ご挨拶

はじめまして『Bistro RIKYU』の角田です。

この度は数あるプロジェクトの中から、こちらをご覧いただきありがとうございます!

昨年クラウドファンディングで多大なご支援を戴き、2022年2月、湘南藤沢でレストラン『Bistro RIKYU』を無事に開業することが出来ました。あらためて御礼申し上げます。

皆様のお陰で無事にオープンから1年7ヶ月を迎え、今回は長年研究を続けてきた魅力的で美味しい昆虫の数々を届けたいとの思いで、再びクラウドファンディングを企画しました。ご覧いただければ幸いです。


食べ物の選択肢が豊富にある中で、あえて昆虫を食べる理由

将来の食糧不足に備えてと言われても、現代の日本に於いては食べ物の選択肢が豊富にある中で、あえて“虫”を選ぶ必要はないかもしれません。

あえて昆虫を食べる理由は「どんな味だろう」「○○が食べていたから気になる」等が理由で興味を持つことが多く、それは未知なるモノへの《好奇心》からくるものだと思います。

日本でも元々食文化として昆虫食が根付いている地域もありますが、そういった伝統や文化的な背景がない場合、唐突に食糧危機に備える為、環境の為、栄養面でと言われても、いざ昆虫を食べてみようと試みることはなかなか容易なことではありません。

最初の一歩を踏み出すには未知なるモノへの《好奇心》それを掻き立てる興味を湧かせる《商品》を作れないかと今回プロジェクトを立ち上げました。

昆虫食はゲテモノ?伝統食?本当に必要なの?

とはいえ、今まで食べてこなかったものを試す際には少しの勇気が必要だと思います。一般的に昆虫は「気持ち悪い」「不衛生」等のマイナスイメージが強く、誰しもが容易に口に運ぶことは少々難しいです。

日本で昆虫食が有名な地域として、群馬県や長野県の一部地域が挙げられる他、世界でもアジア、中南米、アフリカ等では一般的な食材として食べられていて、食材として決して珍しいわけではありません。だからと言って今まで昆虫を食べ物として見ていなかった人にとっては、口に入れる対象として対極に近い位置にあったわけですから、「じゃあ食べてみよう」となるにはなかなか難しいのが現実です。


近年昆虫食が注目されるようになった背景には、2013年にFAO(国連食糧農業機関)が食糧危機の解決の為に昆虫食を推奨したことが契機であり、その後国内外でも昆虫食への注目が高まりをみせ、様々な場面で目や耳にする機会が増えました。

昆虫食の一般的なイメージがゲテモノから良いものとして伝えられることも多くなりましたが、好意的に捉えられない限りは変わらずゲテモノであり、受け入れられれば“新しい”“面白い”食材になるのだと思います。

絶対に必要な食材と言うことはありませんが、私は選択肢のひとつとして“新しい”“面白い”それに加えて“美味しい”食材として受け入れることが出来たので、一般の食材(肉、魚、野菜等)同様に店舗で昆虫も扱ってみようと試みました。

店舗として昆虫食を扱う難しさ

しかし…。昆虫食に興味を持ち来店してくれる方がいるものの、現実は昆虫を嫌がる方も多かった為に一般の食材として共存は簡単ではありませんでした。地方都市でニッチな需要である昆虫を扱う事は、相応のリスクも併せ持つと気付かされる事となりました。

新しい食材として昆虫の研究を続けながら、どう通常の営業との両立をしていくか?

悩んだ末に、非昆虫食の方にとってはメニューで目にする事ですら抵抗があること。昆虫食を目当てに来店する方にとっては、それまでの一部のメニューでは物足りない等の声を受け、通常メニューからは昆虫の表記を外し、希望の方には別紙での昆虫メニューを提示することに。

更に、昆虫食を小出しにせず、事前に開催日を告知して【完全予約の昆虫食のフルコース】を実施。

結果として、昆虫食を求めていない方には目にする機会を極力減らし、昆虫食を楽しみたい方にはより満足度の高い料理を提供出来るようになりました。


求めている人に質の良い料理と楽しい体験を

期間を空けての定期開催も10月に第5回を数え、ありがたいことにコース自体のリピーターさんも増え様々な繋がりを持つことが出来ました。

興味や関心のある方に質の良いものの提供を続けることで“美味しい食べ物のひとつ”として認識してもらい魅力を伝えていけるのではないかと思います。

定期開催の昆虫食フルコース以外にも、夏は採って食べる【蝉会】や産地ごとの【コオロギ食べ比べ】開催、店舗外の昆虫食イベントにも出展・参加し、集まった沢山の方達の声を聞くことが出来ました。


店舗を構えて約1年と7ヶ月、食として昆虫と向き合って来た中で感じたのは、将来に備えてや環境や健康の為にと頭で考えるより、シンプルに美味しい楽しい新しい経験をする手段のひとつが【昆虫食】なのだと感じています。

これからの向き合い方を決める為のチャレンジ

実店舗を運営していて昆虫食の難しさを感じるのは、来店してもらえないとなかなか魅力を伝えられないことがあります。

興味を持ってお店で食べていただいた方には概ね好評を頂いているのですが、地方都市なこともあり昆虫を求めて頻繁に来店できる方には限りがあります。興味を持ちながらも来店機会がない方にどうしたら伝えられるかと考え、今回のプロジェクトを立ち上げました。

今回目標が達成することが出来ましたら、昆虫食のネット販売を開始し、面白くて美味しい商品を皆様に届けられる様に準備致します。

もしも目標未達成となってしまったら、研究は継続するものの外販はせず、店舗内外のイベントを中心とした活動に留めます。

今までの集大成であり今後を決めるチャレンジ。

是非ご支援をお願いいたします‼︎


リターンについて

昆虫は美味しい!そう言ってもらえるような魅力的な商品をご用意しました。


コオロギチーズサブレ

味と食べやすさに拘ったチーズサブレ。コオロギパウダーを約10%配合し、コオロギの風味とチーズとバターが合わさったサクサク食感のサブレ。見た目での虫感は全く無く、初めての方でも非常に食べやすいサブレです。イベント出店時の人気ナンバーワン。塩味でおやつにもおつまみにも。

・ビールで仕込んだ“ローストコオロギ”

コオロギを漬け込む際の水分に贅沢にビールを使用。10種類以上のスパイスで味付けした国産コオロギをサクサクにロースト。ビールに合う食べ物としてビーフジャーキーやベーコンから着想を得たビールに合うコオロギ。

・昆虫ミックスナッツ“異物昆入”

ローストしたナッツにコオロギ、カイコ、オオスズメバチを混入したミックスナッツ。昆虫はそれぞれ味付けし、一袋で沢山の昆虫と出会えるとってもお得なミックスナッツ。ついつい手が出ます。

・ローストオオスズメバチ

危険な昆虫とされる日本原産オオスズメバチの成虫のロースト。スズメバチに下味をつけ、カリカリにローストしたインパクト大の一品。口に入れるまでは勇気が必要ながら、塩レモンの味付けでスズメバチの味と相まってなかなか美味。イベント時に毎回売り切れる人気商品。


スケジュール

2023年10月  クラウドファンディング終了
2023年11月  リターン品の発送


資金の使い道

設備費:約4万円

商品制作費:約9万円

広報費:約3万円

CAMPFIRE掲載手数料・決済手数料:約4万円

※目標金額20万円達成時


最後に

長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございます。

なんで昆虫を食べるのか?食べる必要があるのか?昆虫を食材として扱いながら、好んで食べる人や聞いただけで嫌がる人をみながら思ったのは、結局のところ食べたい人が食べればいいのではないか?ということでした。

昆虫に限らず、いいものだと誰かに勧められても嫌なら食べる必要はないですし、逆に誰かが不味いと言ったものでも、食べたいと思えば自ら口にすればいい。

そういう意味では昆虫も他の食材と同様であり、特別でも何でもないただのひとつの食材なんだと思います。

私は昆虫の美味しさを少しだけ知っているので、その良さを伝たいし、少しだけ共感してもらいたい。

その為に、より美味しく出来るよう研鑽します。

初めて口にする食材が美味しかったら、食べる楽しみがひとつ増えて、人生が少し、豊かになる。

そんな気がします。


昆虫食に対しては賛否両論あるのは承知しておりますが、少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。

一緒に楽しんでいきましょう!


■店舗の情報

◇住所◇

神奈川県藤沢市南藤沢7-10グランドール藤沢2F BistroRIKYU

◇営業時間◇

平日ランチ11:30~14:30

ディナー 17:30~22:00

土曜祝日 15:00~22:00

定休日 : 日曜定休


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

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