はじめまして、ファーム雫と申します。
私たちは北海道の岩見沢という地域で、夫婦2人でトマトを栽培している農家になります。



今回、私達が作っている特別なトマトを多くの人に知って楽しんでもらいたい想いからプロジェクトを立ち上げました。

生のトマトなのにドライ?!甘い品種のトマトの甘さを更に高めた新感覚のレア&ドライトマト



私たちが作るトマトに、グラッセオレンジという種類のトマトがあります。黄色い実と『甘みが強い』のが特徴で、糖度は約10度の品種になり、フルーツ並の糖度が特徴です。さらに糖度だけでなく『旨味成分も豊富』になるように、ファーム雫では栽培を工夫しています。この商品は、そのグラッセオレンジの持つ甘み・旨味を、栽培技術によって意図的に凝縮させた『新感覚の極甘トマト』になります。
『完熟を超えた超完熟の驚異的な甘み!熟したトマトの糖度を更に高める』

初めてこのトマトを口にした人は、必ずと言っていいほど「これがトマト!?こんなの食べたこと無い」と言います。

こちらがそのトマトの写真(品種はグラッセオレンジ)

見た目がしわしわで、一見「こんなの美味しい訳がないでしょう?」という見た目をしていますが・・・表面にシワが出来ているのは水分が減らされた証で、それだけ中の糖分が凝縮し、極限まで甘く仕上げられているということが表れています。

ドライトマトのような見た目をしていますが、青果のままこの状態まで育てているので、収穫後に乾燥させる等の加工は一切行っていない、フレッシュな野菜そのままの状態です。

味わいはトマトというよりプルーンといったフルーツを思わせるもの。「これはトマトがそのままジャムになったようだね」と例える人がいるほど、生のトマトとは思えない芳醇で濃~厚!な新感覚の味わいに出来上がっています。

ワイン好きの間で知られている「貴腐ぶどう」を思わせるような、甘みの凝縮された芳醇で濃厚な味わいの果肉。これを楽しんでほしいという思いから「Kiff the TOMATO」という商品名を付けました。

Kiff the TOMATO(キフ・ザ・トマト)パッケージの写真です

「Kiff」というのはフランス語で「大好き」という意味で、トマトが大好きな私達がご支援いただく皆様にもこのトマトを好きになって欲しいという願いが込められています。

『収穫中の偶然から生まれた美味しすぎるトマト』

このトマトは実は偶然にして誕生しました。3年ほど前に、農園の収穫作業に追われていた私たちは色々な作業に手が回らずトマトに水をやることができない状況が起こりました。


通常、水分が不足したトマトは実のお尻の部分が黒ずんでしまったりシワが寄ってしまうため、売ることはおろか加工品に回すこともできず、廃棄するしか方法がありません。実際、そういうトマトも多くありました。



しばらくトマトを放置せざるを得ない状況が続いたある日、水分がなくなりシワシワになったグラッセオレンジの品種を見ると、実が変色もなくきれいな状態であることに気づきました。

食べてみたところ、今まで食べたことがない甘さと旨味の凝縮された味わいに大変驚きました。農園のスタッフに試食をしてもらうと、「何これ、美味しい!!」「こんなの食べたことがない」とあまりの美味しさに、食べる手が止まらない程にとても好評でした。農園作業のお手伝いさんにおやつとして振る舞ったところ大好評で、皆さんすごい勢いで食べていました笑


でも・・規格外品だから市場に売ることは出来なかった

しかし、こんなに美味しいトマトではありますが、当然見た目が悪いなどの理由で残念ながら規格外品となってしまい、市場に販売することが出来ませんでした。売り先が無いそのトマトは当然すべて処分せざるを得ませんでした。


こんなに美味しいのに・・・もったいない!

偶然から誕生したこの魅力的なトマトを、為す術もなくただ行き場がないままにするのではくて、どうにかしてもっと多くの人に味わってもらいたい。なんとか商品化できないかをずっと考えていました。

そして、このトマトの存在を多くの人に知ってもらい、今までにない美味しいこのトマトをたくさんの人に楽しんでもらいたい!という想いから、Kiff the TOMATOを製品化し販売することに致しました。



私達のトマトづくり

ファーム雫は、埼玉県より北海道岩見沢市へ移住し、2014年に夫婦で新規就農したミニトマトを主に作っている農家です。



夫婦ふたりで切り盛りしている小規模な農園なのですが、農業を始める前は、全く畑の違う仕事をしており、職業訓練として埼玉で農業を学び北海道へ移住しました。


一人旅をしていて全国を巡り、最も気に入った土地が北海道でした。農家になるなら大好きな北海道で就農しようと思い、縁あって岩見沢の栗沢町で農業を始めることになりました。

しかし、憧れの北海道での農業でしたが、この地域はもともと水はけが悪く水田が多い土地で、畑作には最悪の土地だと言われていました。実際、野菜をメインで作っている人は殆どいません。ただ、そんな場所でも、土作りから取り組み、現在ではトマトを始めナスやピーマン、かぼちゃ、オクラなど様々な品種を育てられるようになりました。


『毎日食べて欲しいから、最低限の農薬でつくる』


私たちは最低限の農薬しか使いません。それは野菜にとって、自分の具合いが悪くなった時にお薬を飲むことに似て、まだ調子が悪くなる前には飲まないことと同じであると考えるからです。毎日でも食べてもらえる様な野菜を届けたいから、年に数回の限られた量しか使用していません。

そのこだわりのもとに育てた私達のトマトは、毎年つやつやの大きな実をたくさん付け、あまーく育ってくれています。


『甘みと酸味のバランス + 旨味成分』


トマトの場合、味を決めるのは「糖度」だけではなく、甘みと酸味の「バランス」と考えていて、さらに「 旨味成分」がしっかりと出るようなトマトづくりを目指しています。また、特に青臭さを抑えるようにしているため、トマト嫌いの人でも食べられる様な味のバランスを目指しています。常に美味しいトマトづくりを追求しているため、同じ作物でも毎年作り方を試行錯誤をしています。


『収穫は「樹熟」を待って。真っ赤になるまで収穫しない。』


樹熟とは、枝(樹)でしっかり完熟させて、それから収穫することを「樹熟」と言います。一般に流通するトマトは日持ちの問題から、青さがあるオレンジがかった赤の状態で収穫を行いますが、私達はトマトが真っ赤に熟すまで待って早く収穫しないように心がけています。

樹熟をしたトマトは本当に甘く、皮もやわらかで、青臭さがなく香りも芳醇です。
本当に美味しいトマトだけをお届けしたいから、ベストの状態までじっくり待って収穫しています。


『美味しい、おすすめの食べ方』


Kiff the TOMATOはとても甘いトマトなので、冷やしてそのままはもちろん、色々な食べ方で楽しめます。

・フルーツの代わりに生ハムと合わせて

・クリームチーズや塩分のあるものと合わせたり

・マフィンやシフォンケーキなど焼き菓子にも

トマトなので食材との相性が良く、様々なバリエーションで楽しんでもらえます。キリッと冷やした白ワインなど、お酒のあてとしても美味しいですよ。


『1年目に直面した大きな失敗』

Kiff the TOMATOは非常にデリケートなため、収穫後の選別作業も一粒ずつ手作業で行い目視で状態を確認しています。

Kiff the TOMATOを製品化したのは2022年。クラウドファンディングを通じて初めての製品として販売することを決意し、プロジェクトを立ち上げた結果、ファーム雫として初めての挑戦ながら、予想を越えるご支援をいただくことができました。

しかし、製品としてこのトマトを栽培することが初めてだったことに加え、2022年の夏場は雨が長く続いた天候条件によって、Kiff the TOMATOに必要な乾燥した条件での生育が行えないといった状況が起きてしまい、思うようにトマトのドライ化が進まずに、結果として半数の商品をお送りすることができない事態に陥ってしまいました。


「折角楽しみにして購入していただいたお客様の期待を裏切ってしまった。」本当に申し訳ないという気持ちで一杯でした。

一番悔やまれたのは、この結果を招いてしまったのは自分の技術が未熟だからという思いでした。たとえ条件が悪くても、自信を持ってお届けできるトマトを作ることができなかったのは栽培の方法を天候や環境に合わせられなかったからであり、生産者としてそれに対応できる自分の知識や技術が足りていないと改めて痛感いたしました。自然を相手に仕事をしているものとして、天候のことは言い訳にはなりません。ものづくりのプロとして、大いに反省すべき点がありました。

しかし、一人ひとりのお客様に状況をお伝えし、発送ができないことを謝罪すると、ほとんどのお客様は「自然のものだから仕方ないし、来年まで待ちます」「応援してます、頑張ってください!」という温かいお言葉をかけていただき、本当に励まされました。

わたしたちのトマトを楽しみにしてくれている人がいる。その事実に、いち生産者として心が突き動かされ、熱い想いになりました。


去年の失敗を踏まえ、今年のKiff the TOMATOは、乾燥しやすい夏場の時期から発送を開始し、なおかつ雨が多い場合でも水分を吸収しないよう、ハウス内の畝の位置を外側から内側へ変更をいたしました。この様に対策を万全にし、2023年はKiff the TOMATOにとって2年目の重要なシーズンを迎えました。皆さんに楽しんで頂ける商品を作れるよう、しっかりと取り組みます!


★商品詳細について

 内容量: 16粒(※)入り(1箱あたり)

 ※自然のものですので、大きさや形は不揃いとなります。トマトのサイズが小さい場合には、16粒以上の内容量をお入れする場合がございますので予めご了承ください。ハコ詰めを行う際には、なるべく形を揃えてご用意をさせていただきます。
 ※なまもの(青果)になりますので、商品はチルド発送いたします。鮮度が重要になりますので、到着次第冷蔵庫にて保管し、時間を置かずにできるだけお早めにお召し上がりください。
 

★今後のスケジュール

 ・8月上旬:プロジェクト開始
 ・収穫開始(随時発送を行います)
  農場敷地内で収穫したものを選果・梱包し、新鮮な状態で即日発送いたします。(ヤマト運輸・クール便)
 ・9月中旬:発送完了
 ※トマトが熟してから更に熟成をさせるため、ベストの状態での収穫・お届けするために発送時期に幅を設けさせていただきます。


★リターンについて

CAMPFIRE限定セットでご用意しました。一般販売は極少数となるため、ぜひこの機会をご利用ください!

 ① Kiff the TOMATO 1箱 ・・・・50 セット
 ② Kiff the TOMATO 2箱 ・・・・30 セット
 ③ Kiff the TOMATO 3箱 ・・・・10 セット
 ④ Kiff the TOMATO 4箱 ・・・・5 セット

 ⑤ ミニトマト食べ比べセット(Kiff the TOMATO 1箱 +ほれまる 500g)・・・・30セット
 ⑥ Kiff the TOMATO 1箱 + ファーム雫の野菜詰合せセット5kg・・・・10セット

 ⑦ Kiff the TOMATO 2箱 + ファーム雫の野菜詰合せセット5kg・・・・5セット

★《野菜詰め合わせセット内容例》★

かぼちゃ(ダークホース・坊っちゃん)、ミニトマト(グラッセオレンジ・ほれまる)、 カラーピーマン、オクラ、ナス、ピーマン、甘長トウガラシ、ハラペーニョ、ゴーヤ、ズッキーニ、カリフラワー、ブロッコリー、じゃがいも、大根など
※セット内容は一例です。上記の中から野菜を組み合わせて詰め合わせをご用意します(中身のご指定をいただくことはできません。また、内容は変更になる場合がございます)。
※価格は全て、送料・税込み表記としております。
※いずれも数量限定となります。

※当プロジェクトはAll-in方式のため、プロジェクト期間中からリターンの発送をさせていただきます。

★実行者紹介

 代表者 ファーム雫 佐伯 謙一

私はイタリア料理が好きで良く自分で料理をしていました。

イタリアンと言えばトマト。色々なトマトを食べる中で、ふと「美味しいトマトはどうやったら作れるのか?」を調べ始めたのがきっかけで、どうせなら自分で作ってみようと思い、農業を始めました。

就農したばかりのころは、納得の行く野菜を作っても販売がうまく行かなかったり、収量が上がらず経営的な苦労も経験をしてきました。新規の土地でスタートしたため、家も無いし、道具も知識もありません。まさにゼロからのスタートをしたので、畑作に向かない土地と悪戦苦闘し思うように作物が育ってくれて黒字化に転じるまでは3-4年かかりました。


岩見沢市栗沢町にあるファーム雫の農場風景

そんな苦労が多かった新規就農時代ですが、私達はこの栗沢町の人たちに助けてもらい、教えてもらったから今があります。この地域が好きだから、ここ栗沢で誕生したKiff the TOMATOを広めて、もっと栗沢町を知ってもらいたいと思っています。


『ファーム雫が野菜づくりで大切にしていること』


◎とにかく、本当に美味しい野菜を、沢山の方々に食べて頂く事。
◎トマトの味と品質には、自信を持ち妥協しない事。


この想いを大切に、日々、夫婦二人三脚で自分たちが納得する美味しい野菜づくりを追求しています。

農業は自然を相手にしているので、土作りから始まり、24時間365日作物に向き合って、苗1本1本に目をやり深く愛情を注いでいます。
樹の一つひとつを丁寧に観察し、栄養が分散しない様に適度に芽を摘み、味を凝縮させます。大変手間のかかる作業です。樹がまっすぐに伸びるよう一つひとつを固定していきます。

鮮やかに色づきしたグラッセオレンジ。甘さと旨味が濃いです。少しシワが入ってKiff the TOMATOになり始めているものも。

トマトの他にもナスやハバネロ、カラーピーマンやかぼちゃなど色々な野菜を愛情込めて作っています。

種まきから育成、収穫して梱包まで、一つ一つの仕事を真摯に向き合い、私達のモットーである、食べる人が美味しいと笑顔で喜んでもらえるような野菜づくりを心がけています。


北海道の岩見沢で自分たちが育てた自慢の作物を、全国の皆さんに味わっていただけることが何よりも嬉しくて、心から楽しみにしています!


★〈ファーム雫SNS〉

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★〈農園情報〉

 農園住所:北海道 岩見沢市栗沢町栗丘18番地3
 受付時間:8:00~17:00
 WEB:https://farm-shizuku.stores.jp/
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■ご支援に際してのご案内事項

 天変地異その他の事情によりリターンのお届けが遅れる場合もございます。
 天候や天災などにより納得のいく生育状態にならない等の事情によって、期限内に商品をお届け出来ない場合がございます。
 その場合は可能な限り早く皆さまにご連絡を行い、商品お届けについて報告、誠実に対応をさせて頂きます。

 本文中に記載させていただいたスケジュールは、あくまでプロジェクト公開時点の予定であり、 リターン品の性質上、配送について遅延が生じる恐れもございます。
  原則として、配送遅延に伴うリターンのキャンセルはお受けいたしかねますが、リターンの配送予定月から2ヵ月を超えた場合には希望者に限りキャンセルの対応をさせていただきます。

 以上の注意点につきまして、ご理解とご了承のうえご支援いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

 最後に私たちの野菜を召し上がっていただいた皆さまに喜んでもらえるよう、スタッフ一同心を込めて対応させていただきますので、何卒ご理解の上、応援よろしくお願いいたします。


《当プロジェクトは、ファーム雫が商品の製造と販売を行い、㈱メディアプロがプロジェクト運営を行っております》

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