います。日本は他民族の支配を受けることがなく今日まであり続けているおかげで、一企業の歴史が長い『老舗』と呼ばれる企業が他国に対して多く存在しています。それというのも戦争や紛争等をできる限り避けてきた日本人ならではの恩恵の一つであり、『老舗』とは豊かな心が繋いだ文化そのものであると言えるでしょう。

日本最古のイタリア料理店は1880年に新潟市でピエトロ・ミリオーレというイタリア人が開業した『イタリア軒』であるといわれています。

パスタやピザが注目されてようやくイタリア料理が日本に浸透し始めたのは1970年代のこと。諸説ありますが、日本のイタリア料理の歴史は、1970年代からとされています。その以前にもイタリア料理を出しているお店はあったそうなのですが、イタリア風でありイタリア料理を出しているお店は極々わずかであったようです。

日本人の麺好きと重なって1970年に日本に定着したと言われています。

その歴史、わずか50年あまり。

ここ日本にて老舗の定義と言えば、80-100年近くの歴史あるお店が皆様の認識ではないでしょうか?

日本においてのイタリア料理店の歴史はまだ浅くわずか50年。

35年目となるイタリア料理店ペペロッソ。

日本のイタリア料理店の歴史50年と言われる中で、私達ペペロッソは35年の歴史を持っています。

歴史あるレストランが数少なくなりはじめている昨今。

たくさんのお客様に支えられ、愛され続けてきたペペロッソ。

お客様にとってさまざまなストーリーが生まれるレストランのシーン。

35年という4半世紀以上に渡り三軒茶屋の地に根付き皆様との思い出を、供に育んでまいりました。

これだけの期間を続けてきますと約100万人以上の方が来店されたという事になります。

ご家族の誕生日会や、プロポーズでのご利用。気の知れた仲間との食事会や、ご接待。

100万人の方がいらっしゃったのならば100万種類のストーリーがございます。

皆様にとって良き思い出も、苦き思い出も供に過ごしてきたペペロッソが現在閉店の危機にございます。

長い歴史のあるレストランが、長い時間をけて育まれてきたイタリアの食文化を発信しています。

お店の歴史とイタリア食文化を終わらせてはいけないという、強い思いでいっぱいです。


2)想いのあるスタッフ守りたい

新型コロナウィイルス問題の大打撃により経営困難となっております。

お酒のご提供は19時まで、20時には店内でのサービスは自粛との要請からレストランとしての経営を維持できない環境となってしまいました。

スタッフや生産者さんを守る為にも出来る事は全てやろうと考えて様々な助成金や補助金等の申請はしましたが、到底足らずにいよいよやっていない事はクラウドファンディングのみとなり藁をもすがる思いでクラウドファンディングを決意いたしました。

現在ペペロッソは資金繰りの目処が立たずに人件費の支払いが出来ず、コロナ前は14名程在籍していたスタッフも、お店の運営を最低限維持するために必要な人数の4名にまで減少せざるを得ませんでした。残る事ができたスタッフも減給せざるを得ず厳しい状況にあります。

退職となったスタッフは生活維持の為に今は日雇いの仕事をしてその日の生活費を稼ぐいわゆる"その日暮し"をして、ペペロッソの経営が戻るのを待ってくださっている状況にございます。他のお店に行くという選択肢もあると思います。ですがペペロッソを守りたい。歴史ある老舗文化を繋ぎたいという思いで、想いを持って待ってくれています。

私たち料理人は、テレワーク等をする事ができません。料理人の道は厳しく何年もの修行を必要とする反面、1日の時間のほぼ全てを料理に注ぎ込んでいる為に、良くも悪くも料理以外する事ができないのです。料理をする事でしか生きてゆけないのです。

職人の技や、知識を守り次の世代へと繋いでいきたいです。

伝統を絶やしたくありません。

そのために皆様のお力をお貸しいただきたいです。


3)イタリアの食文化を普及したい

私はイタリアが大好きです。どこが好きなのかと言われると答えるのが非常に難しいくらいにイタリアの全てが大好きです。もちろん良いところも悪いところもありますがひっくるめてイタリアであると考えています。

人好きなイタリア人。一日一緒に過ごせば家族の仲間入り。彼らには本質での心の豊かさを感じます。

『なぜイタリアの食文化を普及したいのか。』

イタリア料理は地方料理の集合体と呼ばれ、州は20州あるのですが、20州全ての料理を総称してイタリア料理とされています。

南北に長いイタリアは北から南にかけて気候や、地形の違いやそこに住む人々のルーツの違いによって州ごとに全く異なる個性を持った料理が存在しています。細かく言えば隣の街単位で料理の雰囲気が全く違う場合もあるほどに個性豊です。その街にはその街の正義があり、その街に生きる人々はその正義に対して絶対の自身を持ち、信じ切っています。頑固さとは違う信念のようなものを感じます。そこが魅力の一つであり伝統を継承する上で必要な精神と原動力であると私は考えます。何かを守るということに対しての哲学に感銘を受けました。イタリアのサッカーにもその精神は遺憾なく発揮されており『守ってなんぼ』のサッカースタイルですね。『繋ぐ』や『守る』ということを国民性に持つイタリア人。そのため新しい事をなかなか受け入れないという反面もあります。そんな彼らが繋いで、守ってきた料理がイタリア郷土料理です。伝統料理と呼ばれるようになるには、残されるだけの価値があり、残る事を許された料理でなければなりません。

意思の強いイタリア人がそのエリア単位で認めて残されてきた料理がイタリア郷土料理です。つまりイタリア各地に根付いているイタリア郷土料理はその地に生きる人々の『意思』そのものであると私は考えています。流行り廃りの料理には無い歴史が郷土料理にはあります。ローマ時代から続くイタリアの食文化は『西洋料理の母』とも呼ばれております。私は日本人です。日本人としてイタリア料理を生業としていくにはたくさんのハードルがあります。言葉の壁や距離の壁、宗教の違い。課題はたくさんありますがそれでも私は生涯続けていきます。東洋人である私が西洋料理の母とも呼べるイタリア料理を通じて何かを生み出そうとしたときに、全く新しい何かが生まれるのでは無いでしょうか?

実際に結果として2019年にパリで開催された『バリラパスタワールドチャンピオンシップ』というパスタの世界大会にて、国内審査員を務めるところから始まり日本代表選手の選抜をし、イタリア郷土料理の哲学を持ってして日本代表選手をサポートし、日本を世界1位へと導くことに成功いたしました。そこで伝えたのは、『イタリア料理』の『伝統』を『日本人』として『磨き上げる』ということ。例えば、イタリアでは伝統的に黒胡椒を使うレシピに対して日本のスパイスに置き換えて山椒を使う。イタリアの伝統的なレシピが海を渡って旅をした時に黒胡椒が山椒になる。なんてことのないように思われる方もいらしゃるかもしれませんが、このことが世界に認めてもらえたイタリアの伝統を『日本人として磨き上げる』ということなのです。

『伝統とはたゆまぬ革新の中にこそ存在する』流行り廃りには無い歴史が郷土料理にはありますが、伝統をそのままの形で残そうとすると、錆びついて廃れてしまい残すことができません。伝統を守るということは代々受け継がれて来たことをそのままやるのではなく、その時代に生きる人々によって磨き上げ、革新へと昇華させねばなりません。革新へと磨き上げられ、多くの人に語り継がれてようやくその革新はまた伝統となるのです。その繰り返しが『伝統を守る』ということだと私は考えています。当たり前のように伝統を守ってきたイタリアには今の日本人にとっては改めて活かせる哲学があると私は考えています。

スローフードやスローシティーと言った今ではすっかり浸透した考え方の『地産地消』といった活動もいち早く行っていたイタリア。物事に対する持続可能性である『サステナビリティ』に対しても当たり前に行っていたイタリア。私は料理人として新たな文化を生み出したいと考えております。食べることは生きること。食べないと人は生きていけません。食べるという行為に対して人間はたくさんの進化を経てきました。食料廃棄問題によるゴミがもたらす環境問題に対しても料理人のアイデアや、取り組み次第で変えられる世界があると思います。料理人のあり方次第では地球をもっと綺麗にすることすら可能です。一日に必要な栄養素をしっかりとることで健康を維持し病になりにくい身体を提案することもできます。ローマ時代より続くイタリアの食文化がもつ歴史には今を生きる料理人にとっての答えが詰まっているように思います。イタリアの食文化の普及は、その歴史を一枚一枚紐解き磨き上げることで、料理人の新たな可能性と、食を通じた新たな文化の開花に繋がると確信しています。

【資金の使い方】

・CAMPFIRE決済手数料

・店舗の家賃、水光熱費

・人件費

・イタリア食文化の普及活動

【最後に皆様へ】

私がペペロッソの料理長に就任したのは2015年7月の事で、今年で6年目となります。35年間の歴史の中で私へと【料理長のバトン】が届くまでにはたくさんの方が形やスタイルを磨き上げ、先代の故遠藤総料理長の想いを繋いできました。私にバトンをいただいてからはイタリア料理はイタリア料理でも【イタリア郷土料理】として磨き上げ現在にまで至ります。

三軒茶屋の地にて、日本のイタリア料理の文化を築いた一軒と自負しているペペロッソの歴史と文化、ペペロッソで過ごされたお客様の思い出とこれから生まれる新たな歴史、さらなるイタリア食文化の普及、そしてペペロッソのスタッフの想いと笑顔、そして未来を守りたいです。

ペペロッソ維持の為の資金調達の一部にお力添えをお願いしたく、今回のプロジェクトを立ち上げました。 

イタリア料理はマンマの料理でもあり、食べてくれる方を想って愛情たっぷり作られる料理です。まさに料理は愛情。どうか皆様ご支援、ご協力の程よろしくお願いいたします。

【店舗の詳細情報】

■店名:

ペペロッソ

■住所:

〒155-0032

東京都世田谷区代沢2-46-7 エクセル桃井1階

ペペロッソのマップ

■電話番号:

03-6407-8998

■営業時間:

自粛後の変則営業スタイル

  7:00-22:00 テイクアウト

  7:00-12:00 モーニング

12:00-20:00 ランチ&ディナー

自粛前

12:00-16:00 ランチ

18:00-23:00 ディナー

※営業時間は状況により変更になる場合がございますのでご来店の際に一度お問い合わせください。

■web:

https://www.peperosso.co.jp/

尚、どのリターンも金額を『上乗せ支援』をすることが可能です。

リターンの額に上乗せして、追加ご支援頂けますと、存続に向けて大変助かります。

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

今井和正

1984年9月26日生まれ。

沖縄出身によく間違われますが、千葉県出身。

チーズプロフェッショナル。

パスタソムリエ。

将棋初段。

千葉県四街道高等学校卒業。

エコールキュリネール国立辻調理師専門学校卒業。

広尾イルブッテロにてイタリア料理人をスタートする。

その後南麻布インカント副料理長を経て、三軒茶屋ペペロッソ総料理長へ就任。

2018年ミラノにてバリラが開催したパスタワールドチャンピオンシップにシェフインフルエンサーとして参加し、選手の指導やサポートを始める。

2019年パリにて開催されたパスタワールドチャンピオンシップでは、日本代表を世界1位へと導いた。

イタリアの食文化を普及するべく日々活動中している。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください