はじめまして

私は滋賀県米原市の“伊吹在来そばの会”のメンバー、会長の膽吹邦一(いぶきくにかず)です。「伊吹在来そば」を知ってほしい、もっと食べてほしいと思い、今回メンバーたちと力を合わせクラウドファンディングを立ち上げることにしました。
(伊吹在来そばの会メンバー)
・膽吹 邦一(麺工房 伊吹長兵衛)、水田 裕久(雲鈴)、谷口 隆一(久次郎)、門田 真吾(献上伊吹そば つる亀庵)、小林 満(そば処 百百百百)、伊富 貴務(蕎麦の里伊吹)、伊富貴 良市(蕎麦の里伊吹)、山﨑 茂(麻心)

「伊吹在来そば」は粒の直径が4.5ミリ以下で一般の品種より小粒。殻の部分を除いて製粉すると淡い緑の色合いや甘みや香りが強く出ます。「伊吹在来そば」の産地にそびえる伊吹山は、古くから山岳信仰の霊場、修業の場として神聖視されていました。平安時代後期から鎌倉時代にかけて、伊吹山中腹に開かれた太平護国寺で修行をする修行僧たちが、食料を確保するためにそばの栽培を始めたことが起源とみられています。 

伊吹在来そば公式ウェブサイト

(日の出を迎える伊吹山)

●1000年の歴史とそれを守り続けてきた地形

そば文化が花開いた江戸時代。すでに「伊吹在来そば」の美味しさは全国に知られていました。日本各地を旅した俳人松尾芭蕉の弟子、森川許六の文献によると「伊吹蕎麦。天下にかくれなければ。」と記され、このときすでに全国に知られるそばだったことがうかがえます。年頭に藩に献上されていたことから、当時からとても貴重な食材であることがわかります。
江戸時代に膳所藩が編纂した『近江與地志略』(1734年)には、秋になると琵琶湖の船の上からも伊吹山に広がるそばの白い花を見ることができたと伝えられています。また「伊富貴山之図」(1739年、重要文化財『彦根藩井伊家文書』、彦根城博物館蔵)には、伊吹山の西面にそば畑が描かれています。
本草学者の小野蘭山の『本草綱目啓蒙』(1803年)にも「本邦ニテモ信州及江州桃井伊吹山ヲ上トス」と記されるなど、上質なそばの産地として知られていました。
傾斜による排水性の良さ、冷涼な気候、昼夜の寒暖差が 大きいという環境は、そばの作物としての適性に合致し、 後に高い評価を得ることになります。江戸時代の文献によ ると「伊吹蕎麦。天下にかくれなれば。からみ大根。又此 山を極上とさだむ。」と記され、その人気の高さがうかがえ ます。 そして「伊吹在来そば」は人々に賞賛され、諸侯や藩士への贈り物として用いられたり、客人に振舞われたりしまし た。 

(伊吹山の麓に咲く伊吹在来そばの花)

私たちは、約1000年前から地元で受け継がれてきた在来種のそば栽培を後世に継承し、本来の日本の蕎麦を多 くの方に味わっていただきたいと考えています。 

“在来”とは、ほかの品種と交わらず、その地域のみで育つ純粋な蕎麦を意味します。

令和元年9月農林水産省は「伊吹在来そば」を地域の特色ある農林水産物を守る地理的表示(GI)保護制度の対象に選びました。GI登録は全国で126産品、県内では近 江牛に次いで2例目となり、地域に根差す産物として今後 栽培面積を増やし、継承、発展させていかなければなりま せん。

現在の「伊吹在来そば」は、水はけの良い扇状地上の圃場や黒ボク土の圃場で、良質なそばとして栽培していま す。そうした環境で育った良質なそば粉を伊吹山麓の湧水を使って打ったそばの味は、のどごしよく上質な香りと甘みを含みます。 

「伊吹在来そば」は小粒で緑みがあり、香りが強く感じられることが特徴です。また、うま味や甘みも優れています。

「伊吹在来そば」を多くの人に知ってほしい、食べてほしい!そんな思いでロゴを作りました。


※定休日は各お店に確認してください。


資金の使い道

・のぼり、チラシ、ポスター、リーフレット印刷費 20万円
・会合費、雑費、CAMPFIRE手数料 10万円

実施スケジュール

2023年6月 各種ツールの印刷に掛かります。

リターンの一部ご紹介
最後に

”伊吹在来そばの会”では「伊吹在来そば」の認知拡大のため、各所でPRを進めています。皆様に伝統ある美味しい本物の「伊吹在来そば」を食べていただけるように、当会のウェブサイト・認定ロゴマーク・リーフレット・ポスター・のぼり旗などを制作し「伊吹在来そば」ブランドを育成しています。
私たちは、在来種にこだわったそばを作り続けることを誇りにしており、この素晴らしい「伊吹在来そば」の伝統と味を全国へ広め、そして後世へと継いでいきます。 

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/05/09 15:02

    伊吹在来そばの会の活動が中日新聞、京都新聞に掲載されました!(中日新聞4月28日びわこ版に掲載)https://www.chunichi.co.jp/article/680786 (京都新聞4月29日滋賀版に掲載)https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/10...

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