中高生とイキイキ働く大人が出逢う
「オンライン職業講話」

「残念ですが、今年の職業講話は中止することにしました。」

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、中学校や高校で毎年実施されている
キャリア教育プログラムを受けられない生徒たちがいます。

一人でも多くの若者が、自分の将来を考える機会を増やすため、
感染リスクのないオンライン職業講話を実施するためのプロジェクトを立ち上げます!


キャリア教育とは?

一人一人の社会的・職業的自立に向け、
必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、
キャリア発達を促す教育

(中央教育審議会「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(答申)」)

現在学校では、様々な活動を通じて”キャリア教育”を行っています。

この“キャリア教育”が行われなければ、「やりたいことが見つからない」から、「なんとなく」で仕事や会社を選び、その結果「こんなはずじゃなかった」と退職、「どうせ自分なんて…」と、居場所も自信も失ってしまう“負のスパイラル”を招きかねません。

現在すでにそのような状況に苦しんでいる若者も多いことからも、いま学校には、学力だけではなく「時代の変化を受け止め、社会の中でどのように生き、未来をどう描いていくかを考え、自分らしく生きていくチカラ」を育むことが求められているのです。


職業講話とは?

社会人を学校に招き、仕事のやりがいや働く意義について学ぶ『職業講話』は、“キャリア教育の第一歩”として各学校で取り組まれています。

●色々な職業・仕事があることを知る 
 →将来の選択肢、可能性を広げることにつながる

●色々な働き方・生き方があることを知る
 →新しい価値観に出会い、自分が将来どう生きていきたいか考えるきっかけになる

●地元企業でイキイキと働く、”ホンモノ”の社会人に出会う
 →こんな大人になりたい!というロールモデル・道しるべを得ることができる

★職業講話を受講した生徒の感想
「身近にこんな面白い会社があることを知りおどろいた。地元にあることを誇りに思う」
「安定した給料の仕事なら何でもいいと思っていたが考え方が変わった」
「自分の未来について、考え始めないといけないな、と思わされました」
「今興味を持っていて挑戦するか迷っていた。背中を押してくれたことに感謝しています」

職業講話を担当した先生の声
「ふだん目にふれないような「仕事」について知ることは、進路選択の幅を広げてくれる」
「親や先生ではない“働く大人”からの言葉は、生徒の胸に響くのだと思います」
「将来をイメージできると、勉強することの大切さにも気づいてもらえる」

しかし、コロナでキャリア教育の機会が
奪われてしまいました。

今年度は新型コロナウィルス感染症の影響で、教室に社会人を招いて実施する『職業講話』を例年通り開催することが困難になっています。(横浜市を中心に2020年5月にアンケートを送付、56校から回答)。

県内様々な学校から、
「生徒たちの“将来を考える時間”をなんとか確保したいので、協力してほしい」
「このような状況下でも、プログラムに協力してくれる地元企業はありませんか?」
「オンラインでの職業講話を検討したいが前例がない。サポートしてほしい」
といった「SOS」の声を多数いただいています。

コロナ禍で失われた時間を取り戻すことはできません。この状況が長く続けば、子どもたちの将来の選択肢を広げる機会を摘み取ってしまうことになりかねません。


今こそ、中高生に「オンライン職業講話」で
自分の将来と向き合う時間を!!


そこで、キャリア教育プログラムをコロナ禍によってあきらめざるを得ない状況にある中学校・高校に対し、学校と企業をWEBカメラでリアルタイムでつなぐ『オンライン職業講話』を開催するプロジェクトを立ち上げます!



プログラムのながれ

対象
コロナ禍によってキャリア教育プログラムの実施が困難な中学校・高校15校(約1,500人)
※神奈川県内を中心に、相談をいただいた学校へプログラムを提供していきます。

概要
テーマは「生きる・はたらく」 。
WEBカメラ(PC・タブレット)で学校と地元企業をつなぎ、
Q&Aのインタビュー形式のオンライン職業講話を実施します。   
※校内での実施が可能となった場合は、適宜学校と実施方法を協議。

特徴
生徒は教室、企業はオフィスにいながら、安心して職業講話を行うことができます。
生徒達が、普段は見学できない工場・工事等の”現場“を見ることができます。
対話を重視し、今を生きる大人のリアルな“キャリア”にふれることができます。
キャリア教育に理解があり、地域貢献に熱心な地元企業が全力サポートします。
※すでに、趣旨に賛同する地元企業101社のネットワークを有しています。
生徒が「こうなりたい」と思える、“ホンモノ”の社会人をコーディネートします。
※アスリードが社会人向けの事前研修を実施し、当日運営もサポートします。

★トライアルを行った学校の声
Y中学校(横浜)/N中学校(横浜)/N中学校(川崎)/

「講堂で行う講演に比べ、身近で教えてもらえる感じが新しく感じた」(中学2年男子)
「普段見られない工場の中や、働く人の様子を見ることができた」(中学3年男子)
「どんな質問にもまっすぐに真剣に返してくださり、とても嬉しかった」(中学2年女子)
「臨場感ある雰囲気が、生徒だけでなく先生もワクワクさせた」(N中学校I先生)
「オンラインの可能性を感じた。他の学校でも展開するべき」(Y中学校:S先生)
「コロナ禍で行事が失われたが、いい機会を地域と共有できた」(N中学校:K先生)

★トライアルに参加した企業の声
「自分たちが教え、伝えていくなかで、実は中高生から教えてもらうことの方が多い。
 いろんな事に気づかされる」(製造業)
「自分の時代にはなかった授業。社会人側も、改めて自分の仕事について自問自答する
 良い機会になったと思う」(製造業)
「オンラインだからこそ聞けること・話せることもあると感じた」(建設業)


応援金の使い道
学校の教育方針に基づいたオーダーメイドのプログラム企画(事前・事後講座含む)
環境整備(インターネット環境、端末、ZOOM等オンライン実施が可能なツール)
協力してくれる地元企業のコーディネートと事前研修の実施
当日運営(ファシリテーター・運営サポートスタッフ)
感想・メッセージ・アンケートの共有、発送業務
この活動の必要性を広く知っていただくための広報活動

※すでに学校から支援の依頼をいただいており、1校でも多くの学校でプログラムを実施したいとの思いから、ALL IN方式をとらせてていただきます。

※1校につき約20万円の経費を想定しています(15校×20万円=300万円)。一つでも多くの学校でプログラムを実施するために、学校にも一部の費用を負担していただくことをお願いしています。

※今回は、極力皆様からのご支援を活動のために活用させていただきたいと考えており、リターンを「中高生のために」という視点で設定させていただきました。ご理解いただけますと幸いです。

※2020年11月~2021年12月に行われるオンライン職業講話に活用させていただきます。

★現在、相談をいただいている学校
T中学校(川崎)/M中学校(横浜)/R中学校(横浜)
K中学校(横浜)M中学校(横浜)※随時、ご相談を受け付けていきます。


最後に、このプロジェクトに
関心を寄せてくださった皆様へ


「キャリア教育は学校の取り組みなのだから、学校が経費を賄うべきでは?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。実際にキャリア教育は文科省が推進しており、学習指導要領にもその充実を図ることが明記されています。

でも実際は、キャリア教育に対する予算はまだまだ少なく、「ほとんどない」のが現状。
「外部に委託する予算がなく、教員の知り合い、保護者の協力を得て講師を探している」
「毎年、近隣の商店や企業さんにボランティアで参加してもらっている」
さらには、
「企業での勤務経験がないので、多様な”仕事”や”働き方”を伝えるのは難しい」
「キャリア教育こそ、外部の人達や地域社会の力を借りて充実したプログラムにするべき」
こういった声も、今回ご相談をいただいた学校からたくさん聞くことができました。

このプログラムを提供することは、生徒一人ひとりの未来を変えるきっかけになります。
若者たちの“未来づくり”に、たくさんの皆さまのご支援・ご協力をお願いいたします。

どうか私たちのプロジェクトを、一緒に応援してください!

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NPO法人アスリード団体概要 

アスリードは、令和元年9月に設立されたNPO法人。
前身の団体での活動を含め10年間、キャリア教育の重要性に共感し、同じ志で若者たちを応援してくれる地元企業の方々とともに、地域と学校の架け橋として学校のキャリア教育プログラム支援し、『職業講話』等のコーディネートを行ってまいりました。

若者たちの「未来を生き抜くチカラ」を育んでいくためには、学校の枠を超え、地域が一丸となって連携・協働することが必要不可欠です。「すべての若者が、自分の可能性を信じて、未来(あす)を描ける社会を創る」というビジョンを掲げ、地元企業やそこで働く社会人、一般市民や行政にいたるまでたくさんの人々、組織と手をとりあいながら、「地域の大人たちが、地域の若者たちを育てる」ことを当たり前のものにしたいと、日々活動を続けています。

共同代表理事:杉野瞳・武政祐 理事:木下一真 監事:竹内直樹 事務局:小島子奈宜

正会員(個人):28名  賛助会員(企業):101社

設立:2019年9月20日(前身の(株)さくらノートで同活動を9年間行う)

助成等実績:市民活動チャレンジ基金/トヨタ財団「しらべる助成」
      かながわ生き活き市民基金/アイネット地域振興財団
                  横浜市市民協働推進センター    

掲載実績:東京新聞/神奈川新聞/日本経済新聞/タウンニュース/かながわ経済新聞/J:COM


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