自己紹介
はじめまして。沖縄県糸満市に本社・蒸留所を構える、まさひろ酒造の宮里耕平です。
私たちは、「うまさひろがる」をスローガンに掲げ、泡盛を核としながら、
ジン、ウォッカ、ウイスキー、リキュールなども手がける、1883年創業のクラフト蒸留酒メーカーです。
私たちが定義する「うまさ」とは、「高品質な味わい」と、「人と人の気持ちのつながり」から生まれてきます。
「うまさ」には人の心を豊かにし、笑顔や感動をもたらす力があると信じています。
140年の歴史の中で受け継がれてきたDNAを持って、「うまさひろがる」世界を創造すること。それが、 私たちの企業ミッションです
その数は1972年以降、累計で176個にものぼります。
中でも、最高級の古酒をブレンドした「五頭馬(ごとうま)」は16年連続モンドコレクションで最高金賞を受賞。
海外向けウォッカの「SEARA(シーラ)」は2023年 International Spirits Challengeで世界一位に輝きました。
そのほかにも、沖縄初のクラフトジンである「まさひろオキナワジン」や、泡盛でも多数の受賞歴があります。
このように、私たちは熟成やブレンド、蒸留などの技術に力を入れているとともに、クラフト蒸留酒メーカーとして、泡盛以外にも新しいジャンルのお酒作りへの挑戦を続け、140年間その技術を磨いてきました。
この挑戦のきっかけ
私たちが今回挑戦するのは、「早期熟成シングルカスク 昌廣ニューボーンウイスキーの製造」です。
今年、まさひろ酒造は創業140周年を迎えました。
4月には、泡盛の新製品「島唄」を沖縄県で先行発売し、たくさんの方に飲んでいただき、「うまさ」をひろげています。
そのような中、140周年を記念して新しいジャンルでも「うまさひろげる」取り組みをしたいと考え、
これまで製造したことのないモルトウイスキーづくりにチャレンジすることにしました。
泡盛と同じ蒸留酒という分類ではあるものの、泡盛は1回蒸留に対してウイスキーは2回蒸留など、製造するうえでも初めての経験がたくさんありました。
特に、ウイスキーで活用するポットスチルとは異なる蒸留機での製造はなかなか思うような味を出すことが難しく、何度も試行錯誤を重ねた結果、この「早期熟成シングルカスク 昌廣ニューボーンウイスキー」が誕生しました。
商品説明
このウイスキーは、まさひろ酒造が初めて作ったモルトウイスキーです。
「モルトウイスキー」と謳っているとおり大麦の麦芽のみを使用しています。
熟成にはシェリー樽を利用し、140日間大切に熟成しました。
140日たらずという熟成期間を聞いて、「熟成が足りないのでは?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、沖縄では日本で唯一の亜熱帯気候という自然環境を活かし、通常より3倍とも言われる樽の早期熟成が可能であるため、短い熟成期間であるにもかかわらず、モルトの甘味がよく出ていながらもニューボーンウイスキーの繊細な味が感じられる、自慢の製品に仕上がりました。
甘いメープルや果実を思わせる香りや、ライトではあるものの、決して味わいは軽すぎない。
彩り鮮やかな味がお楽しみいただけます。
また、この製品は貴重なシングルカスクニューボーンウイスキーです。
「シングルカスク」とは、1つの樽から取り出した原酒を他の樽とブレンドすることなく瓶詰めしたウイスキーであり、
同じボトルは世界に多くとも数百本しか存在しない希少性があるものです。
ウイスキーは同じ蒸留所、熟成年数であっても、樽ごとに味・香りが異なる個性を持っています。
その中でも最上のものを選び抜き、他の原酒とブレンドすることなく瓶詰めしたものが
この「早期熟成シングルカスク昌廣ニューボーンウイスキー」です。
今回は、140周年にちなんで、140本のみの限定品として販売いたします。
1本1本ラベルにシリアルナンバーを印字し、お手元にお届けいたします。
二度と出会えない、ただ1つの樽から生まれた至極の製品をお楽しみください。
商品情報
開発者の声
140周年企画の第二弾として、まさひろ酒造としては初のモルトウイスキーの製造に取り組みました。
このウイスキーは世界的にも珍しい「横型蒸留機」で蒸留しています。
蒸留機には「縦型蒸留機」と「横型蒸留機」の2種類があり、横型蒸留機は、その名のとおり横に長い蒸留機です。
縦に長い縦型蒸留機よりも、横型蒸留機の方が味に関わる成分は蒸留されにくく、成分が蒸留液に移りやすい傾向にあります。そのため、深い味に仕上がりやすいという特徴があります。
横型蒸留機は、泡盛を製造するメーカーで利用されるため沖縄に存在していますが、多くの数は存在していません。
横型蒸留機でウイスキーを製造している企業は少ないことから、とても珍しい方法で製造したシングルモルトウイスキーです。
できあがったばかりのニューボーンウイスキーはとても華やかな味わいで、シェリー樽で熟成させることにより、モルトの甘味がよく出ており、メープルや果実の香りなどが感じられる多彩な味わいの製品に仕上がりました。
短い期間の熟成ではありますが、沖縄の亜熱帯気候をうまく活かすことができ、みなさまには特別な「時間」を楽しんでいただけるウイスキーができたと、製造部一同、自信を持っておすすめすることができます。
「Made in 沖縄」へのこだわり
この製品は「沖縄のクラフト蒸留酒メーカー」が作る初めてのシングルカスクニューボーンウイスキーのため、ボトルやラベル、化粧箱にもこだわりを詰め込みました。
ボトルは、まさひろ酒造本社がある沖縄県糸満市の琉球ガラス村で1つ1つ手作りした琉球ガラスのボトルです。
ウイスキーを飲み終えた後も部屋に飾っておけるような、ナチュラルでありながらも高級感のあるものに仕上がっています。
琉球ガラスは沖縄の工芸品のひとつで、100年もの歴史があり、溶けたガラスに吹き棹で空気を送り形をつくる「吹きガラス工法」を主な技法としています。
戦後の物資不足でも職人たちは米軍の施設から大量に破棄されていたビールやコーラなどの廃瓶を原料とした「再生ガラス」として生産を続け、現在の「琉球ガラス」の顔として沖縄の人々の生活のなかで親しまれています。
琉球ガラスは、再生用の瓶の減少や製造時の扱いの難しさから作り手は年々減ってきているのが現状です。
しかしながら、その独特な色やハンドメイドの風合いが人気が高く、お買い求められる方が多くおられます。
今回、私たちが厳選したボトルとグラスのどっしりとした重みと温かみのある曲線は、心地よく手に馴染み、きっとお気に召されるものとなるでしょう。
商品の顔であるラベルの素材にもこだわりました。沖縄の月桃を原材料とした手触りのよい和紙を使用しており、1つ1つ手作業のスタンピングで仕上げました。
お酒の品質を守るコルク栓は、木の色や素材から、化粧箱やボトルの雰囲気に合わせたものを選定しました。1つ1つ微妙に形や口径が異なる琉球ガラスのボトルにぴったりとおさまるものを手作業で選別し、ボトルにはめ込みました。
ボトルを大切に保管する外箱は、沖縄県内で手作りの木工製品を手がける「五え松工房」の制作による、沖縄の栴檀(センダン)の木を使った木箱です。栴檀は女児の誕生とともに家に植栽し、結婚の際に材で箪笥をつくる風習もあった木、ということでも知られています。それぞれが微妙に大きさが異なる手作りの琉球ガラスボトルに合わせた木箱を特別に制作してもらいました。またニューボーンウイスキーを楽しむためのこだわりの手作りコースターや黒檀の木を削ったマドラーなども特別に制作していただきました。
このように、細部までこだわり抜いた結果、世界に同じボトルがふたつとない、1本1本が特別な仕上がりのニューボーンウイスキーが完成しました。
リターンについて
以下の4つのプランをご用意しております。
①【数量限定】シングルカスク 昌廣ニューボーンウイスキー
②【数量限定】シングルカスク 昌廣ニューボーンウイスキーとカトラリーセット
(グラス1つ、オリジナルコースター1つ、マドラー1本、ボトル1本)
③【数量限定】シングルカスク 昌廣ニューボーンウイスキーと琉球ガラスのグラス2個セット
④【数量限定】シングルカスク 昌廣ニューボーンウイスキーとグラス、カトラリーのペアセットプラン
(グラス2つ、オリジナルコースター2つ、マドラー1本、ボトル1本)
クラウドファンディングから製品お届けまでのスケジュール
2023年10月23日 クラウドファンディング開始
2023年11月22日 クラウドファンディング終了
2023年11月末 受注分の瓶詰め実施
2023年12月〜 順次配送予定
※配送時期については変更の可能性がございます
資金の使い道
皆様からご支援いただいた資金は、樽代の補填、ラベルおよびボトル、プロモーション画像の撮影や編集等の作成の一部にいたします。
※今後まさひろ酒造では、ウイスキー事業を通じて、首里城復興の支援をしていきたいと考えています。
皆様へのメッセージ
皆様お待たせしました。この度、創業140周年を記念してニューボーンウイスキーを製造する事が出来ました。
まさひろ酒造らしい重厚感がありつつもクリアな仕上がりとなっております。
本件を機にクラフト蒸留酒メーカーとして本格的に動き出します。伝統地場産業の泡盛を継承しながら、お客様の期待に応え続ける200年企業を目指して参ります。まだまだ成長過程の蔵元ですが是非とも一緒に楽しんでいただければ幸いです!
応援者の声
琉球ホテル&リゾート名城ビーチ THE BARマネージャー 今安 啓さん
ホテル歴約35年。スイスホテル南海大阪、ハレクラニ沖縄、ホテルザミツイ京都でチーフバーテンダーとして勤務。現在、琉球ホテル&リゾート名城ビーチ THE BARマネージャー。
この度はこの様な貴重なニューボーンのウイスキーをテイスティングさせて頂ける事に大変感謝しております。
まずは化粧箱やボトル、ラベル、コースター、マドラーに至るまでこのウイスキーへのチャレンジに強い思いとこだわりを感じてしまいます。
色は淡いゴールド。ノーズはモルト由来の甘み、エステル香が土台となり、メープル、胡桃、栗を思わせる香りが次々と感じられる。プレートは 原料の穀物の程良い風味と甘みがしっかりした上でオロロソシェリー樽由来の僅かにドライフルーツの余韻を放ち始めています。
まるで南国沖縄を思わせるように温暖で優しくクリアなのにいつまでも記憶に残る味わいです。
ニートからストローで水を1滴、2滴と加えていくと時間と共に表情が刻々と変化しますので、ゆっくり時間をかけてお楽しみ頂きたいです。
まだ1年足らずの熟成とは思えない出来ですが、今後また熟成が進み、沖縄のウイスキーとして世界に評価されるのが非常に楽しみです。
Bar The Authentic 坂梨 バーテンダー 池 正昭さん
バーテンダー歴19年。2021年からBar The Authentic 坂梨に勤務
一口、口に含んでみると、麦自体の甘さがしっかり出ていることを感じます。
食後酒として、ドライフルーツやチョコレートなどと愉しんでいただくと、お互いの持つ良さを引き出すことができるでしょう。加水すると、蜂蜜を思わせる香りが一気に広がります。
短期間の熟成の場合はアルコール感が際立つことが多いのですが、このウイスキーは熟成期間が短いとは思えないしっかりしたボディのウイスキーで、沖縄ならではの亜熱帯感が愉しめます。
今後、より熟成したものも非常に楽しみなウイスキーです。クラウドファンディング、応援しています!
赤坂見附「bar Algernon Sinfonia」オーナーバーテンダー 小栗絵里加さん
バーテンダー歴 約15年。北海道に生まれ、音大を出身後、芸能活動の傍らで始めたBarの仕事に魅了され本格的に道を歩み始める。
一口、口に含むと、ほんのりお米や梅酒を思わせるような果実の香りが広がります。
しっかりした甘みを感じた後、最後に残るのはチョコのような甘い風味の後味です。
ウイスキーにフルーツのような風味があるため、レーズンはもちろん、フレッシュな葡萄やいちじくなど、フルーツとも相性抜群ですし、バニラアイスやガトーショコラ、チェリーパイなど、食後に甘いものと合わせるのも良いでしょう。
紅芋タルトやちんすこう、サーターアンダギーに蜂蜜をかけたもの、ジーマミー豆腐など、沖縄県の名産品とのマリアージュを愉しむのも良いかもしれません。
短い熟成期間でこの美味しさのウイスキーですので、今後の熟成が楽しみです。
【早期熟成シングルカスク 昌廣ニューボーンウイスキー】
・名称:早期熟成シングルカスク 昌廣ニューボーンウイスキー
・品目 :ウイスキー
・原材料名:モルト
・内容量:750ml・アルコール分 : 63%
・保存方法:常温保存
・添加物表示:添加物なし
・アレルギー表示:アレルゲン原料の使用なし
<酒類販売管理者標識>
1.販売場の名称及び所在地:有限会社平成酒類販売 糸満市西崎町4-22-3
2.酒類販売管理者の氏名:棚原 真千子
3.酒類販売管理研修受講年月日:令和5年7月6日
4.次回研修の受講期限:令和8年7月5日
5.研修実施団体名:沖縄県小売酒販組合
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る100%達成&完売いたしました!
2023/10/30 11:09はいさい!まさひろ酒造の宮里です。10/23にスタートした本プロジェクトですが、1週間で100%達成&完売いたしました!挑戦を応援していただきましたこと、関係者一同心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました!これから皆様にお届けするまでも、丁寧に心をこめて作業いたします。到着は2023年の12月頃を想定しております。少し間が開いてしまいますが、今しばらくお待ちくださいませ。また、梱包の様子など活動報告にてお知らせできればと思います!引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る
開始5日で65%突破!ご支援ありがとうございます!
2023/10/27 17:26はいさい!まさひろ酒造の宮里です! おかげさまで、「シングルカスク 昌廣ニューボーンウイスキー」プロジェクトがスタートしてから約5日で、78名もの方にご支援いただき、達成率も65%となりました!完売しているリワード品も出てきており、 本プロジェクトを多くの方にご支援をいただけていることが本当に嬉しく思います。お気に入りに登録いただいている皆様も、ありがとうございます。夜のお時間や週末にかけての購入が増加する傾向にありますので、ご希望のリワード品がある方は、お買い逃しのないよう、お早めにご購入いただければと思います!目標金額まではまだまだ長い道のりですので、引き続き応援や、ご購入いただいた皆様におかれましては本プロジェクトの拡散もどうぞよろしくお願いいたします! もっと見る
製品開発秘話 その2 〜琉球ガラスのボトルとグラスについて〜
2023/10/25 19:00はいさい!まさひろ酒造の宮里です。 本日は、ウイスキーを語るうえでは欠かせない、ボトルについてご紹介いたします。このニューボーンウイスキーのボトルは、琉球ガラス村様に特別に制作いただきました。▼琉球ガラス村様 サイトURLhttps://www.ryukyu-glass.co.jp/ガラス職人の方が1つ1つ手作りで制作しており、この世に2つとして同じものはありません。プロジェクトページにも記載の通りとなりますが、琉球ガラスは沖縄の工芸品のひとつで、100年もの歴史があり、溶けたガラスに吹き棹で空気を送り、形をつくる「吹きガラス工法」を主な技法としています。戦後の物資不足でも職人たちは米軍の施設から大量に破棄されていたビールやコーラなどの廃瓶を原料とした「再生ガラス」として生産を続け、現在の「琉球ガラス」の顔として沖縄の人々の生活のなかで親しまれています。琉球ガラス村の工房の画像です。熟練の職人の方が1つ1️つ手作業でボトルを製作しています。琉球ガラスは、再生用の瓶の減少や製造時の扱いの難しさから作り手は年々減ってきているのが現状です。しかしながら、その独特な色やハンドメイドの風合いは人気が高く、お買い求められる方が多くおられます。今回は、「ニューボーンウイスキー」であるため、あえて着色をしていないガラスを使うことで、「誕生」、「ニューボーン」の世界観を表現しました。また、大きさや形についても何度も打ち合わせを重ね、希望の大きさや形状に近づけていただきました。その結果、美しい形状と1つ1つ凹凸が異なるため風合いも異なる、素敵なボトルを完成させることができました。また、リワード品のグラス「天の川てぃんがーらクリアグラス」もご提供いただきました。暗闇で光るたくさんの星が銀箔で表現され、天の川が蓄光で表現されておりとても幻想的で素敵な風合いです。リワード品の詳細はこちらからチェックしてくださいね!https://camp-fire.jp/projects/view/688274琉球ガラス村の皆様、ありがとうございました!(※リワード品はクリアガラスとなります)製作いただいた琉球ガラス村の皆様からのコメント琥珀色の酒の色が映えるよう、クリアガラスで作られた特製ボトルです。その美しさを最大限に引き出すため、きめ細やかな段取りと技術を駆使しました。ボトルの肩のラインがしっかり角張るように造形するのも、苦心したところの一つです。▼琉球ガラス村 サイトURLhttps://www.ryukyu-glass.co.jp/琉球ガラス村では、ボトルだけではなくグラスなどの工芸品も取り扱っております。体験教室も開催されておりますので、お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りください! もっと見る
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