当初設定したゴール200万円は、なんと!プロジェクト開始から1日も経たずに達成させていただきました。
さらに4日後にはNEXT GOAL400万円も達成。
そして今、3rd GOAL600万円まで達成させていただきました・・・!(ToT)
これまでご支援いただいた皆さま、本当に本当にありがとうございます!感激で心がおかしくなりそうです・・・。

2月3日(1日目):FIRST GOAL 200万円 達成
2月7日(5日目):NEXT GOAL(2nd GOAL) 400万円 達成
2月17日(15日目):3rd GOAL 600万円 達成

独立した際、皆さんから「応援するね!」と言ってもらえはしたものの、どれだけ心から共感してくださるだろうかと不安になる日もありました。でもそれは杞憂でしたね!不安になってた自分が恥ずかしいです。

でもこのプロジェクトの早期達成は、僕への支援というだけでなく、日本酒業界へのエールでもあるだろうと思っています!

今回は資金を募ることももちろん目的ではありますが、もう1つ、このプロジェクトを通じて、一般の方があまり知らない”ある事実”を伝えたい!という目的もありました。その事実とは、日本酒の製造免許取得には依然として大きな規制や条件があり、新規参入が極めて困難であること≒日本酒業界の未来が危惧されていることです。まずはこうした事実を多くの方々に知っていただくことからムーブメントが生まれるハズ!そして近い将来のさらなる規制緩和につながるハズ!と信じています。

このプロジェクトをもっともっとフェスのように盛り上げ情報を広げ、皆さんのチカラで変えましょう!

そして資金的には最後に

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FINAL GOAL 700万円 
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を目指させてください!

実はここにきて、原料米購入代金の支払いを半年分ほど先払いする必要が出てきました。
情けないことにまったく想定外でした!
これは農家さんがどうのこうのというお話ではなく、仕込み半年分のお米の精米を春のうちに終わらせる必要が出てきたため、それに付随してお米を早く購入する→支払いが早くなる、というわけです。
ストレッチゴールでいただけた資金は、お米の購入代金に充てさせていただきます。
けっこう切実です・・・!

ご本人によるご支援はもちろん大歓迎ですが、それに加え、まわりの方々へSNSでもLINEでもメールでも立ち話でもなんでも結構ですので、このプロジェクトについてお伝えいただけますと幸いです。
最後までどうぞよろしくお願いいたします!

LAGOON BREWERY合同会社
代表 田中洋介


はじめに・ご挨拶

はじめまして、LAGOON BREWERY(ラグーン・ブリュワリー)の田中洋介と申します。
このたびはとっても小さくて珍しい酒蔵の創業にあたり、皆さまからのご支援をいただきたくプロジェクトを立ち上げました!

僕は現在42歳、千葉県出身ですが10年前から新潟に移住し、今代司酒造という老舗酒蔵に勤めていた者です。8年前からは同社で社長を務めておりましたが、日本酒製造免許が輸出用限定ながら2021年に解禁されたことを機に一念発起、今代司酒造の経営もすっかり安定していたことから自らお役御免として同社社長を退任しました。そしてわずかな自己資金と金融機関からの融資を元に「LAGOON BREWERY」という名の小さな小さな酒蔵を創業しました。

後ろ盾のないインディーズ酒蔵ですので準備段階から大変な苦労の連続でしたが・・・(汗)、2021年11月、なんとか無事に製造免許を受けることができ、最低限ではありますが設備も搬入され、現在は同い歳の尾﨑くん(あだ名はザッキー)とともに醸造を開始しました!

写真左が田中、右が尾﨑。同い歳の2人で醸造を開始しました!


まず最初にご注意です! 
今回は人生をかけた創業なのですが、想いを書き連ねていたらとても長い文章になりました・・・(笑) 
よって、もしお時間のない方は、目次や太字を読んでいただくだけでも大丈夫です!


<目次>

1.日本酒を仕事にするまで 〜口に出せばチャンスは必ず巡ってくる〜

2.酒蔵創業のキッカケその1 〜不可能だった日本酒製造免許の新規取得が解禁〜

3.酒蔵創業のキッカケその2 〜潟にある日本家屋との運命の出会い〜

4.酒蔵創業のキッカケその3 〜受賞歴多数の実力派杜氏、尾﨑という存在〜

5.酒づくり開始までの数々のハードル、応援してくれる方々への感謝の想い

6.僕たちがつくるSAKEと、3つのこだわり 
 〜「感激できる、多様な美味しさ」「極小規模」「持続可能性」〜

7.リターン(返礼品)のご紹介 〜どぶろく・全麹酒 with 自然栽培米・特別栽培米〜

8.資金の使い道・スケジュール

9.最後に・・・


1.日本酒を仕事にするまで 〜口に出せばチャンスは必ず巡ってくる〜

さて、まずは僕という人間がどういう者か、お話したいと思います。

日本酒好きになったキッカケは、学生時代でした。大学で出会った親友の実家が東京・神保町にある小売酒屋だったため、日本酒に触れる機会が人一倍あり、良い酒にもたくさん出会いました(ラッキー!)。それがキッカケで大の日本酒好きになった僕ですが、30歳になるまでは日本酒を仕事にしようと思ったことなどありませんでした。

学生時代はイルカの魅力にはまり、沖縄の飼育施設や東京の水族館でインターンをしたり、バイトでお金を貯めてフロリダまで学びに行ったりする学生でした・・・!イルカに興味を持ったことで他の海洋生物や環境保護についての関心も高くなり、シーカヤックツアーや漁業体験のガイドなども行っていました。

しかしそうした分野を仕事にすることはせず(正確にはチャンスはあったが仕事にする勇気がなかった・・・)、大学卒業後は大自然があるオーストラリアに渡りました。留学とかそういうカッコイイものではなくて、バイトしながら旅をするという時期を過ごします。いわゆるモラトリアムです。

帰国後は、大した意思もないまま広告業界に就職し、東京で30歳まで働きました。広告の仕事はやってみると楽しくて、成長できて、視野を広める意味でもとても有意義でした。しかし30歳になった時、ふと自分はこのままで良いのだろうか?と疑問に思います。会社の仲間は優秀で良い人たちばかりだったので充実してはいましたが、世の中はリーマンショックの煽りを受けて混乱していたし、働くことを考える良いキッカケだったのかもしれませんね。

そんな時、会社の同僚が老舗酒蔵である今代司酒造の親会社を紹介してくれました。「たなっち(当時の僕のあだ名)、こういう会社が新潟にあるよ、酒好きなら興味あるんじゃない?」と。新潟には縁もゆかりもない僕でしたが、老舗企業を支援し地方創生に取り組むその会社は輝いて見えました。すぐに紹介してもらい、その場で今代司酒造の話もうかがいました。「日本酒の仕事!興味ある!」と思いましたが、「日本酒はいずれ海外に羽ばたくものだから、勉強のためにもまずシンガポールへ行ってみないか?」とオファーをいただき承諾しました。

シンガポール時代の田中。痩せてますね(笑)

シンガポールではプロサッカークラブのフロントとして事業運営に携わらせていただき、当時の現地社長からは今でも大変刺激を受けていて、結果としてシンガポール行きはとてもありがたい機会でした。特にシンガポール駐在中に起きた東日本大震災は、複雑な表現になりますが、大きな出来事でした。2011年3月に東日本大震災が起き、シンガポールの皆さんは「Pray for JAPAN」を合言葉に日本の復興を祈り、支援部隊や支援金を日本に送り、現地の友人たちは僕の家族を心配してくれました。そんななか、シンガポールにいた僕はネットから流れる悲惨な動画を日々呆然と眺めるしかなく、歯がゆい想いを味わっていました・・・。

そんな時、日本を代表するサッカー選手がシンガポールでチャリティマッチを開催することになりました。その選手は当時すでに現役を退いていましたが、セリエAやイングランドプレミアリーグでも活躍したことから世界的にも有名で、現在は日本酒の事業も手掛けている方です。その方がシンガポールでチャリティマッチを開催するにあたり、僕が所属していたサッカークラブが運営を担う機会をいただきました。

間近で見るスターの仕事ぶりに、僕は感銘を受けました。そして「この方は自分が得意とし人のために活かせることを完全に理解していて、それを完璧に実行している」ということに気が付きました。そして自分自身もそうなりたいと強く強く意識しました。

東日本大震災の翌年に帰国した僕は、「大好きな日本酒で日本を元気に!」という志を持って今代司酒造に入社しました。そしてまずは当時経営難だった今代司酒造自体が元気になるよう努めてきました。

と、ここまでが、僕が日本酒を仕事にするまでのお話。思い返せば、自分はただの酒好きでしたが、好きなことや興味のあることを周囲に言ったり行動に出たりしていれば、面白いチャンスは次々と巡ってくるのだなと実感する20代〜30代前半でした。 

続いて、ようやく今回の酒蔵創業の話に移ります。

今代司酒造入社初期の田中。まだ痩せてます(笑)


2.酒蔵創業のキッカケその1 〜不可能だった日本酒製造免許の新規取得が解禁〜

老舗酒蔵の社長だったのになぜ辞めてまで新たに酒蔵を立ち上げるのか、独立なんてリスキーじゃないのか・・・。とてもよく尋ねられる質問です。確かに資金援助してくれる後ろ盾は何もないですし、ゼロからのスタートなのでリスキーですが、あれは2021年の元日、まさに一念発起する瞬間があったのです!(キッカケその2に続く・・・)

どういうことか?まず、キッカケその1として日本酒製造免許の解禁についてお話させていただきます。

長きにわたり、日本酒の製造免許を新規で取得することは法的な要件から実質的に不可能となっていました。もし新規参入したいとなれば既存の酒蔵を買収するしかなく、どれだけ個人が「新規で日本酒蔵をつくりたい!」と強く想っても、そのハードルは極めて高く、なかなか実現できない世界だったのです。そのため、日本酒業界では新規参入がほぼない状態が続いており、業界の持続的な発展にとってそれは決してポジティブなことではありませんでした。

もちろんそれにはワケがあります。

日本酒は、地域の自然や文化の豊かさを表す、まさに國酒です。海の向こうでは”SAKE”と呼ばれ、和食人気とともに少しずつ認知度を上げている日本酒ですが、一方の国内では楽観できる未来が待っているわけではありません。苦しんでいる酒蔵が多いのが現状です。つまり海外の日本酒マーケットは拡大しつつあるのに、国内では縮小傾向なので、これまでは酒蔵の保護政策として新規参入が認められてこなかったのです。

海外のワインショップで行ったテイスティングイベント
日本酒人気が徐々に高まっています

当時は老舗酒蔵の社長という立場でしたので、その考え方にはよく理解できる部分もありました。しかし日本酒が国内での低迷を乗り越え、もっと多くの国内外の人々を魅了するものとなるためには、熱意ある人が続々と新規参入し、クオリティを担保しながら多様な日本酒(もしくはSAKE)を生み出していくカルチャーが必要ではないかとも思っていました。

そんななか、状況が動きました。条件付きではありますが、2021年4月から日本酒製造免許が新規で取得できるような規制緩和が生まれました。その条件とは「海外への輸出用に限る」というものです。つまりマーケットが拡大している海外向けであれば新規参入を認めるという、様々な配慮がうかがえる決定でした。条件付きではありますが、これは大きな一歩です。新規参入の門戸が開かれたのです。国もついに腹を決めたのだと、感激しました。

『新規参入のない業界に発展はない』と言いますが、裏を返せば『ポテンシャルのある業界には必ず新規参入がいる』はずです。日本酒が世界に羽ばたかんとする今、僕は日本酒業界のポテンシャルはとても高いと信じていました。だからこそ、新規参入が実質的にできないという状態に強く違和感を抱いていました。そんななか、一石が投じられました。「新規参入の波が起きるために、まずは自分で始めてみよう!」という気持ちが沸き上がりました。


3.酒蔵創業のキッカケその2 〜潟にある日本家屋との運命の出会い〜

新潟にはその名の通り「潟」と呼ばれる湖のようなものが点々と存在しているのですが、酒蔵をつくった福島潟は新潟県の北部にあります(新潟県なのに福島潟でややこしいのですが・・・)。福島潟は湖面に雄大な五頭連峰を映し出し、四季折々の日本の原風景を今に残す、美しい水辺です。「日本の自然百選」に選ばれるほどの自然の宝庫で、ハクチョウはもちろん、天然記念物であるオオヒシクイの日本一の飛来地でもあり、多様な動植物の命を育む場所になっています。そんな福島潟のほとりに、このたび小さな小さな酒蔵をつくりました。

福島潟、とても美しい水辺です

潟のほとりにこだわったのは、「新”潟”」らしい場所でもあるし、自然が好きなのでそんな場所での酒づくりに憧れていたというのがあります。ただ一番の理由は、潟が<多様なものを育み進化を与えてくれる場所>の象徴だと思ったからです。自分がつくる酒蔵も潟のような存在となり、多様で進化し続けるSAKEを生み出すことができればいいなという想いを込め、名前も「LAGOON BREWERY」としました。

そしてキッカケその1によって酒蔵を創業をぼんやりと考え始めていた僕は、2021年の元日に、まずは福島潟の周辺を見てみようと車を走らせました。福島潟はもともと大好きな場所なので、県外からお客様がいらした際にはよくお連れしたりするとっておきのスポットだったのです。元旦のその日はけっこう降雪していて、車を走らせるのも一苦労だった記憶があります。

そんななか無事到着し、まずは福島潟の湖面を眺め、再び駐車場に戻ろうとした時、飲食店だったはずの日本家屋が空き物件になっていることに気が付きました!そして「小さな酒蔵にするのにちょうど良いサイズかも知れない!」と直感しました。さらにその建物には張り紙があり「近々入居者を募集するので内覧希望者はご連絡ください」という旨が書かれていました。思わず「きたっ!」と叫びながら飛び跳ねてしまいました(笑)運命的な物件とのこうした出会いにより、「ここでやりたい!」という想いが爆発しました。

これが実際に貼られていた内覧募集の張り紙

4.酒蔵創業のキッカケその3 〜受賞歴多数の実力派杜氏、尾﨑という存在〜

今回小さな小さな酒蔵をつくったわけですが、僕1人きりでやっているわけではありません。冒頭でご紹介したように、尾﨑という頼れる男にパートナーとして加わってもらいました。尾﨑くんは(以下、あだ名のザッキーでいきます)、福島潟がある豊栄エリアの某酒蔵に社会人1年目から勤めており、この10年は若い杜氏として活躍していました。ザッキーとは同じ歳ということもあり、以前からたまにサシ飲みをする仲でもありました。

しかしそんなザッキーですが、2020年にコロナの影響もあって会社が身売りされることとなり、2021年春にはいったん解散するという事態に陥っていました。そうした状況を知った僕は、彼に酒蔵創業の話をし、「一緒にやらないか?」と声をかけました。僕も一人で酒づくりをするにはとっても心細かったし、彼の自宅から福島潟はとても近いし、だったら一緒にやれたら最高なんじゃないか!?と思ったのです。

ザッキーはこれまで、全国新酒鑑評会での入賞経験を複数回持ち、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」や「全国燗酒コンテスト」 などでも最高金賞を複数回受賞している実力派。さらに特徴的なのは、ザッキーのことを「飯米の魔術師」と呼ぶ専門家もいるほど、いわゆる酒造好適米を使った酒づくりよりも食べるためのお米(飯米)を使った酒づくりのほうを多く手掛けており、与えられた環境で結果を出す、まさに職人の鑑といった杜氏です。

そんな彼のことなので「離職したらウチに来ないか?」と誘ってくれた他の蔵元さんもいくつかあったそうですが、結果、僕と一緒にやってくれることになりました。やっぱり自宅から近いから?というのもあるでしょうが、一緒に夢を見ようと思ってくれたんじゃないかと思っています!(笑)もしザッキーがいなくてもなんとか酒蔵創業を成し遂げようという気持ちはありましたが、ザッキーがいればスムースに進んで絶対うまくいくという自信が持てました。


こうしていくつかのキッカケが重なったことで、僕の道ははっきりと定まったのです。


5.酒づくり開始までの数々のハードル、応援してくれる方々への感謝の想い

いざ意思を固めた僕でしたが、酒づくり開始まですべて順調だったわけではありません。福島潟の日本家屋を借りるのに競合プレゼンを勝ち抜く必要が生まれてしまったり、狭いスペースを酒蔵にするためゼロから設計することに頭を悩ませたり、製造免許を受けるための計画づくりや資料づくりに四苦八苦したり、当初想定よりも日に日に増していく設備費や工事費を工面したり(お金は大事だ)、思い返せばたくさんの高いハードルがありました・・・(汗)

しかし、
★「一緒に成し遂げましょう!」という心強いお言葉とともに融資を引き受けてくださった金融機関の皆さま
★辛抱強く免許の手続きを進めてくださった税務署の皆さま
免許取得のためご協力くださった販売店の皆さま
★新設会社にもかかわらず信じて設備・施設・デザインなどの仕事を後払いで引き受けてくださった各社の皆さま
★ハード・ソフト両面でお気遣いくださった行政の皆さま
★心配や期待をかけてくださり助言もくださったたくさんの蔵元の皆さま
★ワガママで退任することになった社長に対してもあたたかく見送ってくれた今代司酒造やグループ会社の皆さま
★びっくりしながらも常に応援してくれた家族・友人・知人の皆さま
★そしてどうなるかもわからないプロジェクトに信じてついてきてくれたザッキー
他にも僕やLAGOON BREWERYのことを気にかけてくださったすべての皆さまに支えられ、なんとか酒づくりをスタートするところまでこぎつけることができました。
今回ほど、「自分は生かされている」ということを実感する日々はありませんでした。
この場をお借りして、心より感謝申し上げたいと思います。

酒蔵に変身した福島潟ほとりの日本家屋
酒づくりは約20坪という極めて小さなスペースで行います


6.僕たちがつくるSAKEと、3つのこだわり 
 〜「感激できる、多様な美味しさ」「極小規模」「持続可能性」〜

さて、ようやく何をつくるのかという話です。

もちろん日本酒は製造します。ただ、上述の通り輸出用に限られていますので、日本国内でお召し上がりいただくことはできません(海外旅行に行かれた際に見かけたらぜひ飲んでください!)。

しかし、国内での評価なくして海外でうまくいくとは思っていません。そこで「その他の醸造酒」という酒類の製造免許に注目しました。この免許では、日本酒の祖先とも言うべき「どぶろく(にごり酒)」や、日本酒づくりの工程の中で原料や製法に創意工夫を凝らしたユニークで多様なお酒をつくることができ、無限の可能性を持っています。

LAGOON BREWERYでは、日本酒をベースとした酒づくり、つまり<米麹を自らつくり><米や米麹を主な発酵原料とすること>を大前提として、国内向けには「その他の醸造酒」にカテゴライズされるSAKEを、海外向けにはそれに加えて日本酒を、それぞれ展開していく計画です。


そのうえで、以下の3つにこだわります。

(1)感激できる、多様な美味しさ

「とびきり美味しいお酒をつくる!」・・・これは言うまでもなく最も大切にすべきことで、他の2つと並べてはいけないくらい優先度は高いです。

そのうえで、僕は「パンをつくるようにSAKEをつくりたい」とも思いました。わかりづらいと思いますが、街のパン屋さんを想像してみてください。そこでできるパンは決して工業的ではなく、手づくりで、できたてで、食卓に上げると家族みんながホッコリするような、そんな存在です。かといっていつも同じではなくて、進化が垣間見れて、季節ごとに発見があって、感激できるような、そんなパンです。

LAGOON BREWERYはかなり小さな酒蔵です。だからこそ機動力を生かして、毎回同じ規格のものをつくるのではなく、原料や製法に毎回工夫があって進化している、毎回どこかに「!」が隠れている、ワクワクしながら口にしていただける、圧倒的に「飲んでみたい!」と思っていただける、しかも四季醸造なのでできたて、そんなSAKEもしくは日本酒を醸していきたいと考えています。


(2)極小規模

小さいと言われる酒蔵でもそれなりに大きな機械設備を抱えている現代の日本酒製造業は、設備産業とも言われとてもお金がかかります。さらに、江戸時代以降は一般的には寒い季節にしか酒づくりを行わなくなったにも関わらず、現代では季節労働者が減り通年雇用の蔵人が増えたため、設備や人の稼働率が悪化しがちな産業でもあります。

一方で、極めて小規模な酒蔵であれば部屋は狭くタンクも小さいため、莫大なコストやエネルギーをかけなくても温度をコントロールでき、四季を通じて酒づくりを行うこと(四季醸造)が比較的容易に可能となります(四季醸造は酒づくりが小規模だった江戸時代より前の時代では普通に行われていたそうです)。

LAGOON BREWERYでは、約20坪という極めて小さなスペースで酒づくりを行います。一般的な酒蔵にも大小いろいろありますが、小さめの酒蔵と比べても30〜40分の1といった極小規模になります。こうすることで、設備投資額を抑えると同時に四季醸造を行い、設備や人の稼働率を高め、新しくて始めやすいマイクロ酒蔵モデルを確立したい!そしてこのモデルを発信していくことで新たに酒蔵を創業したいという方々が増えたらいいな!と妄想しています。


(3)持続可能性 〜5Plus1〜

 流行り言葉のようで恐縮ですが、これからの時代、避けては通れないテーマですよね?酒づくりではたくさんの水を使いますし、主原料である米の安定的な調達も欠かせません。化石燃料の大量消費や様々な環境破壊によって気候変動が進んでしまい、雨が降らず米が不足するようになってしまったら、もう酒づくりなんて許されなくなってしまいます。そしてこれはずっと先の話ではなく、10〜20年後には起こりえる事態です・・・。それを避け、いつまでも美味しい酒づくりを行っていくために、LAGOON BREWERYはまず以下の5つに取り組んでみようと思います。

・二酸化炭素の排出抑制という観点から、原料の移動距離を短くするために、酒蔵のある福島潟から半径20km以内で収穫されたお米だけを原料米とすることを目指します(コラボなど一部製品を除く)。

・すべて電気の力で酒づくりを行える設備としたので、再生可能エネルギー100%での酒づくりを目指します。これは極小規模であることのメリットでもありますね!

環境保全型の農法(自然栽培や有機栽培など)で収穫された米を積極的に使用し、主要銘柄における使用割合80%超を目指します。ただし、自然栽培や有機栽培が選択肢としてもっと認知されることを目指した取り組みであり、慣行栽培を否定するものではありません。

・食用として適さず廃棄するしかないお米(クズ米など)が収穫量全体の5%ほども存在しフードロスの問題になっているそうです。そこで、クズ米も特別規格品として美味しいお酒に変え、食糧資源の有効利用や農業経営の改善に挑戦していきます。昔はクズ米で「どぶろく」をつくっていたそうですので、LAGOON BREWERYにはうってつけです!

・日本酒は贈答用に用いられることが多いこともあり、化粧箱や包装などが求められがちです。しかし時にそれは大変もったいないことでもあるので、LAGOON BREWERYでは化粧箱や包装紙を用いず、過剰包装の抑制を図っていきます。

以上、難しく書きましたが、田園風景って、ホッとしますよね。それをいつまでも眺めるために、酒づくりを通じてできることはまだまだあるんじゃないかと思っているんです。

あと、もう1つ大事な”商売としての”持続可能性の話です。

実はお酒って商習慣的に粗利の設定が低いので、街の酒屋さんは1本売ってもあまり儲からない薄利の商売なんです。お酒が勝手に売れる時代なら薄利多売で成り立っていたのですが、今は量より質の時代、安い商品でない限り、一生懸命お酒のことをお伝えしてやっと1本売れるという環境です。昔ながらの粗利設定ではやっていけないのです。ですから、美味しく魅力的なお酒をつくることにはもちろん手を抜きませんし、街の酒屋さんと一緒になってその魅力をお伝えすることもしっかり行いますので、酒屋さんや酒蔵がもう少し粗利を取りやすい価格設定に変え、業界の常識を少しずつ動かしていきたいとも考えています。

このように、環境問題解決型の5つに商売的な1テーマも加え、5Plus1の持続可能性にチャレンジしていきたいと思います。


7.リターン(返礼品)のご紹介 〜どぶろく・全麹酒 with 自然栽培米・特別栽培米〜

「その他の醸造酒」にカテゴライズされるSAKE3種類と、「お酒は飲めないけど応援はしたい!」という方向けにキャップやTシャツのリターンもご用意しました。
さらには今後1年間の成長を見守る頒布会も
ぜひじっくりとお選びください!
(20歳未満の方は酒類を含むリターンにはご支援いただけません)

◎LAGOON BREWERYが持つ製造免許は「(輸出用)日本酒」と「その他の醸造酒」ですので、今回行う国内向けのクラウドファンディングでは日本酒をリターンにすることができません。そのため「その他の醸造酒」で製造できるSAKE(どぶろく等)をリターンの中心にさせていただきます。しかし日本酒と「どぶろく」の違いは、大雑把に言えば製造工程の最後の最後に搾るか搾らないかの違いです。日本酒の味わいを想像しながら「どぶろく」ならではのジューシーさもお楽しみいただけますよ!


◆◆◆リターン組合せ一覧◆◆◆

下記の5つのアイテムをいろんな組み合わせでお選びいただけますので、先に一覧をお示しします。
リターンNo.1〜22までたくさんありますが、意外とシンプルです。
特にオススメは、マーカーしました【SAKE3種が揃ったセット】と【1年間の頒布会】です!


さて、リターン各アイテムの詳細を前に・・・
突然ですが、LAGOON BREWERYが醸すお酒の銘柄名をここで静かに発表します!
その名は・・・

「しょうくう」と読みます!
銘柄名に込めた想いはもうここでは書ききれないので別の機会にしますが(笑)、潟にいる渡り鳥の如く、LAGOONで生まれ育まれたSAKEが大空へ翔び立つというイメージです。



◆◆◆リターン各アイテムの詳細(SAKE3種・グッズ2種・頒布会)◆◆◆


●仕込み1号 『翔空』どぶろく 自然栽培亀ノ尾 720ml

LAGOON BREWERYが世に放つために仕込んだ初めてのSAKEとなります。

原料米は「亀ノ尾」を採用。お酒好きの方ならご存知かもしれませんね。1本目は皆さんおなじみの「こしひかり」にしようかとも思ったのですが、偶然の出会いがあって「亀ノ尾」にしました。実は以前から知り合いだった農家の星野さんが酒蔵近くで農業をされているので久しぶり(なんと6年ぶり!)にご挨拶にお邪魔したところ、知らない間に自然栽培を始めていて、なんと「亀ノ尾」もつくっていたのです!!自然栽培だけでも感激なのに、しかも「亀ノ尾」とあって瞬時に興奮し「きた〜!」となりました。そして後日改めて分けていただけるようお願いしました。こういう偶然って大事にしたいタイプなんです 

「亀ノ尾」はほとんどの米の品種の祖先とも言われ、「こしひかり」も「ササニシキ」も「亀ノ尾」の子孫です。つまり「亀ノ尾」は米の原種に近く、改良が繰り返された米ではないので、味はさっぱりめ、しかし粒は大きめ。というわけで、酒づくりにも適しています。一方で化学肥料や農薬を使うと米がもろくなる弱点があるらしく、栽培する農家さんが少ないのであまりお目にかかれません。逆に言うと、無肥料・無農薬の自然栽培に向いている!というわけです。しかも「どぶろく」は”米を飲む”ようなところもあるわけで、無肥料・無農薬はとても安心ですしね。新酒蔵1発目のお米としてこれ以上のものはありません!(ただ、正直言って自然栽培は手間がかかるぶん価格が高いです!一般の酒米より2〜3倍します。でもそれだけの価値があると思います!)

自然栽培の田んぼ

その「亀ノ尾」を80%精米(20%磨き取った状態)で仕込むことにしました。実はお酒づくりではもう少したくさん磨くのが一般的です(60%精米とか)。なぜかというと、お米にはタンパク質が含まれていて、それがお酒になった時に雑味になりやすいので、そのタンパク質をできるだけ取り除くために磨こうというわけです。しかしお米のタンパク質は肥料を与えると増えやすい傾向があります。逆に言うと、肥料を与えない自然栽培であればタンパク質が増えにくいので、お米をあまり磨かなくても雑味に繋がりづらいのでは?と考え、80%精米にとどめました。90%精米や70%精米も考えましたが、タンパク質は磨く量に完全比例して減っていくわけではなく、お米の表面から20%くらい磨く間に大きな下降線を描いて減っていき、それ以降は緩やかになっていくので、80%精米くらいが良い塩梅では?と決めました。

そして実際に酒づくりをしてみますと、当初は水をあまり吸ってくれないという課題が発生しました!(汗)あまり磨いていないから、というのが1つの理由だと思いますが、自然栽培のお米って農薬を使わないぶんお米自身が自分の身を守るために固くなるとも聞きます。こうなれば仕方ありません。そういう特性なのだと理解して、ガンガン改善を繰り返すのみ!その結果、現在は順調に発酵中です・・・!最終的にはしっかり着地できそうですので、あとは飲んでからのお楽しみ!

仕込み1号 『翔空』どぶろく 
自然栽培亀ノ尾 720ml
(福島潟を上空から眺めた模様が
ラベルデザインのベースに)

●仕込み2号 『翔空』どぶろく 特別栽培こしひかり 720ml

2本目は新潟を代表する「こしひかり」です!「こしひかり」は新潟生まれではないですが、新潟で大きく成長した皆さまご存知のブランド米。モチモチしていて本当に美味しいですよね!でも実は、酒づくりにはちょっと厄介なお米でもあります。というのも、特に麹づくりの際にモチモチする粘りが原因で苦労します・・・(汗)ヒトコトで言えば、酒づくりにおいては面倒なお米なのです。でもやっぱり新潟といえば「こしひかり」ですから、記念すべきクラウドファンディングのSAKEとして使いたい!と思い、前出の農家星野さんにお願いして分けていただきました!

さらにこれは特別栽培の「こしひかり」です。自然栽培ではないですが、減農薬・減肥料の環境保全型農法で育てられた「こしひかり」となり、これも仕込み1号同様あまり削らなくても雑味は少ないはずだ、という考えで80%精米で仕込みます。

こちらはまだ酒母を立てたばかりですが、自然栽培「亀ノ尾」に比べるとよく水を吸い、心配だった麹づくりも終わってみれば良い出来でした。本当に毎日毎日いろんな改善ができていて気持ちが良いです!

仕込み2号 『翔空』どぶろく 
特別栽培こしひかり 720ml
(色違いのラベル。味わいのイメージを
色で表したい・・・と目論んでいます)


●仕込み4号 『翔空』全麹にごり 自然栽培亀ノ尾 720ml
 ※当初は3号の予定でしたがトラブルにより4号に変更させていただきます。
  リターン一覧は規定により修正不可のため「3号」の記載が残ったままとなっておりますが、「3号」は「4号」と置き換えてお読みください。
  詳細はこちらをご覧ください
  → https://camp-fire.jp/projects/543901/activities/353355#main

3本目は再び自然栽培「亀ノ尾」です。新潟で自然栽培と言えば、上野さんを抜きには語れません。上野さんは約10年にわたって自然栽培に取り組まれていて、僕も新潟に来て以来たびたび自然栽培について教えていただいていました。今回も興味深いお話を聞きましたので、それを少しお裾分けします!

上野さんが自然栽培を始めた約10年前、新潟で高価な自然栽培米を買う人はいなかったそうです。確かに新潟では親戚や友人が米をつくっている場合も多いですから、米を市場で買うってこと自体が少ない土地柄。ですから当時は東京まで出向いて対面販売しないと自然栽培米は売れなかったそうです。

しかしその後、新潟のとある幼稚園の先生が「子どもたちには体に良いものを食べさせてあげたい」という想いから自然栽培米を給食で採用したそうです(すごい幼稚園!)。すると子どもたちが風味の違いから残さず食べるようになり、フードロスも減少。そこから親にも伝わり徐々に自然栽培米への理解と需要が広がったそうです(確かに自然栽培米ってさっぱりしてて食べやすいんですよね。それでつくったお酒も淡麗になる?)

自然栽培は高く売れるしうまくやれば収穫量も増やせる。もちろん農薬や肥料はいらないから費用は少ない。だから今では慣行栽培より自然栽培の方が利益率が良くなって、それを見ている周りの農家さんも自然栽培を始めるようになったというのです。上野さんの自然栽培ストーリーはざっとこんな感じ。確かに、新潟で自然栽培に取り組む農家さん、増えてます!すごいです!

手植えをしている農家上野さんの手、です

そして3本目としてその自然栽培「亀ノ尾」でどういうお酒をつくるのかと言いますと・・・全麹(ぜんこうじ)のお酒に挑戦します!!

一般的に、蒸米と米麹を主原料にして発酵させ搾ったものを日本酒と言います。一方の全麹のお酒は、蒸米を使わず米麹のみを発酵させ搾るものです(搾らなくても良いですが)。実は最近、99%麹のお酒など、”ほぼ”全麹のお酒というのに人気が出はじめているのですが、”ほぼ”には理由があります。それは、日本酒には蒸米と米麹を使用しなければならないという酒税法上の縛りがあるからです。しかしLAGOON BREWERYが国内向けに持つ「その他の醸造酒」の免許では、蒸米と米麹を発酵させて搾ることはできないのですが、逆に、米麹だけを発酵させればそれを搾って全麹のお酒をつくることができます!これはやらないわけにはいきません!

実は仕込み1号の前に、設備や道具の挙動を確かめるために仕込み0号としてものすごく小さい量で試験醸造を行ったのですが、その時、全麹のお酒をつくったのです。そして、できてみたら想定以上に美味しくて驚いたので、クラウドファンディングでも皆さんに味わっていただこうとリターンに入れました。

なお、仕込み4号の醸造はまだまだこれからですし、試験醸造とは違うやり方をしようと思っているので(改善です!)、正直に言ってまだ設計しきっておりません・・・。米麹だけを発酵させて搾るつもりですが、しっかり搾るというよりはザルで漉す程度の搾りにする予定で、にごり酒のようなお酒になると思います。

あとは皆さんの愛と勇気と決断力!きっと(きっと)美味しくできあがるはずですので、ぜひ楽しみにお待ちください!

仕込み4号 『翔空』全麹にごり 
自然栽培亀ノ尾 720ml


●LAGOON BREWERYオリジナルキャップ(酒蔵ガイド付き)

「お酒は飲めないけど応援はしたい!」という方向けグッズその1、ベージュの風合いがカッコかわいいLAGOON BREWERYのロゴ入りキャップです。ほどよくハリがあるツイル生地で、男女問わず決まります!金属クリップアジャスター付きでサイズ調整もできます!

さらに、このキャップをかぶってLAGOON BREWERYに来てくだされば、これを衛生帽と見なしまして酒蔵の中をご案内します!(酒蔵ガイド)
とっても狭い酒蔵なので見学自体は瞬時に終わりますが(笑)、お時間さえ許せばいろいろお話もさせていただきます。いらっしゃる際は事前にお電話くださいね!
※酒蔵ガイドの特典をご希望の場合、当地(新潟市北区)までの交通費等は支援者様の自己負担となります。また酒蔵ガイドは来年2023年3月末までの特典とさせていただきます。

LAGOON BREWERYオリジナルキャップ(酒蔵ガイド付き)
ほどよくハリがあるツイル生地。アジャスター付でサイズ調整可


●LAGOON BREWERYオリジナルTシャツ

「お酒は飲めないけど応援はしたい!」という方向けグッズその2、100%オーガニックコットンで肌触りの心地いいLAGOON BREWERYのロゴ入りTシャツです!

ナチュラルホワイトまたはブラックの2色から選べます。
サイズもS〜XLまで選べます。

ナチュラルホワイトブラック

背面にもロゴが


●1年間の成長を見守る頒布会

上記SAKE3種(仕込み1・2・4号)に加え、仕込み3号とその後に続く仕込み5〜12号までの計12本(種)を、1年間にわたってお届けするスペシャルな頒布会(サブスク)です。

酒づくりの様子は活動報告やSNSで随時発信していきますので、その様子を眺めながら1年間ずっとワクワクドキドキ楽しめます!
しかもかなりオトクです!キャップ(酒蔵ガイド付き)やTシャツも付いています!

5号以降どういうSAKEをつくるのかは、僕もわかりません(まだ決めていません)。でも、すべて同じものが届くことはありません!毎回しっかり原料や製法に工夫を施し、いつもワクワクしながら口にしていただけるよう努めます!ぜひ信じていただき、1年間の成長を見守り、支えてください!(ちなみに、豊栄の名産トマトを米とともに発酵させたSAKEなども検討中です)

※3ヶ月に1回、3本(種)ずつのお届けとなります
<お届け例>
2022年3月 → 仕込み1・2・4号の3本(種)をまとめてお届け
2022年6月 → 仕込み3・5・6号の3本(種)をまとめてお届け
2022年9月 → 仕込み7〜9号の3本(種)をまとめてお届け
2022年12月 → 仕込み10〜12号の3本(種)をまとめてお届け
(キャップ・Tシャツ・ステッカーは3月の初回発送時にお付けする予定です)



●支援者ステッカー(クラウドファンディング限定デザイン)

こちらのステッカーはご支援いただいたすべての方に、支援者の証としてお送りします!


8.資金の使い道・スケジュール

今回皆さまからご支援いただいたいた資金は、冷蔵コンテナの購入費用と、春にオープン予定のショップ&カフェの準備費用に充てさせていただく予定です。

冷蔵コンテナはボトリングされたお酒を保管するために購入したいと考えています。業務用の大きな冷蔵庫は数台購入しましたが、大変狭い建物のためそれだけでは十分な数量を保管することができません。そこで屋外に冷蔵コンテナを設置し、お酒を最高の状態で保管したいと考えています。

また、酒蔵に併設させる形でショップ&カフェをこの春にオープンさせる予定です。今回は日本家屋をリノベーションして酒蔵をつくったのですが、酒づくりのスペースとしたのは建物の半分程度で、残りはSAKEの世界を気軽に体感していただきたいという想いから、お酒好きはもちろん、そうでない方でも満喫できるお店にする計画です(少しずつ・・・)。そこではLAGOON BREWERYのお酒をご購入いただけますし、福島潟のキレイな景色や酒蔵内部を眺めながらオリジナルブレンドコーヒーやSAKEスイーツなどをお楽しみいただけます!

※他にCAMPFIRE手数料にも使用されます。

カフェの窓からは福島潟のこんな景色が広がります


【これまでと今後のスケジュール】
2021年11月 製造免許の取得
2021年11月〜 設備の搬入・設置
2021年12月 醸造開始
2022年2月 クラウドファンディング挑戦
2022年3月中旬〜 リターンの発送
2022年3月 ショップ&カフェのオープン(数年かけてバージョンアップしていきます)

リターンの発送は3月中旬より行う予定ですが、スペースの小さな会社のため、支援者皆さま向けの発送を一度に行うことができない事態が想定されます。その場合、数回に分けて発送するため、早くお申し込みいただいた方から順にリターンが到着することになります。また製造スケジュールの遅れなどによりリターンの発送開始自体が遅れる可能性もあります。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

内装工事中のカフェスペースの様子
大きな窓からは酒蔵内部をのぞけます

9.最後に・・・

小粒でもキラリと光る酒蔵を目指して・・・いよいよ船出です!

ごちゃごちゃといろいろ書きましたが、とにかく大事なのは、
美味しさで感激してもらえるSAKEをつくること!
世界で一番と言ってもらえるSAKEをつくること!
です。

でもどうせやるなら皆さんに応援してもらえるコトも一緒にやりたい、そういうことです!

LAGOON BREWERYのようなスタイルの酒蔵は、規制緩和になったばかりということもあり、全国でもまだ片手で数えられるほどしかありません。

そんな珍しい酒蔵の第一歩を、ぜひ見守ってください!楽しんでください!

どうぞよろしくお願いいたします!



【リスクについて】
・実際にお届けするリターン品は、掲載した画像と多少異なる場合があります。
・製造スケジュールの遅れなどによりリターンの発送開始が当初想定よりも遅れる可能性があります。
・経験者とはいえ、初めての場所・設備・道具による酒づくりとなるため、製品が納得のいく品質にならない可能性もあります。その場合、出荷までの時間が大幅に遅れたり、返金対応させていただく可能性があります。

【酒類の販売について】
プロジェクト実施者であるLAGOON BREWERY合同会社は酒類製造免許を受けており、その免許をもってリターンである酒類の製造・販売を行います。
酒類等製造免許の新規取得者名等一覧(新潟県)

【募集方式について】
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2022/02/27 16:09

    これまでご支援&情報拡散いただいた皆さま、本当に本当にありがとうございます!今回、人生をかけたクラウドファンディングをやってみて思ったのは・・・「これ、元気玉を集めてる感じだな〜」ということです。2月3日、クラウドファンディングを開始しました。当初設定したゴール200万円は1日も経たずに達成、...

  • 2022/02/20 12:13

    クラウドファンディングも残り1週間となりました!ここまでご支援や情報拡散をいただいた皆さま、本当にありがとうございます!ところで・・・「想いが溢れてる!」「熱い!」と言っていただくクラウドファンディングの文章ですが、要するに「長い!」ということでしょう(泣)ということで、ここから1週間、食べや...

  • 2022/02/16 12:05

    クラウドファンディングをスタートしてから2週間が経とうとしています。これまでご支援くださった皆さま、この情報を友人知人へと伝えてくださった皆さま、本当にありがとうございます!そのようななか、本日はお詫びをしなければなりません。実は2日前、とんでもないミスに気がつきました。うっかり皆さまに日本酒...

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