子どもと芸術をつなぐ、日本でも挑戦的で新しい取り組みの劇場を作りたい!

 


 

皆様、こんにちは。「んまつーポス」です。

プロジェクトページをご覧いただきありがとうございます。

 

私たち「んまつーポス」は宮崎を拠点に活動している「コンテンポラリーダンス」のカンパニーです。
「ん」から始まるので読みづらいですが、「んまつーポス」はスポーツマンの逆読みになっていて、カンパニーのテーマも”さかさまにも考えてみる” です。

 

2006年に活動を開始し、これまでに日本国内では宮崎はもちろん、北は北海道、南は沖縄の全国各地、また海外では、世界10カ国で作品を上演したり、ワークショップを実践してきました。



▲九州で活動する人物にスポットライトを当て、様々な分野で活躍する様子をドキュメンタリーとして放送している番組『新 窓をあけて九州』にんまつーポス出演(2017年7月9日放映)韓国まで同行していただきました。

 

子どもたちが気軽にダンス作品を鑑賞できる場所/劇場を!

 

▲学校の遠足の時間に行われた劇場での観劇「アート遠足」の一幕

 

私たちがアーティストとしての活動と並行してこだわりを持っているのが「教育」です。メンバーが全員宮崎大学教育学部、宮崎大学大学院教育学研究科を修了しており、教育と芸術の2つの視点から毎年県内外合わせて60余校の学校(小学校・中学校・特別支援学校、など)でワークショップ・鑑賞教室を実施しています。

 

しかし学校でワークショップを実施した際によく、「んまつーポスに会うには(=作品を見るには)どこへ行けばいいですか?」と聞かれ、答えることができませんでした。それは、私たちの作品を上演し、かつ子どもたちが気軽に訪れることができる場所/劇場がなかったからです。

 

学校の授業の中で、コンテンポラリーダンスに触れ、その面白さを体験した子どもたちが、その後も、ダンス作品を鑑賞できる劇場を作りたい、という思いは12年間の活動の中で、大きくなりました。

 

▲「こどもそだて」に視点をおいた活動が認められ、キッズデザイン賞2018にてキッズデザイン協議会会長賞を受賞しました 。

 

 

市内の保育園と協力し、新たな拠点を作ります!

▲保育園の運動会でも親子で一緒に踊ります。

 

そして2018年、私たちは市内のアート保育園と協力し、新たな拠点となる場所=劇場機能とギャラリーをもつ体育館を作ることになりました!

 

名称は『透明体育館きらきら/国際こども・せいねん劇場みやざき』です。

 

通称「CandY(キャンディー)」

 

CandYは、Chirdren and Youth の「C」と「and」と「Y」です。

 

これまで宮崎県にはなかった、そして全国的にも珍しい「子どもも楽しめる大人の作品」を上演する劇場です。「大人が楽しめる子どもの作品」ではないところがこだわりです。

 

運営は地域のアートNPOと地域の大学(宮崎大学)と連携して行っていきます。

 

実施されるプログラムは、んまつーポスの作品上演を始め、んまつーポスがこれまで出会ったアーティスト、提携するルーマニアの子供・青年劇場を含む海外の作品などです。世界で認められた数々の素晴らしいダンス作品を宮崎県で日常的に見ることができるのはこの場所だけです。

また、小さなスペースですが、常設のギャラリーもあります。そこでは、んまつーポスがこれまでに全国の美術館で「体育」を展示してきたのとは逆に、この体育館に美術作品を展示します。

魅力あふれる空間・アートプラットフォームとして位置づけ、芸術振興や街の賑わいの創出をデザインする取組も進めています。

 

▲いわきアリオス×いわき市立美術館「あそび工房スペシャル んまつーポス『めいれいどおりすすめ! アリオスから市立美術館に侵入せよ!』」でのひと場面。


 

 ▲第14回霧島アートの日「カラダがよろこぶ美術館 in 霧島アートの森2018」でのひと場面。

   

公園に遊びに行くような気軽な感覚で芸術を体験する

 

▲提携するルーマニアの子供・青年劇場「ゴングシアター」での公演

 

 ▲提携するルーマニアの子供・青年劇場「ゴングシアター」でのワークショップ

 

平日の昼間は園児が運動遊びをする体育館、休日と夕方からは劇場という二つの顔をもつ『国際こども・せいねん劇場みやざき』の面白いところは、一般公開する前に、園児たちにゲネプロ(本番同様のリハーサル)のチェックをしてもらう点です。

 

このチェックは、アート保育園以外にも、近隣の保育園や幼稚園の園児にお願いする予定です。アーティストはチェックを受けても、作品を変えるわけではなく、子どもたちの声や反応をダイレクトに聞く機会にします。

 

それと合わせて、幼児期から子どもたちがアート(作品)を批評することが当たり前になれば良いと考えています。例えば「おもしろい」とか「つまらない」という感想からもう一言、言葉を添えられるように。

 

優れた芸術文化に触れられる場所が、子どもたちの常に手の届く場所(生活する環境)にあるので、これまでの閉じられた/敷居の高い/入りづらいというようなイメージとは違い、公園に遊びに行くような気軽な感覚で芸術を体験する(=芸術を浴びるように体験する)ことができます。

 

そして、『国際こども・せいねん劇場みやざき』をモデルとした劇場機能がある施設を持つ保育園が全国に広がるよう、大学の「知」(特に、地域資源創成学部の多様な知)と連携・協力しながら、全国から保育や芸術関係者の視察が絶えないような、新しいアート(ダンス)の現場を確立していきたいと考えています。

 

▲ヨーロッパ三大演劇祭の一つ「シビウ演劇祭」に参加した様子。

 

優れた芸術文化を宮崎の子どもたちに

 

 ▲学校の遠足の時間に行われた劇場での観劇「アート遠足」の一幕

 

優れた芸術文化とは何か?

 

それは、国境を超えて多くの方に支持される芸術作品です。この場所で上演する作品は国内外で評価されたダンス作品であり、子どもたちが、この劇場に集まる国際的なダンスカンパニー、振付家・ダンサーと出会い、多様な価値観に触れ、感性が大いに刺激されます。

 



▲北京で開催された「Beijing Dance Festival 2018」に参加した様子。


 

幼児期から優れた芸術を浴びるように鑑賞する体験ができる機会を通して、芸術を身近に感じることができる場所。それは子どもの身体と心を育成する箱になると確信しています。

 

そして、誰もが同じスタート地点に立てる芸術(コンテンポラリーダンス・現代美術、など)の価値の創造を実現し、時代とともに成長して価値が高まっていくような場所を目指します。

 

 ▲中国・廈門で開催された「ダンスサマーキャンプ」の様子。

 

 ▲宮崎の子どもたちと香港の子どもたちがダンスを介して国際交流「ダンスキャンプ in香港 2018」を実施。

 

100年先の宮崎が、文化であふれた豊かな県民性を育む県であるように

 

 
これまでの活動を行う中で購入したスピーカーや照明はあります。
しかし、劇場という空間を演出するためには、もう少し必要です。

今回皆様に支援してもらいたいのは、『国際こども・せいねん劇場みやざき』が、今後上演活動を行う中で、もう少し必要な機材・備品を購入するための資金です。

 

なぜ機材・備品の購入資金を支援していただきたいか?

アートプラットフォームとしての価値を高めていくことは、この地域の芸術文化を高めていくことに繋がります。

 
しかし、私たちアーティストだけでは実現できません。作品を生み出すアーティストと、その作品を観る観客の相互関係がなければ、成立しないのです。

 

この『国際こども・せいねん劇場みやざき』は私たちだけのものではありません。

私たちと、このプロジェクトを支援していただく皆様、そして地域の子どもたちのものです。

 

ここに皆様の名前が残り、私たちと共にこの想いを育てていく。

 

私たちと皆様の思いが、この場所で様々なダンス作品を見て育った子どもたちの、目に見える形で残るように、今回のプロジェクトでは機材・備品の購入資金を支援していただくことにしました。


長い文章、最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!


私たちの思いが少しでも届き、ご支援いただき、そして、私たちと一緒にこの場所を育ててくれたらとても嬉しいです!!

 

どうぞ、『国際こども・せいねん劇場みやざき』の応援をよろしくお願いいたします!!!!

 


支援金の使いみち

 

劇場という空間を演出するために必要な機材・備品を購入。

250万円ー(手数料,リターン品,送料)=約200万円


内訳・・・
子供や高齢者にやさしいデザインの椅子(約50万円)

 

平台・箱馬(合わせて約20万円)

その他舞台備品(約20万円)


 

舞台機材費(照明(約80万円)音響(約30万円))

 

そこから,これまでに培ってきたノウハウを100%注ぎ込み良い舞台づくりを目指します。

  

実行スケジュール

2018/12  クラウドファンドスタート

2019/01  必要資材の購入準備

1月31日  クラウドファンディング終了 

2019/02  必要資材の購入
2月16日  建物完成内覧会・クラウドファンディング成立サンクスイベント

2月25日〜28日 地域の幼稚園・保育園への企画「未就学児ようこそ劇場へ」
2019/03  フォトブック製本・発送 次年度の企画準備
3月1日2日 オープン記念公演 日本×香港 国際共同制作「キリギリスとアリ」上演

 

2019/04  本格的にオープン 企画の順次実施

 

 

プロジェクトメンバーの紹介

 

んまつーポス

メンバー

豊福彬文(んまつーポス代表)

児玉孝文(NPO法人MIYAZAKI C-DANCE CENTER代表理事)

みのわそうへい(劇場代表・エグゼクティブ・プロデューサー)

 

2006年、「んまつーポス」(Namstrops)結成。カンパニー名は、スポーツマンの逆読み。「現代芸術的体育」(命名はんまつーポス)の独自な作品スタイルは、海外フェスティバルも注目。これまでにアジアの国・都市はもとよりヨーロッパのエストニアやルーマニア、ドイツ等(11カ国35都市)で作品を上演。また国内では、金沢21世紀美術館美術館をはじめ、北は十和田市現代美術館、南は霧島アートの森等、全国の美術館に「体育」(からだを育む思想)を展示してみるという、本カンパニーならでの実験的上演活動を展開。その他、特筆すべき活動は、文部科学省児童生徒のコミュニケーション能力の育成に資する芸術表現体験(2013~2017)、文化庁芸術家の派遣事業(2014~現在)、文化庁新進芸術家海外研修制度(豊福・2014)、国際交流基金地域リーダー・若者交流助成プログラム(2015)、文化庁国際芸術交流支援事業(2016)、キッズデザイン賞受賞(2017・2018:キッズデザイン協議会会長賞)、文部科学省EDU-Portニッポン応援プロジェクト(2017・2018)、芸術文化振興基金現代舞台芸術創造普及活動(2018)、坂本善三美術館コレクション・リーディングVOL.3(2018)等である。

https://nmatuposu.wixsite.com/namstrops

 

▲フレフレ2020動画コンテスト(内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局)映像クリエイティブ部門銀賞受賞。受賞作品:「フレフレ!みやざき県」「フレフレ!2020年」

  

NPO法人MIYAZAKI C-DANCE CENTER


んまつーポスが社会貢献を行うために立ち上げたアートNPO。設立は2008年。アーティストに準ずる活動をしているものを構成員とし、”アーティスティックな身体活動”と”きらめくダンス体験”を提供することを目的に、身体で考える体験や上演活動を通して、ダンスの未来を創造します。

 

(2008年) 宮崎大学教育文化学部高橋るみ子研究室から設立

(2009年) 第22回全国スポーツレクレーション祭「スポレクみやざき2009」開会式アトラクション演出
(2013年) 文部科学省事業「児童生徒のコミュニケーション能力の育成に資する芸術表現体験(芸術家派遣)」(受託年度:2013年、2014年、2015年、2016年、2017年)

(2014年)「文化芸術による子供の育成事業-芸術家派遣事業ー(NPO法人等提案型)」(受託年度:2014年、2015年、2016年、2017年、2018年)
(2015年)国際交流基金 地域リーダー・若手交流助成プログラム 「ルーマニアにて調査研究」

(2016年)舞踊学会宮崎大会運営事務局

(2016年)文化庁事業 平成28年度国際芸術交流支援事業「んまつーポス ルーマニア4都市&ワークショップ、共同制作」

(2017年) 文部科学省「2017年度日本型教育の海外展開推進事業(EDU-Portニッポン)」応援プロジェクト『身体形成と芸術体験を融合させた日本型ダンス教育「創作ダンス」の海外輸出(中華人民共和国、ルーマニア、大韓民国、他)』
(2017年)第11回キッズデザイン賞(復興支援部門)作品名『現代芸術的体育からの復興』

(2018年)文部科学省「2018年度日本型教育の海外展開推進事業(EDU-Portニッポン)」応援プロジェクト『ラオスのインクルーシブ教育を推進する「表現運動」(学校体育領域)の輸出)』採択
(2018年)第12回キッズデザイン協議会会長賞(子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門)作品名『子どものカラダとアートをつなぐプロジェクト 「カラダがよろこぶ美術館」』

(2018年)第12回キッズデザイン賞(子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門)作品名『劇場に子どもたちを招き入れる新しい遠足の形「アート遠足」』

(2018年)芸術文化振興基金現代舞台芸術創造普及活動「こども・せいねん劇場オープン記念公演国際共同制作」
(2018年)国際交流基金事業 平成30年度海外派遣助成プログラム「んまつーポス ルーマニア・ドイツ公演」

(2019年)「こども・せいねん劇場/透明な体育館」(2019年2月完成予定)に宮崎事務所を移転し、運営を担当する。 

 

宮崎大学地域資源創成学部土屋ゼミ

 ↑ハロウィン当日に行われた会議後の集合写真(ゼミメンバー至って真面目です!)

 

宮崎大学地域資源創生学部の土屋有先生と、そのゼミ生にプロジェクトメンバーとなっていただき、劇場のマーケティング等のあり方を長期的なスパンで実践的に探っていきます。


お問い合わせ先

「国際こども・せいねん劇場みやざき」事務局

宮崎県宮崎市吉村町南田甲1099

FAX: 03-4243-3728  

Mail: npo.mcdc@gmail.com (劇場代表 野邊壮平)  

  • 2019/01/31 19:49

    Opening a theatre is about connection and emotional truth inside a community. This is truly a magical moment! A glorious achievement in times of do...

  • 2019/01/28 10:55

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