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応援求む!ダイアログミュージアム「対話の森」存続へ、今こそ #対話をあきらめない

コロナ禍で分断が進む今、ますます求められる人と人とのリアルな関わりと対話。2020年8月、東京にオープンした「対話の森」は視覚障害者や聴覚障害者、高齢者の案内のもと、エンターテイメントを通し人が出会い遊び、対話を楽しむ体験型ミュージアムです。対話をとめないために、ミュージアム存続に力をお貸しください

現在の支援総額

23,055,999

115%

目標金額は20,000,000円

支援者数

1,391

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/02/02に募集を開始し、 1,391人の支援により 23,055,999円の資金を集め、 2021/04/22に募集を終了しました

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23,055,999

115%達成

終了

目標金額20,000,000

支援者数1,391

このプロジェクトは、2021/02/02に募集を開始し、 1,391人の支援により 23,055,999円の資金を集め、 2021/04/22に募集を終了しました

コロナ禍で分断が進む今、ますます求められる人と人とのリアルな関わりと対話。2020年8月、東京にオープンした「対話の森」は視覚障害者や聴覚障害者、高齢者の案内のもと、エンターテイメントを通し人が出会い遊び、対話を楽しむ体験型ミュージアムです。対話をとめないために、ミュージアム存続に力をお貸しください

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「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」 視覚障害者アテンドの想い


今だからこそ、対話をあきらめてはいけない。コロナ禍でオープンした「対話の森」

ダイアログ・ミュージアム「対話の森」は、多くの方々からご支援をいただき、昨年8月に東京・浜松町にある「アトレ竹芝」内にオープンしました。
ミュージアムの展示物はモノではなく、人と人との関わりの中にあるダイアログ(対話)です。
ここではエンターテイメントを通し、あらゆる人が対等に出会い共に遊び、対話をすることができます。そのファシリテーター役となるのはアテンド(案内人)と言われる視覚障害者、聴覚障害者、後期高齢者です。

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)」
視覚障害者のアテンドに案内され、ゲストは真っ暗闇の中で探検し遊び、そして対話を楽しみます。

「ダイアログ・イン・サイレンス(DIS)」
聴覚障害者のアテンドに案内され、ゲストは音のない静けさの中、表情とボディーランゲージを駆使しながら遊び、対話を楽しみます。

「ダイアログ・ウィズ・タイム(DWT)」
後期高齢者のアテンドに案内され、ゲストは高齢者の世界を訪れ、年を重ねる豊かさ、その中で培った知恵を知ることができます。世代を超えて遊び対話をする時間は生きることの喜びまで知ることができます。

いずれもエンターテイメントですが、私たちの活動は「ソーシャルエンターテイメント」と言われ、体験を通して社会をより豊かにするソーシャルグッドの役割を担っています。

「対話の森」のオープンに向けては2019年にクラウドファンディングで支援を募り、900名を超える方々にご支援いただきました。いただいたご支援で視聴覚障害者のアテンドも募集し雇用。世界で3か国目のダイアログ・ミュージアムが日本についにオープンができる!―そう思ったときに、新型コロナウイルスの感染拡大が始まりました。

一時はオープンをあきらめることも考えましたが、私たちは今こそ「対話の森」を開くことを決めました。なぜなら、
誰もが不安で苦しい今だからこそ、分断せずに関わりを持つための「対話」の場が必要だ
と思ったからです。そうして工夫を重ね、新たな挑戦をしました。

社会が求めているエンターテイメントを。1.5メートルの距離と、マスクをつけたなかでの楽しい「おしゃべり」

真っ暗闇の中を体験するDIDはどうしても3密に思われがちです。そして、日常もまるで暗闇のような状態にある今、必要なのは暗闇ではなく「光」ではないか―そう考え、DIDの暗闇に明かりを灯し「ダイアログ・イン・ザ・ライト」という世界初のプログラムを開催しました。もちろん、1.5メートルの距離をとって遊べるプログラムです。
人はいま、明るく安全の中で「リアルな関わり」を求めている。困難な「今」を照らす希望の光を暗闇に灯してプログラムに挑戦しました。

DISも、マスク着用を必須としプログラムを開催しました。音声言語は使わないため飛沫の心配もないのですが、あえてマスク着用にしたのは、聴覚障害者の言葉があったからでした。
「コロナ禍では、世の中から笑顔が消えたように思う」
マスク着用が当たり前となった今、私たちはしらぬ間に表情をさぼっているようです。そんな世の中に一つでも多く笑顔を咲かせようと、「マスクからはみでるほどの笑顔」をテーマに、ニューノーマルに合わせ「言葉の壁を超えた対話」を実現しました。

コロナ禍での「マスクからはみ出るほどの笑顔」をキャッチコピーにした「ダイアログ・イン・サイレンス」

■FNNプライムオンライン「マスクの下の表情をさぼらないで!」聴覚障がい者が訴える緊急事態宣言の今こそ必要な5つの提案

もちろん開催に際しては医師を招き、会場の換気や消毒、ソーシャルディスタンスをはかる指導もいただき、それを遵守し徹底しています。

「数か月ぶりにリアルな場所で人と対話して笑顔になれた」
「ダイアログは心のワクチンのようだ」


など、オープンしてよかったと心から思える感想をたくさんいただきました。


障害者が街に出ることで、街全体がやさしくなった

同時に、竹芝の街全体の変化も感じています。
警備員さんや近隣のコンビニ店員さんが「こんにちは」「ありがとう」と手話で話しかけてくれるようになりました。交通量の多い危険な横断歩道では「手伝いましょうか」と声をかけてくれる人が増えた、と視覚障害者のアテンドは言います。
アトレ竹芝内では、点字での看板設置など視聴覚障害者が働きやすくなるためのあらゆる配慮や工夫を対話を重ねながら構築してくださっています。
ダイアログ・イン・ザ・ダーク体験後の気づき視聴覚障害者が街に出ることで、誰もが住みやすく働きやすい街に変わる
それは、2030年のSDGs目標「誰一人取り残さない」社会の実現の一助となるに違いないと感じています。

関わりが制限されたこどもたちにこそ、対話を届けたい。

「対話の森」オープンに際しては、もう一つ大きな目標がありました。
実は海外のダイアログ体験者の半数以上は子どもです。ところが、日本はたったの4%。
ダイアログを通して人と関わることの喜びと、互いを認め合う幸せを子どもたちに知ってほしいと思いました。そこで本当に長い年月をかけ準備をし、ダイアログ・ミュージアム「対話の森」をオープンしたのです。
これで子どもたちが遠足や課外授業などでダイアログを体験してもらえる。しかしミュージアムのオープンを目前に控えている最中に新型コロナウイルスの感染拡大が起き、緊急事態宣言が出ました。

学校は休校。やがて学校が始まっても三密は避けソーシャルディスタンスをはかる中で、給食はおしゃべり禁止。友達と一緒に自由に遊ぶことも難しい。祖父母に会いに行くこともできずにいる子も多いと聞きます。新型コロナは子どもたちに更に深い痛みを与えています。
何とかできたらと思いこの期間に、私たちがチャレンジしたことは2つのことにチャレンジしました。

視覚障害者アテンドとこどもたちが学び合う「ダイアログ・イン・ザ・ダーク・オンラインスタディ」ダイアログ・イン・ザ・ダーク オンラインスタディ
緊急事態宣言と同時に学校が休校になったため、オンラインのプログラムを開発。視覚障害者のアテンドたちと子どもたちとが学びあう「オンラインスタディ」を開催しました。全国340名ものこどもたちと繋がり合ったことで、互いに発見し、他者と交流しあうことを楽しむ時間をつくりました。

ダイアログ・イン・サイレンス 小学校での出張開催
給食もおしゃべりが禁止され、コミュニケーションの制限が多い今、サイレンスの空間なら、静かな中でも「おしゃべり」をすることができます。萩生田文部科学大臣もご参加し、大変感銘を受けたと仰ってくださり、都内の小学校二校で出張開催をしました。

小学校での「ダイアログ・イン・サイレンス」出張開催


しかし、大きな収入源だった企業研修の中止が昨年から相次ぎ、当初予定の9割減の収入のため、ミュージアムの存続すら厳しいのが現状です。

人と人が関わることが最も必要な時期に、私たちの力が不足しており、子どもたちにダイアログを届けることができません。もし、このままミュージアムを継続できなければ、多様性を受け入れることも、人と関わり助け合い学び合う喜びも届けられなくなってしまう。
対話の持つ力が自分たちをどれほど豊かにするのか、日本の子どもたちに伝えることもできなくなってしまう。
私たちは、対話のたねを届けたいのです。

それは大人にも同様です。
真っ暗闇の中、人のつながりを感じ、コミュニケーションやチームビルディングを鍛え、ダイバーシティを実感するプログラムとしてこれまで600社以上に導入されてきた研修ですが、来年度以降もそのほとんどが再開に至っていません。アテンドたちが外に出ることで、竹芝は優しい街へと発展が進む一方、各企業に浸透しつつあったダイバーシティ研修が、今は影を潜めています。 

ダイアログインザダーク企業研修600社以上に導入されたダイアログ・イ・ザ・ダークの真っ暗闇でのビジネス研修

クラウドファンディングで実現したいこと①「対話の森のたね」で希望をつなげたい

本当ならば、今すぐ「対話の森」にいらしていただき、アテンドと出会い、体験いただくことで、ご支援をしてほしい。でも、今はそれがかないません。

だから私たちは、「対話の森のたね」でもある体験チケットを購入いただき、今はそれぞれが希望のたねとしてあたためておいていただくことをお願いしたいと思います。
3か月分、1万人分の体験チケット「対話の森のたね」があれば、ダイアログの存続が可能になります。
同時に、この2000万円の目標を達成すれば、5000人分の子どもたちの体験も可能になります。

ダイアログ・イン・サイレンス ご体験者の感想

「対話の森」では現在、感染対策に留意しながら、春のDID開催に向け連日研修が行われています。たねを持った皆さんがいてくださると思うと「ふたたびお会いできる」と希望を持ちながら歩むことができます。
春に体験できるのは、分断された社会を人と人とのかかわりによって結びなおす、そんなプログラムです。この事態が落ち着いた頃、みんなで一斉に対話の花を咲かせたいと願っています。

また、アテンドから社会に、「対話のたね」をまくことにも挑戦します。
コロナ禍の中挑戦したオンラインの新事業を、子どもたち向けに開催することも目標としています。

いただいた資金は、「対話の森」の運営費・こどもの体験費・そして人件費にすべて活用させていただきます。
新型コロナウイルス感染拡大以降、障害者の解雇が増加したというニュースも見受けられましたが、ダイアログは46名の視聴覚障害者の雇用を続けています。それは、日常的に不便にぶつかり、そのたび困難を乗り越えてきた「ボーナブル(脆弱)」なアテンドだからこそ持っている力があるからです。弱さから優しさや強さを得てきた彼らこそ、この先の見えない時代を導いてくれる、水先案内人のようだと感じているからです。


ダイアログ・イン・サイレンス アテンドとお客さま

また、このクラウドファンディングを通して、「対話の森」をみんなで育てていくものとしても成長させたいと思っています。オープンに際してのクラウドファンディングでは、900名を超える方々からの支援をいただき、こんなにたくさんのお仲間がいることを初めて知りました。
「対話の森」はまるで鎮守の森のようにみんなが集い、支え合う場になることを願って名付けられています。
今後もご支援者の皆さんとともに、「対話の森」を作っていきたいと思っています。
ダイアログ・イン・サイレンス 2017年初開催時のオープニングパーティ

加えて今回は、子どもたち向けのクラウドファンディングにも挑戦しています。
ダイアログを体験した子どもたちの中には、「妹と弟に体験したもらいたい」と話す子、手話を覚えて披露しに来てくれる子、会場の募金箱におこづかいからそっと入れてくれる子もいます。

「対話の森」の一員に、子どもたちもなってほしい。そして彼らの選択や勇気が、世界を変える一歩になるということをこのクラウドファンディングを通して伝えられたら、と思いました。
子どもたちにも社会を変える一人として参加してくれたら、こんなに嬉しいことはありません。

なお、クラウドファンディングだけでは私たちの運営は成り立ちません。
あわせて企業からのスポンサーや継続的なご寄付も募っていきながら、安定的な運営の道を探っています。

今、私たちは対話をあきらめてはいけない。
今こそ分断せずに関わりを持ち、希望をつなげるために。

どうかご支援をお願い致します。




最新の活動報告

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  • いよいよ、「地図を持たないワタシ」クラウドファンディング今夜7月14日(木)23時まで

    2022/07/14 19:21

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • ダイアログを応援くださっているみなさまへ2020年の夏、私たちは、東京2020オリンピックパラリンピックの開催に合わせて「対話の森」をオープンしました。この場がパラリンピックのレガシーの一助となり、多様な人と出会い、共に遊び、リアルに対話をすることで、頭だけの理解とは異なることに気づいていただけると思っていたのです。それは同時にマイノリティの活躍の場を増やすきっかけにもなります。夢と希望を持ち準備をしていましたが、しかし実際はコロナ蔓延により、オリンピックパラリンピックは開催されず順延され、同時にダイアログの存続も危ぶまれました。 せめて多くの子どもたちにダイアログの体験を残してクローズしようと腹をくくったのは昨年の春のことです。しかし会場がなくなれば、子どもたちに体験させることもできません。私たちはダイアログミュージアム「対話の森」の存続をかけ、皆様からクラウドファンディングをお願いし、大きなご支援を頂戴しました。「応援求む!ダイアログミュージアム「対話の森」存続へ、今こそ #対話をあきらめない」という目的を掲げクラウドファンディングで子どもたち5,000名をダイアログに無料招待するプロジェクトを始めたのです。みなさまのおかげで、目標金額は達成でき、現在すでに約730名の子どもたちが体験し、この夏休みも多くのお子さんが来場予定です。すこしコロナ規制が落ち着いてきましたので、子ども無料体験ご希望の方は以下をご参照頂ければと思います。 https://kodomo5000.dialogue.or.jp/とはいえ、経済的には厳しい状況であることは変わりません。しかし本当に多くの方々が私たちのことを見守り応援くださることは何よりの励みとなり、オープン当初の目的を取り戻すために、今年4月からはダイバーシティを体験できるミュージアムとして名称をダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」にし活動を拡げています。また「対話の森」を自分たちだけで使用するのではなく、志を同じくする団体やプロジェクトと協働で展開することもはじめました。例えば、ダイバーシティを目指す映画の試写会。見えない、聴こえない、見えて聞こえる、子どもたちが一緒になって音楽を奏でるホワイトハンドコーラスNIPPONとの体験型写真展「第九のきせき」も開催し、素晴らしいコラボ企画が行われました。今後社会的なプロジェクト、アートプロジェクトなどとコラボレーションをし、違いを遠ざけるのではなく、関わる世の中へと加速をつけていきます。このような状況の中、新たなものに挑戦するのではなく、小さく事業をまとめ足元を見つめることをすべきとお𠮟りを受けるかもしれません。しかしながら、今、この時期に蒔くべき種があるのでしたら、その発芽時期を見越して進んでいくことは大切なことと思います。2020パラリンピックは昨年終わったばかりです。今この時にレガシーを残さなければいつ残すことができるのでしょう。ダイアログが世の中に存続している間に、多様性を受け入れることのできる様々な機会を創出し、その種を蒔き続けることを諦めずにやりたいのです。世の中にはまだまだ素晴らしい能力の持ち主がたくさんいます。その知られざる人たちの力が活かされたら社会は更に豊かになるのです。それを私たちだけ知っているのは社会的損失です。そこでこの夏、オリパラ2020のレガシーとして、よりダイバーシティを楽しみながら体験できるリアル対話ゲーム【地図を持たないワタシ】に挑戦します。すでに様々なマイノリティのキャスト(聞こえない人、見えない人、低身長の人、LGBTQ、車いすを使う人、義手の人、その他のマイノリティの人)が、対話の森に集い、エンタメの猛特訓がはじまっています。先日そのキャストのみなさんを撮影させて頂き、その魅力に吸い込まれました。是非、皆さんにもこの感覚を味わっていただきたく、一緒に伴走してくださる心ある方々をクラウドファンディングを通じて募っています。どうかこの挑戦に一緒に走っていただければ幸いです。きっとご自身の新たな未来と可能性が見えるはずです。https://readyfor.jp/projects/dialogue2022ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ志村季世恵志村真介 もっと見る

  • 続報!みなさまからクラファンでご支援頂きましたおかげで730人の子どもたちがダイアログを体験することができました。改めましてありがとうございます。これまでコロナ感染拡大が続いていましたので、徹底した感染防止を施して体験して頂きました。中にはダークのアテンドたちに後日感想を点字を打ち、手紙を書いてくれた子どもたちもいます。直接出会い、関わることってすごいですね。 https://kodomo5000.dialogue.or.jp/  もっと見る

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