初めまして。数あるプロジェクトの中から、私を見つけていただきありがとうございます。立教大学経営学部3年の、梅田ゆりかです。

3月16日(金)から3月18日(日)まで、スタジオ空洞(池袋)にて行われる
合同企画公演「空洞」(詳しくはプロジェクト後半にある「▼公演の詳細」をご覧ください)

の広報担当として、今回クラウドファンディングに挑戦します。

ーあなたは、舞台を観たことがありますか?

私が初めて観た舞台は、中学校の修学旅行、初めての東京で観た、劇団四季のライオンキングでした。初めての舞台に、私は圧倒されました。鳥肌がずっと止まらないほど躍動感あふれる音楽。留まることを知らず、次々と予想もつかない姿になっていく舞台の景色。二階席にいるはずなのに、役者さんの感情が直に私まで届きました。子役の子が噛んだ時には感動しました。これは今、本当に目の前で、人の力で、出来上がっているんだと。
大学では演劇サークルに入り、私はすっかり演劇に魅了されました。観るのもやるのも、楽しくて楽しくて仕方がなかったからです。

「毎日忙しくて疲れたな」
「思いっきり泣きたい」「思いっきり笑いたい」
「最近暇だな、なんか面白いことないかな」

あなたがこんな風になった時、実際に楽しむのはライブや映画かもしれません。

けど、その選択肢に演劇があった時、あなたの日常は、もっと素敵になると思うんです。
まずは、何故演劇なのかを説明させて下さい。

演劇には、大きな価値と、大きな問題があります。

大きな問題は、作る側の人たちは、「演劇を作り続けていくことが難しい」ということです。就職をせずに演劇をやっている人たちはみんな、練習と同じ時間か、それ以上の時間、バイトをしながら生活していることを知りました。演劇はまだまだ、「生計を立てられる」ようなものではありません。

《木根優大過去作品『そして人生はつづく』の一場面》

そして大きな価値は、演劇がくれる感動の大きさです。
演劇を観たことがなくても、きっと観たらあなたは「こういうのが欲しかった!」と言います。それは、人が一生懸命頑張る姿への感動かもしれないし、全てが目の前で繰り広げられていくワクワクかもしれないし、その場でお話にマッチしていく音楽や照明への衝撃かもしれません。演劇には楽しみ方がたくさんあるし、そのどれもがあなたに直接届くから、どんな人でも自由自在に楽しむことができるんです。

こんなにも大きな価値があるのに、上のような大きな問題から、演劇の価値は、埋もれていく現状にあります。

だから私は、このプロジェクトを企画しました。あなたの初めて、もしくは久しぶりに観る演劇になって欲しい、そんな演劇を作る人を紹介します。是非、観に来て下さい。あなたにとって今までにないあなただけの楽しみを、お届けします。

ここから少し、具体的な話に入っていきます。既に「観てやんよ!」と思ってくださった方は、リターンの選択(実際の予約よりお得です)をお願いします!

 演劇は何故、埋もれていく現状にあるのでしょうか。

私は大きく三つの要因があると考えています。
・どんな人がいるのかわかりづらいこと
・何が楽しいのか、わかりづらいこと
・以上二つのことをわかりやすくする人やモノがないから、「よくわからない」「怖い」「小難しそう」といったハードルばかりが上がっていること

これから紹介する合同企画公演「空洞」とそれに参加する”キノパカ企画”は、この3つをどうにかした上で、上に書いたような感動を、あなたにお届けします。


木根優大さんが脚本と演出を務める創作団体です。しかし木根優大さん以外に固定化されたメンバーはおらず、公演ごとに参加者を募集するというやり方で創作を行なっています。先に脚本があって、それに合わせて役者を集めるという方法ではなく、先に役者がいて、稽古場で役者と関わりあいながら脚本を書くという創作方法をとります。その為、『俳優からの依頼を受けて、その俳優の為に作品を作ったり、公演を行ったり等、人との出会いから成る作品づくり』を大切に活動しています。

彼はこれまで、サークル関係でコメディ作品をいくつか、キノパカ企画を作ってから、初演・再演の「ひとりで生きる」、サークル公演「そして人生はつづく」では500名近くの動員数を誇りました。
「演劇は身一つで表現できる」という考えのもと、身体をいかし、彼が好きな音楽にこだわった作品を作っています。

《木根優大過去作品『そして人生はつづく』の一場面》

何故私がこの団体をオススメするかというと、この団体の作品を観た人、関わった人たちが、今までにない「こんなことがやりたい」「こんな風にやりたい」を持ち、生き生きとしてそれを実現していくのを、私は何度も見てきたからです。その秘密は、上に書いてあるような、彼の作品づくりや人との関わり方への姿勢でした。例えば、観客の一人だった友人が「この作品に出演したい!」と言ってできたのが、『ひとりで生きるなのです。 

《木根優大過去作品、再演『ひとりで生きる』の一場面》

今回彼とクラウドファンディングという形で企画したのは、演劇を観るだけではなく、参加する形であなたにお届けすることで、少しでもあなたとの距離を縮めたかったからです。詳しくはリターンの方を見ていただけるとわかると思いますが、あなたが少しでも参加できるリターンを用意しています!

そんなキノパカ企画が今回、ある企画に作品を持ち寄ります。

▼たくさんの楽しみ方、ご用意しました! 

次に、「何が楽しいのか」についてです。今回の公演は、木根優大と意気投合した関田育子さんとの合同企画です。関田育子さんもまた、役者と関わり合いながら作品を作っていく人であり、二人とも色んな人と関わろうとしているからこそ、作品のハードルを低くしようとしています。

その試みとして、
①食べ飲みOK

ちょっとしたお菓子をつまみながら、何かを飲みながら演劇を観れます!具体的な形式は後日告知させていただきますが、気軽に演劇を観ましょう!自由にくつろいだ状態でこそ楽しめる演劇をお届けします。

②いつでも練習(稽古場)に遊びに来れます

私たちは稽古場を開放しています。[engekikakeru@gmail.com]やtwitter[@kudo_____0316]からご連絡いただければ、稽古場に招待させていただきます。「実際どんな感じなの?」「最近暇だしな」「なんか楽しいところに行きたいな」という方、是非是非お越しください!和気藹々とした稽古場です。私もよく、みんなが稽古しているのを眺めながらただお菓子を食べていたりします笑。

③参加メンバーとの打ち上げ(リターン)

メンバーと、木根優大と、ゆっくり楽しく喋れる機会を用意しました!新しい友達を見つけたり、木根優大と喋ってみたり、もちろん美味しいご飯や飲み物もあります。リターンからの参加とはなりますが、あなたとせっかく喋れる機会、絶対に楽しいものしますので、お気軽にご参加ください!

④その打ち上げからでも、どこからでも、「参加する」相談できます!!

本当にお気軽に、「楽しそうかも」「やってみたいかも」「とりあえず次に何かする時は声かけて欲しいかも」くらいで大丈夫です!ちょっとでも気持ちが動いたら、是非是非相談しましょう!もちろん「出演したい」「スタッフやりたい」「こんなのどうですか?」なども大歓迎です!!

それでは一旦公演の詳細に映ります。この後も、リターンなど重要な情報が続きます。

▼公演の詳細

【日程】
3月16日(金)18:00
3月17日(土)13:00/18:00
3月18日(日)14:00
※全日程、途中休憩中の入退場は自由です。各作品ごとの日程に関しては画像のタイムテーブルをご参照下さい
※開場は開演の30分前です。

【場所】
スタジオ空洞(JR線・東武線・西武線・東京メトロ各線「池袋駅」西口下車 徒歩7分)

【出演】
《木根作品》「忘れられる人々」
脚本、演出:木根優大
出演:石川絵理、横山媛香、上谷圭吾、長山浩子、吉崎絵莉香、山本美津、橋本季拡、佐藤幸輝

《関田作品》「人々の短編の集」
出演:黒木小菜美、小久保悠人、長田遼、我妻直弥
作家:黒木小菜美、関田育子、長田遼、我妻直弥
演出:関田育子

【チケット料金】
前売券:1500円
当日券:2000円
※一枚のチケットで二作品ともご覧いただけます
※中高生は無料でご覧いただけます。受付にて学生証の提示をお願い致します。

ご予約

▼観客だけでなく、参加者になりませんか?

私は何より、あなたにこのプロジェクトを支援していただくことで、「参加者」になって欲しいんです。それは「演劇は、観るより関わる方が楽しい」からです。何故なら、演劇に、必須スキルはありません。いらない考えもありません。いらない演劇もなければ、「こうじゃなきゃダメ」もありません。あなたの身一つがあれば参加することができます。「何かしたい」全部叶います。むしろ、あなたの感情や人生は、演劇と、あなたにしかできない化学反応を起こすことができるんです。だからこそ、こんな「あなた」に関わってほしいんです。

私たちは上に少しでもあてはまる全ての人に関わってもらえるように限りなくオープンな状態を目指しています。一緒に話しましょう、簡単なゲームをしましょう、体を使って遊びましょう、一緒に作品を作りましょう、どんな風にその作品を人に届けるか考えましょう。あなたにしかできないことが、演劇にはまだまだたくさんあります。

参加しやすいリターンもたくさんご用意しましたので、以下をご覧ください。

▼あらゆる人に、少しでも演劇が身近になるように

①支援していただいた全ての方を、後日HPやSNSに載せさせていただきます!

リターンの種類がどんなものであれ、支援は今回の公演に参加していただいたも同然です!是非あなたのお名前を、HPやSNS(twitter,Facebook等)にて、紹介させて下さい!

②引換券

今回の公演、そして今後のキノパカ企画作品を無料で観ることができる券です。まずは何より観に来て欲しいんです。金額によって枚数が異なりますが、基本的に実際に予約するよりもお得です。もし行けなくなってしまったら友達に譲ることも可能です。リターンを登録してくれた方に、こちらからシークレットコードを送らせていただく形になりますので、友達に譲る場合、こちらのシークレットコードを共有する形となります。3月16日に観に来たい!という方でも確実にシークレットコードをお届けいたしますのでご安心ください。

③ワークショップ

あなたが個人でも、どこかの学校の生徒でも、先生でも、社会人でも、どこかの団体の方でも、どこにでも、ワークショップをしにいきます!普段キノパカ企画の練習の際行われているゲームなどを行います。演劇体験をすると共に、友達と、職場の方と、同級生と、新しいコミュニケーションの仕方をすることで、今までにない楽しい時間を過ごすことができます。具体的な内容は

・ペアの相手をお互いに知り合って、お互いに紹介する『他己紹介』
・言葉と頭を使ったゲーム
・言葉と体と想像力を使って自分にあった出来事をみんなにお話する
・みんなのアイデア、お話を聞きながら、みんなで一つの景色を作る

といったものです!

④DVD・脚本

キノパカ企画過去公演、初演『ひとりで生きる』、再演『ひとりで生きる』、サークル公演『そして人生はつづく』、そして今回の『忘れられる人々』。それぞれお好きな作品を選んでいただき、脚本とDVDをセットでお届けします。DVDはホームビデオで撮ったものなので、画質はあまりよくありません。実際に会場に来ることはできそうにないけど、ご興味を持ってくださった方は、是非是非こちらをご利用ください。

【3月6日追加】

⑴スタッフ体験券

\限りなく簡単にスタッフを体験できます/

「面白そう、どうせなら簡単に関わってみれないかな?」
「最近暇だし、ちょっとした感じでならイベントに関わってみたいかも」
そんなあなたにオススメのリターンです。

3月16日(金)から、3月18日(日)にかけて、ご希望日に飛び入りでスタッフの参加ができちゃいます!
具体的には、

・あなたの予定に合わせて、自由な時間に劇場を出入りできる
・役者やスタッフと仲良くなりやすい
・観るだけじゃない、参加する演劇に気軽に触れることができる

といったいいことがあります!ふるってご参加ください。
私たちも初めてのことが多いこの公演で、是非ともあなたのご参加をお待ちしてます!

今回は「限りなく手軽にスタッフを体験できる」ということを目的としているのでリターンという形でご用意しましたが、公演「空洞」及びキノパカ企画は基本的に無料でスタッフの方のご参加をお待ちしております。ご興味のある方はSNSやメールアドレスからいつでもお問い合わせください!

⑵代表木根or広報梅田とご飯に行きましょう!

ランチかディナーかをお選びいただき、ご飯を食べながら、楽しくおしゃべりしましょう。それをきっかけに何かができれば楽しいですし、特にそういうことはないけど、ご飯に行ってみたい、などでも構いません!割り勘でお願いします。《東京都区内限定》

⑶あなたの話をもとに、作品を作ります!

\色々お話をしながら、あなたのご要望に沿って、お話を書きます/

元々キノパカ企画は、個人的な記憶や生活をもとにお話が作られていきます。

記憶や生活が後に伝えられていくのは、歴史的に偉大な方々ばかりですが、
誰しもその時代、その社会、その環境で、その人でしか経験できないことをしています。
そんなその人固有の経験や、考え方が普遍的な物語となり、誰かに影響を与える、そんな可能性を期待して、作品作りをしています。

だから、あなたの生活や考えを、作品にしたい、そう思っています。
あなたの世界の感じ方を舞台にしていきたい。それがどんなものであっても、目に見える作品とすることで、自分自身や他者が変わるきっかけとなると考えているからです。

実際に上演する際、HPやパンフレットなどのスタッフ紹介の欄には、脚本 共同制作 としてお名前を載せていただけます。

20万円は今回の公演の制作費用です。
制作費用をあなたにご協力いただくことで、収入を直接、キノパカ企画の活動資金にさせていただきます。さらにたくさんの人に出会い、色んなことを、色んな場所でやってみることで、活動の幅を広げていきます。その活動の先に、「演劇の門戸」が広がった、誰でも気軽に演劇を楽しめる世界があることを目指して。

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。あなたに演劇が少しでも身近に感じてもらえていると嬉しいです。少しだけ言わせてもらいますと、演劇が抱える課題の一つである、「演劇をわかりやすくする人やモノがないから、「よくわからない」「怖い」「小難しそう」といったハードルばかりが上がっていること」について。これは、演劇に関わる全ての人やモノにとって大きな課題であると思っています。たくさんの時間や考えを重ねて、本当にいいものを作っていても、それが、演劇の外にいる人に伝わっていかない、伝えていこうとする人やものがないんです。けれどそこには、伝える価値のあるものや考えがたくさん詰まっています。私にはまだまだ能力が伴っていませんが、そういうことをもっともっと演劇をよく知らない人にも伝えていきたいと思っています。演劇に興味を持つ人が少しでも増えることは、演劇に関わる全ての人やモノを盛り上げ、そのことによってよりいいものが作り出されていきます。

なぜそこまで私が演劇を推すかと言うと、演劇の活動は、インターネットや映像技術を通して、指先一つで何でも観ることができる時代だからこそ、その存在価値を高めていると思うからです。演劇でしか得られない感動、実現できないことがたくさんあります。演劇は全ての表現の原点だからです。そう言うと少し強く感じてしまうかもしれませんが、表現の原点だからこそ、何の押し付けでもなく、あなたは演劇を自由に観て、自由に汲み取り、自由に楽しむことができます。

素晴らしいインターネットの時代だからこそ、あなたは演劇の可能性に驚き、感動すると思います。是非、「空洞」に来てください。最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

▼お問い合わせ・リンク

・E-mail:engekikakeru@gmail.com
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