はじめまして。

法政大学デザイン工学部建築学科 赤松研究室

です!

赤松研ポーズの集合写真

まずは数あるページの中から選んでいただき、ありがとうございます!

ひとまず、私たちの紹介から。

近年恒例の、赤松研バレーボール!

学年をこえてみんなで作業

私たちは大学で建築のデザインを主に専攻している研究室です。ゼミ生は学部、大学院生合わせて37名!なかなかの大所帯です。設計したり、遊んだり、設計したりと忙しく過ごしています。

赤松研は現在の大学院1年生が10代目。1代目から、茨城県のつくば市にて長期に渡る『つくばプロジェクト』を行なっています。


今回の目的は、

私たちがこれからつくばに建てるお風呂について知っていただき、私たちと一緒に作り上げてもらうこと。

きっと後悔させませんので、ぜひご覧になっていってください!

つくばプロジェクトの始まりは、つくば山のふもと、つくば道に面する、 “大越邸”。赤松研究室1期生の一人である杉原由樹子さんという方の、おじいさまのお屋敷でした。使われず廃れてしまった大越邸に手を加えることで、新しく生まれ変わらせたいという想いが私たちに芽生えました。

竹を敷き詰めて通り土間に改修(大越邸)

それからは定期的につくばを訪れ、大越邸を改修したり、つくばのお祭りに参加させていただくことを通して、徐々につくばでの活動を広げてきました。

歴代の活動については、また詳しくご紹介させていただきます!

例年通りに大越邸の改修・秋祭りを行うなかで、だんだん

これだけでいいのだろうか、、もっと深くつくばに関わり、建築学生であることを生かしてつくばに貢献したい!

という思いが強くなっていきました。

そんな中で一昨年、私たちのつくばでの活動を見てくださっていた、「旧小林邸 ひととき」という民泊のオーナーである野堀さんという方から、私たちに設計の依頼のお知らせが入り込んでまいりました!!

それは、大越邸のすぐそばにある「旧小林邸 ひととき」というつくばの古民家にお風呂を建設するというものでした。

「旧小林邸 ひととき」はつくば山のふもとにある、古民家を改修した民泊です。

のんびりできる土間。気持ちいい風が吹きます。

つくばを一望できる贅沢な眺め

古民家らしい心休まるお屋敷で、ここからみえる景色は絶景。建築学生としても大興奮の建物です。


野堀さんはこの旧小林邸をDIYで改修したり、景色の良いコワーキングスペースをつくったりなどアクティブに活動されている方です。

また地域の方が遊びに来たり、みんなでBBQをするなどみんなが集まる憩いの場ともなっています。


しかしこの建物、古民家であるが故にお風呂があまり大きくありませんでした。

お風呂を作りたいと思っても、なかなかDIYでは難しいのです、、、


そこで建築を学んだ法政大学赤松研究室にお声がけをいただき、

つくば・ひとときの良さを生かした、ひとときのはなれとなるお風呂を設計しよう!

というお誘いをいただきました。


学校では、いつも架空の設計しかできなかった私たち。実際に建つ建物の設計に、研究室一同大喜びでした。私たちの手で設計した建物で、つくばをもっと盛り上げたい、そんな思いでこのプロジェクトははじまりました。


お風呂を設計するにあたり、去年一年をかけて、学生でプロポーザルを行いました。
7チームに分かれて設計・プレゼンをし、最優秀を決めるというものです。

プロポーザルの様子

各グループ、つくばの様々な魅力を汲み取りながら長い時間をかけて設計しました。


審査には、「旧小林邸 ひととき」オーナーの野堀さん、つくばの建築士である大類さん、赤松佳珠子先生、1期生の杉原さんをお招きし、議論した上で最優秀賞が決定しました。

最優秀となったチームのプレゼン案

そこから細かいプランを練り、より具体的に設計をしていきました。構造から仕上げ・建具デザインまで、たくさんの方々の力を借りながらじっくり進めていきます。


大変なことも多いですが、ゼミ生総出で一つのものを作る楽しさを日々かみしめながら作業に取り組んでいます。

本当に貴重な経験にわくわくが止まりません、、!

研究室で図面修正の会議中、、



こうして設計したお風呂にみんなでつけた名前は、「ゆるりら」

大自然の美しさの中で、ゆるりとリラックスできるようなお風呂になりますように、、という思いが込められています。ここから、この「ゆるりら」の設計のこだわりをご紹介します。

私たちのお風呂は、「つくばの地域素材の活用」と、「中庭を用いた平面構成」という2つの軸を設けて設計しています。

お風呂利用以外も賑わう

平面配置図

ひとときのお屋敷に通ずる通路から、少し低い位置に建ちます。

通路側から、脱衣所、裸ゾーン(裸で移動するデッキ)、浴室と3つのゾーン分けをしています。
裸ゾーンは、蔀戸で開け閉めが可能。お風呂を利用しない時間は、上イメージのように居場所としてひらくことができます!

竹あかりやつくば石で他にない空間に

照明にもこだわっています!

裸ゾーンのある中庭部分には、つくばの地域素材であるつくば石や竹灯りを用いています。今後このようなインテリアを制作するワークショップも計画予定です。お楽しみに!


脱衣所と浴室の塀面積は合わせて9.9㎡と、小さめではありますが、11.3㎡の中庭があることで、解放感を感じられる広々としたお風呂になっています。家族でゆったりくつろぐ貸切風呂、贅沢です、、!


「ひととき」の世界観はそのままに、新しい居場所として賑わう

お風呂としてだけでなく、つくばだから、「旧小林邸 ひととき」だからこその空間体験をしていただくために細部までこだわったデザインです。ぜひ完成後、体験してください!



初回2022/5/22の集合写真 いちばん右の方が「ひととき」オーナー野堀さん

実はわたしたち、設計だけじゃありません。今年度で全9回つくばに訪れ、施工に携わっています!このために研究室全員おそろいのツナギを用意しました。(赤松研のロゴ入り!みんなのお気に入りです。)

敷地の初めの様子

暑い中、がんばっています!

施工のやり方から準備、実際の作業をプロの方に見守っていただきながら、自分たちで行ってきました。
敷地までの道が狭く機械が入らなかったり、土中から岩がたくさん出てきたりと、戸惑いながらも、試行錯誤して着実に進めていきます。

作業後、夜な夜な図面修正、、


現段階では、基礎まで完成!


安全で快適なお風呂になるよう、研究室全員で心をこめた施工をしてきました。これからはプロの大工さんや設備屋さん、ワークショップなどを通してつくばの皆さんと一緒に作り上げていく予定です。出来上がっていく様子や私たちの事などまた更新していきますので、ぜひお気に入り登録をしてお待ちいただけると嬉しいです!!!


みなさまから頂いた資金は、グッズ製作費・活動費をはじめとして研究室の学生がもっともっとつくばに訪れ、お風呂制作を進めていくため、そしてお風呂が完成してからも、「旧小林邸 ひととき」をはじめとしたつくばを盛り上げる活動を行う資金として大切に使わせていただきます。


長い記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

私たち赤松研究室は、日々課題やコンペ・研究室活動などで、「人々にとって居心地のいい空間は何か、大切な空間は何か」ということを考えながら、設計を行なっています。たくさんの仲間と議論し、試行錯誤しながら設計・施工をしました。

つくば、歴代赤松研みんなの思いが詰まったお風呂が、つくばの魅力の1つとなりますように。ぜひ皆さんとともに完成させられたら嬉しいです。

応援、よろしくお願い致します!


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/12/11 14:42

    お久しぶりです!法政大学赤松研究室です。久しぶりの投稿となってしまい、すみません。今年度の秋祭りにてお披露目予定とご案内していましたが、現在工程が終了しておらず、完成にはもう少し時間がかかりそうです。完成が非常に延びてしまっていること、そしてご報告が遅くなってしまったこと、申し訳ございませんで...

  • 2022/11/12 17:12

    こんにちは!赤松研究室です。まずは、支援してくださった皆さんのおかげで目標金額100%達成することできました。みなさん本当にありがとうございます。なお、次は100万円を目標に活動していくのでみなさんのご支援まだまだお待ちしておりますさて、ここからは本投稿のメインである「竹灯りワークショップ」の...

  • 2022/10/27 21:02

    こんにちは、赤松研究室です!現在も設計の調整や施工作業が続いていますが、プロジェクトを実現できたのはつくばの優しい方々が協力してくださっているからです。そこで今回は、現在プロジェクトに関わってくださっているつくばの方々のご紹介をしたいと思います!<旧小林邸「ひととき」オーナー 野堀さん>つくば...

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