はじめまして。
法政大学デザイン工学部建築学科 赤松研究室
です!
赤松研ポーズの集合写真
まずは数あるページの中から選んでいただき、ありがとうございます!
ひとまず、私たちの紹介から。
近年恒例の、赤松研バレーボール!
学年をこえてみんなで作業
私たちは大学で建築のデザインを主に専攻している研究室です。ゼミ生は学部、大学院生合わせて37名!なかなかの大所帯です。設計したり、遊んだり、設計したりと忙しく過ごしています。
赤松研は現在の大学院1年生が10代目。1代目から、茨城県のつくば市にて長期に渡る『つくばプロジェクト』を行なっています。
今回の目的は、
私たちがこれからつくばに建てるお風呂について知っていただき、私たちと一緒に作り上げてもらうこと。
きっと後悔させませんので、ぜひご覧になっていってください!
つくばプロジェクトの始まりは、つくば山のふもと、つくば道に面する、 “大越邸”。赤松研究室1期生の一人である杉原由樹子さんという方の、おじいさまのお屋敷でした。使われず廃れてしまった大越邸に手を加えることで、新しく生まれ変わらせたいという想いが私たちに芽生えました。
竹を敷き詰めて通り土間に改修(大越邸)
それからは定期的につくばを訪れ、大越邸を改修したり、つくばのお祭りに参加させていただくことを通して、徐々につくばでの活動を広げてきました。
歴代の活動については、また詳しくご紹介させていただきます!
例年通りに大越邸の改修・秋祭りを行うなかで、だんだん
これだけでいいのだろうか、、もっと深くつくばに関わり、建築学生であることを生かしてつくばに貢献したい!
という思いが強くなっていきました。
そんな中で一昨年、私たちのつくばでの活動を見てくださっていた、「旧小林邸 ひととき」という民泊のオーナーである野堀さんという方から、私たちに設計の依頼のお知らせが入り込んでまいりました!!
それは、大越邸のすぐそばにある「旧小林邸 ひととき」というつくばの古民家にお風呂を建設するというものでした。
「旧小林邸 ひととき」はつくば山のふもとにある、古民家を改修した民泊です。
のんびりできる土間。気持ちいい風が吹きます。
つくばを一望できる贅沢な眺め
古民家らしい心休まるお屋敷で、ここからみえる景色は絶景。建築学生としても大興奮の建物です。
野堀さんはこの旧小林邸をDIYで改修したり、景色の良いコワーキングスペースをつくったりなどアクティブに活動されている方です。
また地域の方が遊びに来たり、みんなでBBQをするなどみんなが集まる憩いの場ともなっています。
しかしこの建物、古民家であるが故にお風呂があまり大きくありませんでした。
お風呂を作りたいと思っても、なかなかDIYでは難しいのです、、、
そこで建築を学んだ法政大学赤松研究室にお声がけをいただき、
つくば・ひとときの良さを生かした、ひとときのはなれとなるお風呂を設計しよう!
というお誘いをいただきました。
学校では、いつも架空の設計しかできなかった私たち。実際に建つ建物の設計に、研究室一同大喜びでした。私たちの手で設計した建物で、つくばをもっと盛り上げたい、そんな思いでこのプロジェクトははじまりました。
お風呂を設計するにあたり、去年一年をかけて、学生でプロポーザルを行いました。
7チームに分かれて設計・プレゼンをし、最優秀を決めるというものです。
プロポーザルの様子
各グループ、つくばの様々な魅力を汲み取りながら長い時間をかけて設計しました。
審査には、「旧小林邸 ひととき」オーナーの野堀さん、つくばの建築士である大類さん、赤松佳珠子先生、1期生の杉原さんをお招きし、議論した上で最優秀賞が決定しました。
最優秀となったチームのプレゼン案
そこから細かいプランを練り、より具体的に設計をしていきました。構造から仕上げ・建具デザインまで、たくさんの方々の力を借りながらじっくり進めていきます。
大変なことも多いですが、ゼミ生総出で一つのものを作る楽しさを日々かみしめながら作業に取り組んでいます。
本当に貴重な経験にわくわくが止まりません、、!
研究室で図面修正の会議中、、
こうして設計したお風呂にみんなでつけた名前は、「ゆるりら」
大自然の美しさの中で、ゆるりとリラックスできるようなお風呂になりますように、、という思いが込められています。ここから、この「ゆるりら」の設計のこだわりをご紹介します。
私たちのお風呂は、「つくばの地域素材の活用」と、「中庭を用いた平面構成」という2つの軸を設けて設計しています。
お風呂利用以外も賑わう
平面配置図
ひとときのお屋敷に通ずる通路から、少し低い位置に建ちます。
通路側から、脱衣所、裸ゾーン(裸で移動するデッキ)、浴室と3つのゾーン分けをしています。
裸ゾーンは、蔀戸で開け閉めが可能。お風呂を利用しない時間は、上イメージのように居場所としてひらくことができます!
竹あかりやつくば石で他にない空間に
照明にもこだわっています!
裸ゾーンのある中庭部分には、つくばの地域素材であるつくば石や竹灯りを用いています。今後このようなインテリアを制作するワークショップも計画予定です。お楽しみに!
脱衣所と浴室の塀面積は合わせて9.9㎡と、小さめではありますが、11.3㎡の中庭があることで、解放感を感じられる広々としたお風呂になっています。家族でゆったりくつろぐ貸切風呂、贅沢です、、!
「ひととき」の世界観はそのままに、新しい居場所として賑わう
お風呂としてだけでなく、つくばだから、「旧小林邸 ひととき」だからこその空間体験をしていただくために細部までこだわったデザインです。ぜひ完成後、体験してください!
初回2022/5/22の集合写真 いちばん右の方が「ひととき」オーナー野堀さん
実はわたしたち、設計だけじゃありません。今年度で全9回つくばに訪れ、施工に携わっています!このために研究室全員おそろいのツナギを用意しました。(赤松研のロゴ入り!みんなのお気に入りです。)
敷地の初めの様子
暑い中、がんばっています!
施工のやり方から準備、実際の作業をプロの方に見守っていただきながら、自分たちで行ってきました。
敷地までの道が狭く機械が入らなかったり、土中から岩がたくさん出てきたりと、戸惑いながらも、試行錯誤して着実に進めていきます。
作業後、夜な夜な図面修正、、
現段階では、基礎まで完成!
安全で快適なお風呂になるよう、研究室全員で心をこめた施工をしてきました。これからはプロの大工さんや設備屋さん、ワークショップなどを通してつくばの皆さんと一緒に作り上げていく予定です。出来上がっていく様子や私たちの事などまた更新していきますので、ぜひお気に入り登録をしてお待ちいただけると嬉しいです!!!
みなさまから頂いた資金は、グッズ製作費・活動費をはじめとして研究室の学生がもっともっとつくばに訪れ、お風呂制作を進めていくため、そしてお風呂が完成してからも、「旧小林邸 ひととき」をはじめとしたつくばを盛り上げる活動を行う資金として大切に使わせていただきます。
長い記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
私たち赤松研究室は、日々課題やコンペ・研究室活動などで、「人々にとって居心地のいい空間は何か、大切な空間は何か」ということを考えながら、設計を行なっています。たくさんの仲間と議論し、試行錯誤しながら設計・施工をしました。
つくば、歴代赤松研みんなの思いが詰まったお風呂が、つくばの魅力の1つとなりますように。ぜひ皆さんとともに完成させられたら嬉しいです。
応援、よろしくお願い致します!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る2024年度赤松研究室お風呂プロジェクト 活動報告Vol4
2024/06/10 09:00こんにちは。法政大学赤松研究室です。先週の活動報告に様々な反応をいただきまして大変嬉しく思っております。ご連絡いただきました皆様ありがとうございます。さて昨年度はお風呂の完成が最後まで到達できず、初期の構想から大きく遅れをとっており、ご支援いただいている皆様にはご迷惑をおかけしております。大変申し訳ございません。4月より新体制になり今日まで着々と施工の方を進めて参りました。今年度の活動報告と、今後の予定について皆様にご報告です。【今年度の活動について】5月18-19日バタバタしていた4月もあっという間に過ぎ、5月に入り修士課程1年生(M1)も新生活にも慣れてきました!修士課程2年生(M2)からご指導いただきながら、M1が中心となってゼミ活動や、お風呂プロジェクトを行っています!今年度2回目の遠征では先月に引き続き、浴室・脱衣所・アプローチの施工を進めていきました。⭐︎浴室先月の投稿では、浴室外壁に目板(細い当て材)が取り付けきれていませんでしたが、写真のように完成しました!次に浴室の内壁を取り付けていきました。お風呂に入っている際に見える壁なので、時間はかかってしまいますが、今まで以上に丁寧に作業しております。またタイルを取り付ける作業も並行して行っています。一度タイルを並べて、カットする部分を確認している様子です。学年をこえて研究室一丸となって頑張っています!⭐︎脱衣所前回の遠征を終えて、土間デザインについてM1内でコンペ形式で検討し、小径の竹と瓦をふんだんに使った可愛いデザインに決定しました!そのデザイン案をもとに、施工を進めてきました。打設量が多く、丸一日かけての作業でしたが、無事終えることができました。是非お風呂に入る際には、入口の足元のデザインにも注目してみてください!加えて洗面台のデザイン検討を始めました。なるべく早く施工が開始できるよう頑張っていきます!⭐︎アプローチ前回の4月遠征から大きく作業が進みました!単管パイプの上に根太材を流し終わり、デッキ材の切り出しのために寸法を測りました。石垣の凹凸によってデッキ材の寸法が変わるため、しっかり測定をしてから、材の切り出しに入りました。そして切り出しを終えて1枚1枚丁寧に等間隔に置いていき、あと少しだけ取り付け作業が残っていますが、ほぼほぼ完成しました!!(達成感からかデッキに寝転んでしまいました笑)以上が5月遠征の報告となります。これからもお風呂完成に向けて頑張っていきたいと思います!今回も是非ご意見やゼミ生へのメッセージなどがありましたらご連絡いただけますと励みになります!そして4月以降の遠征の大まかな流れについて、上記は昨年度の遠征日を参考にどの程度遠征が行えるかを示したものです。昨年度より本プロジェクトにご賛同いただいております皆様には多大なるご迷惑をおかけしており大変申し訳ありません。重ねてお詫び申し上げます。一方私たちの作業は着実に進行しており完成の目処も立っております。何度も同様の報告となり大変心苦しいのですが、どうかあと少しだけお待ちいただけますと幸いです。今年度はより詳細な活動報告をお届けしていけたらと思います。お問い合わせやご質問は、いつでもご連絡ください。※次回7月第1週更新予定。「6月遠征の活動報告」(文責:修士課程1年 茂垣孝輔)【リターンに関するご連絡】①一緒にお祝い!プランでのオープン記念パーティー現在の目処として、2024年8月竣工→11月の秋祭りにてお披露目といった流れを予定しておりますので、ご支援いただいた皆様のご都合を考慮しながら、2024年10月頃に開催する予定です。開催日時や詳細についてのお問い合わせ/リクエストなどありましたら、ご連絡ください!②お風呂に入れる!宿泊プランでの旧小林邸ひととき宿泊券お風呂のお披露目が終了した、2024年11月以降の日程でのご宿泊でご利用いただく予定です。その前に使用したいという場合は、お風呂がご用意できない分の補填をさせていただきますので、別途ご連絡ください!③一緒にお祝い!贅沢プランでのオープン記念パーティ/当日のひととき宿泊券現在の目処として、2024年8月竣工→11月の秋祭りにてお披露目といった流れを予定しておりますので、ご支援いただいた皆様のご都合を考慮しながら、2024年10月頃に開催する予定です。スケジュールの都合上当日の宿泊が厳しい場合は、パーティの別日にご利用いただくことも可能です。④赤松研OB/OG限定!同窓会プラン⑤まるごと知れるBOOKプラン竣工後の作成となりますので、2024年11月以降のお渡しとなります。 もっと見る
2024年度赤松研究室お風呂プロジェクト 活動報告Vol3
2024/06/01 12:00こんにちは。法政大学赤松研究室です。先週の活動報告に様々な反応をいただきまして大変嬉しく思っております。ご連絡いただきました皆様ありがとうございます。さて昨年度はお風呂の完成が最後まで到達できず、初期の構想から大きく遅れをとっており、ご支援いただいている皆様にはご迷惑をおかけしております。大変申し訳ございません。4月より新体制になり今日まで着々と施工の方を進めて参りました。今年度の活動報告と、今後の予定について皆様にご報告です。【今年度の活動について】4月20-21日さて、4月は新生活の始まりの月です。前2回の活動報告は授業期間外でしたのでなんとなく修士課程2年生が中心となりつつありましたがここからは本当の意味で最終学年の始まりになります。ゼミ内の主導権も新M1に移行しつつ新しいゼミ体制でのお風呂プロジェクトが始まります。今回は4月に入り、他大学卒業後赤松研究室に入ってくれた新たなメンバーを加えた新体制での初めての遠征になりました。今後活動報告の中でも出てくるかもしれませんので乞うご期待ください!余談にはなりますが赤松研究室は本サイトとは別でブログを運営しており、そちらにはプロジェクト外でのゼミ生たちの日常が綴られておりますのでもしよろしければ覗いてみてください!https://akamatsulabohp.wixsite.com/homeそんな2024年度最初の遠征では、浴室・脱衣所・アプローチの施工を進めていきました。浴室浴室の施工についてはさらっとおさらいです。写真下部に見える外壁には目板(細い当て材)がついていますが、写真上部のはまだ取り付いていませんのでこちらを進めていきました。浴室周りの外壁が終わるといよいよ外壁周りがひととおり完了となります。次回の活動報告の時には完成しておりますのでお待ちください。(現在5月活動報告執筆中…)外壁は前回よりかなり詳し目に説明してきましたので重ねての紹介になりますが、ここまで着々と施工が進んでいます。建築の中でも大きく変化が分かりやすい部分でもありますので完成に近づいていると実感できますね。アプローチそして今回より大きく進捗が現れてきたのがアプローチの施工です。外壁の施工との兼ね合いで、長いことピンコロ基礎だけが取り残されていた階段からお風呂の脱衣所へと繋がるアプローチの施工が始まりました。まずは単管パイプを脱衣所入り口高さに合わせて組んでいきます。しっかりと水平を確認しながら単管パイプの上に根太材を長軸方向に流していきます。アプローチはここら辺の作業はみんなだいぶ慣れてきましたね。きっと全体が完成する時には見えてこない部分ですが、単管パイプと根太材との取り合いは写真のようになっています。絵に書いているときはどうってことないと思っていたのですが、実際に施工してみようと図面に起こしてみるとどうやって繋いでいくのが最適なのかと検討には少し手こずりました。こうした事態にはよく遭遇するのですがアプローチはその際たるものです。細い隙間に潜りながらも施工は着実に進み、目標としていたデッキ材の設置まで到達しました。少しばかり材が足りなくなってしまったのですがそちらは次に回します。こちらも次回の活動報告にはほぼ完成したアプローチの姿がお披露目できますので、あわせてお待ちくださいませ!脱衣所土間そしてもう一つ大きな仕事は、脱衣所の土間デザインです。前回よりラスカット(写真の黒い材)の切り出しが完了し、その上に打設されるモルタルと、埋め込むデザインの検討作業をはじめていきます。脱衣所土間のデザインにはお風呂の周辺にみられる竹と、かつての住居に使われていたであろう瓦の装飾をデザインに織り交ぜていきます。完成したお風呂の中庭には竹灯りが取り付けられ、目隠しには竹垣も利用されますが、なんといっても切り出してみた小径の竹が可愛いらしいのでこちらを土間デザインに取り入れることとします。今回は色々と並べてみてイメージの共有を行いましたが、こちらは持ち帰りゼミ内で検討作業をすることにしました。次回遠征での施工を目指してスタディをしていきます!外構外構についても少し、お風呂の施工が完了したら今度は外構についても少し計画を考えています。こちらについては秋祭りなどのお披露目以降、プロジェクトとしての一つのゴールを達成できたら新たに取り組んでいきたい心積もりではあります。今回は将来プロジェクトを先導していくであろう学年(学部4年生)も遠征に参加していましたのでみんなで現在の外構の様子を写真に撮ったり計測したりスケッチしたりと情報を集めていきました。以上が4月遠征の報告となります。今回も是非ご意見やゼミ生へのメッセージなどありましたらご連絡いただけますと励みになります!そして4月以降の遠征の大まかな流れについて、上記は昨年度の遠征日を参考にどの程度遠征が行えるかを示したものです。昨年度より本プロジェクトにご賛同いただいております皆様には多大なるご迷惑をおかけしており大変申し訳ありません。重ねてお詫び申し上げます。一方私たちの作業は着実に進行しており完成の目処も立っております。何度も同様の報告となり大変心苦しいのですが、どうかあと少しだけお待ちいただけますと幸いです。今年度はより詳細な活動報告をお届けしていけたらと思います。お問い合わせやご質問は、いつでもご連絡ください。※次回6月第1週更新予定。「5月遠征の活動報告」(文責:修士課程2年 宮澤諒)【リターンに関するご連絡】①一緒にお祝い!プランでのオープン記念パーティー現在の目処として、2024年8月竣工→11月の秋祭りにてお披露目といった流れを予定しておりますので、ご支援いただいた皆様のご都合を考慮しながら、2024年10月頃に開催する予定です。開催日時や詳細についてのお問い合わせ/リクエストなどありましたら、ご連絡ください!②お風呂に入れる!宿泊プランでの旧小林邸ひととき宿泊券お風呂のお披露目が終了した、2024年11月以降の日程でのご宿泊でご利用いただく予定です。その前に使用したいという場合は、お風呂がご用意できない分の補填をさせていただきますので、別途ご連絡ください!③一緒にお祝い!贅沢プランでのオープン記念パーティ/当日のひととき宿泊券現在の目処として、2024年8月竣工→11月の秋祭りにてお披露目といった流れを予定しておりますので、ご支援いただいた皆様のご都合を考慮しながら、2024年10月頃に開催する予定です。スケジュールの都合上当日の宿泊が厳しい場合は、パーティの別日にご利用いただくことも可能です。④赤松研OB/OG限定!同窓会プラン⑤まるごと知れるBOOKプラン竣工後の作成となりますので、2024年11月以降のお渡しとなります。 もっと見る
2024年度赤松研究室お風呂プロジェクト 活動報告Vol2
2024/05/25 12:00こんにちは。法政大学赤松研究室です。先週の活動報告に様々な反応をいただきまして大変嬉しく思っております。ご連絡いただきました皆様ありがとうございます。さて昨年度はお風呂の完成が最後まで到達できず、初期の構想から大きく遅れをとっており、ご支援いただいている皆様にはご迷惑をおかけしております。大変申し訳ございません。4月より新体制になり今日まで着々と施工の方を進めて参りました。今年度の活動報告と、今後の予定について皆様にご報告です。 【今年度の活動について】3月11-13日今回の遠征はこのお風呂プロジェクトの遠征が始まって以来の初めての3日間による遠征です。私たちの活動は通常授業期間内の土日で行うことを原則としておりますが、今回は春季休暇中の3日間を用いて遠征を実施しました。外壁班の今回の遠征では、前回記事で作業を進めておりました目板の取り付けから取りかかりました。目板とは羽目板同士のつなぎ目をふさぎ、同時に接続も行なう補助板のことです。これらを外壁の高さ寸法を図面や現場での実測値を参考にしながら高さ寸法を切り出していきます。切り出し前の目板の寸法も複数あります。無駄なく切り出せるように考えを巡らせながら寸法を書き出し、材を切り出していきます。遠征では毎回必ず決まったゼミ生が同じ作業をするわけではありませんので、各自が責任を持ち作業内容を理解し、判断をしていかなければなりません。本活動報告では現場での作業内容を主に伝えておりますが、以上のようにどのゼミ生でも作業に取り掛かれるように、遠征外でも週に1回のミーティングと木曜日に定例としてゼミ内報告を行い進捗確認や次回作業内容の共有等を行なっております。(普段のゼミに様子もまたの機会に記事に掲載してみるのも良いかもしれませんね)外壁のさらに裏には同縁という羽目板やボードを取付けるための材が取り付けてあります。写真右手前。同縁の上には羽目板。その羽目板の間を埋めるように目板を取り付けますが、同縁状に釘を打つためにまずはガイドとなる糸を張っていきます。写真は糸を張っている様子。(このあとしっかりとピンと糸を張っています。)目板は最終的には外壁の一番外側になるため、頭が落とせるタイプの隠し釘を用いて取り付け作業を進めていきました。最終的には釘がどこに打ってあるかわからないのでとても美しく仕上がります。そして3日にわたる作業の結果がこちら。目板が取り付いた外観の様子になります!目板寸法の綿密な検討が功を奏し、以前よりも引き締まった印象を与える外壁になってきました。12月時点と比較すると上記のようになります。雨水の侵入を防ぎながら意匠的にもとても有効に目板が取り付いたのではないでしょうか。 一方で羽目板班も、目板の作業に先行するように作業を進めていきます。こちらの作業は前回から引き続きになりますが複雑な箇所が続きますので作業は難航しますがとにかく着実に取り付けていきます。なかなか写真では確認の難しい裏手の外壁面も着実に施工が進められています。日が落ちてくるとぐっと視界の彩度が落ちると、木目の表情や材による明度の違いがよく見て取れて、とても美しい外観です。並行して進めている竹垣の制作も少し紹介します。模型写真の中央、ポリカの屋根の下手前と、中庭の奥には竹垣を設置予定です。この竹垣についても現場近くにある竹を用いて製作していきます。ここで用いる竹は2022年度の秋祭りの際に油抜きを行った竹を用いておりますが、重量の関係で竹の割りを細かく修正していきます。この作業は関わった卒業生も多くいるかと思いますので竹垣がどのように仕上がるか是非楽しみにお待ちください。今回の作業では以前試しに一度取り付けていた竹を取り外し、次回作業に向けてフレーム等の修繕に留めました。次回以降も引き続き作業していきますのでこちらの進捗報告も楽しみにお待ちください。以上が3月遠征の報告となります。今回も是非ご意見やゼミ生へのメッセージなどありましたらご連絡いただけますと励みになります!そして4月以降の遠征の大まかな流れについて、上記は昨年度の遠征日を参考にどの程度遠征が行えるかを示したものです。2.3月はこれまでは活動を行なっておりませんが、今年は例外的に行なってきました。これは新学期が始まってからの目処を立てるということのために他なりません。昨年度より本プロジェクトにご賛同いただいております皆様には多大なるご迷惑をおかけしており大変申し訳ありません。重ねてお詫び申し上げます。一方私たちの作業は着実に進行しており完成の目処も立っております。何度も同様の報告となり大変心苦しいのですが、どうかあと少しだけお待ちいただけますと幸いです。今年度はより詳細な活動報告をお届けしていけたらと思います。お問い合わせやご質問は、いつでもご連絡ください。※次回5月第5週更新予定。「4月遠征の活動報告」(文責:修士課程2年 宮澤諒) 【リターンに関するご連絡】①一緒にお祝い!プランでのオープン記念パーティー現在の目処として、2024年8月竣工→11月の秋祭りにてお披露目といった流れを予定しておりますので、ご支援いただいた皆様のご都合を考慮しながら、2024年10月頃に開催する予定です。開催日時や詳細についてのお問い合わせ/リクエストなどありましたら、ご連絡ください! ②お風呂に入れる!宿泊プランでの旧小林邸ひととき宿泊券お風呂のお披露目が終了した、2024年11月以降の日程でのご宿泊でご利用いただく予定です。その前に使用したいという場合は、お風呂がご用意できない分の補填をさせていただきますので、別途ご連絡ください! ③一緒にお祝い!贅沢プランでのオープン記念パーティ/当日のひととき宿泊券現在の目処として、2024年8月竣工→11月の秋祭りにてお披露目といった流れを予定しておりますので、ご支援いただいた皆様のご都合を考慮しながら、2024年10月頃に開催する予定です。スケジュールの都合上当日の宿泊が厳しい場合は、パーティの別日にご利用いただくことも可能です。 ④赤松研OB/OG限定!同窓会プラン ⑤まるごと知れるBOOKプラン竣工後の作成となりますので、2024年11月以降のお渡しとなります。 もっと見る
オープン記念パーティーご招待券+オリジナルグッズ での応援を検討していました。 当日参加できない場合、代替品の準備はございますか? オープン記念パーティーの内容はまだ公表できませんか?時間や内容が気になってます。
はじめまして。 こちらの3万5千円の支援をするにあたり、1泊2名まで となっていますが、2名だと7万ということになりますか?
大変失礼いたしました 2名分と記載ありました 2名以上の場合は もう1セットづつ支援ですか? 関心なアクセス知りたいです