祖父が生まれた台湾といわきを繋ぐ
「恵みのカレー炒飯」に挑戦!

「東や3代目」代表で料理人の東孝之です。

台湾出身の祖父が創めた食堂「東屋」を父が継ぎ、私が継ぎ、3代目として頑張って参りましたが、昨年末、共にお店を切り盛りしていた母の体調悪化でやむなく閉店しました。ですが、今年6月12日に炒飯専門店として復活いたしました!

今回、祖父が生まれた台湾と、福島県オリジナル品種米「天のつぶ」、いわきの海産物「常磐もの」を融合させた、新しい「恵みのカレー炒飯」の開発と、当店自慢の炒飯をオンラインで販売するクラウドファンディングに挑戦します。

食べていただいたお客様に「美味しい」と「幸せ」をお届けしたく、ぜひ皆さんのお力をお貸しください!

「東や3代目」の東孝之です。皆さま、ぜひよろしくお願いいたします。


<All-in方式>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


炒飯専門店として再スタート

台湾南投県出身の祖父が戦前に日本にわたり、今から73年前の1948年、横浜市に開業した「東屋食堂」。

10年程営業を続けた後、いわきに縁が繋がり、小名浜に移転。祖父、父と受け継ぎ、3代目として「お食事処 東や」を続けて参りました。

メニューは、中華そば、焼き肉定食、カツ丼など約30種類。常連のお客様にも恵まれていましたが、一緒に調理を担当していた母が倒れ、昨年、やむを得ず閉店を決意し、廃業届を出しました。

閉店する旨のお知らせを出した後、特に、今まで食べに来てくださっていたお客様や、東日本大震災の際にボランティアでいわきに来てくださり当店にも足を運んでくださったお客様から、閉店を惜しむお言葉や手紙をたくさん頂きました。

お客さまからの手紙。私の宝物です。

「どこよりも一番おいしい食堂でした。あの味が食べられないのが残念です」。

閉店までの数日間、店には長蛇の列を成して頂き、最後のお客様まで絶対に手を抜かずに最高の料理をお出ししようとやり切った気持ちでいましたが、手紙に書かれていたこの言葉に、閉店の後悔と再起への情熱が沸き上がりました。


うまいものを食べた瞬間、ひとは必ず幸せになる

ただ、情けない話かもしれませんが、閉店直後には色々と考えすぎて動けなかった自分がいました。そんな時、バイブルにしている漫画「中華一番!」を読み返し、座右の銘にしている台詞を改めて振り返ってみました。

「うまいものを食べた瞬間、ひとは必ず幸せになる」


自慢の炒飯をぜひ食べてほしい

漫画「中華一番!」には、自分を奮起させてくれる素晴らしい台詞のほかにも、中華の料理人にとっては、これは作ってみたいと思う料理も数多く描かれています。

そのなかで、一番作ってみたいと思ったのが「爆旨えびちり炒飯 極」。漫画では、エビチリのチリソースにケチャップではなくトマトを使用。それをヒントに、トマトと海老の頭を使った特製チリソースを開発し、大ぶりのエビを使ってメニュー化したところ、いま、店の一番人気のメニューになってくれました。

爆旨えびちり炒飯 極(¥1,200)

ほかに、2代目だった父が開発した焼き肉定食の秘伝ダレを受け継ぎ、福島県オリジナル豚「麓山高原豚」とあわせた秘伝焼肉炒飯。私が子どもの頃にまかないとして良く食べていたシンプルな味付けの卵炒飯。この3つの炒飯を中心に、お出しさせていただいています。

秘伝焼肉炒飯(¥1,100)

全てテイクアウトでも提供しています

メニューに使っているお米は、全て福島県のオリジナル品種「天のつぶ」。この品種は、福島県が長年独自開発してきたもので、いよいよお披露目という時に、東日本大震災が発生し、売り出すことができず苦労したという経緯を聞き、こんなに美味しいお米をもっとたくさんの人に食べて頂き、台湾を含め世界の人にも知ってもらいたいと思い使っています。


漫画「中華一番!」作者小川悦司先生からのメッセージ

再起にあたり、バイブルの漫画「中華一番!」の作者である小川悦司先生に感謝の気持ちを手紙で伝えたところ、直筆の手紙に加え、主人公をあしらった激励の色紙を送ってくださいました。

この手紙と色紙のおかげで、一切の迷いがなくなり、思い切り前に進むことができました。

小川悦司先生直筆の色紙。感謝しかありません!


台湾への想い

2021年の秋頃、コロナ渦で売り上げが低迷した事で始めたお店のSNS運用の過程で、台湾高雄市在住の台湾人呉さん(kureさん)と知り合いました。

売上が激減して閉店を覚悟した時、「コロナが落ち着いたら会いに行くよ!商売繁昌頑張って」と励ましのお言葉を頂き、私は涙が溢れて止まりませんでした。それは、つい最近まで福島県産の農産物が台湾において「核食」と表記され、輸入禁止措置になっていたのを知っていたからです。

呉さんは、北海道剣淵町の観光アドバイザーを務めた経験があり、私の祖父が台湾南投県出身だった縁から、いわき市と高雄市の国際交流発展にも貢献したいとおっしゃって下さいました。

呉さん(右)にいわきの観光案内をしました

閉店した東やを、「炒飯専門店東や3代目」として再オープンした時には、開店祝いに本当に会いに来てくれて、料理本や台湾産の様々な調味料をお土産に持参して下さいました。この時に頂いた「紗茶醤(サーチャージャン)」が、今回のチャンレンジの一つである「恵みのカレー炒飯」を作るきっかけとなりました。

呉さんに頂いた 紗茶醤(サーチャージャン)


「恵みのカレー炒飯」の開発

今回のクラウドファンディングでは、まず1つ目の取り組みとして、新商品「恵みのカレー炒飯」の開発に挑戦します!

自分のルーツである台湾では、紗茶醤(サーチャージャン)を料理に多用する食文化があります。紗茶醤は、大豆油、干し魚、干しエビ、ニンニク、エシャロット、唐辛子、生姜を原料とした辛味と旨味を併せ持つ調味料で、台湾や東南アジアでは欠かせない調味料です。

この紗茶醤を日本の食文化に合うようにカレー粉と併せて、炒飯としての新しい食べ方を試行錯誤しています。濃厚な深い味わいにするために、いわき沖で獲れる魚介「常磐もの」を使い、台湾と日本の融合した新メニューを作ります。

絶対に美味しい新しい炒飯を作り出しますので、完成しましたら、渾身の「恵みのカレー炒飯」をぜひ食べていただきたいです。福島は震災と風評被害に苦しむ現実がありますが、それを乗り越え、新しい美味しさを世界に広げる足掛かりになる事を目指しております。


オンライン販売にも挑戦!

そして、2つ目の取り組みとして、当店自慢の炒飯の「オンライン販売」に挑戦します!

東やの再オープン時には、ありがたいことにテレビや新聞で沢山紹介していただきました。

おかげさまで、土日には県内外からたくさんのお客様に来ていただいておりますが、十分な駐車場を確保できておりません。
また、お客様で溢れかえる店内と外の行列で長時間お待たせする事に、夜も眠れない程に心を痛めておりました。

そこで今回、お店に足を運ばなくても食べていただけるよう、加熱調理済みの炒飯を真空パックにしてオンライン販売する事を考えました。

みなさまからのご支援は、オンラインで炒飯を販売する為の調理機器の購入やECサイト製作費に充てたいと思っています。
ぜひ皆さま、ご支援をよろしくお願いいたします。


ご支援の使い道とスケジュール

【資金内訳】
みなさまからいただいたご支援の遣い道については、以下のように考えています。

▶オンライン販売用真空パック機器購入:550,000円
▶オンライン販売用ECサイト製作費:330,000円

クラウドファンディングの目標額は、50万円。足りない分は、自己資金で賄います。皆様からのご厚意に頼りっぱなしではいけないと思い、自己資金も投入し、容器やパッケージも進めていきます。ぜひこの決意を知って頂き、少しでもご支援して頂ければ嬉しいです。

【現在までに進めていること】
・令和4年12月閉店した「東や」を令和5年6月12日に炒飯専門店として再開
・台湾カレー炒飯の試作の繰り返し
・オンライン販売を実施するための保健所への手続き

【これからのスケジュール】
・9月:クラウドファンディングスタート。恵みのカレー炒飯の開発と試作。
・9月中旬:オンライン販売用真空パック機器の購入 

・9月下旬:ホームページの完成
・10月中旬:恵みのカレー炒飯のお披露目、クラウドファンディングでご支援して頂いた方に、先行してお届け
・10月下旬:オンライン販売用ECサイト完成予定
・10月下旬:恵みのカレー炒飯の一般販売、オンライン販売開始


一緒に働くメンバーから

炒飯専門店 東や3代目で働く中島圭子と申します。

東や3代目さんのリニューアルオープン、スタッフ募集をSNSでお見かけし、私にも何か出来る事があるのでは?と思い応募させて頂き、現在スタッフに至ります。

オーナーの炒飯に対する情熱と意気込み、近くで見ていると凄いなあと尊敬しております。

お客様に美味しい炒飯をお出しする。当たり前の事なのですが、そこまでに至る数々の行程、手間、時間を使ってお客様に提供しております。

皆様にもオーナーの頑張りを少しでもお伝え出来ればと思っております。

皆さま、ご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします!


中島圭子さんは、ハンドメイド作家としても活躍しています。
X(旧Twitter)アカウントはこちら⇒ https://twitter.com/jimacat569


リターンのご紹介

ご支援いただいたみなさまに、いくつかのリターンをご用意しています。

現在、試行錯誤して開発している「恵みのカレー炒飯」を、一般販売前にお届けするリターンをはじめ、炒飯専門店として再スタートした「東や3代目」で使用している福島県開発米「天のつぶ」の東やオリジナルパッケージ米や、東やお食事券等をご用意いたしました!

ご支援してくださった皆様に、少しでも美味しさと笑顔をお届けできるよう頑張ります。

【新リターン追加のお知らせ】「応援メッセージを寄せてくださったインフルエンサーのりょうじさんが、新規リターンを考えてくださいました。実は私はお店の再オープンの際、りょうじさんに投稿文やプロフィールの添削を依頼。結果バズったおかげで、県内外問わずメディア関係者の方にも目を留めていただけるきっかけに。オススメは、【3名様限定の60分のSNSコンサルティング】です。私のクラウドファンディングへの応援の為の特別価格でご提供させていただきます。是非この機会に、インフルエンサーのコンサルティングを受けてみて下さい。

応援メッセージ

クラウドファンディングにあたって、あたたかい応援メッセージも頂きました。
メッセージをくださった方々のためにも、益々腕を磨いていきたいと思います。

鈴木浩三さんのX(旧Twitter)はこちらです⇒https://twitter.com/ameCafe2

佐藤樹里さんのX(旧Twitter)はこちらです⇒https://twitter.com/JuriJapan1

りょうじさんのX(旧Twitter)はこちらです⇒https://twitter.com/RYOJI_PORSCHE


最後に

涙ながらに閉店を惜しむお客様の存在が、東やが地域のお客様にとって「心の糧」であった事に気づかせてくれました。この先も、地域のお客様に愛されるお店になれるよう、誠心誠意尽力してまいります。

福島県の大地と海の恵み、台湾産の贅沢な調味料を使用した『恵みのカレー炒飯』の開発に成功し、皆様の心に豊かさを届けることを目指しています。このプロジェクトが国際交流の促進に寄与し、またいわき市への台湾人観光客の増加につながることを願っています。来年、台湾へ足を運び、祖父の実家のお墓参りを兼ねて、台湾人の友人が住む高雄市の魅力を、いわき市の皆様にもお伝えする予定です。

皆さまの温かなご支援、どうぞよろしくお願い申し上げます。



< 炒飯専門店 東や3代目 >

〒971-8164 福島県いわき市小名浜西町2-8

TEL:0246-54-3044

営業時間:11:00~14:30、17:00~19:00

定休日:水曜日



【本プロジェクトは「企業ひと技応援ファンド」の取組です】

「企業ひと技応援ファンド」事業は、いわき市・いわき産学官ネットワーク協会・いわき信用組合・いわき商工会議所が連携し、次世代に継承すべき技術・サービス・商品を持つ事業者、ポストコロナに対応するため新しいビジネスモデル構築に取り組む事業者をサポートするために企画されたものです。今回、私たちを、新しい時代に「残したい・伝えたい」企業として選んでいただきましたので、是非とも皆様のお力をお貸しください。ぜひとも応援をよろしくお願いいたします。(事務局・いわき商工会議所)

  • 2023/11/05 22:40

    支援者の皆様へこの度は、ご支援とたくさんの温かい応援のお言葉本当にありがとうございました。リターンの発送が遅れてしまい誠に申し訳ありません。全ての作業を一人で行っている事もあり、想定よりも時間が掛かってしまいました。私の不甲斐なさにより大変ご迷惑お掛けしました。仕事の合間をみながら、少しずつ準...

  • 2023/10/10 11:28

    この度は、皆様のご支援のおかげで、目標金額の85%まで集めることができました。本当にありがとうございます。さて、クラウドファンディングの目標金額は、まだ2割残っています。この2割を集めるために、真空パック調理器を先に自腹で購入しました。TOSEIのHVP-282という高温対応タイプの真空包装機...

  • 2023/09/10 00:38

    現在、売り上げが最低目標の1/3程度しか達成できていません。正直にお店の現状をお伝えするのは難しいですが、テイクアウト販売をメインにしたことが、地域のお客様のご期待に添えず、売り上げが大幅に減少しました。お昼時には一人のお客様もいらっしゃらず、営業を続けることが不安な日々もございました。今は店...

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