はじめに・ご挨拶
はじめまして、ローカルフードラボ株式会社 代表取締役の佐藤聡(さとうさとし)です。神奈川・横浜で生まれ、埼玉・深谷で育ち、学生時代から東京で過ごしてきました。恵比寿や六本木、銀座のレストランでサービスマンとしての勤務したのち、2014年に地方で暮らすこと・働くことの価値や豊かさを求めて、一大決心し島根県邑南町(おおなんちょう)という中国地方山間部の過疎地域へ家族で移住しました。旧町営のレストランを引き継ぐ形で起業し、日々奮闘しています。
現在、邑南町内で「里山イタリアンAJIKURA」と「ボクらの町のカレー屋さんKOTOKOTO」、広島市内でパスタ専門店「AJIKURA」と「薪焼きステーキAjikura」の4店舗を経営しています。
プロジェクトを立ち上げた背景
3年前に広島市内にOPENした「薪焼きステーキAjikura」、地域資源を使うことをコンセプトに、邑南町の薪を使って香ばしく焼き上げる広島牛ステーキは好評で、宴会向けの大きな店内と、利便性のある立地も奏功し、おかげさまで売り上げは年々伸びていました。
しかし、高い賃料、高騰する人件費、長引くデフレ。ただでさえ飲食業の経営が難しくなってきた近年、 今回の新型コロナ騒動が追いうちをかけ、歓送迎会のピークであるはずの3月4月の売り上げはどん底に落ちました。将来的にも宴会需要の減少が予測され、売り上げが回復する見込みがないため、今年の9月末日をもって同店を閉店し、スタッフたちとともに新規事業に転換することを決断しました。
飲食店に大事なのは3つ。
「立地と場所とロケーション!」
と言われるくらい、飲食店にとって。出店場所が何よりも一番大事と言われてきました。
良い立地(=人が集まる )の賃料が高いのは当然。そうなると固定費率が高くなり経営も圧迫するわけです。しかし、これからはリモートワークがますます普及し、人が移動する必要がなくなってくるはずです。つまり都会の一等地にお店を構える必要はなく、また3密を避けるという意味でも閉鎖的な空間での飲食は当面敬遠されるのではないのでしょうか。
では、これから社会に必要とされる飲食店とは何か?それを考えたのが今回のプロジェクトのきっかけです。
このプロジェクトで実現したいこと
私たちは今回の新型コロナを機に、社会の既成概念にとらわれない、新しい飲食店のカタチを作りたいと考えています。今、すぐ目の前にある地元の価値に、気づいてもらうためのレストラン。それがこの移動型・野外型レストラン(=以下Camping Restaurant キャンピングレストラン)です。
Food Tourism = 飲食観光業を作る!
もともと昔から観光資源(世界遺産や歴史的な街並みなど)がある地域は、外からたくさんの人を呼ぶことはできます。しかし、観光資源が乏しい地域は、交流人口が増えず、衰退していくことが問題となっています。(そのため血税を使って意味不明な建物を建てたりするわけです・・・)
私たちのキャンピングレストランが、こういった地域で活動することにより、地域の人たちですら気づかなかったその土地の価値を見出す。そして私たち自身が魅力的な観光コンテンツとなり、そこにたくさんの人を呼び込む、飲食業+観光業=飲食観光業(=Food Tourism )になりたいと思っています。
災害時の被災地支援と医療従事者へ食を届ける
また、昨今頻発する災害時の支援や、新型コロナと闘う医療従事者の支援にも役立てたいと考えています。以前から、飲食店の立場として社会的行動を起こすできないかと考えていましたが、このプロジェクトで購入するフードトラックを利用し、可能な限り多くの人に支援を届けたいと考えています。
初めての活動
2020年8月某日、島根県邑南町にある小さな広場で、地域の方々を集めて、初めての「キャンピングレストラン Camping Restaurant」をテスト開催しました。この広場は桜の時期になるとチラホラと人は来るものの、いつもは誰も訪れない静かな空き地のような場所です。(みんな車で通り過ぎるだけで、この広場の存在をしらなかった地元の方もいました)
結果は大成功!参加した皆さんが、自分たちの地域に昔からあったもの(=気づいていなかった価値)を再認識し、感動してくれました。
きっと日本中にこのような田舎の風景が沢山あるのではないでしょうか?
私たちキャンピングレストランが自ら観光コンテンツとなり景色を作り、その地域の価値を伝えたい。
自分たちの土地の価値を再認識してもらい、地域の方々に誇りを持ってもらう。これをミッションに掲げます。主な活動拠点は広島県と島根県全域とします。
資金の使い道・実施スケジュール
しかし、野外での設営、特に厨房設備の準備は大変であり、今後継続的にこれを事業化していくためにもフードトラック(=厨房設備の整った車両)を準備する必要があります。そこで今回、フードトラックの購入費および改造費、厨房設備・備品の購入に充てさせていただくために応援資金を募りたいと思います。フードトラックの形状については、自走型・牽引型と検討しているところです。購入時期に関しては、形状や細かい仕様が決めてから改めてご報告いたします。
最後に
コロナを機に、飲食業界でも通販やデリバリーが注目されるようになりましたが、やっぱり私たちはレストランの人間です。お客様に出来立ての美味しい料理をご提供して、お客様の笑顔が見たいのです。なかなか前例のない業態です。保健所の許可の関係や、採算性の部分でもこれから乗り越えなければいけない壁は多いですが、きっと私たちのこの想いが人々の心を動かし、新しい飲食店のカタチができると信じています。一人でも多くの方の応援をどうぞ宜しくお願い致します<m(__)m>
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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