「回る♪発酵コンポスト」を完成させたい!

こんにちは。発酵食堂カモシカ代表の関恵です。

2014年に京都嵐山に小さな12席の発酵食堂カモシカという発酵専門のカフェ・レストランをオープンして早8年。物販店や通販やワークショップなど発酵食品をテーマにお仕事を広げてきました。

その中で「発酵食を台所に取り戻す♪」というコンセプトを軸にしてきて、自分自身も台所を大事にすればするほどたくさん出る生ごみ。ゴミ出しの手間、燃やす環境負荷を考えてずっと「生ごみの堆肥化」つまりコンポストに個人的に10年ほど取り組んできました。

料理をすれば生ごみはどうしてもでます。それを袋に入れて縛って捨てれば、「ゴミ」として回収してくれます。「捨てる」のは一番簡単な方法です。
「ぬか床」を販売していても、ぬか床の調子が悪くなったら「捨てる」人と「どうにか生かそうとする」人に分かれて行きます。でも捨てる場合、なんとも言えない罪悪感や心地悪さという気持ちもどこかで残していると思うのです。
発酵の世界から見ると、私たちが捨てるゴミも微生物にとってはご馳走だったりします。生ごみを簡単に捨てるのではなく「活かす」ことはできないのか。

そんなことを考える中で、これまで数々のコンポストを試してきました。回転式だったりバケツ式でEM菌をいれるものだったり、台所で出る生ごみをなんとかしてゴミにしないで循環させられないかという思いのもとに世の中のいろんなコンポストを試してきました。


コンポストとは何か

コンポスト(compost)とは堆肥の意味。

転じて家庭からでる生ゴミや落ち葉などの有機物を堆肥化する容器や製品を表します。 

コンポストを試していく中で、市販の既製品を買って試したり、自分で作ったりしてきましたが、そのどれも満足するものがありませんでした。買った後から定期的に基材とよばれる材料が必要になったり、必ず「3大コンポスト問題」にぶつかりました。

<3大コンポスト問題>

①虫問題: 虫がわいたり虫がよってきたりする
②悪臭問題:臭いにおいが周囲に広がる
③状態問題:べちゃべちゃになる、もしくは、カサカサになる

なかなか「これだ!」というコンポストに出会えなかったのです。もちろん「電気」という現代の文明の利に頼った電動コンポストは、ある意味よくできたものだと思うのですが、電気に頼ったコンポストを使うというのは私の中で選択肢としてありませんでした。

コンポストの開発

「そうだ!世の中にないなら、発酵食堂カモシカの発酵コンポストを開発しよう!」
とコロナ禍の2021年1月思い立ちました。

そうして発酵食堂カモシカの「コンポスト」の開発がはじまりました。もちろん自分たちだけでは開発ができないので、カモシカの人的ネットワークの中で協力者を探していた所、京都信用金庫様からのご紹介で大阪のMACHICOCO(マチココ)という会社の戸屋さんとの運命の出会いがありました。

豊金工業の岩水さん(左)とマチココの戸屋さん(右)

マチココは、大阪の製造業のプロモーター会社です。代表の戸屋さんに、私たちの「どういうコンポストが作りたいか」のイメージを伝えると、それならここしかないでしょうと「豊里金属工業」様の岩水さんをご紹介いただき、ものづくりのプロを交えて、三社三つ巴の開発がスタートしました。
試作しては自宅で試し、試作しては自宅で試しを繰り返しましたが、やはり3大コンポスト問題(①虫問題/②悪臭問題/③状態問題)は解消できませんでした。

その度に対策を、戸屋 さん岩水さんとともに考えて、試作を重ねていきました。

構想1年、数々の試作を重ねて、ようやく完成の目途がみえてきました。

「発酵食堂カモシカの回る♪発酵コンポスト」の大きな特徴は以下です。

①オールステンレス化で、密閉性と耐久性の担保 
②攪拌性の高さで、微生物達の分解力を最大限にサポート 
③飽きのこないデザイン


<ご支援のお願い>

試作を重ねる中で、試作の手持ち資金も少なくなってきました。また、ラストスパートをたくさんの方々と乗り切りたいと思っています。
その中で、今回クラウドファンディングを通じて、「試作機のコンポストを使って一緒に生ごみの堆肥化実験を各家庭で行いご意見を下さる方」を募集させていただくことにしました。そして、一緒に開発フェーズを完成フェーズに持っていきたいと考えています。
また、資金面での応援をしてくださる個人や企業も募らせて頂きます。これまでにない画期的な「発酵コンポスト」の完成にお力をお貸しください。

この「ものづくりのものがたり」には続きがあります。

何年も家庭でコンポストの実験をしてきて、「3大コンポスト問題」(①虫問題/②悪臭問題/③状態問題) はあるのですが、ある程度うまくできたコンポスト堆肥の行き場所の問題も最後に残ります。

前に住んでいたアパートでは庭も小さく、すぐに作った堆肥の埋め場所がなくなってプランター活用でも限界がありました。引っ越して少し広い庭で野菜づくりなどをしながらでも、家族4人の生ごみから出来るコンポスト堆肥は行き場所をさまよってしまうのでした。
そこで今後のビジョンとして考えているのが以下です。


<発酵食堂カモシカが描く未来>

京都市を「発酵する都市」(ファーメンティド・シティ )にする

「回る♪発酵コンポスト」の「回る」には、発酵食堂カモシカが実現していきたいビジョンも込めています。それは、家庭や飲食店の生ごみが堆肥化され、くるくると循環する流れを作ること。

堆肥が、京都市内に生える果樹や畑の栄養となり、そこに来れば、コンポストのおかげで育った果物やお野菜が無料でいただけたり、安価で手に入ったりする世界。コンポストで育った作物を一部食べられるようになると、それは食べられる都市(エディブル・シティ)を超えて、発酵する都市(ファーメンティド・シティ)とも呼べる社会実験になって行くと思います。 

食べるものと堆肥が顔の見える関係の中で地域循環していく。台所から始まる「発酵の革命」をぜひご一緒ください。

さらに妄想を膨らませるとファーメンティド・シティ(発酵する都市)には以下のようなものが設置してあるイメージです。
堆肥の診療所:コンポストのお困り事にお答えするリアルとオンラインの環境
コンポストステーション:家庭や店舗からの生ゴミを回収する場所
堆肥の醸し場:未熟成堆肥を更に発酵熟成で完熟堆肥に変えてプロ農家でも使えるものにする場所
帰るところ:発酵食堂カモシカのような、流通した堆肥でつくられた野菜などを扱う場所

「回る♪発酵コンポスト」の開発は、この発酵する都市を未来に見据えたプロジェクトです。

改めて、今回の「発酵食堂カモシカの回る♪発酵コンポスト」開発プロジェクトについて、「コンポストの試作品を活用して頂ける方々」と、「資金面での応援を下さる方々」の両方をお待ちしております。お気持ちに合ったリターンをお選びいただけたら幸いです。

<資金の使い道>

そして今回、「回る♪発酵コンポスト」開発の途中で、クラウドファンディングに挑戦する理由は、試作品から実際に商品化するにあたって、実際の使い勝手やご意見を多くの方にモニターとして確かめて頂き、それを反映した形で生産する体制に入りたいと考えたからです。

モニターの方々への試作品を作るにあたり、まだ一つ一つ手作りの中で大きなコストが想定され、金銭的なハードルが立ちはだかりました。

そこで、皆さまの力とご支援をお借りして、ここまで1年間行ってきたコンポスト開発を、完成へと繋いでいきたいと思い、チャレンジすることにしました。今回ご支援いただいたお金は、試作品開発費に使わせていただきたいと考えています。

また、モニターとなって頂ける方には実際に試作品のコンポストを使っていただき、リアルな声をいただくことで、より理想的なコンポストを一緒につくり上げていきたいと考えています。モニターの方には試作品はそのまま譲渡いたします。


「回る♪発酵コンポスト」を試してくださる方を募集!
20000円リターン・試作品モニターについて

発酵食堂カモシカの「回る♪発酵コンポスト」の試作品のコンポストを試してくださるという方を募集しています。「今までコンポストを使ったことがあるけれど、納得できなかった…」という方や、「コンポストを取り入れた暮らしをしてみたいけれど、踏み出せていない」という方に、ぜひお試ししていただきたいと思います。約2か月間、使ってみたリアルな声をカモシカにお聞かせください。試作品を実際に使用していただき、使ってみた感想や意見をカモシカにフィードバックしていただきます。

参加のメリットとしては、以下などがあげまれます。
■試作段階では8万円~14万円程度がかかる「回る♪発酵コンポスト」を20,000円で試すことができる。
■発酵について、堆肥化についての学びが一からできる機会となる。
■新しいコンポストの共同開発者になれる。

<自己紹介>代表取締役 関恵

2014年5月、京都嵐山で発酵食堂カモシカという「発酵」に特化したお店を始めました。

現在は、さまざまな発酵食を味わうことのできる食堂と、各家庭の台所へ発酵食をお届けするために、オリジナルの商品の製造と商品の販売を担うマルシェの二店舗を営業しています。食堂

マルシェさらに、発酵食を伝える取り組みとして、ぬか床や手前味噌など、季節やテーマに応じたワークショップの開催や、商品の説明を助ける卸先様へのスタッフ研修などを行っています。

梅干しワークショップの様子

「発酵食を台所に取り戻す♪」

発酵食堂カモシカは、皆さまの台所に「命ある食」を取り戻すお手伝いをしています。

味噌やお漬物などの発酵食は、昔から台所で母から娘へおばあちゃんから孫娘へと、おもに女性の手により受け継がれてきました。台所で伝えられた手づくりの知恵は、見えない文化遺産。生活の喜びと健やかな暮らしの源泉だったのかもしれません。

そんな台所で受け継がれてきた発酵の知恵を継承し、命を繋ぐバトンリレーとして進化させていくことを使命としています。看板メニューの発酵8種定食

<おわりに>

発酵食堂カモシカは微生物とともに、発酵の可能性を信じきり、「食」という分野も飛び越えて、挑戦を続けていきます。その第一歩として、まずは8周年を迎える2022年5月8日に、「回る♪発酵コンポスト」完成を実現したいと思っていますので、皆さまのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします!

そして、わたしたちが全力で取り組んでいるこのプロジェクトを一緒に楽しんでいただけると、とても嬉しいです。皆さまの家庭の台所から、豊かな暮らしが広がることを願って。

命は命で元気になる。発酵食を台所に取り戻す♪       
                                発酵食堂カモシカ

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