はじめに・ご挨拶

はじめまして。メルと申します。

0歳10ヵ月となるオス猫のシラスと、

妻と子供二人で北海道で暮らしています。



このプロジェクトで実現したいこと

シラスに、FIP(猫伝染性腹膜炎)の新薬と云われる

『MUTIAN』(以下ムティアンと記載)の投薬治療をしてあげたいです。


ある日突然に、初めて聞くFIPという病名を告げられ、

『気の毒だが助からない病気』と言われ、

まだ1歳にもなっていないのにそんな馬鹿なと、

困惑しながら、すがる思いでネットで色々調べるうち、

FIP治療薬『ムティアン』の存在を知りました。

しかしながら、この新薬は日本では未承認で入手できず、

個人輸入での購入が必要で、なおかつとても高額な薬です。

でもシラスを救えるなら、出来ることはしてあげたい。

そしてこの経験を機に、同じ苦しみをもつ猫ちゃんの飼い主さんの為の

一助を担うよう努力していきたいと思います。


※「ムティアン」は日本において動物医薬品として承認されていません。

シラスの飼い主として、個人的な自己責任と判断のうえでシラスにとって投与が必要と

考えていますが、全てのFIPの猫に「ムティアン」が有効であるという趣旨ではありません。 


プロジェクトをやろうと思った理由

とあるサイトでブリーダーさんの存在を知り、見学を経て本年1月22日に

我が家の家族として迎えたマンチカンの男の子、シラス。

『シラス』という名は妻が名付けました。

いわゆるツンデレくんで、呼んでも知らんぷりすることが多いけど、

抱っこして喉を撫でればすぐゴロゴロいう子で、我が家に来てからは、毎日家中を

元気に走り回り愛嬌を振りまいていました。


【異変・・】

異変を感じたのは7月に入ってからでした。

いつもより、ごはんを食べない。でも大好きなチュールは食べる。

いつもより走り回らない。でもお気に入りのおもちゃでは遊ぶのだけど。


7月4日、

腰回りが細くなってる感じがするので、気になって体重を計ってみたら2.5キロ。

2.8キロはあったのに。。0.3キロも減っている。

気になって次の日の朝一で近くの予防注射で行った動物病院へ連れて行く。

担当の先生に症状を話し診察し、血液検査、レントゲン撮影を行う。

シラスは診察室の周りをキョロキョロ見ながら多分注射の時を覚えてるのか、

不安そうに私に抱きついてくる。

検査結果が出るまで待合室で長い事待たされるが、この時はまだそんな大ごと

とは思ってもみませんでした。

ようやく呼ばれ、結果を聞く。

血液一般検査の結果は、総蛋白・GDPの値が高く、黄疸の気も出ている、

それとレントゲン検査ではお腹の腸の近くにしこりがある・・と。

え、しこり? それが私には気になりました。(もしかして悪性腫瘍?)

でも、先生の診察は、『まだ他の化学検査の結果と他の細かい検査が必要ですが、

今の診断では猫伝染性腹膜炎(FIP)の可能性があります。』と。

腹膜炎?お腹の不調?お腹壊したのかな・・薬飲んだら治るのかな・・そんな風に

思ってました。

『FIPでなければいいんだけどね』という先生の言葉に、そのFIPだとどうなるの

ですか?と聞く。

すると、『稀ですが、猫コロナウィルスが突然変異する子猫に多く発症する病気で、

残念ながらほとんど助からない病気なんです。』と。

え!?・・と絶句してしてしまう。

とりあえずまだFIP確定かどうかはグレーゾーンなので、ウィルスの検査、しこり部

分の組織検査をしましょうとの事となりこの日は帰宅。

シラスは病院で嫌な事されたって感じで、家に戻ると妻のベットの下に潜り込みジッと

動かなくなってしまいました。

病院でのことがショックでしたが、シラスはもっと嫌だったのか、ご飯もあまり食べよ

うとはせず、あまり動きません。好きなチュールは何とか食べてくれます。

FIPはタイプにもよるが、発症するとあっという間に亡くなるケースも多く、余命は早い

子で10日~長くても1、2ヵ月だという。突然の出来事に私も妻も子供も言葉を失い、重苦

しい空気が家の中を漂う中、シラスを見つめました。

次の日からシラスはどんどん元気がなくなっていく感じで、ご飯も匂いを嗅いだりするも

ののちょっと食べては止めてしまう・・でもチュールはなんとか食べるのでそれで栄養を

補給するという感じでした。

体重を計るとまた少し減っている・・

ああ、このままだとFIPかどうかはっきりするまでに死んでしまうのではと不安に思いま

す。 いてもたってもいられず、私はネットでFIPの事を調べます。

調べれば調べるほどFIPがいかに恐ろしい病気なのか、またFIPが稀に起きるウイルスの突

然変異で発症するもので、シラスはいかに運が悪いのか、などということが朧げに分かって

きました。

そして、調べていくうちに、FIPに効く『ムティアン』という新薬の存在をしります。

ただ、この時は、日本では未承認の薬で、海外からしか入手できず、また価格も信じられ

ないほどの高価な薬で、日本の動物病院でも扱うところもほとんどなく、全く未知で非現実

的な存在のものという認識でした。


7月6日、

検査結果の電話を待つまでの間にも、シラスは日に日に食欲が落ち、衰弱していきます。

ご飯も自分では食べなくなってきたので、仕方なく、缶詰タイプの柔らかいエサや栄養剤を

指につけ直接シラスの口の中に入れて食べさせます。幸いなのは吐いたりはしなくて、口に

入れてやると仕方く咀嚼して食べてくれるので、何とかこれで最低限の栄養給付はしてあげ

られていました。

シラスは私の事をきっと、『嫌なことするオッサンだなあ・・なんで?』と思ってるは

ず。。

ごめんね・・と口の周りについた汚れを濡れティッシュで拭いてやる時はおとなしく拭かし

てくれます。その時の私を見つめる目がとても辛く感じます。

このままただ死なせたくない。なんとかできることはしてやりたいなと強く思い、改めて

『ムティアン』という新薬の事が頭をよぎります。

強制的な食事が終わると、さそそくさとベットの下に潜り込み、ジッとしたままになり、

日に日に、元気が無くなりジッとしてるシラスを見てると、もうこの子には時間が無い事

がわかります。

毎日、『ムティアン』の事をネットで調べる日々。

シラスを助ける可能性があるとすれば、もうこの薬しかないのかもという思いは募ります。

北海道には新薬『ムティアン』を使った治療をできるところはありません。

病院の先生も名前は知っていても未承認薬で、データーもよく分からないとのことで使用

はしないようです。

病院からのウィルス検査他の結果を待ってからの判断ではもう間に合わないかもしれない。

7月8日、病院から電話あり、前回の血液化学検査の結果が伝えられ、FIPの可能性が高い

もののまだグレーゾーンの結果なので、再度、PCR検査・しこりの組織検査等をしないと分

からないとの事。しこりはFIPの症状で出る『肉芽腫』と呼ばれるものらしい。

しこりの組織検査って・・どうやるの?と聞くと、開腹は無理だと思うので、針をしこり

の部分まで刺して組織を取るとの事・・うわぁ、今のシラスに耐えれるのかなと不安に思

います。 でも、はっきりしない事には治療もできない。


7月11日、

再度シラスを病院に連れて行き、しこりの組織検査・PCR検査他を受けさせます。

夕方無事終わり、シラスをお迎えに行くと、無事だったので一安心。

インターフェロンの注射もしていただきました。


【決断】

現在のコロナ禍の状況で、私の仕事もどうなるか分からないという不安も抱え、家族の事

を第一に考えなくてはならない状況下で、今、シラスの為に『ムティアン』を購入するこ

と、多額の治療費がかけることは、はたして正しい選択なのだろうか・・

効くかどうかもよくわからない、なぜこんな高額なのか、ちゃんと海外(中国)から買える

のだろうか・・そんな不安と葛藤を繰り返しますが、シラスのただ何も言わずジッと耐え

てる様子と、家族皆の迷いない助けたいという思いが、私に決断をさせてくれました。

『ムティアン』を購入しよう・・と。

ネットでのFIPの情報サイトを元に、ムティアンを購入できるページからセラーさんとネッ

トで接触、まずはシラスの体重から計算した1ヵ月分程度のムティアンを注文しました。

注文してから届くまでに8~10日かかるとの事でした。


がんばれ、シラス。


7月18日、

病院から電話。

PCR検査の結果は陽性。しこりの組織は腫瘍とかではなく、やはり肉芽腫だろうと。

他の検査結果と症状から、総合的に判断するとやはりFIPと判断される。との事。

シラスの場合はドライタイプだと言われます。

覚悟はしていたけど、やっぱりか・・と気持ちが沈みました。

こうなると、早く『ムティアン』が届いてほしいと焦ります。


7月20日、

『ムティアン』が届く。

コロナ禍で物流も時間がかかるし、届かなかったらどうしようとヤキモキしていたので良

かったと胸をなでおろす。シラス、到着したよと声をかけます。


ムティアンは毎日24時間毎に同じ時間に投与しなくてはならないとの事。

それを基本12週(84日間)続けないとならない。

一日でも忘れたり、時間を間違えると意味が無くなるとか・・

プレッシャーがかかります。

早速今日から投与開始、

シラスの場合、ムティアン販売のセラーさんよれば、ドライタイプで神経症状が出ていな

いので体重×150mgの投与が必要目安との事。

今のシラスの体重が2.25キロなので、カプセルの組み合わせで350mg投与でスタート。

カプセルを3つ飲ませるのはとても自信が無くて、ネットで調べたり、セラーに聞いて、

カプセルから中身を取り出して、チュールに混ぜて与えてみます。

薬を混ぜたチュールを指につけて口の中に塗り付けます。

いつもと違うものが口に入れられたと、やっぱり嫌がって逃げようとします。

ごめんね、ちょっと我慢してねと、体をホールドして投与を続けると、口から薬の色を

したオレンジ色の泡が出てきます。何とかあらかた口の中には入れて、幸い吐いたりは

しなかったので良かったけど、少し口から泡と一緒に出た分もあるから全部は飲めなか

ったことになるのかも・・

いやー、中々これはむずかしい、これから毎日どう与えるのがよいか考えなければ・・

と悩みます。


7月21日、

はじめてムティアンを投与して次の朝

相変わらず食欲はなく、ペースト状のエサを直接口の中に入れて食べさせると仕方なく食

べる感じ。 吐くことがなく、食べてはくれるのでそれが救い。

夜11時、2回目のムティアン投与。今度は、ムティアンを少しの水でお団子状にして、3つ

に分けて与えてみる。1つが入れ方が悪かったのか、口から出してしまい、何度も入れなおし

たりで大慌て。 シラスの口の周りも、薬のオレンジ色で汚れてしまう。。

でも・・気のせいか、シラスが少し動くようになった気が・・


7月22日、

朝、久々にシラス自らごはんを食べる。

あきらかに、少し元気になってる!

やっぱり、この『ムティアン』ってすごいかも。と思う。

夜11時、今日も薬を団子状にして、少しのエサにくるんで口の中に押し込み飲ます。

器に残った薬の塵も、もったいないのでチュールに混ぜ込んで、全て口の中に入れる。

まだまだ手探りの状態だけど、希望の光が少し見えてきたかも。

7月23日~25日、

シラスはやっぱり元気になってきている。

ムティアンの投与前は、すぐベットの下に行き、ジッとして動かない感じだったのが、

ベットの下にはいかなくなって、家族の近くで過ごすようになった。

驚くのは、自分からエサを食べる様に回復した事。カリカリのエサを食べ始めたのには感動。

まだ体重は減ったままだけど、これなら体重も増えるかもと期待してしまう。

薬の投与は、お団子状にして飲ませる方式が慣れてきて、当面はこのやり方で定着しそう。

でもカプセルで飲んでくれるのが一番だけど・・


7月26日~28日、

毎日、夜11時のムティアン投与は、気を遣うけど、少しづつ慣れてきた。

朝起きると、シラスがお腹が空いたと、私にすり寄ってくる。

投与前には考えられなかった位の回復ぶり。

走り回ったりすることはないけど、あちこち歩きまわるようになってるし、

食欲も増してる感じがする。でもあれだけ好きだったチュールを食べなくなったのが不

思議?

薬の効果がはっきり確認できたので、2回目のムティアンを注文をする。

やっぱり値段は高いなとビビります。


7月29日~8月1日、

シラスは日に日に元気になってきています。

これはムティアン投与が上手くいってると思っていいのだろうか。

なにせ、こっちにはムティアン投与に詳しい先生はいない・・

ネットでの情報収集が頼りです。

嬉しい事に体重が増えてきてる。

投与前は2.2キロを下回るほど痩せたのに、2.4キロに増えた。

嬉しい反面、薬の量は体重の増加に合わせ増やさなきゃならないので、多少のロスを加味

し多めの量を投与するように計算しないならない。

これがぬか喜びで終わらないでほしいと心から願う。

シラスが元気になる様子を囲んで家族にもまた笑い声が戻ります。


8月2日~現在、

シラスは驚くほどの回復ぶりで、ついには走り回ったりするようにもなります。

また、好きなビニール袋やおもちゃでも遊ぶようになりました。

体重も日に日に増えていく感じ。体重コントロールも考えなくてはならない。

ムティアンのカプセルは、大200mg、中100mg、小50mgの3種

小のカプセルを飲ませる事には成功しました。

薬の投与量も400mgに増量することに。

大のカプセルを2つも飲ますのは、まだ無理だな。喉につかえそうで怖い。

薬の与え方はあいかわらずこれからも試行錯誤が続きそう。

でもこれだけ元気になってくれてるのだから、先はまだまだ長いけど頑張ろうと決意を

新たにします。


資金の使い道

集まった支援金はFIP治療薬『ムティアン』の購入費用に使わせていただきたい

と思います。

シラスの場合、体重の増加予想を加味すると、84日分+α投与量が41,500mg

と試算、

■ムティアン薬購入費、約102万円+検査費用他約18万円=合計120万円

現在、自己資金で25万円程使いましたので、不足分95万円が目標金額です。

(現在不足分の支払いは借入で賄っております。)


リターンについて

まず、都度『活動報告』をさせていただきます。

リターンの中身につきましては各リターンの種類別にご確認いただきたいと存じます。

グッズ等リターンは変更する場合もございますが準備出来次第、随時、画像等で

お知らせいたします。

また、本プロジェクトでご支援いただいた金額をシラスの治療費に充て、剰余が出た場合

は、各リターンを増やすか、またはご支援者様の了解を得たものは、他の猫FIP治療の

プロジェクト支援に充てたいと考えます。


実施スケジュール

令和2年7月20日よりムティアン投薬開始、投薬終了予定、令和2年10月12日。

9月10日、10月14日に動物病院にて血液検査、ウィルス検査実施予定。

※検査の結果により投薬の延長等が必要な場合がございます。


最後に

何もかもが初めての事で、全て手探りの状態でシラスの治療を続けています。

もしかすると、私は何か試されているのかなと疑心暗鬼になったり。

はじめてFIPと云われた時、正直仕方ない、諦めて楽に逝かせてやる方がとも考えました。

たかがペットじゃないか、この世界的なコロナ禍で、仕事も無くなるかもしれないのに

ペットどころじゃないではないか・・と周りもそう言います。

でも答えは、されどペットでした。

少なくともシラスは毎日、私達に何かを訴えてきます。

最初にこの子を買うときに見学した子は他の子猫でした。

やはり縁があってうちに来た子なのだと。

縁あってうちの子になったのだから、シラスには家族として少しでも長く生きててほしい。

だから、恥を忍んでこのクラウドファンディングにも挑戦しようと思ったわけです。

結果がどうなっても、やれることをやらないで後で自分に言い訳はしたくないなと。

前にも述べていますが、これを機にこのFIP治療に関する、同じ悩みをもつ飼い主様の手

助けになる活動をしていきたいと、今は漠然としながらも、シラスでの経験を役立てていき

たいと思います。

どうかよろしくお願い申し上げます。


募集方式についての説明


<All-in方式>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、

リターンをお届けします。


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