はじめに・ご挨拶
はじめまして。能登の里山里海材料を活用したクラフトジン「のとジン」を制作した松田行正(まつだゆきまさ)と申します。将来能登半島の先端で蒸留所を設立するため、まずはその一歩として、100mlカクテル3杯分のサイズで「のとジン」を先行販売する、小さなボトルの小さなプロジェクトです。
能登のゆず、かや、クロモジ、ローリエ、藻塩を蒸留し、驚くほど香り高い、あふれる爽快感を味わえるボトルに仕上がりました。炭酸水で割るだけで、爽やかな香りを楽しめる本格的なクラフト・ジン。風に香る爽快感「のとジン」をぜひご賞味ください。
私は、お酒が大好きなサラリーマンです。20歳の時に「好きなお酒が飲めるかもしれない」との思いから、札幌すすきのにある「ニッカ・バー」でアルバイトを始めました。毎日朝4時、仕事終わりに出してもらえるハイボールの味が忘れられず、その後も蒸留酒を中心にお酒を楽しんで参りました。全く違う業界で約25年間サラリーマン生活を続けてまいりましたが、そのお酒好きが高じて、とうとうクラフト・ジンの製作に取り組んでしまいました。
香り豊かな里山里海資源とイギリス・ウェールズの蒸留技術のおかげで、とてもユニークな美味しいジンに仕上がりました。ぜひ一人でも多くの方に味わっていただきたいと願っています。
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プロダクトのご紹介
のとジンは、能登の5つの材料をキーボタニカルとして、穀物由来のクリアーなベース・スピリッツに、ジュニパーベリー、コリアンダーシード、カルダモンシードに、ウェールズのメドウスィートを合わせて、本格的なクラフト・ジンに仕立てています。
能登の5つの材料は、いずれも爽やかな香りを提供します。
柑橘系のフレッシュな「ゆず」、「かや」
リラックスできる森林の香りを演出する「クロモジ」、「ローリエ」
そして、その香りを引き立てる海藻由来の「藻塩」
甘く爽やかな香りに、香ばしさも感じられるユニークな味わいは能登の風土をそのまま表現しています。三方を海に囲まれた能登の地だからこそ、魚介類にとても合う味わいで、お刺身、お寿司、焼き魚、そして、フィッシュアンドチップスにとてもよく合います。
また、同じように三方を海に囲まれたウェールズの蒸留所だからこそ、海の香りも醸し出す繊細なレシピを開発できました。風土も気候も似通った、能登とウェールズ。そして、共通する龍の伝説。スピリット・オブ・ドラゴンという名にふさわしい、風に香る爽快感の味わえるクラフト・ジンができました。
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こだわり・特徴
のとジンは様々なこだわりから生まれました。
1。SDGsへのこだわり
SDGsへの取り組みに先進的な奥能登らしく、SDGs活動にもこだわりました。
具体的には、「クロモジ」や「ローリエ」は、能登の森林保護活動の間伐作業の中で採取されます。そして、「ゆず」や「かや」は、採取されず放置される実や廃棄されるものを採用しています。さらに能登島の「藻塩」の製塩工程では、森林保護で生まれる間伐材を大量に活用しています。
消費することで環境と未来に貢献できる、というクラフト・ジンが生まれました。
2。製法へのこだわり
塩を蒸留過程に使うことは、日本のOEMメーカーの皆様には負担をかけるものでした。ところが、イギリス・ウェールズの蒸留所では、すでに塩を活用した蒸留を行なった経験があったので、イギリスで蒸留することにしました。ベーススピリッツは、イギリスのジンで一般的な穀物系スピリッツを採用しています。大麦を中心に非常にすっきりとしたベースなので、香り付けがダイレクトに行われ、より鮮明な香りを楽しむことができます。
製法にこだわったら、風に香るような爽快感が生まれました。
3。ラベルへのこだわり
ラベルはイギリスで数々の受賞歴のあるデザイン会社に依頼をしました。日本とイギリスで販売していくために、イギリスのトレンドを把握したデザイナーにこだわりました。日本を連想させる波の紋様に、能登半島のシルエット。採用されたボタニカルのスケッチに、昇る日の出を想起させる赤いロゴ。
ラベルにこだわったら、クオリティの高いユニークなラベルが生まれました。
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プロダクト誕生までのお話
コロナ禍になって在宅勤務をしていたある日、ラジオで能登ヒバを使ったエッセンシャルウォーターが注目されているという話題を耳にしました。早速自分でも購入して香りを嗅いでみると、
「これはジンで使えるかもしれない」
という直感がしました。調べてみると、能登にはもっとたくさんの植物資源があることがわかりました。
「こうした植物=ボタニカルを使ってジンができないだろうか?」
能登の市町の役所にご連絡をしてみたところ、珠洲市役所の方が
「おもしろそうですね!」
と関心を示していただき、珠洲市にある金沢大学能登里山里海SDGsマイスタープログラムをご紹介いただきました。早速、東京からのリモートで、2020年8月からプログラムに参加することになりました。
並行して、9月にイギリス・ウェールズに渡航し、In the Welsh Wind蒸留所で、能登の材料を使ったジンの構想をプレゼンしたところ、
「いいね!ぜひやってみよう!」
ということになりました。
帰国後、マイスタープログラムに参加すると、能登には手付かずの材料がある、使われずに廃棄されてしまっている材料があることがわかりました。
過疎化と人手不足から熟しても採られることのないまま冬を越す「ゆず」、
実から出る油のために厄介者扱いをされてしまう「かや」、
森林保護のために間伐材として廃棄される「クロモジ」や「ローリエ」、
など、可能性がたくさん見えてきました。
また、能登島で近年復活した「藻塩」は燃料に森林の間伐材を使用していることもわかり、SDGs活動にも貢献できることがわかりました。
マイスターの卒業生ネットワークのご支援で実際の材料を収集することができ、ウェールズの蒸留所と協働で、2021年2月に試作品を製作することができました。試作を重ね、最終的にレシピを固めました。
2021年3月からは拠点を石川県珠洲市に移し、地域活性化を目指して起業しました。その後、酒類販売業通信販売小売業免許を6月に取得しました。ボトル選定、ラベル開発などを並行して行い、ようやく今回のファーストバッチに至りました。
能登の里山里海材料をウェールズで蒸留することで、偶然にも、非常に香り高い、あふれる爽快感を感じるジンが生まれました。
忘れていたものがいまだに残る能登だからこそ実現できた新しいジン、と言える自信作です。
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リターンのご紹介
リターンは、「お家でリターン」と「お店でリターン」を用意しました。お家でボトルを楽しむも良し、お店でカクテルを味わうも良し、どちらも試してみるも良し。お求めやすいリターンをご提供します。
お家でリターン
お店でリターン
※リターンに酒類が含まれるため、20歳未満の方はこのリターンを選択できません。
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試飲での感想
非常に美味しい。日本産の焼酎くささが全くない。香りもかなり強く個性的。
カクテルでも使いやすいので、この特徴を活かしたカクテルをぜひ提供したい。
(東京都・飯田橋 バーメイジュ オーナー店長 松本圭佑様)
ソーダ割がベスト。鼻に抜ける爽やかな香りが面白い。
甘味の中にちょっとした香ばしさもあり、魚介類に合いそう。お寿司屋さんにもおけるジン。
(金沢市・Dining Bar Hideout 店長 道下秀英様)
爽やか、とにかく爽やか。甘味と香ばしさが感じされる。軽やか過ぎない苦味もある。
炭火で焼いた焼き魚や焼き鳥と合わせたい。
(金沢市・Dining Bar Hideout オーナー 加藤香様)
めちゃくちゃ美味しい。ソーダ割で香りを楽しむのもいいし、トニック割は炭酸で広がる塩味がトニックの甘さと絶妙で面白い。香りが華やかな割に主張しすぎないので、いろんなカクテルで試してみたい。
(東京都・小岩 バーそうつ オーナー店長 小野寺総章様)
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メディア掲載
2021年2月28日 北國新聞 朝刊掲載「珠洲産ユズで「能登ジン」 地元の農産物や樹木活用 東京の松田さん・金大のSDGsプログラム」
2021年6月30日 北國新聞 朝刊掲載「珠洲産ユズの能登ジン完成 東京出身・移住の松田さん 7月初披露、産業振興に一役」
2021年12月18日 北國新聞 朝刊掲載「のとジン」ラベル完成 珠洲・松田さん、英会社と考案 2月発売へ準備着々
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奥能登・珠洲を未来に繋げる一歩に
私の事業所NTGは、石川県珠洲市に拠点を置いています。
能登の最果て、珠洲市は過疎化が進み、全国でも人口の少ない市として知られ、本州では最も人口の少ない市です。過疎高齢化が進んではいますが、人々は皆さん温かく新しいことを受け入れて下さいます。結果、移住者が近年増加しているのも事実です。今、珠洲市では新しい動きが生まれつつあります。自然と調和し、地域の恵みや先代の遺産を上手に活用して、持続可能な新しいモデルを構築することに、楽しみながら取り組んでいます。
そして、私自身も、50歳を越えて、次の世代にこの素晴らしい環境を残していきたいと願っています。
あるものがなくて、ないものがあるところ
空に輝く星空、香る緑の里山、蒼く豊かな里海
交わす言葉、やさしい笑顔、あたたかい真心
私たちが忘れてしまったものがまだ残っているところ、それが奥能登だと思います
そんな奥能登から、生まれる新しいクラフト・ジン「のとジン」を
あなたにもぜひ楽しんでいただければと思います
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Q&A
Q : 100mlで2250円は高くないですか?
A : おっしゃる通り、市場価格からは高くなっています。将来流通販路にて展開をするために、原価から希望小売価格を設定させていただきました。現在非常に小さなロット規模で製作しているために価格が高くなっておりますが、今後販売量が増して来ることで価格の見直しも検討できる予定です。
Q : どうして100mlのような小さなボトルなのですか?
A : 当初、500mlのボトルも同時に発売予定でした。しかし、イタリアメーカーの供給不足による遅延のため、100mlのボトルを先行販売することとさせていただきました。500mlのボトルを市場展開するのが、今後のチャレンジになります。その際には、流通販売網に載せて店舗でもお買い求めいただけるように、現在輸入酒卸売免許を申請中です。
Q : のとジンを特徴づけるボタニカルは何ですか?
A : 使用量の多いボタニカルは「ゆず」の皮になりますが、一番特徴的なのは「かや」という柑橘系の香りのする実の皮になります。「クロモジ」や「ローリエ」、また「ゆず」は近年、様々なクラフトジンで採用されることが増えましたが、「かや」は比較的珍しいボタニカルかと思います。「かや」の甘くすっきりとした味わいも「ゆず」に次いで使用量の多いボタニカルとして、お楽しみいただけます。
Q : 賞味期限はありますか?
A : 開封前は問題なくお楽しみいただけます。ジンはアルコール度数が高いお酒(約40%)なので、菌が繁殖できず賞味期限自体が存在しません。常温保存しておけばいつまでもジンを楽しんでいただけます。開封後は、香りが徐々に抜けていきますが、開封後のジンでも直射日光を避けて冷暗所に保存しておけば、6カ月程度は風味を損なわず美味しく飲むことができます。
Q : ボトルを再活用したいと思います。ラベルはすぐに剥がせますか?
A : 背面のラベルは剥がしやすいラベルです。表のロゴラベルは、少しぬるめのお湯につけておいて、しばらくすると剥がしやすくなります。多少手間になりますが、再利用いただけたら嬉しいです。
Q : オンラインショップでも買えますか?
A : のとジンオンラインショップでもお買い求めいただけますが、価格が若干高くなります。プロジェクトご支援のご好意にお応えするため、CAMPFIREでは特別価格でのご提供になります。
Q : バー・飲食店経営者です。のとジンを活用したいのですが。
A : ありがとうございます。バー・飲食店の方はぜひ個別にのとジンホームページにてお問い合わせいただけますでしょうか。今回のCAMPFIREでのご提供は、個人で楽しまれる方を想定したリターン内容になっています。お店でご提供いただくこともできますので、ぜひご相談いただければと思います。
Q : 将来蒸留所建設を考えているようですが、いつ頃を予定していますか?
A : 現在は7−8年後の2029年頃を想定しています。お酒好きの全くの素人が進めているプロジェクトですので、一つ一つ段階を積み重ねながら進めています。現在はまだたった一人のプロジェクトです。時間をかけながら、将来にも持続可能なモデルを模索し、免許取得を積み重ね、最終的に、過疎化が激しく進む能登半島の先端に、持続可能なSDGs蒸留所を運営していきたいと考えています。
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最後に
奥能登には、日本のなつかしい原風景や里山里海と共に生きる生業がまだ残っています
将来、奥能登の素晴らしさを発信していくための持続可能な蒸留所運営を実現するため、
この小さなボトルの小さなプロジェクトにご賛同いただけたら、うれしいです
ここまでお読みいただき、ありがとうございました
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製品情報・仕様
のとジン 100ml (内容量 100g ボトル250g 計350g)
柚子の香りをメインボタニカルに、能登産のクロモジ、月桂樹を加え、能登に自生しているかやの実と、高知県のかやの実を合わせ、能登の藻塩を使用して香りをゆっくり蒸留し、圧倒的に爽やかな清涼感と能登の里山里海を感じさせるアロマに仕上げました。
世界農業遺産にも登録されている能登の里山里海の恵みを数々の表彰を受けている本場の英国ウェールズの蒸留所In the Welsh Wind Distillery で丁寧に蒸留しています。
ボタニカル:
ジュニパーベリー、コリアンダー、メドウスウィート、柚子ピール、
榧ピール、クロモジ、ベイリーブ、カルダモンシード、藻塩
100ml 43度
※通信販売での販売によるため価格には送料が含まれます
食品表示
・名称:のとジン
・原材料名:水、栄養穀物スピリッツ、ジュニパーベリー、コリアンダーシード、ゆず、藻塩、メドゥスウィート、榧(かや)、クロモジ、ローリエ、カルダモンシード
・原料原産地:イギリス、日本
・内容量:100ml
・保存方法:常温
・添加物表示:なし
・アレルギー表示:特になし
通信販売酒類小売業免許 輪島法第7028号
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るのとジン新フレーバー のとジン願い星 10月1日より発売開始
2024/09/28 12:57こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
のとジンの新しい楽しみ方ができました!
2024/07/12 08:21皆様、こんにちは。ご無沙汰しております、NTGの松田行正です。のとジンもおかげさまで3年目の夏を迎えました。今年は新しい味わいになり、カクテルの幅も広がりました。のとジンの味と香りをもっと楽しんでいただけるように、そして、のとジンがなくても能登の爽やかさを味わってもらえるように、と、今年の夏、のトニック塩シリーズを発表しました。現在、CAMPFIREにて、予約販売を開始しています。TONIC&SODAで奥能登の夏を応援したい!https://camp-fire.jp/projects/view/756812私も、能登半島地震で被害を受け、在庫は保てたものの、建屋は半壊、傾きが日々増しており、1階は雨が降ると水が溜まるようになってきました。そんな中でも、どうにか、奥能登の夏を自分なりに盛り上げたいと思い、今回のキャンペーンにさせていただきました。のトニック塩<加糖>、<微糖>、<無糖>の3部作をぜひ味わっていただければと存じます。どうぞよろしくお願い致します。NTG 松田 もっと見る
のとジン第二段階へ〜国内蒸留のとジンNOTO JIN 発売
2024/05/06 08:15こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
支援者200人突破。 おめでとうございます。