皆が活躍し、自然と集まれる場所をマチナカに。
全国の方々が、ここを目的地として訪れてくれるような旅の名所を目指しています。
そして、歴史ある「大谷石で作られた美しい石蔵」を未来へ繋いでいきたい。
【石蔵の名称を~MIYAnoKURA(みやのくら)~としました。追加レポートも日々更新中です。チェックして下さいね。】
大谷石とは?
大谷石は、栃木県宇都宮市北西部の大谷町で採掘される軽石凝灰岩の一種です。
控えめな地色は素朴で温かみを感じさせる、独特の風合いを持った石です。
耐火性に優れていることから、煮炊きをするかまどをはじめ、建物の土台石、敷石、土留め、蔵、倉庫などの積み石に使用される一方、火災から守るために屋根石(石瓦)や、板蔵の貼り石として、外装、内装の建築用材ほか、様々な形で使用されてきました。また、柔らかく加工しやすいため、古くから石倉や石塀に使われ、最近では、内装材・オブジェ等にも広く用いられています。
きっかけは小さな大谷石蔵
さて今回の主役である大谷石で造られた石蔵は、2.5間×3間と小さめではありますが、貴重な手彫りの石蔵なのです。
(昭和35年頃から採掘が機械化される以前の大谷石は、人力でツルハシを使って掘り出されました。1本掘るのに3600回もツルハシを振ったそうです。)
大谷石は柔らかい印象を持った石ですが、この手彫りの大谷石は深い風合いを感じさせます。
入り口は堂々とした鉄の扉。年代物の鍵もちゃんと付いています。
キーストーンを強調した、石積みのアーチを支える1本ものの大谷石が、両袖に使われています。
2階の窓には鉄扉。建設当時のままでしょう。
樋受け金物も当時のまま残っているケースは、珍しい事なのだとか。
そんな釜川沿いに佇む、昭和4年築の大谷石蔵。
小振りですがロケーションが抜群のところです。
敷地は公道から奥深くのびて、駐車場も充分確保できます。
なにより、釜川遊歩道の景観を独り占めできます。
石蔵を背に釜川の緑を眺めながらせせらぎに耳を傾ければ、この蔵の過ごしてきたゆったりとした時間にひたることができます。
そんな素敵な石蔵・・・実は、取り壊されるすんでのところだったのです!
「4日後までに石蔵の借り手がいなければ、取り壊して駐車場として貸し出す」
偶然その情報を知った私は、居ても立っても居られずに「私が借りますので、どうか壊さないで下さい」と手を挙げました。
一度取り壊されたらもう二度と復元できない、この街の歴史でもあり財産でもある大谷石の蔵。
未来の子供たちの為に伝えていきたい、古き良き時代の伝統と息遣い・・・
そんなモノをこの蔵から感じました。
申し遅れましたが、私は栃木県宇都宮市で女性の起業と活躍支援を中心に活動しております 一般社団法人 スリーアクト 代表理事 浅野 裕子 と申します。
結婚や出産などで環境が変わりやすい女性達が、年齢や性別等にとらわれず「社会の中で活躍する」為の支援拠点としてH23年に女性向けシェアオフィスをオープンし、様々な方々が働く場所を提供しております。
また、女性の起業・活躍支援に留まらず「少子化問題」や「地方創生」など、世の中や地域の課題についても積極的に取り組むと同時に、「少数派」と言われる様々な立場の方も含め、世の中の一人一人の存在価値や可能性に目を向け、個々の能力を活かしていく為の啓発活動にも力を注いでおります。
さて、そのシェアオフィス(現シェアテナント)入居者であり、今回の石蔵を共に盛り上げようと立ち上がったのが、若手アーティスト集団「星ヶ宮・Art Product」さんです。
彼らは、主に若手アーティスト(大学生含む)の発表や活躍の場を提供する目的で2012年に設立。
現在まで街の賑やかしや活性化に貢献してきた実績を持っております。
~主な活動と実績~
・青年会議所企画2012風雲宇都宮城セット制作、オリオン通りフラッグアート(2012〜2016)
・2012 とちぎ元気フォーラムin文星芸術大学
・2013 あゆみ北幼稚園壁画制作
・2013-2014 宇都宮駅ビルPASEO壁面展示協力
・2013-2014 栃木と群馬の巡回展示ART SENSE開催(主催)
・2015 本田技研工業イベント空間演出他
・陶芸ワークショップ多数、各種住宅展示場イベント・似顔絵出店多数、tochigi ART協力
・各種展示企画運営、その他多数
・雷様剣士ダイジ製作協力(とちぎテレビ/キャラクターデザイン、着ぐるみ&スーツアクター、小道具製作、修繕他)
・その他多数
※アートに関する活動なら何でも叶えるスタンスで活動中
星ヶ宮・Art Product 中心メンバーをご紹介します。
アートディレクター 小林隆則
(ギャラリー星ヶ宮・Art Product代表)
(デザイン業のかたわら、陶芸、絵画も制作)
栃木県宇都宮市にある文星芸術大学 陶芸専攻大学院博士課程後期 在学中に
ギャラリー【星ヶ宮・Art Space】を主催・経営を始める。
にがおえし さとうけい
(ギャラリー常駐スタッフ)
(似顔絵、マンガ、消しゴムはんこなど)
山形県鶴岡市出身 宇都宮市在住。夫は店長の小林隆則。
文星芸術大学 マンガ専攻一期生卒業後、似顔絵を描いて活動中。5年目
現在は【星ヶ宮・Art Product】に在廊し毎日似顔絵を描いています。
この事業では、宇都宮市の中心部にあるオリオン通りの空き店舗をギャラリーとして活用し、主に若手アーティスト(大学生含む)の発表や活躍の場を提供する目的で常設展示ギャラリー兼アトリエを開設。
運営は文星芸術大学の有志で行い、子供からお年寄りまで幅広い年代に愛される憩いの場所として、閑散とした街中に活気を生み出し、賑わいを作り上げておりました。
(現在の前身となる オリオン通りの店舗の風景)
そんな実績のある彼らが約2年後である2013年9月末、やむを得ない事情により、当方が運営する現シェアテナントに移転する事になりました。
活動拠点が街中から郊外に変わった事により、車を運転出来ない学生たちや街中のお年寄りたちの足が遠のいてしまいました。
以前より狭い環境となった事も含め、ここが彼らの理想の場所でないのは解っていましたが、いつか彼らが理想の場所に辿り着くまでの通過点という立場で見守ってあげたいと思っておりました。
現在の拠点であるシェアテナントは、元住宅展示場を改装したアットホームな空間。
子連れママ達には好評ではあるものの、日常と変わらぬ風景では彼らの作品も引き立たず、またシェアテナントという特性上の問題もあり、アート空間としてのトータルプロデュース等も困難な状況であります。
そんな彼らの作品達をこの歴史ある石蔵に展示したら、非日常的な空間の中で作品本来の魅力が引き出されていくのではないでしょうか。
また、かつて足が遠のいてしまった学生やお年寄りたちも、彼らが街中に戻ってくる事を心待ちにしている事でしょう。
このように『石蔵再生』に彼らが関わる事で、面白い化学反応が起こせるのではないか?そして沢山の方々の幸せに繋がると、確信しております。
石蔵を覗いてみたら、そこは日常を忘れてしまうような異空間が。
蔵の中には年代物のお宝が眠っていました。
この家具に彼らの作品を展示したら、どんなに素晴らしいでしょう。
そして、彼ら以外にも、地元で活躍する沢山のアーティスト達の発表・活躍の場になったとしたら・・・
この場所が街中の新しい観光スポットになって、県外からも沢山の人達が集う宇都宮市の名所になったとしたら・・・
宇都宮市は、人の流れが郊外に分散されて少し寂しくなってしまった街中を、再び活気のある場所に作り変えようと様々な魅力作りに力を注いでおります。
そんな街中といえば車が停められないのが当たり前・・・なのにこの石蔵の敷地内にはおよそ16台もの車が停められるスペースがあるのです。
また、学生さんたちが徒歩や自転車で通ってこられる立地の上、隣には今秋オープン予定の大型スーパーが建設中。
そして何よりも「釜川」と呼ばれる街中のシンボル的存在の川の遊歩道沿いである事。
(この川沿いでは街中イベントが定期的に開催されたり、地元の方々の散歩・ジョギングルートとして愛されている場所でもあります。)
3.11東日本大震災の際は、この宇都宮市も復興特別区域法の対象区域であったにも関わらず、この石蔵の被害は、瓦が2~3枚落ちた程度だったというだけあって状態も良く、歴史的価値が非常に高い石蔵の魅力に加え、幅広い年代の人々が自然と集まる立地という好条件は本当に稀なのです。
※石蔵内活用イメージラフ案
現在、この石蔵と周りの広い敷地を活用して、以下のような事業展開をイメージしています。
・貸し部屋.....企画展や即売会、ワークショップの会場として運営(1週間単位)
・貸しスペース.....創作活動を行う方々のアトリエ拠点として提供(1ヶ月単位)
・マルシェ.....敷地を活用してマルシェを開催&運営(1日〜1週間単位)
・商品販売.....委託販売(1ヶ月単位)
・観光案内.....大谷石施設の観光案内MAPを活用し、観光案内を実施。
レンタサイクル事業にも着手したい。
・その他.....デザイン、似顔絵、陶芸等のワークショップetc.を開催
双方で力をあわせて、宇都宮市中心部の大谷石蔵を活用した多目的スポットでありたいと同時に、地元の生産者や作家等の販売拠点としたマルシェスポットとして運営し、県外からの観光客を呼び込む「アートで街おこし」のロールモデルとして地域に貢献したいと思っております。
また、これから起業したい女性や若者達のチャレンジの場としてイベント出展出来る流れも作っていきたいです。
※敷地内活用イメージラフ案
しかし、ここで問題があります。
【ライフラインの確保が急務】
石蔵は、あくまで「蔵」として存在しておりましたので、電気が通っておらず、真っ暗です。
晴れの日に扉を開ければ階段も登れますが、曇りの日や夕方以降は手探りで登らなければならない、危険な状態です。
扉を開ければ光は入りますが、扉付近だけで、あとは真っ暗です。
そして、水道が通っていませんのでトイレがありません。
つまり、長時間の滞在が不可能という事になります。
この二つのライフラインが無ければ快適で安心なコミュニティスポットにはなりません。
そこで皆様にお願いです。
この二つのライフラインを設置する為に、お力をお借り出来ませんでしょうか?
地主さんのご都合にあわせて今秋にオープンさせなければなりませんが、あまりにも急なこの石蔵とのご縁に、工事費用の捻出が困難な状態です。
【資金の使い道】内訳
・石蔵内工事一式 40万円(電気工事と照明・エアコン設置、水回りとトイレの新設費用の一部)
・FAAVO手数料 10万円
この石蔵がギャラリー・マルシェ・イベント会場・観光スポット・憩いの場として生まれ変わる事にご賛同頂き、この場所で共に歩んで下さる地元のアーティストさん、ものづくり作家さん、生産者さん、イベント主催者さん、経営者さん、地元を愛する皆さんetc・・・
そして、歴史ある大谷石蔵に魅力を感じて下さる全国の皆さん、どうかお力をお貸し下さい。
【今後のスケジュールについて】※追記アリ
9月中旬 工事着工
9月下旬 草むしり、引っ越し
10月初旬 プレオープン(兼オープニングセレモニー)
10月中旬 グランドオープン
プレオープン予定の10月初旬には、ご協力頂きました皆様と共に笑顔でオープニングセレモニーを開催したいと思っております。
【9/11追記】
上記のスケジュールですが、工事着工を始め、全体的に遅れが生じておりますので、10月中旬のグランドオープンも延期になる見通しです。
スケジュールの詳細が決まりましたら、改めてお知らせします。
【起案者情報】
一般社団法人 スリーアクト 代表理事 浅野裕子
http://www.three-act.com/greeting/
公益社団法人宇都宮青年会議所さんから応援コメントをいただきました!
大谷石は宇都宮の誇る貴重な地域資源です。耐火耐震防湿に富み、独特の趣があることから、旧帝国ホテルから地域の一般住宅まで、古くから幅広い建造物の分野で重宝されてきました。宇都宮JCは、この貴重な地域資源を意識し、第110回通常総会を大谷資料館地下を利用して実施したこともあります。(写真下)
【ご支援方法について】
FAAVOでのご支援方法は”クレジットカード”と”Paidy(コンビニ払い)”の2通りがあります。
それぞれのご支援方法は以下の通りです。
・クレジットカードの支援方法はこちら
https://faavo.jp/utsunomiya/report/1569/9012
・Paidy(コンビニ払い)の支援方法はこちら