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箱根宮ノ下駅前 Onsen Terrace 整備プロジェクト

箱根宮ノ下温泉の玄関口、宮ノ下駅前に源泉の湧き出る広場を作ります。同じく駅前にあるNARAYA CAFEの足湯と一体となって、宮ノ下を訪れる人々をもてなし、賑わいを生む場所に育てていきます。

現在の支援総額

1,002,000

66%

目標金額は1,500,000円

支援者数

102

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/01/08に募集を開始し、 102人の支援により 1,002,000円の資金を集め、 2021/03/20に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,002,000

66%達成

終了

目標金額1,500,000

支援者数102

このプロジェクトは、2021/01/08に募集を開始し、 102人の支援により 1,002,000円の資金を集め、 2021/03/20に募集を終了しました

箱根宮ノ下温泉の玄関口、宮ノ下駅前に源泉の湧き出る広場を作ります。同じく駅前にあるNARAYA CAFEの足湯と一体となって、宮ノ下を訪れる人々をもてなし、賑わいを生む場所に育てていきます。

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はじめに・ご挨拶

NARAYA CAFEオーナーの安藤義和と申します。

箱根登山鉄道宮ノ下駅前に足湯カフェをオープンして13年になります。

開業からこれまで、箱根の自然と足湯の温泉に癒されながら、世界中から来た旅人が交流を楽しめるカフェとして多くのお客様に来ていただきました。

昨年秋には台風19号の被害により登山鉄道が運休し、さらに今年に入るとコロナウィルスが追い討ちをかけ、開業以来最も困難な1年間でした。



ですがその間、自分たちの足元をみつめる良い機会となりました。

これから先の地域の未来を考えた時、温泉や森林資源という恵みが「当たり前」に存在するのではなく、「有り難き」ものなのだということを自覚し、ともに手を携えながらそれらを守り発展させていく活動が必要なのではないでしょうか。



NARAYA CAFEの空間は地域で活動する若き職人たちとオーナーや友人たちとの協働によって、プロに任せる部分は任せ、素人でもできる部分はセルフビルドで作り上げてきました。その後も雑貨店・ブックカフェを併設し、コロナ緊急事態中の今年4月〜5月には厨房のリニューアルも行いました。

この「職人+セルフビルド」による協働の手法をまちづくりや地域資源の保全活動にも拡張できないか、、、、、

それが今、私の考えていることです。


このプロジェクトで実現したいこと


NARAYA CAFEより宮ノ下駅に近い、駅の改札目の前に「宮ノ下あじさい坂上 森メシ」があります。

ここのオーナーは私の同級生でビジネスパートナーであり建築士の石井君です。

この春、住民の移転によりNARAYA CAFEと森メシの間に空地が出来ました。
(もともと地権者はNARAYAだったのですが借地権者が移転し、建物があまりに老朽化していたため解体しました)

どちらの店舗にとっても重要な場所のため、活用を相談しているのですが、我々はどちらも「囲い込む」タイプの開発は好きではないので、お互いの店舗の席数を増やすのではなく、それぞれの店舗とオープンに繋がって、なおかつにぎわいを生み出すパブリックな場所を作りたいと望んでいます。

<Onsen Terrace予定地の現況>

そこで、私の以前から考えていた、職人+セルフビルドの協働作業によってここに「広場」を整備しようと職人仲間たちを集めて相談をはじめています。

NARAYA CAFEと同じ急な斜面に建物が建っていた場所なので、通常の空き地のように一筋縄にはいきません。土留めやウッドデッキを作るための枠組みなど、セルフビルドを多用するにしてもある程度の資金は必要です。とはいえコロナ渦をなんとか乗り切ったばかりで我々どちらの店舗も手元に資金は残っていません。

そこで今回、NARAYA CAFEとしては初めてのクラウドファウンディングに挑むことにいたしました。


これまで、NARAYA CAFEは多くの方に利用していただき、SNSなどで情報発信をしていただいていますが、直接1人1人のお客様に支援をお願いしたことはありませんでした。

今回、クラウドファウンディングという形で1人1人の支援者の方と繋がることで、ただ店で接客するだけでは味わえない出会いもあるかもしれません。そして我々やスタッフにとっても、日々お客さんが来ることが当たり前ではなく「有り難き」ことだということを実感する良い機会にもなるのではないでしょうか。



今回のプロジェクトでは「温泉」がキーになります。

NARAYA CAFEの足湯に使われる温泉配管は、これまで横に家が建っていたため迂回して足湯に注がれていました。

今回、ここが空地になったことで温泉配管のルートを見直し、新たにタンクを設けますが、せっかく温泉が流れているのだから、その流れをヴィジュアルでも見せたいと思っています。

庭師のメンバーを中心に石を運んで地ならししながら、階段状の広場を作り、源泉タンクからオーバーフローした温泉を流します。

石を敷き詰め、現場合わせで作るので、どんな形になるかは出来上がってみてのお楽しみです。

唯一決まっているのは「誰にでも開かれた広場」であること。
(「誰でも」は鳥や動物たちも含みます)

宮ノ下の玄関口にふさわしい、明るくてオープンな広場を目指します。

NARAYA CAFEの客席とも廊下で繋がる予定です。


私たちの地域のご紹介

ここ宮ノ下は幕末から明治・大正時代にかけて、西洋人によりリゾートとして見出され賑わってきました。私の実家であった奈良屋旅館は江戸時代中期から続く温泉宿でしたが、幕末の頃から西洋人も受け入れるようになりました。

その後、富士屋ホテルが開業し、奈良屋も西洋館を建設し「NARAYA HOTEL」を名乗るようになり、両者はライバルとなりました。

このライバル関係はエスカレートしたため、のちに「外国人は富士屋・日本人は奈良屋に宿泊する」という紳士協定を生んで共存をはかっていきました。

その後、関東大震災で奈良屋西洋館は崩壊したため、富士屋は現在の姿で残り、奈良屋は日本旅館としての道を歩みました。

その奈良屋旅館も2001年に相続税の負担から閉館し、現在は私たちがNARAYA CAFEとして宮ノ下駅前に場所を移して営業しています。

今も街に多く立地する骨董品店や英語の看板、それからなぜか80代以上のおばあちゃんたちが流暢な英語をしゃべるということがこの街の特徴です。


プロジェクトを立ち上げた背景

NARAYA CAFEが出来てから10年あまり、コロナ渦に見舞われるまでは外国人観光客も多く、足湯では日々国際交流が行われ、階下のブックカフェでは本を片手に山を眺めて1日ゆっくりと過ごす方も増え、「まちの交流拠点」として思い描いていた夢は実現されてきています。

けれど、日々店を回すことに忙しく、カフェを始めた頃のわくわく感、協働して何かを作り上げることのライブ感は日常の中に埋もれてしまってあまり感じることができなくなってしまっていました。

コロナ渦は良い意味で日常を断ち切ってくれて、先行きへの不安こそはありますが、立ち止まって考える機会を与えてくれました。


今後もNARAYA CAFEはわれわれの商売の中心となるとは思いますが、もっと身近な自然との関わりを生かした活動、地域エコノミストの藻谷浩介さんらが提唱する里山資本主義を実践するような試みをしていきたいと考えています。


これまでの活動

身近な自然との関わりをということで、数年前からはじめている活動に「NARAYA 男衆(おとこしゅう)」というのがあります。

山に登って枯枝を集めてきて、それを薪ストーブでパチパチと燃やすのを楽しみ、それを囲んでみんなでご飯を食べるというとてもシンプルな活動です。燃料の調達と里山の整備、そしてアウトドアアクティビティの楽しみという一石三鳥を目指しています。

そんな遊びの一環のような活動をする中で見つけたのが山の中腹にある朽ちた祠でした。

地元の人に聞くと、それはもともとは浅間講といって富士山への信仰から建てられた祠だったようです。石碑には「富士浅間神社 明治10年建立」と彫ってありました。

この祠が朽ちてしまっているのは地元の方々も気になってはいたけれど、なにせ山道を登って40分かかる道のりなので、手をつけられないままでいたとのことでした。

そこで「これこそは男衆の出番ではないか」と我々から協力を申し出て、昨年3月、この祠の改修工事が実現しました。

今回のプロジェクトでもこの経験を生かし、プロにお願いするところはお願いしつつ、みんなで力を合わせて作業をしていきたいと思っています。



資金の使い道・実施スケジュール

集めた支援金は広場を整備するための材料費(石材・木材・温泉配管など)および労務費(庭師・大工・設備)に使用します。

作業スケジュールは資金が集まり次第着手します。
4月〜7月頃までの工期を予定しています。


リターンのご紹介

¥1000からの「シンプル支援コース」ではお礼のメッセージに加えて来店時に使えるコーヒーチケットを支給します。
さらにNARAYA CAFE食事券の付いた「NARAYA CAFE堪能コース」、森メシ食事券の付いた「森メシ堪能コース」、その両方を味わえる「NARAYA CAFE&森メシ はしごコース」があります。
「NARAYA SHOPオリジナル雑貨コース」ではSHOPで販売しているオリジナル雑貨に奈良屋旅館時代に使われていた徳利を加えたセットをご用意しています。
それから実際に作業に参加してもらい、我々と一緒にセルフビルドのライブ感を味わえる「男衆体験コース」もご用意しています。


最後に

このプロジェクトを通して新たな出会いが生まれ、宮ノ下という街の魅力がまたひとつ増えることを祈っています。



本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最新の活動報告

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  • 例年になく早い梅雨が目前に迫っているようですが、五月晴れに恵まれた先日5/12、第1回の男衆の集いを開催しました。東京には再び緊急事態宣言が、神奈川も都市部には蔓延防止が出され、大々的に宣伝することはできませんでしたが、おもに近隣から多数の「男衆」(といっても女子もいます)にご参加いただきました。今回のクラウドファウンディングでも何人か新たにメンバーに加わっていただきましたが、東京など遠方だったり、社内の規定があったりで参加が叶わなかった方も多く、せめて雰囲気だけでもということで当日の様子をレポートさせていただきます。Onsen Terraceプロジェクト、スタートにあたる今回は「浅間神社参拝」が第一のミッションです。2年前に地元のみなさんと「男衆」とで協力して再建した浅間神社、まずはプロジェクト始動の挨拶がてら、みんなで掃除をするために登山しました。前後に雨降りの日がありましたが、幸い当日は良いお天気。幸先の良いスタートです。登山鉄道の踏切を越えて登山道に入ります。ちょっとした聖域感がありますね。ここから急な登りが続きます。途中、休憩を挟みながら45分ほど、眺望もなく一人だと結構しんどい道のりですが、大勢だと話しながらいつのまにか到着してしまいます。つづら折りの山道なので意外と声が通り、誰かの噂をしていると下から「なんか言った?」なんてやりとりがあるのも楽しいです。到着するとすぐに清掃開始。プロ仕様のブロワーも持ってきてくれていたので、職人の3人は落ち葉を落としながら、杉皮葺屋根をチェック。他の面々は石碑に水をかけて磨いたり、柱を擦ったり、、、ブロワーのスイッチを切り、仕事が終わると静寂が訪れます。森の中にいることを実感します。最後に皆で参拝し、そこからさらに20分ほどの浅間山山頂を目指しました。山頂は気持ちの良い天然の芝生です。適度に斜面になっているのでゴロゴロしたくなります。ということでしばしゴロゴロ、、、ここまで来るとハイカーの方もちらほら、ですがこの環境なのでソーシャルディスタンスはばっちりです。さて、来た道のりをカフェへと戻ります。下りはコースタイムも短くなりますが、足には結構こたえます。お昼をまわり、皆お腹をすかせてNARAYA CAFEに戻ってきました。ほんとにいい感じにお腹が空きました、、、、そして、そこには、、、、今回の男衆初回には僕らやスタッフも参加したかったため、定休日水曜日の開催としました。人数も多くなり、コロナ渦でもあるため、昼ごはんが悩みでした。そこで、一肌脱いでくれたのがスタッフCielちゃんのお父さん。保養所を管理されていたプロの料理人です。数日前から買い出し、仕込みに奔走してくれて、当日すばらしい料理を作ってくれました。豪華すぎる「お好み丼ビュッフェ」です。(ごはんと味噌汁は森メシに協力してもらいました)おのおのお皿によそって、足湯で食べました。満腹になったところで、今回の第二のミッション、Onsen Terrace計画の説明です僕から、模型を交えて全体の計画を説明しました。まだ国の補助金を申請中の部分もあり、すべて実現できるかは未知ですが、いずれにしても今年はNARAYAにとってターニングポイントになると思います。Onsen Terrace計画への通路としての役割もありますが、まずは現在の1Fテラス席部分を改築して足湯席にする工事を先行して行います。設計、見積もりも順調に進んでいるため、早速、来週から解体作業に取り掛かります。現場に実寸で板を立て、シミュレーションしてみました。こんなスケール感の足湯席になる予定です。イメージ図右手のデッキは通路となって、Onsen Terraceへと繋がります。森メシ側では外壁工事(トタンを板張りにする工事)がスタートしました。オリンピックも開催するのかしないのか、、、、と先の見通せない日々が続きますが、やっぱり体を動かして、美味しいものを食べて、気の合う仲間と話すことは大事です。次回からはもうすこし小編成での男衆開催となると思いますが、工事の進捗に合わせ、要所要所で開催していきたいと思います。早速ですが、来週21日(金)、第1回解体作業をいたします。男衆募集します。もし「たまたまその日休みだ」なんて方いましたら、ご連絡ください。 もっと見る

  • NARAYA CAFEとして初めて挑んだクラウドファウンディング、昨日(今日)の午前零時をもって終了しました。目標金額はちょっと大風呂敷を広げすぎた気がします。(クラウドファウンディング経験者の友人からは「もっと高額リターンを充実させないとバランスが悪いよ」などとアドバイスを頂いたりもしました)とはいえ100人以上の方々からご支援をいただくことができ、私としては大成功と考えております。ご支援いただいた皆さま、本当にありがとうございます。個々の支援者の方々の連絡先などはクラウドファウンディング終了後にCampfireから届くとのことで、支援いただいたタイミングでは「ハンドルネーム」しか分かりません。そのため「あっ、あの人だ」とわかる場合もあれば「このハンドルネーム誰だろう?」と謎な方も現段階では多くいらっしゃいます。今後、お礼のメッセージやNARAYA CAFE、森メシの食事券などを順次送付することになりますが、それと同時にみなさんからいただいたメッセージ、お名前・住所等のデータを顧客リスト化し、ご来店いただいた時に活用できるようにしたいと思います。「顧客管理」も初めての試みとして行っていきたいと思います。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーOnsen Terraceプロジェクトの現在ですが、先日の建築・造園など各職人仲間の現地ミーティングを経て、私のほうで模型を作ってみました。模型写真(全景)現在のOnsen Terrace予定地先日、温泉タンクと旧トイレだった部分を解体し、NARAYA CAFEと広場が繋がりました。中央にあるコンクリート基礎部分(かつて住宅の風呂場でした)は温泉の吹き出す噴水(湯滝?)のようにして活用する予定です。それを中心に広場には雛壇状のウッドデッキを作り、デッキに腰掛け、山を眺めて寛ぐことができるようにします。イベント時にはデッキが観客席となり、野外劇場のように活用することができます。音楽や演劇はもちろん、NARAYA CAFEと森メシの間にワイヤーでスクリーンを吊るして上映会をしたりもできる多目的な野外ステージになります。通り側から見下ろすとこんな様子です通り側から見た現況このウッドデッキの形状、谷に向かってどこまで張り出すことができるか?(清水の舞台のように)は大工であり男衆のメンバーでもあるSenga氏が考えてくれています。さて、温泉噴水(湯滝?)はどんなものになるのでしょうか?こちらは庭師であり男衆のメンバーでもあるKato氏がイメージを膨らませています。とくにここは石積みになるので、男衆の出番が一番ありそうな部分です。作業はゴールデンウィーク明けくらいに行おうかと調整中です。模型写真現在の様子 もっと見る

  • クラウドファウンディング終了まで残り1週間となりました。目標額には達していないものの、現時点で80人もの方々に支援をいただき大変感謝しています。緊急事態宣言が続く中、ひとまずNARAYA CAFEとOnsen Terraceとの通路となる部分の解体を先週行いました。昨年の厨房移転作業にも関わってくださった大工さんとともに3日間ほどで解体を行いました。私マスターも参戦。昭和20年代に作られた手練りのコンクリート(ブロック積み)をドリルとハンマーを使ってガシガシ壊しました。ひさびさにガテン系の仕事をしたので、全身筋肉痛になりました。道がひらけたところで、設計・大工・造園のメンバーで集まって相談。住宅時にお風呂場部分だったコンクリートの躯体は「面白いから残して活用しよう」というのは全員一致の考えで、そこからお湯を流して「湯滝」のようなものを作るイメージです。ここが広場のコアの部分になります。どんな風になるかはお楽しみ。石を運んで積んでいくことになるので、男衆の協力が必要です。それ以外の斜面部分は階段状の広場にしようと思っています。普段は山を眺めてくつろいだり、テイクアウト物の飲食をしたり出来て、イベント時にはステージを囲む客席として活用できるようなイメージです。模型写真同じアングルからの広場予定地(現在)残り1週間。既に支援いただいた皆さまからも、お知り合いなど、潜在的NARAYA/森メシファンの方にお声かけいただけたら幸いです。宮ノ下は日に日に春の気配です。4月から本格的な作業に入りたいと思います。緊急事態宣言が解除されたら、ぜひ男衆活動も行いたいと思います。今後ともあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。 もっと見る

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