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自己紹介

二宮尊徳の会 地福進一、村松達雄 共同編集

「二宮尊徳の会」は、当初神奈川県企業庁の職員を中心とする「報徳記を読む会」という読書会として、2008年6月に発足しました。読書会では参加者全員が「報徳記」の原文と現代語訳を輪読しました。その後、読書会の記録として「報徳記を読む」全5集、「鈴木藤三郎シリーズ」、「ボーイズ・ビー・アンビシャス」全5集など20冊以上の本を出版して、大学図書館・公共図書館に寄贈して参りました。

2021年4月発行の「技師鳥居信平著述集」、2022年12月発行の「訳注 静岡県報徳社事蹟」は、CAMPFIREのクラウドファンディングにおいて資金募集を行い、出版して、大学図書館・静岡県を中心とした公共図書館に提供しています。

過去のクラウドファンディングのURL
1回目:https://camp-fire.jp/projects/view/348897
2回目:https://camp-fire.jp/projects/view/623220


このプロジェクトで実現したいこと

鷲山恭平著「報徳開拓者 安居院義道」は、静岡県に報徳を広めた安居院庄七についての基本文献です。

昭和28年に12月25日に刊行されました。今から70年前です。

旧漢字、旧仮名遣い、表現方法など、現代人に原文の叙述は読みづらくなっています。

そこで今回本書を現代語訳するとともに、「安居院庄七の風景」というコラムを作り、その人物像を浮き上がらせました。

本書を作成するにあたってJAはだのの宮永均組合長の案内で「秦野の安居院庄七関連遺跡」の視察を行いました。

参加者は大日本報徳社鷲山社長、村松達雄(鈴木藤三郎顕彰会)、小宮進(二宮尊徳の会)、地福進一(同)の4人です。

5千円以上支援の方へのリターンとして、秦野視察の記念絵葉書(10枚1組)を作成し、お送りします。

秦野の安居院庄七関連遺跡をご案内いただいた宮永組合長にこの場を借りて、改めてお礼申し上げます。

現代語版において、これまでよく知られていなかった安居院庄七による秦野の横曽根村仕法について新たに説明を加えました。

安居院庄七が二宮尊徳を訪ね、秦野に帰ってきて自家再興に「元値商い」を実践した事実は知られていますが、

同時期に生家のある蓑毛村の近くの横曽根村から依頼を受けて報徳仕法を行ったという事実はほとんど知られていません。

現代語版ではその内容を新たに収録しました。

安居院庄七がなぜ遠州で報徳社を作ることに成功し、なぜ報徳の普及に成功したか?を考える上での重要な資料(ミッシングリンク(失われた鎖))であると考えます。

また資料編の農書「報徳作大益細伝記」、「万作徳用鏡」については、原文及び現代語訳を対比させることによって、

安居院庄七が「関西の進んだ農業技術を導入」したその内容とはなにかを、現代語で読むことができます。

また「農業余話」(小西篤好著)と「万作徳用鏡」(安居院庄七著)を対比させること(5000円以上の支援者に「対比表」をリターン)によって、浮き上がってくる安居院庄七の生の声が聞こえるように思います。


プロジェクト立ち上げの背景

「二宮尊徳の会」では、これまでCAMPFIREのクラウドファンディングにより「技師鳥居信平著述集」(令和3年4月発行)、「訳注静岡県報徳社事蹟ー報徳の師父第2集ー」(令和4年12月発行)の出版と大学・公共図書館への提供を行ってまいりました。


既に令和5年10月現在「技師鳥居信平著述集」は70の大学図書館、「訳注静岡県報徳社事蹟」は41の大学図書館で蔵書となっています。また静岡県内の多数の公共図書館で蔵書となっています。

「現代語訳 『報徳開拓者 安居院義道』ー報徳の師父第3集ー」も、発行後、「報徳の師父」シリーズを蔵書として頂いている大学図書館・公共図書館に提供いたします。


現在の準備状況

現在「現代語訳 『報徳開拓者 安居院義道』ー報徳の師父第3集ー」の校正作業がほぼ終了したところです。

クラウドファンディングによる呼びかけの一環として

12月10日大日本報徳社常会、12月17日第10回報徳講座(いずれも会場は大日本報徳社講堂)において安居院庄七についての講演を行う予定です。第10回報徳講座においては、JAはだの宮永組合長も講演される予定です。


リターンについて

1000円以上支援の方については、出版した本をお返しの品として郵送いたします。

5000円以上支援の方については、「出版記念絵葉書」(郵便はがき大10枚1組)と「農書(農業余話」と「万作徳用鏡」の対比表(A4版エクセル表5枚)を本と合わせて郵送します。

1万円以上支援の方については、発行支援者としてお名前(ご希望の方のみ、発行者欄に「支援者」として氏名又は団体名の文字のみ)を記し、

「出版記念絵葉書」と「農書(農業余話」と「万作徳用鏡」の対比表(A4版エクセル表5枚)を本と合わせて郵送します。

「発行記念絵葉書」は2023年9月27日秦野視察の内容を、10枚1組にした絵葉書集です。

下は絵葉書の例示です。

スケジュール(予定)

10月 原稿校正・クラウドファンディングの準備

11月 クラウドファンディング開始

令和6年1月6日(土)クラウドファンディング終了

1月  本と出版記念絵葉書(5千円以上支援)の印刷と発送

    印刷所 綜合印刷(鹿児島県鹿屋市上谷町4-6)


2月  大学図書館及び静岡県公共図書館等への提供

    発送  支援者及び大学図書館(静岡県内を除く)(担当:地福進一)

        静岡県内公共図書館・大学図書館(担当:村松達雄)


資金の使い道

集めた支援金の使用用途や内訳

印刷費:約30万円
出版記念絵葉書作成費:約4万円
郵送料:約5万円
諸経費:約8万円


最後に

NHK連続テレビ小説「らんまん」について脚本家・長田育恵さんは次のように語っています。

最終週は「継承」が大きなキーワードです。(略)植物が種を残し、また次の世代が花を咲かせていくように——。

万太郎の開花の時期は終わり、次の世代にどんな種を残していく

私たち「二宮尊徳の会」も先人の偉業を後の世代に継承していくために、これまで20冊以上の本を出版しては、大学図書館・公共図書館に寄贈してまいりました。令和3年からはクラウドファンディングにより、広く日本国中に支援を求めて、「技術者シリーズ」(技術者本人の著述集)や「報徳の師父シリーズ」(報徳を広めた指導者・伝道者)を出版し、大学・公共図書館に寄贈してまいりました。

今回の「現代語訳 報徳開拓者 安居院義道」は「報徳の師父シリーズ第3集」にあたります。

著者鷲山恭平氏の孫にあたる鷲山恭彦大日本報徳社社長が「現代語版の『安居院義道』に寄せて」をお寄せいただき、鷲山恭彦先生の格調高い文章を序文として収録しました。

また昭和28年12月刊行の原本には100か所近い誤植があり、昭和29年4月に鷲山恭平氏が正誤表を作成しています。現代語版にはその正誤表を反映させました。鷲山恭平氏の遺志を70年の歳月を経て実現させたともいえます。

さらに「安居院義道の風景」というコラム欄を作成し、「安居院はどう読むの?」など、関連情報や最新研究の一端をわかりやすく紹介しました。

鈴木藤三郎は「報徳の精神」において、「私たちは天地の恵みや先人の遺徳によって、今ここにこうしていられる。人は生まれながらにして既に大変な恩をこうむっている。既に受けている恩徳に報いることを生涯努めなければならない。これが報徳である。」と述べている。

先人が私たちに良いものを遺してくれたように、私たちもまた 後人に良いもの(Social Goods)を遺していきましょう。

次の世代に偉大な報徳の先人の記録を受け継いで、未来で大輪の花を咲かせるために、ご協力くださるようにお願いします。


連絡先 

責任編集者 地福進一(じふく・しんいち)

メールアドレス jinyidefu@gmail.com

フェイスブック https://www.facebook.com/groups/689699571683887

楽天ブログ   https://plaza.rakuten.co.jp/mw2022


<募集方式について>本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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