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1|はじめに・ご挨拶
初めまして。NPO法人かわね来風 事務局長の浜谷と申します。
(写真中央 真ん中後ろが、浜谷本人となります)
私たちは「この町に住み続けるために、今、私たちにできることをすぐに実行する」という同じ想いで集まった民間の団体です。足を止めることなく、思いのままに14年間、様々な事業に取り組んでまいりました。
そして今、みなさまのお力添えを頂き、新たな目標に向かって進もうと考えております。
近い将来、6,000人に満たない人口となるこの川根本町が「お茶とゆずのまち」として全国から注目され、活気のある町になることを目指します。
今回は、多くのみなさまに川根本町へ訪れていただき「ゆずクラフトビール」お楽しみいただける場所の創出を目指して、ビールサーバーの設置ほか工事費用、商品開発・販促用の資金を集めるため、クラウドファンディングに挑戦します。
このプロジェクトを行うにあたって「All-In方式」にて実施します。目標金額を達成しなかったとしても、 終了日までの支援金を受けとり、みなさまの応援を、かならず形にさせていただきたいと考えております。川根本町の現状とこれまでの取り組み、そしてプロジェクトメンバーの想いを綴らせていただきました。ぜひ応援よろしくお願いいたします。
2|このプロジェクトで実現したいこと
長期目標:ゆず栽培を拡大させることで、茶業も守り、地域を存続させる
私たちの地域では、このように茶畑とゆず畑が隣接する風景が見られます。
「川根本町ゆず」の収穫量は、県下最大とはいえ「川根茶」のそれには足元にも及ばず、まだまだ周知もされておりません。
しかし、2つの農作物に携わることによって、年間就労を増加させながら、あらたな若者移住をめざし、農業の後継者問題の解決、地域存続へつなげたいと考えています。
そして私たちは、ずっとここで家族と心豊かに暮らしながら、そんな暮らしをしてみたい方をみんなで受け入れ応援できる地域・人になりたいと願っています。
3|私たちの地域のご紹介
静岡県の中心部分に位置する川根本町は、本州で唯一の原生自然環境保全地域を保有する自然豊かな町です。
町の中心には南アルプスを源にする大井川が流れ、茶畑や山々に囲まれた大井川沿線には「SL」が走っています。近年では「機関車トーマス」を再現したSLが話題になりました。
(現在は、台風の影響で川根本町地内の大井川鉄道本線は運休状態です)
この町で生産されているのが、「三大銘茶」として全国に知られている「川根茶」です。
アルプスの雪解け水や湧き水がお茶づくりに最適な土地を育み、その歴史は江戸時代まで遡るといわれています。川根本町では、農家のおよそ95%がお茶を生産しています。しかし、そんなお茶の里 川根本町に今、危機が迫っています。
高齢化と過疎化による人口の減少が著しく進み、産業が鈍化。さらに核家族化による、茶の間の環境の変化やペットボトル飲料の普及で、主力産業である茶葉の相場がこの15年で半分の価格まで下落し、今までのようにお茶の生産だけで生活することが非常に難しくなってきました。
茶葉の相場が下がり、町の産業が鈍化することで、
①後継者が不足する(若手が流出する)
②高齢化により、生産量を増やすことが難しくなる
③商品開発やマーケティングなど、生産以外の業務に割く人手やノウハウが不足
といった負のスパイラルが始まってしまったのです。
この状況をうけて、
お茶の農閑期に栽培する農作物として取り入れられたのが「川根本町ゆず」。寒暖差の大きい土地柄のおかげで香りが強いことが特徴のゆずですが、人手が足りない中で、生産と並行した商品開発や販売に力を注ぐことに苦戦しているのが現状です。
私たちのゆずは、1981年に中川根町農業経営振興会ゆず部会として生産者組合を形成したことが発端です。
お茶の農閑期にも出荷できる複合作物として、山の斜面にゆずの木3000本が植栽されました。2009年までに、任意団体「川根本町ゆず組合」に発展し、組合員、作付面積ともに年々増加しました。そのなかの組合員の一部は、ゆずの生産から商品開発の企画・製造、そして販売までを行う「6次産業化」を実現し、ゆず胡椒の製造や直販に取り組むことになり、「ゆずポン酢(2011年製造)」「ゆずジュース(2013年製造)」の生産が開始されました。
その後、川根本町から、あらたなゆずブランドが生まれ、川根本町ゆず組合が申請し、2014年に、「川根本町ゆず」が「しずおか食セレクション」に認定されました。法人組織「ふじのくに川根本町ゆず協同組合」が設立され、現在、県内の圃場として多くの収穫量を誇る、ゆずの里になりました。
しかし、高齢化率51%、後期高齢化率30.9%、人口も2008年は8808人、直近2022年は6125人まで急激に減少しております。その結果、産業の衰退、後継者問題、獣害の増加が連続的に発生し、人材不足に限らず、人手不足もままならない現状です。
4|NPO法人かわね来風のご紹介
そのような中、私たちは、2008.10.28にNPO法人かわね来風を設立、地域の課題に向かって、今私たちができる事を積み重ねてきました。
2009年4月、大井川の支流にある「三ツ星オートキャンプ場」運営をはじめ、町民向けには、スポーツクラブ、生活支援、児童クラブ、ママ宅(お弁当配達)などを。
また観光客や地域の方々が集う「食と遊びの三ツ星村」では、郷土料理の「大根そば」や「こんにゃく様」、地域野菜やゆず商品なども販売しております。
観光面では自然を生かした「グリーンツーリズム」それに付随して「農家民宿(現在14軒が実施している)」の設立などをまちぐるみで展開。移住相談や空き家対策にも従事しております。
2017年に農山漁村振興交付金 農泊推進事業から始まった「お土産品&うちのゆずメニュー(体験)開発」事業では、農家民宿のお土産として『ゆず粉&ゆずパウダー』を発売。おかげさまでメディアでも披露され、好評で、あっという間に品切れ。
現在は、ゆず関連事業の拡大を目的に「株式会社KAWANE SENSE(2020年1月)」が設立され、ゆず商品の開発・製造販売を同社が担当し、川根本町ゆずの生産拡大、農家の収益アップを目指し、かわね来風と連携して活動しています。
このまちに住み続けるために今、私たちができることはなんだろう。
川根本町は観光地としても栄えてきましたが、現在は大井川鐡道が、台風15号の甚大な被害のため運休に。観光業も苦戦を強いられています。この修復に関しては私たちができる事はありません。
しかし、その再開を願って、できること・やるべきことはたくさんあります。
2022年、農林水産省が展開している「ローカルフードプロジェクト(以下LFP)」の静岡県内事業(静岡LFP)のアイデアの公募が目に留まりました。
そこには「県内の農林水産物を活用して地域経済の発展、社会的課題の解決と経済的利益の両立、持続可能な地域産業の創造を目指す」と書かれていました。
「新たなビジネスモデルを創出する事業」という視点は、私たちの地域だけでなく、多くの地域やその他の農産物・業種のヒントになる。さらに、2022年静岡LFPが募集するのは「SDGs及びガストロノミーツーリズムの考え方を取り入れた新たなビジネス」と書かれていました。
これは、今まで私たちが農林水産省の交付金を活用し、グリーンツーリズム・農家民宿の立ち上げを実施、多くの視察も受け入れている現状から、私たちがやるべきこと、と感動しトライすることを決めました。
LFP事業では、地域の農産物を県内の事業者と連携し、1品を試作開発するというものでした。
そこで私たちは近年、全国的に盛り上がっているクラフトビールに着目し、「川根本町ゆず」を使用した複数の『ゆずクラフトビール』の開発をしました。県内3社のブルワリーに、それぞれ希望された形状で、ゆずを発送。各醸造所でレシピを独自に開発、試作していただきました。
次に私たちは、実際にお客様となり得る方々を対象に試飲会を開催し感想を求めました。試飲会は様々な飲食店にもご協力いただき、オーナーがご自身でお客様の反応を見、これからの取り扱いを積極的に考えていただく機会にもしました。
お客様の反応はとてもよく、「これ今日買えるの?」といった言葉も多く、まだ販売できないことに歯がゆさを感じました。
試飲会は、大井川鐡道・千頭駅の目の前にある「Folkknot cafe STIR」でも開催しました。
本来は、町外のお客様に大井川鉄道でお越しいただき、開発した「ゆずクラフトビール」とともに、ジビエ料理、地域の方との交流もお楽しみいただくはずでした。静岡LFP事業の目的でもある「ガストロノミーツーリズム」です。
しかし、運休となっている今回は、多くの地域の皆様に「川根本町ゆずクラフトビール」をお披露目する機会となりました。
そしてこのような機会をもっと多くのこの町の方々に体験していただくことができたら、このまちの特産品「川根本町ゆずビール」のことを、自慢したくなるはず。
そして、このまちをもっと好きに、もっと大切にしたいと考えてくれるはず。
そんな想いを巡らせながら・・・
今、私たちはそれを確実に実現させるため、私たちの運営する「食と遊びの三ツ星村」を利用し、「ゆずクラフトビール」を楽しめる飲食スペースの整備、取り組みをしていきたいと思います。
みなさん、ぜひ今回のクラウドファンデイングにご協力をよろしくお願いいたします。
+α|最後に・・・ご紹介します。町民のみなさんも、大井川鐡道の復興を願い、それぞれのできる事に取り組んでいます。
(2023年4月1日、子どもから大人まで、力を合わせて千頭駅構内の清掃・整備を実施しました)
まちの若者たちが、SLが目の前を通るステキなキャンプ場を目指して作りました。
2023年4月1日に無事オープン。グラウラーで購入したゆずビールを飲みながら、SLを眺める光景が見られますように・・
【資金の使い道】
1)川根本町でゆずクラフトビールを飲める拠点の拡充
ビールサーバーの設置ほか工事費用等に注力いたします。
2)商品開発・販促用の資金
【スケジュール】
プロジェクト募集開始:2023年4月10日~
プロジェクト募集終了:2023年6月22日
リターン発送予定:2023年9月~
【募集方式】
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
[川根本町 町長 薗田 靖邦さまより]「ゆずビール」の商品開発や販路拡大への取組が、ゆずの生産はもとより茶業や観光業を含めた地域産業への波及効果や、町の認知度向上、ひいては持続可能なまちづくりへとつながるものと考えており、当町も本プロジェクトを応援します。
そして、本プロジェクトがクラウドファンディングという手法で実現することで、「ゆずビール」がより多くの皆様に愛される存在となっていくことを期待しております。
皆様からのご支援を、よろしくお願い申し上げます。
[志太榛原農林事務所 地域振興課 課長 平井 靖巳 さまより]
コロナ禍も規制緩和が進み、各地で観光や旅行が再開されています。また、地域の伝統・食・文化の価値が評価されてきています。NPO法人かわね来風が取組む今事業は、川根本町の気候風土が育んだ食材を生かし、県内外はもとより、多くのインバウンド消費の拡大に寄与できる商材として期待しています。私たちは、「かわね来風」の活動を応援します。
[大井川鐵道株式会社 代表取締役社長 鈴木 肇 さまより]大井川鐵道株式会社は、NPO法人かわね来風が挑戦する「川根本町ゆず」を使用したクラフトビールを楽しめる飲食スペースづくりを目的としたクラウドファンディング事業を応援しています。
大井川鐵道は、昨年9月に起きた台風15号の影響により未だに一部区間が不通となっており、地域の皆さまに大変なご心配をお掛けしておりますが、早期の鉄道全線復旧実現と「ゆずビール」の発売が地域の活性化に繋がることを願っています。
[ふじのくに川根本町ゆず協同組合 組合長 渡辺 清さまより]
川根本町ゆずは、標高300~600mの高地で栽培されており、昼夜の寒暖差が大きいことから、香りや酸味が強いと言われています。そのゆずを使用して開発されたゆずビールを、新たな名産品として川根本町を訪れた皆さんに知っていただき、豊かな自然の中で「ゆず」ならではのさわやかな味わいを楽しんでいただきたいと思います。
ゆずの作り手と売り手が互いに協力しあって、ゆずの消費拡大と川根本町の魅力発信に取り組んでいきます。
私たち生産者も思いを込めて、質の良いゆずを生産し、お届けできるよう頑張っていきます。
ぜひ応援よろしくお願いいたします。
[KAWANEホールディングス 代表取締役 迫 洋一郎 さまより]限界集落・消滅地へと進んでいる川根本町ですが、素晴らしい人が居て、素晴らしい自然・農産物があります。日本人が大切にしてきた挨拶が息づいているこの町に、明るく活力のある未来を創出したいという思いで、経営理念「事業を通じて地域課題を解決する」の下、様々な事業を生み出してきました。
この中の1つが子会社「株式会社KAWANE SENSE」で行っているゆず事業です。
NPO法人かわね来風様とは志しやビジョンを共にする同志です。
この事業の成功は、川根本町の産業の活性化に留まらず同じように苦しんでいる他地域にも光明をもたらすと信じています。
頑張れ!一緒に盛り上げていきましょう!
[株式会社エナジーファーム 財務管理主任 兼 営業課長 澤畑 真人さまより]エナジーファームは地元の協力会社であるNPO法人かわね来風様の実施するクラウドファンディングを全力で応援します!
弊社の育てた柚子を余すことなく使用して頂けていることを光栄に思っております。
川根本町名物「ゆずビール」となるよう、みんなで応援しましょう!
これからもより良い柚子を育て、かわね来風様と共に川根本町産柚子を広めていけたらとても嬉しく思います。
[株式会社Agrinos 中野 菜穂 さまより]
弊社は、お茶の耕作放棄地を活用したゆずの6次産業化事業(栽培~加工開発/販売)を行っています。農業を魅力的な産業にし、従事者を増やすことで地域課題の解決、地域の存続に繋げたいと考えています。
かわね来風さんとはこれまでに、同じ志を持つ町内のゆず事業者同士、連携し合いながら「川根本町ゆず」の情報発信、商品販路拡大を進めてまいりました。
町の活性化への熱い想いに心から共感し、今回のプロジェクトの成功を全力で応援しています!
[池田屋麦酒株式会社 代表取締役 兼 醸造長 月居麻水 さまより]私は、川根本町産のゆずを使って、クラフトビールを醸造しています。豊かな自然で丁寧に育てられたゆずは、私の造るクラフトビールには欠かせない存在です。
そして、願わくば、川根本町に興味をもっていただき、ここに訪れてもらいたい。
そして、ここで育まれたものを、ここで手にとっていただきたいと思います。
心より応援しております。
[株式会社 KAWANE SENSE 小菅 哲郎 さまより]
川根本町といえば全国的に知られる「川根茶」の産地ですが、その川根であらたな特産品となっているのが「ゆず」です。
㈱KAWANE SENSEでは、川根本町ゆずの魅力を広めるべく、ゆず粉、ゆず味噌、ゆずポン酢、盛り塩など様々な商品を販売していますが、とても香りがいいと評判の川根本町ゆずは(予想通り!)ビールには最適でした!ビールの苦みとともに川根本町ゆずの豊かな香りが口の中いっぱいに広がるこの幸せ感!ビールが苦手な人にとっても飲みやすいと思います。
ゆずビールで川根本町が盛り上がっていけるよう、私たちも応援していきます!
|理事長よりご挨拶|
[NPO法人かわね来風理事長 兼 川根本町まちづくり観光協会 会長 前田孝一]
今回、ビールサーバーの設置ほか工事費用、商品開発・販促用の資金を目的としたクラウドファンディングをさせて頂きます。
冒頭より、私達の想いや地域の現状を述べさせて頂きましたが、観光の視点からも食に関する目玉商品の核として、「川根本町のゆず」を使った商品開発が注目されています。ゆずビールをきっかけに、食事メニューや土産などに波及させてゆくことで、お茶や自然薯などの農作物にも新たな視点が出来そうです。
川根本町まちづくり観光協会会長としても、ぜひ川根本町にお越しいただき“ゆずビール”を体感頂いて、目指す地域活性につながるこの事業を、微力ながら応援出来たらと考えております。
皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。
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