シャルキュトリー(食肉加工)とパティスリー(菓子)の工房『サッカムセタナイ』 を開業準備中の髙橋広大と友里菜です。

数多くの魅力あるプロジェクトよりこのページに来ていただき、本当にありがとうございます。

私達は、「サッカム」というアイヌの食文化 「干し肉」を、現代の食肉加工技術や食文化に合わせ、北海道の魅力的な食材をふんだんに使いながら、風土を生かした製品作りを目指します。
また、食のトータルコーディネートとし菓子製造も行います。「前菜からデザートまで」をモットーにこの北海道の自然豊かな小さな町よりお届け致します。


ご覧いただき、ご支援いただき本当にありがとうございます。
皆様のご支援で、私たちが考えても見なかった期間で第一目標金額を達成する事ができ、次に掲げたネクストゴールも達成させて頂きました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
クラウドファンディング 公開は12月末までとなっております。引き続き、活動報告などで更新しながら皆様に見守っていただける様、運営させて頂きます。
また今回が新規開業となるため、他にも多額の資金が必要になります。私たちの想いにご賛同いただけましたら12月末の公開期間まで引き続き、ご支援をよろしくお願い致します。
皆様のご期待に応えられる様、お店作り、より良い製品づくりを目指し、精進していきます!!

何よりサッカムセタナイを、またこの地域の事を、より多くの方に知ってもらえるきっかけになればと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします!

本当に、ありがとうございます。

シャルキュトリー(食肉加工)の出会いと経験
私(高橋広大)が、フランスでの修行中に感動したもの…それは生ハム(ジャンボンクリュ)やドライソーセージ(ソシソンセック)などの食肉加工品(シャルキュトリー)でした。

修行したMaison Conquet

食文化で根付いている食肉加工品に魅せられた私は、これを日本で作りたいと考えるようになりました。
しかし、日本にそのままヨーロッパの食文化をインポートしただけでは、コピーで終わってしまうのではないか…

そんな時知ったのが北海道で語り継がれてきた、アイヌの食文化「サッカム」でした。
『サッカム』は鹿肉などを乾燥熟成させた乾燥食肉製品です。正にこれは生ハムやドライソーセージなどに繋がる食文化ではないか?と私は考えました。

そして、私がフランスで学んできた食肉加工の技術と知識で、現代の食文化と嗜好に合わせた進化させたサッカムを作り出すことで、北海道の食文化をより豊かにして北海道をさらに魅力ある地域にできるのではないかと思いたったのです。

ドライソーセージ製造

故郷せたな町は、古くから自然エネルギーが使われてきた町

私の故郷「北海道せたな町」は北海道の南渡島半島に位置し、大地と海の幸に恵まれ、四季折々の豊かな食材にあふれています。
高校を卒業後、全国各地、海外にも出ていましたが3年半前にせたな町に帰ってきました。いろいろな土地を見てきて、よりせたな町の素晴らしさを実感しています。

風の町としても知られ風力発電が盛んな地域でもあります。
町内には、24機もの風車が建っており、全国に送電されています。


せたな町太櫓地区には魚を貯蔵するのに使われた洞窟があります。
昭和22年頃、この地区でヒラメが大漁に獲れ、貯蔵するために冬、凍った川から切り出した氷を洞窟に運び入れ氷室として活用していました。今は使われていませんが、面影が伺えます。


この地域ならではの、食文化と呼べるような製品を作ることができないものか…
そんな時、私達はある建物に出会ったのです。

この建物がある地域は約30年前に自然エネルギーを活用し脱化石燃料を謳った別荘地として、当時珍しかった風力発電などと同時に開発が行われた場所にありました。
水を貯蔵し冬の間に凍らせて、氷の冷気を利用して春から夏にかけての別荘地の冷蔵庫(氷室)としての役割を担う筈でした。しかし、1993年の北海道南西沖地震などの影響により別荘地自体の開発が中止してしまい、現在は建物が数棟残る場所となってしまったのです。

氷室の横にあった巨大風車


私は常々、製品はその土地の風土により美味しくなると考えてきました。
まさに『せたな町』の風土を表すかのようなこの建物との出会いは本当に奇跡と思っています。
氷室を活用し、おいしい「サッカム」を作り北海道の新たな食文化にする事が目標です。

その目標への第一歩として、工房を建て独立開業し製品を作れるようにします。
まずは、ものを作れるようにしなければ何も進まない!
決心してからようやく、この氷室の建物を食肉加工製造、菓子製造、店舗に分けて改築工事に取り掛かれました。
決して大きくはない建物を2フロアに分け、なんとか収まる設計になりました。
工房において一番重要な生ハム、ドライソーセージの熟成庫には冷水を循環させて室内を安定的に冷やし、後に氷室の仕組みにコミットできる『PSカンティーナ』という設備を用います。
ラジエータの中に10℃前後の冷水を循環させ、涼しい空間をつくることで周囲の空気温度が多少変化しても、モノの温度は安定が保たれます。ゆっくりと熟成させたい食品の貯蔵や、保冷環境に適した設備です。
PSカンティーナとは 温度と湿度の専門企業 ピーエスグループ

立ち上げに際して、建物を始め機材や運送費、包装資材、初期契約費、仕入れ…等々。
想像以上の資金が必要でした。その難関を少しずつクリアしやっとここまで来れたところです。
あと少し、みなさまのお力をお借りできれば有難いです。
この度は生ハム、ドライソーセージの熟成製造に関わる資金に充てさせてもらいたく思います。

PSカンティーナ 
システム部材(室外機含) 一式 1,711,700円(税抜)         
工事用部材(銅管等)一式 592,000円(税抜)
↑合計2,203,700円をネクストゴールに設定します!
キャンプファイア 手数料
材料、配送料
↑プラスになれば有難いです!


私達の挑戦を応援いただける皆さまに、10種類のリターンをご用意しました!
どれもサッカムセタナイ自慢の品揃えです。

また、私達はこの北海道せたな町から、世界に発信できる商品づくりを目指します。
そのために多くの事業者の皆さんとも繋がりたいと考えておりますので、食品・飲食業界や、酒類事業者の方にも応援いただければ本当に嬉しいです。味には自信がありますので、気に入っていただけると信じています!
もちろんサッカムセタナイや北海道ファンの皆さんも大歓迎です!皆さんと一緒に地域を盛り上げていきたいと思いますので、私達の活動報告を定期的にお知らせします。

私達家族が、せたな町に移住してから3年半が経ちました。
昨年、この場所で工房を造ると決めてから、地域住民の皆さまや、これまでのお客さまなど、多くの方に支えられ、やっと開業目前まで来ることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
一方、物価や資材高騰により、全ての機材が思うようには整備できたわけではありませんでした。

この素晴らしい地域で、北海道の魅力的な食材と、風土を活かした製品作りをしながら、いずれは”自然エネルギー”を活用した製造方法も視野に入れ、より多くの商品と新たな食文化を皆さまにお届けしたいと、私達は考えています。

そのために、今回のクラウドファンディングで、みなさまのお力をいただきたいと考えています。
また、このクラウドファンディングをとおして、私達の商品だけでなく、北海道にある食文化全体も盛り上げていきたいと考えており、地域に根ざして食文化を支える仲間作りも進めていきたいです。経済的なご支援はもちろん、SNSなどでサッカムセタナイやこのクラウドファンディングをご紹介いただくことも、私達にとって大きな追い風になります。食を通して輪が広がることを願っています!

2023年9月中旬 建物着工開始
   12月下旬 2F 店舗・菓子製造室 完成
         菓子部門から製造・販売スタート
2024年1月   1F 食肉加工製造室 完成
     2月〜  製造・販売スタート
    春〜  グランドオープン

建物完成イメージ図


店舗へ続く道の丸太塗りを自分たちで


外階段の基礎作り


子供達もお手伝い



氷室だったので断熱材がびっしり 一度剥がして再利用していきます

髙橋 広大(たかはし こうだい)
北海道せたな町生まれ東海調理製菓専門学校を卒業
東京アルジェントASO入社イタリア料理に携わる
Chateau de Vigny SASにて 調理教師になり、渡仏
Michel BRAS(Laguiole)
TAILLEVENT(Paris)
Christopher COUTANCEAU (La Rochelle) をはじめフランスの星付きレストランで修行
帰国後はミシェルブラス洞爺で自然に溢れた料理を学び、再び渡仏Michel BRAS(Laguiole)にて料理人Michel BRAS氏から師事
またMaison Conquet(Laguiole)にて食肉加工を学ぶ
その後『京都いと』のフランス料理部門、料理長としてお店の立ち上げに参加、その後ミシュラン一つ星を獲得
2020年に実家の有限会社 高橋畜産にて養豚業と食肉加工業に従事し加工に生かすため、飼育を経験
サッカムセタナイ独立開業準備中


髙橋 友里菜(たかはし ゆりな)
京都生まれ 浜松育ち
東海調理製菓専門学校にてフランスへ留学
Chateau de Vignyで半年、フランス菓子を学んだ後、現場にて修行
Le Chardon Bleu(Saint Just Saint Rambert) ルレデセール加盟店にて修行
Christopher COUTANCEAU (La Rochelle) 星付きフランス料理 デザート部門担当
帰国後、地元浜松の Patisserie Abondance フランス人シェフのもとで勤務
ミシェルブラス洞爺 レストランデザート部門担当
出産を経て京都ライオンカフェに勤務 商品開発やマーケティングを経験
2020年に有限会社高橋畜産で食肉加工と菓子製造に従事
農業の現場を知り、地域の美味しい食材の裏にはフードロス問題がありその一助になる商品開発、製造を行う
サッカムセタナイ 独立開業準備中

Bernard Heberle氏
浜松市 Pâtisserie Abondance
 オーナーパティシエ
Découvrez l'endroit où gourmandise et tradition se rencontrent! C’est un lieu de délices artisanaux qui éveilleront vos papilles à chaque bouchée. Des saucissons faits maison aux pâtisseries fraîches du jour, ils vous offriront une expérience culinaire inoubliable. Venez savourer le mariage parfait entre la saveur de la charcuterie et la douceur des pâtisseries. Un festin pour les sens vous attend, alors n'hésitez plus, explorez un monde de délices qui éveillera vos sens à chaque visite. Tous nos vœux de réussite.
訳 )美味と伝統が出会う場所を発見しよう!一口食べるごとに舌鼓を打つ、職人技が光る美味の数々。自家製ソーセージから焼きたてのペストリーまで、忘れられない食体験をお楽しみください。シャルキュトリーの風味とペストリーの甘さの完璧なマリアージュをご堪能ください。五感のご馳走があなたを待っています。さあ、訪れるたびに五感が目覚めるような喜びの世界を探検してください。
ご成功をお祈りいたします。


大河原 謙治 氏
Auberge TOKITO ときと
総支配人 料理長

最高の優しい美味しさのシャルキュトリーとペイストリーが味わえる。「サッカムセタナイ」最高峰のフランス料理を学び唯一無二の味を創り上げた二人。
シャルキュトリー高橋広大くんは、フランス料理で培った天才的なセンスと素晴らしい塩加減で生ハム、ドライソーセージ、ベーコンを料理人だからこそ出来る味を味わえる一品一品を作り上げる。
ペイストリーの高橋友里菜さんも、最高の技術でその土地の食材たちを使って最高のケーキやお菓子たちを作り出す、キレイで可愛くて優しい味わいのケーキやお菓子たち
どれもこれもリピート間違いなし。
オススメは、潮トマトのパートドフリュイです!!
皆さんにも、是非この二人の心のこもった優しい美味しさを味わっていただきたい。



メッセージいただいき、ありがとうございます!

サッカムセタナイ 北海道久遠郡せたな町北檜山区太櫓416−19
お問い合わせ LINE公式アカウント「サッカムセタナイ
開業予定 2023年12月


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
皆様のお力をいただき、魅力あるお店「サッカムセタナイ 」を作り上げていきます。
どうぞ、よろしくお願い致します。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-In方式で実施します。目標金額に満たない場合でも、計画の実行及びリターンをお届けします。

  • 2024/03/25 10:25

    ご無沙汰しておりました。ご報告です。1階の食肉加工製造室も無事、内装工事が完成し、機材が全て入りました。先週、保健所の審査があり結果待ちの状態です。許可がおりましたら、いよいよ製造スタートとなります。1月よりお菓子のみでスタートさせ、二人で進めてきました。お肉も始まったら二人で大丈夫なのか?!...

  • 2024/02/27 20:41

    食肉加工の工房もだいぶ最終段階に入ってきました。PSカンティーナの設備の取付けが始まっています。完成に近づくにつれ色んな思いでいっぱいです。完成をお楽しみに。

  • 2024/01/28 21:21

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

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