台湾の台南市にある飛虎将軍廟には、茨城県水戸市出身の元日本兵、杉浦茂峰さんが祀られています。 飛虎将軍廟のお祭りでお神輿を渡御する際に使っていただく、水戸の半纏を奉納するためのプロジェクトです。

プロジェクト本文

▼はじめに

このプロジェクトの発起人、藤田和久です。
2015年、台南に水戸出身の人が祀られているお廟があるという話を聞き、やむにやまれぬ気持ちで台南の飛虎将軍廟を訪ねました。以来、6回台南に渡り、飛虎将軍廟の関係者の皆様と交流を深めています。

このプロジェクトの発起人、鬼澤慎人です。
2014年に、中村文昭さんから、飛虎将軍廟にお神輿を奉納するという話を聞き、水戸出身の先輩に敬意を表する気持ちで、お神輿の担ぎ棒を奉納させていただきました。

このプロジェクトの発起人、稲葉佳正です。
2014年に中村文昭さんから飛虎将軍廟のお話を聞き、同じ茨城県出身というご縁にしびれて、2015年4月の台南のお祭りに参加しました。

▼飛虎将軍廟とは

飛虎とは、戦闘機のことを意味します。
将軍とは、勇敢に戦った人を崇める称号です。
廟とは、神様や仏様、あるいはその土地の先人を祀る建物のことを意味します。

台湾の台南市にある飛虎将軍廟には、茨城県水戸市出身の元日本兵が祀られています。
杉浦茂峰兵曹長(没後少尉に昇格)は1923年に茨城県水戸市で生まれ、予科練を卒業後、航空隊の兵士として当時日本領だった台湾の高尾に赴任しました。

1944年10月12日、杉浦さんは戦闘機で台南上空で米軍機を迎撃するも、逆に追撃されてしまいます。
「このままでは墜落してしまう」という危機感を抱きつつ、眼下に広がる民家を巻き添えにしてはならないと必死に機首を上げて、住民のいない農地に墜落させます。

パラシュートで脱出すれば命は助かっただろうに、一般人を巻き込まないように自己犠牲の精神で命を差し出された杉浦さんの思いは、今でも台南の人々に引き継がれ、地元の守り神として祀られています。
信徒のみなさんは、毎朝毎夕「君が代」と「海ゆかば」の音楽を流し、タバコをお供えしてくださっています。

2014年、講演家であり(有)クロフネカンパニー代表取締役の中村文昭さんは、台湾ツアーを企画しました。
博多の歴女こと白駒妃登美さん、台湾在住のライター片倉佳史さん、そして台湾の様々な国家プロジェクトに関わられたマルチリンガルの李久惟さんとともに、日本と台湾のつながりを強く感じる場所を訪ね歩きました。

ツアーの人たちが飛虎将軍廟を訪ねた時、信徒のみなさんからこんなお願いをされました。
「日本人である飛虎将軍が乗る日本式のお神輿がほしい」

日頃「頼まれごとは試されごと」という座右の銘をお持ちの方なので、中村さんは「必ずお神輿を持ってくる」と約束を交わして、帰国後この話を全国に広めながら、お神輿製作のための支援を集めました。

ようやく完成したお神輿は、2015年3月に台南に渡り、日本式の祝詞を奏上して奉納されました。
そして翌4月には、日本から約200名の人が集まり、戦後初めて日本のお神輿が台南の街を渡御しました。
 
さらに2016年9月には、台南の人たちとともに、飛虎将軍のご神体が水戸に里帰りを果たし、故郷水戸のみなさんとの交流をはかりました。
(詳しくは、こちらのサイトをご覧になってください)

▼このプロジェクトで実現したいこと

台南では毎年旧暦3月12日に、飛虎将軍廟をはじめとする周辺の廟がお祭りを行います。
今年は4月27日に開催されますが、お神輿奉納の中心となった中村文昭さんから「故郷水戸の文字が入った半纏を奉納したら、台南の人たちが喜んでくれるのではないか?」というご提案がありました。
私たちも、飛虎将軍を敬い、廟をお守りしてくださっている信徒のみなさんに、水戸人、茨城県人、そして日本人としての心意気で水戸の半纏を奉納したいという思いから、今回のプロジェクトを立ち上げました。

当初は水戸の伝統工芸でもある「水戸黒」で染めた半纏を作って奉納する予定でしたが、あまりにも高価なため断念しました。
そこで「飛虎将軍と水戸の繋がりを表すようなオリジナルの半纏を作ろう」ということで、20枚の半纏を作成することにました。
(一枚当たりの金額は約24,000円になります)
デザインはゼロ戦をイメージした深緑色の地に、日の丸を背負い、さらに水戸の文字が入ります。


襟のところには、金文字で「飛虎将軍」という名前が入ります。

台南のお祭りは、毎年開かれます。
奉納された水戸の半纏は、これからもずっとお祭りが開かれるたびに、飛虎将軍廟の信徒の人たち、あるいは飛虎将軍廟を訪れた日本人が、ともに羽織って日本のお神輿を担ぐことになるでしょう。

▼プロジェクトをやろうと思った理由

私(稲葉)が飛虎将軍廟のことを初めて知ったのは、2014年の6月のことでした。
中村文昭さん、片倉佳史さん、李久惟さんの3人が講師となった、「台湾ツアー報告会」という名目の講演会を聞きにいったのですが、その話の中で飛虎将軍こと杉浦茂峰さんのことをお話してくださいました。
杉浦さんの生き様に深く感動し、出身が茨城県水戸市だったという奇縁に驚き、居ても立ってもいられずお神輿の募金に協力させていただきました。

そして2015年、念願のお神輿奉納とお祭りがあるということで、私は初めて台湾の地に行きました。
真夏のような暑さの中で、日本から参加した大勢の仲間と共に、台南の街を渡御しました。
異文化でありながら、どこか懐かしい日本を感じる台南の街、そして台南の人々。
みなさん人懐っこく、礼儀正しく、私たち日本人が来たことをとても喜んでくださいました。

最近まで、日本では飛虎将軍廟の存在が、あまり広く知られていませんでした。
お神輿が奉納されたことや水戸に里帰りされたことが報道されたことをきっかけに、飛虎将軍廟を訪問される日本人はかなり増えたようですが、私たちはもっと多くの日本人に飛虎将軍、そして杉浦茂峰さんのことを知っていただきたいと思います。

水戸、そして茨城県の先人たちには、利己主義ではなく他人様の命を輝かせるために、自分の命を使われた方が大勢いらっしゃいます。
県の魅力度ランキングは全国最下位かもしれませんが、杉浦さんのような先人たちに敬意を払うことで、水戸人、あるいは茨城県人としての自信と誇りを感じていただきたいです。

飛虎将軍、そして飛虎将軍廟をお守りする台南の方々は、日本人が参拝に来ることをとても喜んでくれます。
今回、水戸の半纏を奉納することをきっかけにして、台南と水戸の関係がより一層深まり、飛虎将軍廟を訪ねる人がますます増え、日本と台湾の友好が永遠に続くきっかけにできたら嬉しいです。

▼資金の使い道

資金はすべて半纏の制作費用と、台南への送料に充てさせていただきます。
みなさんの心意気は、必ず台南のみなさまにお伝えします。

また台南のお祭りに参加してくれるかたも、あわせて募集しています。

中村文昭と行くご縁紡ぎツアーin台湾


▼リターンについて

ご協力いただいたみなさまのお名前を載せた目録を作り、半纏とともに奉納させていただきます。
奉納文と目録の文字は、文字職人の杉浦誠司さんに書いていただきます。

夢ありがとう 文字職人・杉浦誠司

さらに20,000円以上の支援いただける方(先着20名様限定)のお名前を、半纏にプリントして奉納させていただきます。
(お名前を載せるのは、いずれもご希望の方のみです。強制ではありません)

  • 活動報告

    奉納文と目録について

    2018/04/11

    おかげさまで目標金額に達することができました。 これもご支援いただきました、皆様のおかげさまです。 ほんとうにありがとうございます。 引き続き応援のほ…

  • 活動報告

    試作品ができました。

    2018/04/09

    支援者の皆様、お待たせしました。 みなさんのご支援により製作している、水戸のオリジナル半纏の試作品ができましたので、お披露目させていただきます。 …

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