漁師町である千葉県・銚子の水産加工業を100年以上支えてきた老舗卸問屋が挑むワインの醸造。魚のうまさを引き立て、人をつなぎ、銚子を前に進める革命のワインづくりがはじまります。

漁師町にワイナリー?


2023年11月。千葉県銚子市に新たに

ワイナリーが誕生します。その名も銚子葡萄酒醸造所。

なぜ銚子に?なぜワイナリーを?

それは私たちにはどうしても成し遂げたい夢があるからです。

ワインならそれを叶えられると確信しこのプロジェクトは始まりました。



銚子葡萄酒醸造所。

実はこの新たなワイナリーのルーツは1921年、

約100年前にまでさかのぼることができます。

写真/創業当時の丸徳商事


私たちが100年前から根を下ろす銚子市は、

千葉県の北東部に位置し、

利根川を擁する茨城県との県境の「先端」の町です。

古くから漁師町として栄え、

今でもその水揚げ量は日本一。

特に銚子の金目鯛「銚子つりきんめ」は有名で、ご存じの方も多いのではないでしょうか?


水産加工業を陰で支えて100年。

数多くの水産加工業の企業が集まるのこの地で、

私たちは食料品を製造する上で必要となる

「調味料」「食品加工材料」「食品原材料」

「工業薬品類」を調達しお届けしてきました。


それだけでなく、地元の飲食店・小売店にも

調味料をはじめ食事を提供するにあたって必要なものを

お届けしその生業を支えてきました。

その数は実に200社以上。

飲食店のお客様は最盛期で400店にもおよびました。

写真/当時の展示会の様子


銚子産のうまさの土台を

曽祖父の時代から4代にわたり守り抜いてきた自負があります。



銚子を銚子らしく鮮やかに返り咲かせたい。

そしていま、

銚子もまた、日本各地が直面する人口減少の波の只中にいます。

かつて東京の銀座と匹敵するくらいに人で溢れていた目抜き通りは

いまやシャッター街に。


活気にあふれた漁師によって育まれた文化も

このままでは消えていってしまう。

そんな危機感と寂しさを強く感じたのです。


「漁師町」×「醸造文化」×「時代性」。
ワインに到達。

私たちにできることはなんだろう。

食を支え、町の活気を支え、情報をつなぎ、

銚子を走り回ってきた私たちだからできること。

その答えは、私たちの原点にありました。


魚をとる、加工する、販売する。

銚子を活気づけるこの営みを円滑に動かし、

さらにパワーアップさせていくことが、

私たちが創以来ずっと大切にしてきたこと。


それを今の時代にあったやり方で実現させるために、

ワインを選びました。


「ワインなんて唐突な」という
お声も聞こえてきます。


でも、よくよく歴史を辿ってみると

銚子はワインがよく似合う町なのです。


なんといっても醸造の文化。

江戸時代からこの町は醤油の醸造で名をあげ、

今でもなお日本を代表する醤油醸造所が町の中にいくつもあるのです。

写真/醤油を醸造する樽。銚子は江戸時代から醸造の町


ワインにも通ずる「醸造の文化」を受け継ぎながら、

漁師町ならではの、

魚の美味しさを引き立てる名脇役で、

さらに気前のいい銚子の人たちの真ん中で笑顔をつくれるもの。

その答えがワインだったのです。


魚や和食とだけでなく
人が“マリアージュ”するワインを目指して。

私たちのワイナリーには、

譲れないいくつかのこだわりがあります。


  • ①銚子の和食食材とのマリアージュ!

銚子の和食食材とのマリアージュにこだわった味を目指しています。

ただ美味しいというだけでなく、

地元の食品製造メーカーや飲食店に

「にぎわい」を生む起爆剤になりたい。

そして、人に元気を与えるワインでありたいと考えています。


  • ②銚子発で人が交わるマリアージュ!

地元の方、観光で訪れた方、

そして大切な人からの贈り物を遠くで受け取る方、

すべての人に銚子から元気と希望を届ける。

それが銚子葡萄酒醸造所の使命です。


ご用意したのはフラッグシップの「KISSAKI(きっさき)」と
カジュアルな「漁師は歌う」の2種。


今回、醸造しているのは

銚子葡萄酒醸造所のフラッグシップラインである「KISSAKI(きっさき)」と

カジュアルに地元の漁師さんも飲む「漁師は歌う」の2ライン。




KISSAKI(きっさき)

KISSAKIは辞書的な意味では、

鋭利に尖ったものの先端という意味があります。

太平洋に突き出した銚子の形を表現するとともに、

波をかき分けて進む漁船の先端になぞらえ、

新境地を切り拓く人への声援にもなるワインとして開発しました。


モチーフになっている鶴は「万祝(まいわい)」と云われる、

漁師の伝統的な着物に描かれる絵柄からとっています。

その年に最も働きの良かった漁師に対して、

網元から褒美として渡された非常に縁起が良く誇り高い着物です。


そんなメッセージを込めたKISSAKIを 卒業、ご結婚、ご栄転など

人生の局面が変わるタイミングに贈っていただけると幸いです。


漁師は歌う

「漁師は歌う」はその名通り、

漁師が陽気にこのワインを楽しむ様をそのままワインの名前にしました。

手頃な値段で、気前よく毎日でも仲間とワイワイ飲める

カジュアルなワインになっています。

エチケット(ラベル)のデザインを

親しみやすくおしゃれにしたので、

センスの良さを何気なく表現できてしまいます。



リターンのご紹介

KISSAKI(白) シャルドネ

KISSAKIという名に相応しく、

シャルドネの中でも糖度が高く厳選した葡萄のみを使い、

辛口スッキリでありながら、コクの残る味わい、

バランスと尖りを兼ね備えた仕上がりになりました。

銚子葡萄酒醸造所が初めて手掛けたKISSAKIを是非お楽しみください。



漁師は歌う(白) ソーヴィニヨンブラン

ソーヴィニヨン・ブラン特有のある香りを残しながら、

和食や魚料理などとのペアリングを楽しめるように辛口スッキリに仕上げました。

潮風をあびた葡萄を使っているので、後味にほのかなミネラルを感じます。

刺身やレモンをかける魚のフライなどと相性が良いです。

香りをよりお楽しみになられたい方は、開封後約1時間ほどお待ちいただいた後、

お召し上がりください。



マリアージュセット 銚子つりきんめの冷凍フィーレ

銚子つりきんめは親潮と黒潮そして利根川が交わる銚子沖でしか取れないブランド魚です。

一子相伝の漁法で1匹ずつを丁寧に釣り上げ、金目鯛の中でも「すべての美味しい条件」がそろったものだけが、銚子つりきんめなのです。


その銚子つりきんめを鮮度の高い状態で特殊冷凍加工し、

ご自宅でも新鮮な状態で召し上がっていただける状態でお届けします。


<おすすめの調理方法>

1位 カルパッチョ
 作り方:
 ①皮目だけ熱湯をかけた(湯引き)後、氷水で3分ほどしめペーパーで水気をきります。
 ②お好みの厚さに切り、オリーブオイルと塩、レモンをかけてお召し上がり下さい。

2位 あぶり棒寿司
 作り方:
 ①ご飯にしそとごま、お好みで酢を混ぜ合わせ、キンメは軽く叩いてのばします。
 ②ラップを敷いた巻きすの上にキンメ、混ぜご飯の順に乗せ、よく巻いた後
  キンメを炙ったら出来上がり。

3位 刺身
 作り方: 
 ①皮目を湯引きか炙りで処理します。
  (そのままでも召し上がれますが、より美味しくなります)
 ②好きな厚さに切り醤油とワサビでお召し上がりください。



マリアージュセット 銚子製造の缶詰

銚子市の缶詰産業の歴史は古く、かつては製造工場が数多く集積していました。

銚子では冷凍せず水揚げから間もなく新鮮な状態で加工するものが多く、

缶詰は臭みがなくふっくらとした魚の缶詰になります。


これは水揚げ量日本一だからこそであり、銚子の缶詰は一味違うのです。

どうか銚子が誇る加工の技をご堪能下さい。


(今回の返礼品はペアリングの観点で、銚子港水揚げの魚介類ではないものもございます)



わたしたちも応援してます!

今回のプロジェクトは地元の皆様からも声援をいただき進めています。

ここではその一部をご紹介します。


ソムリエ、ペアリングアドバイザー 梅津佳弘さん

銚子葡萄酒醸造所 坐古代表 銚子初のワイナリーご誕生おめでとうございます。

ワインは食中酒であり、料理とのマリアージュと言いますが、相性が合う料理の味を格段に引き立てます。

銚子の食材の引き立て役となり、この地域で新たな食文化が誕生するところまでを期待します!

美味しく楽しく飲んで銚子で幸せに!


銚子つりきんめ漁師 鴨作泰幸さん、田村昌義さん、加瀬裕耶さん

私たちは銚子の海で長年、金目鯛の漁をしています。

中でもブランド魚となっている 銚子つりきんめ は我々の誇りです。海や漁師をモチーフにしたワインの誕生は大変嬉しく、銚子の活性化のために応援をしたいです。

皆様には私たちの自慢の 銚子つりきんめ と今回のワインを一緒に楽しんでいただければ幸いです!


大樹不動産株式会社 渡辺正司社長

ワイナリーの設立おめでとうございます。

私は不動産業として まちづくり を生業としています。これからの銚子の まちづくり を考える上で、新たなワインブランドの誕生は大変意義深く、是非応援したいと思います!


森幸漁網株式会社 森田哲平社長

私たち森幸漁網は銚子市で漁業を支え続けて100年以上になります。

今回坐古さんが挑戦される、漁業文化や産業を支えてきた方、地域を創ってきた方々へのリスペクトを込めたワイン造りを応援します!!


スケジュール


9月下旬  醸造スタート
10月下旬 campfireスタート
11月下旬 campfire 終了
12月初旬 ワインの完成 
12月中旬  リターンの発送
2024年春  新店舗オープン(仮)


資金の使い道
(1)醸造所の外観整備と店舗飲食スペースのDIY費用

   醸造所の横のスペースにある店舗兼飲食のスペースを皆さんが集まりやすく居心地の良い場所に作り変える

   ことを目指します。基本はDIYでお金をかけずに実施しますが、材料費のみ必要となります。


(2)銚子市の活性化に向けた取り組み

   気前の良い銚子文化を継承するために、子供たちや市民の方々向けのイベントや取り組みに使用いたします。


使用できなかった資金については、地域内外での有効的なプロモーションおよび諸経費に使用させていただきます。


実行者からのメッセージ


親潮と黒潮が交わる豊かな漁場銚子へ全国からこぞって人が集まる中、

私の先祖もその魅力に惹かれ、紀州から海を渡り移り住みました。

江戸時代から醸造文化が定着し、魚介も驚くほど獲れた銚子の町は

日本の魚食文化を支える重要な役割を担ってきました。

そんな銚子の地に根ざし、地域と人と海に生かされて、

2021年に創業100年を迎えることが出来ました。

銚子の町の強みである「魚食・漁師文化」や「醸造文化」をしっかり生かし、

100年分の恩返しをしたい、それがこのワイナリーづくりのきっかけであり

原動力になっています。


ワイナリーの名前に付けた「座古萬蔵商店」は父の代で一旦は役目を終えた、

曾祖父創業時の屋号を復活させたものです。

我々は、そんな地域や先祖、海を守り切り拓いていくすべての人たちへの

リスペクトを込めた、銚子ならではのワインを造っていきたいと思います。

そんな思いを込めたワインを、日本全国の海や魚を愛するワイン愛好家の方たちにも

楽しんでいただければ幸いです。


ワインはすっきりとして辛口な料理に合うワインを目指し、

地域や海の産品とのペアリングを楽しんでいただきたいと、

地元銚子沖でとれた脂がしっかりとのった「銚子つりきんめ」や、

銚子の魚加工の特徴とも言える「魚の缶詰」とのセットもご用意しています。


地域のたくさんの仲間たちを巻き込みながら

少しずつ地域に愛されるワインに育てていきたい。

そして、このワインを軸に銚子の魅力をつないでいきたい。

まだ始まったばかりですが、今後ワインを通して、食や文化、人、そして地域と

どんなマリアージュが生まれるのか、ワクワクしています。


未来の子供たちのために、気前の良い銚子文化を未来へ承継していきます!

どうかこれからの銚子葡萄酒醸造所 座古萬蔵商店にご注目下さい!


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


<酒類販売に関する掲示事項>
1.販売場の名称及び所在地:酒蔵まるとく 千葉県銚子市東芝町9ー1
2.酒類販売管理者の氏名 :坐古拓也
3.酒類販売管理研修受講年月日:令和5年4月13日
4.次回研修の受講期限:令和8年4月12日
5.研修実施団体名:銚子小売酒販組合

  • 2024/04/11 09:37

    みなさま代表の坐古です。ご無沙汰しております。大変長らくお待たせいたしました。赤ワインの返礼品にお申込みいただいた方への発送を順次開始していきますので、楽しみにお待ちください。酒販店様やECサイトでの販売も来週以降順次行って参りますので、よろしくお願いします!!

  • 2024/02/20 14:54

    皆様こんにちは!代表の坐古です。大変ご無沙汰しております。お陰様で当店のワインも順調に広がりをみせており、数多くの皆様から励ましやコメントをいただいており、誠にありがとうございます。当初から販売をいただいている銚子市近郊の酒販店様や、輸入ワインに比べると少し割高な日本ワインを快くご採用いただい...

  • 2023/12/09 01:22

    皆様約1ヵ月に渡るクラウドファンディングの期間、数多くの支援やアドバイス本当にありがとうございました。これから事業を進めていく上での糧になり、益々気合を入れていきたいと誓いました。皆さんのご期待に背かないよう、まずはしっかりと商品をお届けして参りますので、今しばらくお待ちください。尚、至らない...

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