めちゃくちゃ美味しい「カツオのワラ焼き」を全国に届けたい!


はじめまして、石川県にありますカネマツ鮮魚店代表の松村正哉と申します。

昭和31年創業から60年以上にわたり、地元では「こだわりの仕入と下処理で旨い魚を食べられる鮮魚店」としてご愛顧頂いております。


新鮮なカツオを高火力の藁で焼き、皮はパリッパリ、中はジューシーに仕上げた

「カツオの藁焼き」


カツオはたたきのイメージが強く、生臭くて苦手という方もたくさんいらっしゃいます。

そんな方にこそ、本物の新鮮カツオの上質な旨みを知ってほしい!

そして、カツオ通の方の舌をも唸らせるカツオの到達点をご堪能頂きたい!

それが、今回のカツオの藁焼きプロジェクトです!



ありがたい事にTVなどから取材も多く頂き、地元では常連さんでにぎわう街の魚屋さん。

外から見れば順風満帆に見えたかもしれない。

でも、実は今回のチャレンジに至る経緯には壮絶な闘いがありました。

それは、私がお店を引き継ぐ直前のお話…



祖父が創業した地元で愛される鮮魚店。


「いらっしゃい!!」

毎日、舌の肥えた常連さんたちが押し寄せる中、響き渡る大きな声。


それがある朝突然、シャッターが閉まり辺りは静けさに包まれました。

実は私が引き継いだのは、その後2020年に入ってからの話です。



私がまだ見習いとしてお店を手伝っていた10年前。

町の中から大きな銀行が消え、スーパーが立ち始める。

そのあたりから、少しずつ私の中に“違和感”が漂い始めていました。


「このままでは…」

あとから聞いた話ですが、そうして考え続けながらお店に立つ私の姿は、接客とは程遠く仏頂面でつまらなそうに手伝ってる息子…

常連さんの目には、そう映っていたそうです(汗)

「小川裕子著「売切御免」より ©illustration by UIKO」

※当店の事が書籍になり、描いて頂いた挿絵。



でも、私は純粋に必死だったんです。

「どうすれば?」「何とかしないと!」「このままだと…」


そんな事ばかりが頭を埋め尽くして、少しずつ少しずつ、お客さんが減っていく中で無常にも時は過ぎていきました。


これからはWEBの時代だと言われ、元々アナログだった私が必死でブログも始めました。

チラシのコピーも勉強しましたし、ECショップについても…


でも、知らない地元の鮮魚店がブログ始めたからといっても、誰も見てはくれない…

そして、解決の糸口はつかめないまま、とうとう運命の時は訪れてしまったんです。



歴史を刻んだトラックの廃車が決まり、たたみかけるようにお店の冷蔵庫が悲鳴を上げた。

買い替えるような体力はお店にはもう残っていませんでした。


そして、2019年の大みそか、カネマツ鮮魚店は一度幕を閉じているのです。



私はスーパーの鮮魚店で働き始めました。

お店を諦めた訳じゃない、でも食べていく為には働くしかなかったのです。


そんな中で、閉めたお店にはへんてこな事件が起こり始めたのです。

お店は閉めてたのに、両親はこっそり店の裏で常連さん達に魚をお売りしてた。

(実際には常連様たちだけにグループLINEを作って注文を受けていた状況)


聞いてみると、これは本当にありがたくて言葉にならないのですが…


そこにあったのは、「カネマツ鮮魚店の魚以外食べられん!」と言って、何とか売ってほしいと訪ねてくる昔ながらの常連さんたちの姿でした。


実は、両親たちの生活もあるので、お店を閉めた後も、地元の給食用に卸していた仕事だけは、乗用車で運んで何とかやりくりしていたんです。


その為に仕入れた新鮮なお魚の一部を、訪ねて来てくれた常連さんたちに少しではあるけどと、お売りしていたようでした。



少しずつお店の裏でやってる量では、足りなくなってきました。

次第に朝一で訪ねてきても買えないお客様が増えてきてしまったのです。


でも、もっとたくさん仕入れようにも、お店を開ける資金的な体力もない。

全部売り切れる保証もない中で、そんな賭けには出られない。


そんな時、1つの閃きが運命を変える事になりました。

それが、おさかなLINE。


そうして訪ねてきてくださる常連様たちに協力をお願いして、みんなに1つのグループLINEに入ってもらい、朝一で仕入れた新鮮なお魚をLINEで流し、注文したい常連さんはLINEを見て、欲しい魚をメッセージする。


公式INEという存在も知らず、アナログな私たちに出来る限界がグループLINEというものでした。

でも、その常連さん達の気持ちと、このおさかなLINEが、カネマツ鮮魚店を救う起死回生の突破口を開いてくれたのです。


【当時のLINE】




おさかなLINEをスタートして2か月が過ぎた頃、噂が噂を呼び、たくさんの方が毎朝そのLINE通知を待ち構えている状態となりました。


もう登録して下さってる方たちにとって、LINEきたらスグ注文せんと買えないよ、というのが染みついてきて朝からみんなで争奪戦ですw


そうして少しずつ、仕入の量も増やして対応。

またすぐに売り切れ。


これを繰り返して遂にお店の再OPENを迎える事ができました。

でも、営業は週2回のみ。


LINEでお客様に情報共有して、仕入れた新鮮な魚を新鮮なうちに即日完全に売り切る。

これが求められた当時のうちの店には、自然とこの営業スタイルが染みついていきました。


仕入れる日。

下準備としての前処理をする日。

そしてお店で売る日。

このサイクルだと自然と毎日お店を開けておかなくても週2回で十分営業できる。

それが再OPENできた一番大きな決め手となりました。



再OPENした週2の営業日の店先には、当時とは目の色が変わった新しい店主(私)

実際、LINEで注文したお魚を取りに来るお客さんへの対応がメイン。


何をしたかというと、その様子を見てお店に顔を出してくれたお客様を目の前にして、ただただ必死でLINEに登録してほしい!と直談判。


アナログな私はとにかく友達追加用のQRコードというものをちっちゃい印刷してもらって、それを必死でお客さんの目の前にw

「小川裕子著「売切御免」より ©illustration by UIKO」

※当店の事が書籍になり、描いて頂いた挿絵。


是非、登録してください!

新鮮なお魚、ここから注文できますんで。


四の五の言ってる場合ではない、これしかないんだ!

その気持ちだけでがむしゃらにLINEの登録者を増やす毎日でした。



石川県に週2回しか営業してなくて、注文をLINEだけで取ってる変わった鮮魚店があるらしいぞ。

その噂の元に、再OPENの翌年からいろんな媒体の方々がお店に取材に来て下さるようになりました。


2021年2月 新聞掲載


2021年 4月 テレビ金沢、MRO北陸放送(絶好調W)の2局


そのおかげもあって、お店はなんとか立て直す事ができてきたんです。


これも昔からの常連さんたちの想い、そして不器用な私のLINE登録へのお願いにご協力頂いたお客さまたちのお蔭。


そうして繋いでいただいたこの想いの根底にあるのが、私たちの新鮮なお魚を丁寧に下処理してお届けするという昔から変わらぬお魚への想い。



それが今回のクラウドファンディング起案に至った想いです。

たくさんの地元の方々に支えて頂き、繋いでいただいた私たちのお魚への想い。

その結晶ともいえるのが、今回お届けさせて頂く

カツオの藁焼き

です。


私たちの想いがぎっしり詰まった新鮮なカツオを丁寧に下処理(血抜き)して臭みを取り、1本1本手作りで心を込めてお焼きしてお届けいたします。





【1】手間暇かけて血抜きの下処理

新鮮なカツオを仕入れてすぐ血抜き処理しています。

手間が非常にかかるため、通常あまりカツオでは行われていない工程ですが、カツオの旨さを追求する上で必須の工程と考え1本1本丁寧にまずは下処理致します。

これによってカツオ特有の生臭みが消え、本来の素材の旨みを引き出し、カツオが苦手な方でも感動するおいしさに!

また、余分な水分を抜く事になり、身がギュッとしまってたまらない歯ごたえに!


【2】3枚におろして1本ずる丁寧にパリッと焼き上げる

カツオは表面の焼き加減が命。

通常よりも高い火力のワラで一気に皮をパリッパリに焼き上げる。

その絶妙な焼き加減は職人の手作業でしか再現できません。


【3】焼き上がりスグに氷水でキンキンに冷やす

中の身のジューシーさを損なわないよう、焼き上がり一気に氷で冷やす事で表面の熱が中まで浸透する前に旨みをギュッと閉じ込める。

これがいわゆるお肉のレアのような上品な味わいを引き出します!


【4】新鮮なうちにすぐ発送

出来上がりましたら新鮮なうちに弱真空パックを施し、保冷材を入れた発砲スチロールですぐに発送させて頂きます。

一味違った新鮮で旨いカツオを是非ご堪能ください。




【超早割先着100名様限定】

カツオのワラ焼き(1/4サイズ約5人前)

4000円(定価5750円から▲30%OFF)

重量:375g~500g


【カツオ1本丸ごとプレミアプラン】

カツオのワラ焼き(1本丸ごと約20人前)

15000円(定価23000円から▲34%OFF)

重量:1.5~2kg 


※原材料及び添加物等の食品表示はお届け商品のラベルに表記されます。

商品開封前には必ずお届けのリターンに貼付されたラベルや注意書きをご確認ください。


などなど、お得で美味しいリターンをたくさんご用意させて頂きましたので、是非リターン欄の方をご覧頂き、ご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。


        

Q;賞味期限はどのくらいですか?

A:保管は冷蔵庫にて到着後翌日までにはお召し上がりください。

    

Q:どこ産のカツオですか?

A:カツオは季節によって北上し旬の漁場が変わります。

中でも鹿児島、千葉、宮城(気仙沼)で取れる旬のカツオが絶品ですので時期に合わせて美味しいカツオを選定してお届けいたします。


Q::美味しい食べかたを教えてください

A:ネギなどをまぶして醤油やポン酢で召し上がって頂いても十分にご堪能頂けると思いますが、ツウの方は塩だけで素材本来の味を楽しまれる方もいらっしゃいます。

お好みの召し上がり方で楽しんでくださいませ。



2023年7月:クラウドファンディング終了

9月上旬~:リターン発送開始


■ご支援頂きました資金の使い道■

冷蔵庫68万円

運営資金(仕入込)15万円

手数料17万円


こちらの予定にてお届けとなります。



本格的なカツオの藁焼きを食べた事がある人も非常に少なく、更に血抜きしたカツオの藁焼きを食べたことのある人となると、もっと少ないはずです。

今回のプロジェクトではその血抜きした本格的なカツオを十分なボリュームで自宅でご堪能頂きたい!

それが本チャレンジに懸ける想いです。




松村正哉(まつむらまさや)

昭和31年創業から60年以上にわたり、地元では「こだわりの仕入と下処理で旨い魚を食べられる鮮魚店」としてご愛顧頂くカネマツ鮮魚店代表。

魚の種類に応じて血抜き、熟成を行って如何に旨みを引き出すか日々研究し、ベストな仕上がりで提供出来る様に努めています。




<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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