はじめまして。島そら豆プロジェクトで「島そら豆」の生産をしている田向利惠子と申します。私は、鹿児島県の喜界島で生まれ育ち、農薬・化学肥料を使わずに喜界島の伝承野菜である「島そら豆」とゴマを育てています。
生産者、喜界町農産物加工センター、地域おこし協力隊などが協力して、喜界島の食文化を復活させ、喜界島で新たな産業を作る「島そら豆プロジェクト」という活動しています。
今回は、島そら豆プロジェクトの第一弾である、喜界島の伝承野菜「島そら豆」を使って作ったグルテンフリーしょうゆを、喜界島の塩を使い、日本で初めてとなる国産材料のみのグルテンフリーしょうゆを作るチャレンジを応援していただきたく、プロジェクト化させていただきました。皆様ぜひご協力お願いします!
皆様、喜界島という名前は聞いた事はありますでしょうか?
喜界島は、鹿児島県の奄美諸島に位置する離島で、島を1周するのに数時間(周囲48.6km)の小さな島です。独特な自然や文化が残っており、豊かな自然に溢れています。
この喜界島は非常に珍しい土地としても有名です。
世界でも3島しか存在しない珊瑚礁が隆起してできた島です。極めて早い隆起速度によって造られた隆起珊瑚礁の島(標高214m)で、島の誕生から現在まで平均すると年間に約2mmずつ隆起してできた島になっています。そのため、喜界島では標高が一番高いところが最も古い地層となっており、最上部では10万年以上前の土壌となっています。
珊瑚が隆起した島ですので、弱アルカリ性のミネラルが豊富で、豆類の栽培に適しています。今でもところどころ、土を掘り返すと中から珊瑚の化石が出てくることもあり、本当に珊瑚礁が隆起して出来た島なのだと感じることができます。
島そら豆プロジェクトとは、新たな喜界島の魅力を発信するため、喜界島の伝承野菜である「島そら豆」を使って、何か出来ないかということでしょうゆを作ったところから始まりました。
かつて島でもしょうゆが作られた事を知り、「島そら豆」を使ったしょうゆを作ろうと、試行錯誤して作ったしょうゆが今の「島そら豆しょうゆ」になります。そのしょうゆが好評で、さらに大豆を使っていないグルテンフリーのしょうゆということで、もっと巻き込む人を増やしつつ、島そら豆の可能性を広げたいとの思いから、生産者・喜界町農産物加工センター・地域おこし協力隊などが協力して「島そら豆プロジェクト」を発足しました。
喜界島の「島そら豆」は、江戸時代から喜界島にある伝承野菜で、古くから島⺠の食卓には欠かせない存在でした。しかし現在は、家庭で食べられることは少なくなり、その主な役割は土を回復させるための畑の緑肥となっています。今では、一部の生産者が家庭で食べるくらいで、島内でも島外でもあまり食べられる機会が少なくなっています。
ただ、この「島そら豆」は、粒が小さいぶん味が非常に濃く、非常に美味しいんです!
島そら豆プロジェクトでは、品種改良された野菜が多くなる中、「島そら豆」をはじめとした伝承野菜を守りたいと考えています。
それは、その土地の食文化や伝統を守ることにもつながります。そこで、まずはこの「島そら豆」の新たな魅力を引き出し、多くの人に伝えることで、喜界島の伝統・文化を守っていきたいと思っています。
昔、喜界島では島内でしょうゆが作られていました。製造方法の記述などは残っていませんが、昔から育てられている伝承野菜の「島そら豆」を使って、島内の塩を使い製造されていたのだと思います。今では残っていない喜界島のしょうゆを復活させるため、試行錯誤を重ね、現在の島そら豆しょうゆを作ることに成功しました。努力の甲斐もあり、2016かごしまの新特産品コンクールでは、見事に奨励賞受賞(食品部門)をいただきました。
風味が豊かで、深い味わいの「島そら豆しょうゆ」の特長は大きく2つあります。
特長の1つ目は、なんといっても喜界島の伝承野菜である「島そら豆」です。ミネラル豊富な土壌で、無農薬・無化学肥料で育てられた「島そら豆」は、粒が小さく味が濃い!水々しく甘い味わいです!
特長の2つ目は、そら豆から作られているしょうゆなので、グルテンフリー※で健康・美容に良いということです。
さらに、アレルギー表示対象27品目の食品を一切使用していないので、アレルギーでお困りの方にもオススメです。
上の2つの特長に加えて、このプロジェクトを通してもう1つの特長を加えたいと思っています。それは、原材料の1つでもある「塩」も喜界島産にすることで、純国産のしょうゆにしたいということです。
昔から育てられている伝承野菜「島そら豆」、海に囲まれている喜界島で作られる「喜界島の塩」。オール喜界島の素材で、日本初の純国産のグルテンフリーしょうゆにしていきたいと考えております。
皆様の中には、わざわざ喜界島の塩を使う必要はあるのか?と疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちはこう考えています。
現在、しょうゆの原材料の中で、大豆などは国産の素材を使っているしょうゆもありますが、その塩は外国産の塩を使っているところが多いです。
第一弾として作った「島そら豆しょうゆ」も外国産の塩を使っています。
これをなぜ喜界島の塩を使いたいかというと、かつて島内でしょうゆが作られていたようにオール喜界島産することによって、世界でも珍しい珊瑚礁で出来たこの喜界島の、今は失われつつある大切な食文化を復活させ、後世に残していく第一歩目に出来ればという思いがあります。
珊瑚が隆起してできた喜界島は自然が豊かで魅力的な島ですが、他の多くの地域と同様に高齢化や人口の減少も進んでいます。それに伴って、経済や産業も少しずつですが、着実に衰退しています。
喜界島特有の食文化などを復活させ、後世に残していくためにぜひ皆様のお力を貸していただけないでしょうか。
そして、このプロジェクトを最初の一歩として、伝承野菜「島そら豆」を使った味噌の商品化、喜界島の魅力を伝える体験ツアーなど、喜界島の文化・伝統を残し、伝えていくための足がかりにしていきたいと考えております。
今回いただいた支援金額は、島そら豆プロジェクトの「喜界島の食文化の伝承していきたい!」という思いを実現し、継続的に活動していくため、新しいパッケージ制作や情報発信・活動を広めていくため、島そら豆の認知や栽培を広める為のワークショップ、子供達に食文化を伝えるためのイベント・原材料費の一部として有効に活用させていただきます。
また、プロジェクト終了後「島そら豆しょうゆ」に喜界島の塩を使って、純国産のグルテンフリーしょうゆにしていく進捗を活動報告やFacebookページで発信させていただき、皆様にご報告させていただきます。
ぜひ日本初の純国産グルテンフリーしょうゆを作る挑戦に、ご支援をください。!
喜界島の塩を使った新しい「純国産 島そら豆しょうゆ」の商品化は、来年の2018年以降となりますので、今回のリターンは、第一段階で作ったグルテンフリーの「島そら豆しょうゆ」を送らせていただきます。
・喜界島の伝承野菜を使った商品の3点セット
・島そら豆しょうゆ のお試しサイズをセットに!
2016かごしまの新特産品コンクール:奨励賞受賞(食品部門)を受賞。
・喜界島ごま をセットに!
もう1つの伝承野菜である喜界島のごま。日本国内で消費されるゴマはその殆ど(99%以上)が輸入品という中、「喜界島白ごま」は数少ない貴重な国産ゴマです。
・喜界島マンゴー と喜界島の塩 も加えた贅沢セット!
2015年、2016年と二年連続で「奄美大島・喜界島マンゴー品評会」にて金賞を受賞しています。
1つのマンゴーの木にみのる実の数と糖度を徹底管理し、みずみずしい甘さのハイクオリティなマンゴーを栽培されています。
伝承野菜「島そら豆」畑のオーナー権利
1アール(年間収穫量:60〜90kg)あなたのためだけに伝承野菜「島そら豆」育てます。
・喜界島を満喫するあなただけのオリジナルツアーにご案内致します。
当日のご案内は、旅行業務取扱管理者のもとで行われます。
※交通・宿泊費は別途となります。
・喜界町役場
・喜界町農産物加工センター
・喜界町アンテナショップ事業推進協議会
・田向利惠子
・喜界町地域おこし協力隊
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